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Yamareco

記録ID: 8051831
全員に公開
沢登り
中国山地西部

西大峯山 大虫川支川 夏夜鳥谷 マイナス1

2025年04月24日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:23
距離
5.5km
登り
429m
下り
429m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:05
休憩
0:18
合計
4:23
距離 5.5km 登り 429m 下り 429m
10:27
22
ささだに橋
10:49
10:59
96
夏夜鳥集落跡
12:35
12:40
38
夏夜鳥谷二俣
13:18
5
尾根道
13:23
40
オオネントウ手前鞍部
14:03
14:06
18
シロヤマ谷7m滝
14:24
26
シロヤマ谷出合い
14:50
ささだに橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯来方面からは、県道294号線から虫道で県道293号線に入り、助藤を過ぎて、林道夏夜鳥線の入口(ささだにばし)の手前の路肩の広い場所に駐車。林道夏夜鳥線を歩いて、河内神社わきから入渓。上川上から先の県道294号線及び県道293号線はくねくねの離合もできない悪路である。なお、津田方面から助藤までの県道293号線も悪路である。
コース状況/
危険箇所等
オオネントウ手前の鞍部からシロヤマ谷に沿って夏夜鳥集落跡までは、踏み跡がある。ただし、下流部右岸は伐採作業中である。
夏夜鳥集落跡地には廃屋が一軒残る。左ピークに突き上げるのが夏夜鳥(ナツヤドリ)谷、オオネントウとの鞍部がシロヤマ谷だが、折悪しく、中間尾根の下部で大規模な伐採作業が進行中だった。
2025年04月24日 10:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/24 10:46
夏夜鳥集落跡地には廃屋が一軒残る。左ピークに突き上げるのが夏夜鳥(ナツヤドリ)谷、オオネントウとの鞍部がシロヤマ谷だが、折悪しく、中間尾根の下部で大規模な伐採作業が進行中だった。
夏夜鳥川を赤い橋で渡ると、河内神社がある。お供えもあり、手入れがされているようだ。この右わきから廃林道を伝って入渓する。
2025年04月24日 10:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
4/24 10:49
夏夜鳥川を赤い橋で渡ると、河内神社がある。お供えもあり、手入れがされているようだ。この右わきから廃林道を伝って入渓する。
夏夜鳥谷は水量少なく、入渓してからずっと、蔓藪が続き、谷の中を歩くことは困難で、並走する林道跡に逃げながらの遡行が続いた。精魂果てた頃、やっと藪が少なくなったのは、2/3を過ぎてからだったが、ガレてもう源頭の雰囲気だ。
2025年04月24日 12:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 12:08
夏夜鳥谷は水量少なく、入渓してからずっと、蔓藪が続き、谷の中を歩くことは困難で、並走する林道跡に逃げながらの遡行が続いた。精魂果てた頃、やっと藪が少なくなったのは、2/3を過ぎてからだったが、ガレてもう源頭の雰囲気だ。
標高も上がって、谷はV字状になってきたが、残念ながら滝はなく、ガレたゴーロだ。
2025年04月24日 12:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 12:16
標高も上がって、谷はV字状になってきたが、残念ながら滝はなく、ガレたゴーロだ。
振り返れば、谷の向こうは板敷山方面か。
2025年04月24日 12:22撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 12:22
振り返れば、谷の向こうは板敷山方面か。
8mほどの荒れた斜滝の奥に4mの滝が見える。
2025年04月24日 12:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 12:29
8mほどの荒れた斜滝の奥に4mの滝が見える。
やっと滝らしい4m滝は水流左を登れた。
2025年04月24日 12:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 12:31
やっと滝らしい4m滝は水流左を登れた。
二俣は右に入った。
2025年04月24日 12:35撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 12:35
二俣は右に入った。
右俣の4m滝は、右岸から巻いた。その後はガレたルンゼとなり、傾斜が急になったので、
2025年04月24日 12:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 12:37
右俣の4m滝は、右岸から巻いた。その後はガレたルンゼとなり、傾斜が急になったので、
適当な所から中間の岩交じりの尾根を登って詰めた。
2025年04月24日 13:02撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/24 13:02
適当な所から中間の岩交じりの尾根を登って詰めた。
急な源頭を見下ろすが、地形図に記された露岩記号に相当するような岩場はなかった。
2025年04月24日 13:11撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/24 13:11
急な源頭を見下ろすが、地形図に記された露岩記号に相当するような岩場はなかった。
灌木まじりの明るい斜面を登ると、桜の咲き残った西大峯からの尾根道に出た。
2025年04月24日 13:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/24 13:18
灌木まじりの明るい斜面を登ると、桜の咲き残った西大峯からの尾根道に出た。
オオネントウを越えた鞍部からシロヤマ谷をくだった。植林地の中に続く谷沿いの踏み跡を辿れたので、幸いにも藪漕ぎは避けられた。
2025年04月24日 13:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 13:39
オオネントウを越えた鞍部からシロヤマ谷をくだった。植林地の中に続く谷沿いの踏み跡を辿れたので、幸いにも藪漕ぎは避けられた。
丸木橋の傍に咲いていたのは、ミツマタの萼筒らしい。
2025年04月24日 13:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 13:51
丸木橋の傍に咲いていたのは、ミツマタの萼筒らしい。
伐採作業中の右岸に出た。
2025年04月24日 14:00撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/24 14:00
伐採作業中の右岸に出た。
見栄えのする7m滝は左岸から巻き降りたが、右岸は伐採で丸裸になってしまっていた。左岸の踏み跡を辿って、最後は竹林を抜けると、夏夜鳥集落の廃屋の奥に出た。
2025年04月24日 14:05撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 14:05
見栄えのする7m滝は左岸から巻き降りたが、右岸は伐採で丸裸になってしまっていた。左岸の踏み跡を辿って、最後は竹林を抜けると、夏夜鳥集落の廃屋の奥に出た。
林道下の夏夜鳥川のナメと渕が美しい。
2025年04月24日 14:28撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 14:28
林道下の夏夜鳥川のナメと渕が美しい。
杉が植林された棚田跡の石垣が川の両側に残る。
2025年04月24日 14:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/24 14:33
杉が植林された棚田跡の石垣が川の両側に残る。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ 防虫スプレー 防虫ネット

