ホワイトアウトの岩木山に登ってみた。【Amazfit T-Rex 3のおかげで登れた】

2025年03月08日(土) [日帰り]

• GPS: 05:34
• 距離: 10.6km
• 登り: 1,213m
• 下り: 1,215m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:55
• 休憩: 0:38
• 合計: 5:33

距離 10.6km 登り 1,213m 下り 1,215m

9:45 岳温泉BS
9:49 嶽温泉神社
10:02 羽黒温泉分岐
10:19 湯の沢分岐
10:46 巨木の森分岐
11:49 11:50 岩木山八合目駐車場
12:32 12:36 鳥海山
12:40 12:48 岩木山九合目分岐
12:56 13:02 鳳鳴ヒュッテ
13:10 13:11 長平登山道分岐
13:19 13:23 岩木山
13:28 13:35 長平登山道分岐
13:40 13:41 鳳鳴ヒュッテ
13:48 13:53 岩木山九合目分岐
14:09 14:10 岩木山八合目駐車場
14:45 巨木の森分岐
14:58 湯の沢分岐
15:08 羽黒温泉分岐
15:14 嶽温泉神社
15:18 ゴール地点

天候

曇り　8合目以上はホワイトアウト

アクセス

利用交通機関：

自家用車

岳温泉バス停横の駐車スペースに駐車させてもらいましたが、駐車スペースは3台分くらいしかなく、本日3台目の駐車。

コース状況／危険箇所等

●嶽温泉登山口～巨木の森分岐　林間のルートで新たな積雪が5センチ程度あり。先行者がいたのでトレースを使わせてもらった。スノーシューなら林間の開けたところならどこでも歩けそう。
●巨木の森分岐～岩木山頂駅（8合目）　開けた広葉樹林の間を直登するルート。冬季ならどこでも歩けそうですが、傾斜が急になってきているので谷側でなく尾根付近の先行者のトレースに沿って歩いた。
●岩木山頂駅（8合目）～鳥ノ海山頂駅（9合目）　風は比較的弱かったが（10m/S以下と思われる）視界が悪いので登山リフトのケーブルを頼りにして直登した。
●鳥ノ海山頂駅（9合目）～山頂　ホワイトアウトしていたので鳥ノ海噴火口駅や鳳鳴ヒュッテの建物は近づかないと全く見えない。
Amazfit T-Rex 3のルート頻繁に確認しながらと先行者のトレースが残っているところはそれらを頼りに慎重に登ったが、それでもかなり迷いまくっている。
空と雪面の区別がつかない場所で踏み外したりしてかなり緊張した歩きが強いられる。
気温は登山口で3度、山頂付近でマイナス10度

その他周辺情報

嶽温泉　西澤旅館の日帰り入浴（大人500円）を利用。
施設は充実しているとは言えないが、泉質は抜群。
数百件の温泉に入湯しているが最上位だと思う。

写真

弘前城公園から見た岩木山
山頂付近が雲に覆われているけど大丈夫かな？

3/8 9:45

またまた、やって来ました嶽温泉登山口

3/8 9:45

積雪は前回来たときより少し減ったかな？

3/8 9:49

前回は気がつかなかった稲荷神社
明るい時間に登ると分かり易いし安心。

3/8 10:11

前回より春めく雪面
雪が重いのよね。

3/8 10:25

前日雪が降ったのを確認してきたので、木にも積雪あり。

3/8 10:39

高度を上げると景色は春から冬へ
でも暖かいので、フリースだけで登山中。

3/8 10:39

先行者が降りてきた。
話を聞けば体調不良で下山中とのこと。
他に2名が登っているということもお聞きした。

3/8 10:49

ピンボケですが、新兵器のAmazfit T-Rex 3
結果的にはこれが無かったら登頂できなかったと思う。

3/8 10:50

トレースはこのまま直登せず右へ。
前回はこのまままっすぐ進んだが、負担軽減のためトレースどおりに右へ。
Amazfit T-Rex 3のルート逸脱の警告とヤマレコアプリの警告がほぼ同時に鳴った。
いちいちスマホを触らなくてルート確認ができるので、冬季登山には手を冷やさなくて済むのでとても便利。

3/8 10:51

晴れて欲しいけど、ずっとこんな天気。
あと、スノーモービルと思われるエンジン音がずっと響いていた。
かなりの台数の音なのでどこかにコースでもあるのかな？

3/8 10:52

ルートを外れるとスノーシューでこの沈み。
前日に5cm程度の新たな積雪があったようです。

3/8 11:16

樹氷

3/8 11:27

冬の景色。

3/8 11:40

8合目手前で先行者発見。

3/8 11:45

少しずつ近づく。

3/8 11:49

登山リフト支柱で先行者に追い付き、言葉を交わす。
話によるともう一人登山者が居るようだが、どこ歩いているかは分からないようだった。
トレースのお礼を言って先行させてもらう。

