白毛門 ルートの崩落で敗退


- GPS
- 06:25
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 923m
- 下り
- 924m
コースタイム
天候 | うす曇り 時々晴れ間 時々雪も舞う |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
関西方面より8時間の運転で麓の道の駅(みなかみ水紀行館)に到着したのは深夜であった。短い時間であるがその日の登山に備えて仮眠する。この日は足ならし(のつもりであったが…)と翌日に予定している谷川岳西黒尾根の偵察を兼ねて白毛門で登山を実施した。
出だしから急登の連続で次第にペースが落ちてくる。対岸に見える西黒尾根は全体的に傾斜が強くて下部の樹林帯を除くと露出度が高い。つまり滑ると止まりそうにない。中間部のラクダのコル下は黒い地肌が見えているので雪が落ちてしまったのだろうか。頂上付近はガスがかかっているので見えない。いずれにしてもかなり手強い印象である。
さて白毛門であるが、1000mを越えるとようやく雪が繋がりだしたのでアイゼンを装着する。松ノ木沢ノ頭に向かって長い尾根を登っていると2人の先行者(同一パーティーではない)が降りてこられた。状態が悪いので引き返してこられたそうである。聞くところでは頂上手前で雪崩が起きており、デブリがあるそうである。悪い知らせであるが、とりあえず歩みを止めずに状況を見ながら判断することにする。
松ノ木沢ノ頭を越えて問題の場所にたどり着くと、斜面(地図ではジジ岩ババ岩の辺りか)の上部を残してブロック雪崩が起きている。またルート上にはデブリがある。正面突破は無理として左側の尾根を回りこめば活路を見いだせるかもしれない。けどそこに行くにはデブリを通過するか、その下の藪漕きをするかのどちらかになる。上部の雪がすぐに落ちてくるのかはわからないが仮に落ちてくるとしたらひとたまりもない。先行者に倣って今日はここまでとする。卓越した登山者なら危険地帯を一気に駆け抜けるのだろうが、私には(特に今日の)無理である。
下山時に谷川岳の一ノ倉沢を見通せるところがあったのでしばらく見入ってしまう。あれが衝立岩なのだろうか? 滝沢第三スラブはどれなのだろうか? 勝手に想像を膨らませてしまう。
下山後に翌日の登山口や駐車場の状況などを確かめるために谷川岳の麓に向かう。ロープウェイがメインテナンスのために4月8日から18日まで運休していることがわかった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人