焼肉竹の親父の山歩記 雲母峰Ⅱ峰・雲母峰・雲母西峰(三重県) 雪降る山で見た一瞬の風景


- GPS
- 04:14
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 665m
- 下り
- 671m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
スタート地点の駐車場脇の林道に入る。
アスファルトの道を私の足で12分ほど歩くと登山口に着く。
そこからは本格的な山道になる。
単調で小刻みな葛折りの暗い道を2.、30分ほど行くと、いきなり視界が開け、雰囲気が一変し、明るく広めの道になる。
夕刻に雪が降ることは予報で確かめてはいたが、稜線に出るといきなり横殴りの霰、そして雪に変わる。
風の冷たさはヘビー級。
とは言え、前回の高見山よりはまだマシか。
まばらな雪模様、残雪だったトレイルがみるみるうちに白く塗りつぶされてゆく。
引き返そうかと一瞬、撤退の2文字が脳裏を過ったが、地図を見ると雲母峰Ⅱ峰はもうすぐそこであることを確認し、勇気のない前進を選択する。
それにそこには、風雪避けの簡易な小屋があることを下調べをして知っていたので、取り敢えず、暖は取れなくとも傘の代わりにはなるだろうと立ち寄るために、最後の急坂を登り切った。
しかし、まだ先に今回計画してた雲母峰と雲母西峰が残されていたので、この時間、この天候、誰も来ないだろうと思い、小休止の後、重いザックを小屋の中にデポし、先を急いだ。
そこからは結構な残雪。
所々、部分的にアイスバーンになっていたが、準備はしていたチェーンスパは装着せずに壺足のまま突入。
結構な坂もあったのに、慎重に歩いたとは言え、今考えるとこの日、駐車場も山道も、見える宇宙に自分しか存在しない中、さらにソロであるのに、危機意識の無さを痛感、反省する。
面倒くさがっていてはもしかの事故の場合、後悔しても後悔し切れない。
とはいえ、雲母西峰手前の絶景は、個人的には雲母峰Ⅱ峰より感動的だった。
それまで真っ白で何も見えなかったのに、ほんの束の間、景観が開けたことも要因する。
しかも、その間に短い動画を撮り終えて、再び歩き始めた途端に再び景色が白く閉ざされたことも、何やら神がかりに思え印象深かった。
鈴鹿らしい痩せ尾根、鎌ヶ岳や御在所岳の見晴らしも素晴らしく、整備された登山道も有り難く、今度は天気の良い春にでも、また登りたい山の一つになった。
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