3/8 11:52

風は吹き始めたがそれほど強くない（5m/s程度と思われる）ので、装備はそのままでリフトのケーブルを頼りに直登。

3/8 12:01

だんだん視界が悪くなる。

3/8 12:01

とりあえずスノーシューとストックで登ってます。
ほかのレコ見ると9合目の鳳鳴ヒュッテでアイゼンに換装しているケースが多いのでそのまま進む。

3/8 12:01

リフトのケーブルだけが頼り。

3/8 12:27

蟹のむき身みたいなリフトの支柱。

3/8 12:27

岩肌にはエビの尻尾。

3/8 12:30

これが山頂駅かな？
さすがに気温低下と風速が増したのでハードシェルとゴーグルとテムレスの重ね着で装備を整える。
雪面は氷化はそれほどでもなくストックで十分貫通でき、滑落静止できるのでアイゼンとピッケルには換装しないこととした。

3/8 12:33

ここから上はリフトが無いので、Amazfit T-Rex 3のコースと先行者のトレースを頼りの登山。

3/8 12:55

これが鳳鳴ヒュッテだったかな？

3/8 13:04

最初は鳥海山方面に登ってしまったが、Amazfit T-Rex 3でルートを確認しながら何とか巖鬼山（岩木山）方面へ。

3/8 13:19

山頂らしき場所で捜索すると岩木山神社らしき屋根を見つけた。

3/8 13:20

山頂からの眺め・・・

3/8 13:20

山頂の気温はマイナス10度、風速も10m/s以下で比較的穏やかですが、ナニモミエナイ

3/8 13:20

リングワンダリング中・・・

3/8 13:20

山頂標識か？

3/8 13:40

下山中に鳳鳴ヒュッテの屋根がかろうじて見えた。
とにかく迷わないように慎重に下山する。

3/8 13:57

山頂から少し下がったところで自撮り。
そして自分のトレースが消えないうちに下山します。

3/8 14:10

登山リフトまで下山して一安心。
このケーブルを伝って歩けば8合目までは帰れる・・・

3/8 14:10

と言ってもこんな視界に嫌でも気が引き締まる。
急いで下ってしまうと遭難事案なので慎重に。

3/8 14:14

やっと下界の景色が見えて安堵。

3/8 14:16

出で来ない太陽が恨めしい。

3/8 14:21

緊張で山中で何も補給していなかったので、ここでシャリシャリに凍ったモンスターエナジーと、

3/8 14:22

くるみやまびこで補給。
やっと緊張から解放された瞬間。

3/8 14:30

あとは冬のような景色を楽しみながら、

3/8 15:15

無事に下山！

3/8 15:17

西澤旅館で温泉入浴して、長野へとんぼ返りします。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

まみち

2/19にキュンパス使って登りに行った岩木山
ホワイトアウトと爆風で山頂まで行くことができなかった。
下山後に嶽温泉で癒されて帰ってきたが、やはり登れなかったことに悔しい思いがあり、すぐに再訪することとした。
晴天の岩木山に登りたかったが休日との兼ね合いで前回よりは期待が持てそうな予報の土曜日にやってきたが、やはり岩木山の天候は甘くは無かった。
長野から夜通し走って登山口に着いたのは午前9時過ぎ・・・
やはり長野から青森は遠い。
それでも息子に運転をしてもらったおかげで、助手席でゆっくりと休ませたもらったのですぐに登山準備をして登山開始。
雪の重さに春を感じながら、先行者のトレースをありがたく使わせてもらうことで、前回の夜間ハイクより体力温存。
しばらくすると1名の登山者が降りてきた。
「山頂へ行きましたか？」とお聞きすると「体調不良で下山する」とのこと。
トレースのお礼とお気をつけてとだけ言葉を交わして、お別れ。
しばらく歩き続けて順調に8合目へ。
8合目の登山リフトで先行者1名に追い付き、言葉を交わす。
他に1名の登山者がいるようですが、彼も確認できていないようだった。
トレースのお礼と挨拶だけして、先を行かせてもらう。
登山口は春の陽気だったので、ハードシェルとテムレスは早々に外してここまでやって来たのだが、8合目過ぎて視界は悪化するも、風は弱いのでそのまま進む。
登山リフトのケーブルを頼りにして鳥ノ海噴火口駅までは何とか登れましたが、この先はホワイトアウトで全くルートが確認できず、遭難するのではないかという思いが頭をよぎる。
Amazfit T-Rex 3のルートを参考にして登るが、最初は鳥海山へ登ってしまい、慎重にトラバースしながら巖木山（岩木山）方面にコースを修正する。
でも、ホワイトアウトで足元も雪なのか空なのか分からず、転倒すること数回。
幸い滑落することは無かったが、さらに慎重に歩いていくとわかんの足跡を発見。
吹き消されてしまっているところもあるが、ルートと一緒に活用しながら歩き続けると、やっと山頂らしき平坦地へ。
いくつか開いている穴をのぞき込むと山頂標と神社の屋根らしいので無事に山頂に到着できたようだ。
周囲はホワイトアウトでナニモミエナイので、自撮りだけして自分のトレースが消えないうちにすぐに下山。
8合目から下になるとやっと視界が確保されたので本日初補給。
スノーモービルのエンジン音が少しうるさいが、無事に戻れたことに安堵。
補給後は足早に登山口へ下山して、西澤旅館で入湯してから長野へ。
長野から岩木山日帰りは辛かったですが、無事に登れてよかった。
そしていい経験になりました。