日本百名山！巻機山~残雪期でリベンジ🔥~
群馬県
新潟県
Himitu Eightnote
体力度について
- GPS
- 07:01
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,441m
- 下り
- 1,441m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 7:01
| 天候 | 快晴・微風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
一部夏道が露出しており、アイゼンでの歩行は気をつける必要があります。またクラック多数であり、雪崩も見られたので気をつけてください。音がします。 |
| その他周辺情報 | 1時間くらい離れていますが、「宿場の湯」にて汗を流しました。600円でサウナあり！ |
写真
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最新のYAMAPのログなどから、除雪が進められている事がわかっていました。なんと、桜坂第四駐車場まで問題なく来ることができました。名前の通り、桜を拝むことができました。
脚が疲れてきたので休みながら登ります。今日は”登りでは”アイゼンが良く噛み、踏み抜くこともありませんでした。チェーンスパイクとブーツの人がいましたが、このあたりで撤退した模様です。その方が良いでしょう・・・
9合目ことニセ巻機山に到着しました！登山開始から3時間かかりました。ここには立派な標識がありますが、なぜ巻機山山頂にはないのか。
下山完了！下山は牛ヶ岳から1回程度の休憩で2時間30分ほどで完了しました。帰りはお話させていただいた方と二人で話しながら下山しました。ありがとうございました！！
装備
| 個人装備 |
アイゼン・ピッケル必須です
|
|---|
感想
流石にもう残雪期も終わり・・・、いやまだ行ける！！
ということで、3月に色々あって撤退した巻機山に再チャレンジにいくことに。
仕事を終わらせて車を走らせること3時間半、また魚沼市にやってきました。
1ヶ月前に来た際にはかなり雪がふわふわで、全くしまっておらずアイゼンでは登ることができませんでした。さらに、片方のアイゼンを雪の下にロストしてしまい、あえなく撤退・・・。
しかし数日前の至仏山にて固く締った雪面を思い出し、あれなら行けると思い急遽行くことを決意。
車中泊している際に、YAMAPとヤマレコのログを見ると、除雪が進んでいるっぽいことがわかりました。前回は下の道路から歩いたのですが、一旦行けるところまで行ってみようと車を進めたところ、なんと桜坂第四駐車場まで既に除雪が行われているではないですか！ただし行けるルートは限られており、「民宿上田食堂」さんのほうからとなることに注意してください。
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駐車場に6時前に到着し、荷造りをして出発したのが6時10分前となりました。
トイレは使用不可なのは残念・・・、これではまだ駐車場での車中泊は避けたほうが良いでしょう。
駐車場からすぐに雪面となり、そこでアイゼンを装着し、登山を開始しました。
今日の午前中の雪面はカチカチで、アイゼンが気持ちよく噛みました。アイゼンが力を発揮するのは5合目〜6合目の急登です。ここを通過するのは、できるだけ7時前あたりまでにしないとぐずぐずになってしまうと思われます。
そこを超えると、しばらくは安全かつ比較的ゆるやかな傾斜が続きます。
またニセ巻機山の直下あたりまでくるとかなりの斜度になり、歩行には注意が必要です。完全積雪期は巻くこともできたようですが、本日時点ではかなり大きなクラックができており、雪崩や雪庇にも注意する必要があります。
夏道と雪の急斜面を超えると、ニセ巻機山までのビクトリーロードです。
ニセ巻機山山頂あたりは少し雪が溶けており、休憩することができる状態となっていました。
そこから一度降り、避難小屋（があるはずの場所）がコルとなっており、そこをもう一度登り返すと割引山との分岐があり、そこからすぐに巻機山です。
巻機山山頂も雪が溶けており、休憩できるようになっていました。山頂標識はないんですかね？完全に積雪している場合には見えないことは知っていましたが、まさか解けていても何も見えないとは。
そこから15分程度で牛ヶ岳なので、せっかくなので寄り道し、360度の絶景を堪能しました。
牛ヶ岳山頂では私含め4人で雑談できて良かったです、ありがとうございました。
そこからは淡々と初めてお会いした方と雑談しながら下山し、13時ごろには下山することができました。
ちなみに、この前無くしたアイゼンは見つかりませんでした泣
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◯コース覚書
桜坂第四駐車場〜5合目：
とても急斜面です。脚が攣りそうになるし、休憩するような平坦な箇所もありません。ツリーホールがどうにか平坦なので、そこで小休憩しつつ登ります。
アイゼン必須です！！ピッケルもあったほうが良いです。
5合目〜6合目〜ニセ巻機山：
6合目付近を通過すると、樹林帯を抜け、かなりの絶景を拝めます。振り返っても絶景！正直ここまででも良いのではと思います。
6合目から登っていくと、「ここどう行くんだ？」という場所にぶつかります。厳冬期は不明ですが、残雪期は夏道が使えるので、うまく使って丁寧に登ってください。
滑落すると死ぬのでピッケルがあった方が良いと思います。
ニセ巻機山あたりは平坦なので、しっかり休憩しましょう。
ニセ巻機山〜巻機山〜牛ヶ岳：
一旦避難小屋があるところまで降り、登り返します。結構疲れますが、ゆっくり登れば問題ありません。牛ヶ岳あたりはクラックも多く、雪庇がどこまでかわからないので注意が必要かなと思いました。
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さて、まず気になるのは山の名前ですね。まきき・・・巻機山（まきはたやま）、漢字が気になります。深田氏は珍しく由来については言及していませんでした。
この「機」という時は昔から「機織り（はたおり）」にあるように、機を織るから来ているようです。女神が機を織っていたという伝説から来ているとか。
深田久弥氏も言及しているが、ここでぜひ取り上げたいのが「旧清水峠」です。
”旧”というのは、もちろん現在使用されていないためです。
以下の記事がとても面白いです。
参考：https://yamaiga.com/road/shimizu/main.html
清水峠は、このあたりの登山や工事の歴史を紐解くと必ず出会う峠です。
この峠は、越後と上州を結ぶ当時としては非常に貴重な街道として竣工されました。
ただ非常に残念ながら、竣工後数年で雪崩により崩落、現在はほぼ大部分が通行止めかつ廃道となっています。
現在その役割は国道17号線と関越トンネル（高速）がその役割を担っています。そのため、巻機山の登山口はかなりアクセスが悪くなってしまっています。
深田氏が巻機山に登ったのは1936年の4月8日、今回と同じ登山口（清水部落）から登ったようです（ルート：井戸尾根コース）。
そこで「『桧穴ノ段』『上桧穴ノ段と呼ぶ急斜面が辛かった」と述べており、調べてみるとなんと全く情報がない、あっても古いものばかり。照らし合わせるに、おそらく5合目の急斜面と、ニセ巻機山直下の急斜面であると思われます。
貴重な残雪期でリベンジ成功してよかった！
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