下ノ廊下 水平歩道


- GPS
- 47:45
- 距離
- 61.8km
- 登り
- 9,800m
- 下り
- 9,598m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 8:39
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:15
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:43
天候 | 穂高辺りは初冠雪したらしいですが、4日間とも青空快晴で暑いくらいでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
●天気
穂高岳辺りは初冠雪したらしいですが、4日間とも青空快晴で暑いくらいでした。
●紅葉
まだ早かった。。
●ルート
能登半島地震による崩落の影響で、トロッコ列車の猫又~欅平間が走っていないため、当初は欅平から唐松岳に登り、八方へ降りる計画でしたが、祖母谷温泉小屋(今年は非営業)の前でスズメ蜂に刺されたため、ピストンに変更しました。
●距離と累積標高
黒部ダムから欅平まで26kmとあるので、欅平から祖母谷温泉小屋の往復が約3~4kmとすれば、距離はだいたい合っていそうだが、累積標高がとんでもない値になっている。渓谷が深くて山に遮られ、GPSが入りにくいせいなのか、この頃活発化していた太陽フレアの影響のせいなのかはわからないが、累積標高差は往復で5000mから多くても6000mくらいではないかと思われます。歩くペースも、それほど早くは歩いてないので、1.0以上ではないかと思います。
●宿
・1日目
混み具合が不明だったのと(例年激混み)、当日朝扇沢発の電気バスでの出発だったため(阿曽原温泉小屋のテン場に早く着きたい場合は、ロッジくろよんに前泊している方が多い)、阿曽原温泉小屋泊を予約した。この日は平日と言うのもあったが、やはりトロッコ列車が動いていないせいか、例年よりもかなり空いていて、小屋泊もテン泊もガラガラだった。激混みのぎゅうぎゅうよりは、今年来ることができてよかったかなと思う。小屋番さんは話好きで気さくな良い人で、警備隊の方も常駐していた。露天風呂は気持ちよくて最高でした。
・2日目
餓鬼山避難小屋でテント泊の予定(10/11に小屋閉鎖は確認済み)でしたが、欅平に着くのが遅くなり、祖母谷温泉小屋(今年は非営業)の前でテン泊することにしました。ところがそこでスズメ蜂に刺される(2人とも2か所ずつ)と言うアクシデントが発生したため、欅平に戻りそこで一夜を明かしました。この時点で2人とも未知のルートである唐松岳への縦走を諦め、扇沢に戻ることにしました。祖母谷温泉小屋から唐松岳への道は、今年は人通りも少なく、藪漕ぎ箇所もあるそうで、熊には警戒していましたが、まさか蜂が来ようとは。。
・3日目
阿曽原温泉小屋まで戻ってテント泊。温泉にまた入ることができたのは良かったです。
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7-8年くらい前から、行ってみたいと思っていた下ノ廊下。2019年に行ったTさんから、転落死亡事故に居合わせたという話を聞いていたため、一人で行くのはどうにも心細く、同じ会の人で付き合ってくれそうな人は、ほぼ皆さんすでに行っていたため、他会のNさんに同行をお願いした。
ごうごうと音を立てて、豊富で清らかな水が流れて行く迫力の黒部川、深く深く抉られ続けるV字谷の高度感ある見事な美しい景観。その大自然に圧倒されるとともに、人間の力と開拓の歴史に想いを馳せざるを得なくなる、印象深い山行となりました。
登山道は、時折狭かったり、際どかったり、数箇所の崩落や渡渉等があるものの、思っていたより道幅も広く、番線やロープもあるので、集中力を切らさず慎重に歩けば、問題ありませんでした。人が少なくて、懸念されたすれ違いもあまりなく、ストレスを感じすに歩けたのも良かったと思います。
それよりも、水や泥が溜まっていたり、サウナのような高温高湿度の暗いトンネル歩きの方が気持ちが萎えたので、一人でなくて本当に良かったと思いました。アクシデントにより、ルート変更を余儀なくされましたが、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
※スズメ蜂の被害について
スズメ蜂の巣は、閉鎖中の祖母谷温泉小屋の中にあったので、気が付かないまま近づいてしまいました(刺された翌日に投稿された、祖母谷温泉のインスタの情報では、中ではなくて上(軒下)にあったようです。。)。手前の梁に警告の張り紙もありましたが、ほぼ縦半分にめくれていて、被害にあった後でそれに気づきました。スズメ蜂に刺されたのは2人とも初めてで、ポイズンリムーバーとステロイド軟膏で応急処置し、その後も痛みは7-8時間程続きました。応急処置がどれくらい効果があったのか分かりませんが、半径2cm程丸く赤くなりましたが、盛り上がるような脹れはありませんでした。
後で少し調べたところでは、スズメ蜂にもいろいろ種類があるらしく、攻撃力も異なるようで、今回のは比較的攻撃力の小さい種類だったのかもしれません。体調に問題はなく、無事扇沢に戻れたのは幸いでした。蜂対策はいかにすべきか? よく周囲を見て、こちらが先に気づいて近づかないこと以外にないでしょうか。。蜂の勉強もしないとです。
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