感想

西大峯山からオオネントウに縦走すると、西側に急峻な谷が見える。地形図では源頭に露岩記号も多く見られ、興味深い。桑原良敏の「西中国山地」の大峯山の説明では、ナツヤドリ谷とある。インターネットで調べると、夏夜鳥の集落は、助藤のさらに奥にあって、芸藩通志の虫所山村*にも記載があり、河内神社も載っている。現在は、集落跡地には廃屋が一軒と、河内神社が残っているようで、廃村になったのは、そう遠い過去でもないようだ。夏夜鳥の名前もゆかしい山奥の秘境も興味深いし、この谷をつめて、源頭の露岩を探索し、オオネントウの手前の鞍部からシロヤマ谷(「西中国山地」)を下ってみようと思った。助藤までの県道は酷かった。夏夜鳥川にそった林道を歩いていくと、夏夜鳥集落跡地の上部では折悪しく伐採作業が行われていた。川にかかる赤い橋を渡った先に河内社があり、そのわきから入渓しようとしたが、蔓藪が酷く、並走する廃林道に逃げながらの遡行となった。蔓藪の地獄は、結局、流程の2/3ほどまで続き、藪から解放されたのは、精魂尽き果てた頃だった。ここまで、大きな滝もなく、谷は、もう源頭の雰囲気であった。上部は、V字谷となったが、期待した露岩記号に相当する岩崖も、大滝もなく、ガレの間に申し訳程度の小滝があっただけだった。蔓藪こぎが、この谷の核心で、遡行価値はゼロどころではなく、マイナス1と言いたいほどだ。下降したシロヤマ谷も、植林地の中の平凡な流れで、一カ所、丸裸になった伐採地の脇に7mほどの見栄えのする滝があっただけだった。川沿いの棚田跡には、カヤが茂り、山地から人が去って、山や谷が荒れていく現実を見た山行だった。
*https://livedoor.blogimg.jp/tombosou/imgs/6/8/68938e1d.jpg

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