鉢山


- GPS
- 03:39
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 377m
- 下り
- 382m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
硯川駐車場6:00〜草津峠7:27/7:40〜鉢山8:05/8:20〜鉢山滑降開始9:17〜硯川駐車場10:03
山中の池というのは何となく神秘的で心を誘う。一昨年の秋に志賀山から鉢山を歩いた時、鉢山山頂の火口湖らしき池の畔に下りてみたいと思ったが踏み跡がなかった。残雪期なら(池というより雪原だろうが)可能だろうと今回の計画になった。
硯川駐車場を早朝に出発。これはゲレンデを登ると何か言われそうと思ったからで、営業中なら陽坂の駐車場に車を停めてゲレンデを滑降し途中から登山道に入る方法が考えられる。車に戻るにはリフトを1本乗ることになる。ゲレンデから登山道への入口は目印もなく分かりにくいのでヤマレコのナビに頼った。林道らしい切り開きを少し行くと樹が点在する大雪原が開ける。直進して斜面に突き当たったら右に曲がっていく感じだが、ナビがないと難しいだろう。樹林に入れば道は明瞭だが、傾斜は緩く、帰りが滑れるか心配だ。頭上の雲の流れは速いものの、陽が差してきて周囲の針葉樹の濃緑と岳樺の白い幹のコントラストが美しい。曲がり角をショートカットしながらダラダラ登っていくと、広い源頭状の地形になるので、左寄りに進む。道標やテープは全く目に入らないので、ここもナビを頼ってしまう。
草津峠はだだっ広い疎林の平地で、ここから鉢山の斜面に取り付く。夏道は全く分からないが、針葉樹林の樹間は広く、どこでも登れる。後方の横手山の雲が取れて大きく見える。ほどなく火口の縁に登り着くが、どこが頂上か判然としない。頂上にあったベンチはともかく看板は雪の上に出ていないかと探すが見当たらなかった。東側は晴れていて、赤石山から遠く岩菅山の特徴ある山容が望まれ、若い時に行きそびれてしまったことを切なく感じる。さらに佐武流山辺りの鋭鋒が覗き、その右方には赤城山が青いシルエットになっている。
いよいよ鉢池に向かう。ここも樹間は広く、雪はもう固まっていて潜らないので快適に林間滑降を楽しめる。すぐに白い雪面が見えてきて、池の畔に出た。雪原は直径50メートルくらいで針葉樹林に囲まれている。来る人も少ない?と思うので、コーヒーを淹れてこの空間を味わう。
登り返しも傾斜は強くないので苦労はなかった。再び火口の縁に立ち、シールをはずして滑降だ。雪はベースはグサグサだが、前夜に降った新雪が薄く雪面を覆っているので良く滑る。下に向かって開けたスロープをつなげて気持ち良く滑り、ものの5分ほどで峠に着いてしまった。帰りの道は傾斜は緩いものの、ここも新雪のおかげで歩くこともなく順調に下りることができた。いつの間にか再び頭上は灰色の雲に覆われ周囲の光景も陰気になってしまったが、最後の大雪原から鉢山の丸い頭を振り返り、ゲレンデに滑り込んで終了した。小粒だが楽しい山行だった。
(追記)
後から調べたら(笑)、色々なルートで登られていました。ゲレンデを通らずに行くこともできます。このルートは夏道沿いなので最も初歩的と思います。
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