民俗学の柳田国男 ゆかりの地を訪ねて（茨城県利根町）

2025年01月11日(土) [日帰り]

• GPS: 03:37
• 距離: 11.0km
• 登り: 19m
• 下り: 8m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:32
• 休憩: 1:52
• 合計: 4:24

距離 11.0km 登り 19m 下り 8m

9:59 利根親水公園 駐車場
10:15 10:46 利根町歴史民俗資料館
11:03 11:10 名称不詳の神社
11:24 12:01 お昼
12:25 12:37 柳田国男記念公苑
12:43 12:49 布川神社
12:57 12:59 来見寺
13:09 13:26 徳満寺
13:40 ベルネスポーツ大学
14:23 利根親水公園 駐車場

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

平坦な舗装道

その他周辺情報

蛟蝄（こうもう）神社

ファイル

柳田國男記念公苑_利根町ホームページより.pdf

（更新時刻：2025/01/13 09:07）

写真

1/11 10:06

利根町の利根親水公園（新利根川沿い）。周りには雄大な水田が広がり、雪を被った富士山が見えます。

1/11 14:25

『利根蓮』と呼ばれる清楚な古代蓮。地元民が地中深くで見つけた種から育てたとの事です。

1/11 9:59

古代蓮の池、隣には睡蓮の池も、見頃は7月。池の水の透明度は高く表面には薄っすらと氷が張ってます。

1/11 10:02

板張りの歩道を巡らせてあります。

1/11 10:03

蓮の身が抜けた殻（花托）。

1/11 10:04

梅雨入り前に花開く花菖蒲もあります。

1/11 10:06

無料駐車場は20〜30台、トイレも有り。

1/11 10:08

遥か遠方に富士山。

1/11 10:15

地味な利根町歴史民俗資料館。

1/11 10:16

展示物は、周辺の貝塚分布図、出土した土偶、利根川の古代水系図、河童伝説、昔の土木工事の様子等。柳田國男が深く感銘し、民俗学を志すきっかけになったと言われる、赤松宗旦が著した『利根川図志』なども展示。写真撮影は私的目的はOK、公開には許可が必要です。

1/11 10:49

この辺りはだだっ広く、真っ直ぐな道が続きます。縮尺1/25,000の地図では直ぐそこが、歩けば遠く感じます。

1/11 10:50

利根川の氾濫時は想定浸水深さ3mの表示。3mは電柱の赤テープ迄。

1/11 10:54

平日一日3本の町内循環バスは大切な交通手段。1時間で元の場所に戻れます。この間のバス停は約60カ所なので、かなり頻繁に停車となりそうです。

1/11 11:00

こんな風景が続きます。春や秋は気持ち良さそう。今日は北風の吹きっ晒しでさすが冷えて来ます。

1/11 11:01

国土地理院の地図には送電線や電波塔等の表示が有るので、良い目印になります。

1/11 11:04

地図に表記無し、名前不詳の神社。

1/11 11:02

陽だまりの石仏。

1/11 11:09

利根町国保診療所という名の病院。

1/11 12:16

柳田國男記念公苑の案内板。

1/11 12:19

柳田國男記念公苑の由来。

1/11 12:21

少年時代の3年間を過ごした公苑は旧小川家の邸宅。敷地内には広い屋敷のほか、今は資料館の土蔵、氏神様があります。

1/11 12:23

陽当たりの良い廊下に沿って座敷が並びます。この屋敷で『利根川図志』等の本を乱読した事が、民俗学を研究する礎になったそうです。

1/11 12:22

玄関の奥に広く綺麗な幾つもの座敷があります。隣の管理棟で申込めば見学無料。

1/11 12:25

邸内のお庭は清掃が行き届いています。

1/11 12:27

邸内の氏神様。扉は観音開きではなく嵌め込み式。少年柳田國男は好奇心からこの扉を開けご神体を見たそうです。

1/11 12:27

柳田國男の神秘体験の説明。ご神体の玉を見てひどく感動したとあり、実物は利根歴史民俗資料館に展示。手の平に乗る程の玉は、私には大理石に見えます。当時は珍しかったのでしようか。

1/11 12:28

土蔵の資料館。

1/11 12:28

ずっしりと重い引き戸を開けて中へ。腕力の弱い人では開かない？間取りは10畳位。人は不在で見学は無料です。

1/11 12:44

布川神社。
階段は77段で手摺は無し。下りは脚を踏み誤れば下まで真っ逆さまなので、ちょうと緊張します。

1/11 12:46

布川神社の境内。3年に一度の『布川神社臨時大祭』ではこの境内を神輿が練り歩くとの事。この地で3年間を過ごした柳田國男がこの祭り見たかは不明。

1/11 12:46

祭りでは大勢の若衆がこの77段の急階段を7回、駆け足で登り下りし、大きな重い神輿を担いで下るそうです。階段に手摺が無い理由が分かりました。

1/11 12:54

曹洞宗の来見寺。

1/11 12:55

来見寺の赤門。

1/11 12:55

来見寺は徳川家康ゆかりの寺院のため、門を赤く塗ること、特別に許されたとの説明書き。

1/11 12:56

門前に結界石。不浄な物や人はお断りの案内の様です。

1/11 13:03

真言宗の名刹 徳満寺。

1/11 13:04

階段には幾つかの石仏。

1/11 13:04

陽だまりの石仏。

1/11 13:05

3匹のお猿さん。
日光東照宮の三猿は、右から見ざる、言わざる、聞かざる。
こちらは聞く→見る→言うの順。順番に決まりは無い様です。

1/11 13:09

立派な山門。

1/11 13:09

境内には『子育地蔵』として親しまれた地蔵菩薩が安置されていた一方、赤子を間引く姿を描いた『間引き絵馬』があり、それを見た柳田國男は子供心に寒い想いをし、この経験が民俗学を志す一つの動機になった様です。

1/11 13:13

七福神のひとつ毘沙門天。

1/11 13:12

恵比寿天。

1/11 13:12

大黒天。

1/11 13:12

布袋尊。

1/11 13:12

寿老人。

1/11 13:12

福禄寿。

1/11 13:13

弁財天。

1/11 13:15

子育て地蔵の地蔵菩薩立像 説明文。

1/11 13:24

一茶は徳満寺のある布川を49回も訪ねています。

1/11 13:18

石柱の摩尼車（まにぐるま）。上の車輪を手で一回廻すと般若心経を一回唱えたことになります。

1/11 13:17

車輪に般若心経が刻まれています。

1/11 13:16

この車輪の図柄は曼荼羅図の一部？

1/11 13:19

お寺の裏にトイレ。

1/11 13:34

オリンピック出場選手の旗を掲げたスポーツ大学。

1/11 13:53

この送電線に沿った真っ直ぐな道を、ひたすら東へ進むと元の利根親水公園へ。

1/11 14:21

親水公園へと続く用水路。

撮影機器：

SHG06 SHARP

感想

クヌルプ

日本民俗学の創始者 柳田國男が幼少期を過ごした茨城県利根町を訪ね、ゆかりの住居、寺院仏閣、歴史民俗資料館を見学しました。
この地で過ごした3年間に見聞きした事や、屋敷所蔵の蔵書の乱読が後に民俗学を志す原点になったと言われています。