塔ノ岳大倉ピストン&体力測定


- GPS
- 04:17
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,289m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:12
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
年末の平日、1日ぽこっと休みを取れたので、大掃除をしようかと思っていたものの、山にも行きたい気持ちが抑えきれず、朝思い立ち、塔ノ岳を目指して早朝の電車に乗った。
年末平日の小田急線は空いていて、渋沢駅に着いてバス乗り場に行くと、いつもは長蛇の列の大倉行きのバスも、この日は登山客は20人弱ほどしか並んでいなかった。
バスに揺られ15分ほど大倉ビジターセンターに到着。支度をして早速歩き始める。この日は、ソロ登山、そして平日で人も少ないであろうと、今年一年山歩きをした自分の体力測定として、大倉から塔ノ岳までの往復をどれくらいの時間で行って来られるのかの挑戦をしてみようと思った。
12月末の塔ノ岳までの道は、紅葉も終わっていて華やかさはないものの、冬のきりっとした空気を吸って冷たい空気の中を歩くのは気持ちよかった。
途中挨拶した方に「お!カメラ、僕も昔は持って登ってたよ、重いよねー頑張って!」と声をかけられ、少し会話をしつつ、先を急いだ。
大倉からの登りは通称「バカ尾根」と呼ばれていて標高差1200mの登りをひたすら登る。木の階段が延々続いたり、岩がゴロゴロしていたりとなかなかしんどい。でも階段ばかりではなく、上のほうまでいくと歩きやすい木道があったり、ちょっとした岩場や痩せ尾根などもあっり、途中晴れていれば美しい富士山が見える。
山頂へ近づくにつれ、振り返ると、相模湾を見下ろす絶景が見られるようになり、ここのあたりが1番好きかもしれない。ここまで頑張って登って来て来て良かったなあ、という気持ちになれる。
最後の分岐「金冷シ」まで来ると、山頂までは後少し。15分ほど最後の登りを行くと、山頂に着いた。10時07分。7時37分スタートだったので、ちょうど2時間半で登って来れたのは、今までで最速だった。山頂は平日とはいえ賑わっていたが、この日はさっと行動食を食べてすぐ下山することにした。
下山はまた登りとは違った景色が見られ、急ぎながらも足を止めて写真を撮りつつ進む。相模湾を見下したり、左にはヤビツ峠から続く表尾根を、右には頭を雲に隠した富士山を眺めたり。
大きな石がゴロゴロしているガレ場やつまづき易い階段に気をつけながら、少し走るようにして帰りを急ぐ。この日は登山靴ではなく、ローカットのトレラン用のシューズを履いて来たので(トレランはしないけれど)足取り軽く、登山口まで戻って来て登山アプリを停めると、かかった時間は4時間17分。時計を見るとまだ12時前だった。前回は6時間くらいはかかっていた気がするのでだいぶ縮めることができて、我ながらちょっと驚いた。1年間、色々な山を歩いたことは確実に自分の力になったのだと、嬉しかった。流石に足には疲労が少しあったけれど、心地よい疲れ。
バス待ちの間にソフトクリームを食べる。冷たく甘いソフトクリームが疲れた体に染み込んで、ソフトクリームがこんなに美味しいと思ったのは久しぶりだった。
塔ノ岳を始めて登ったのは確か30歳ごろ。まだ低山しか登ったことがないのに、ヤビツ峠から往復してとても大変で、もう2度と登りたくないと思ったのをよく覚えている。あれから約20年で塔ノ岳が大好きになっているなんて、あの頃は想像もしなかった。
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