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フリークライミング
箱根・湯河原

湯河原幕岩(クライミング講習)

2015年09月13日(日) [日帰り]
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kamog その他1人

コースタイム

小田原駅8:00=
8:40幕山公園−
桃源郷エリア−
15:30終了=
小田原駅
天候 朝方小雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
幕山公園駐車場
コース状況/
危険箇所等
■クライミング講習
  クライミングギアの説明(長所と短所)
  クライミングに必要な基本ロープワーク
   エイトノット、クローブヒッチ、フリクションヒッチ各種
   カラビナの種類と各使用適正場面の説明
   トップロープ支点およびマスターポイントの作り方と注意事項
   分散各種(流動、固定エイトノット、固定クローブヒッチ)の各使用場面
  各ルートのムーブ
  ラペリング(懸垂下降)の手順と注意事項
  登り返し(セルフライズアップ)の方法2通り
  クライミングコミュニケーションの重要性と取り方
  事故率を少なくするための処方
  etc・・・

  http://mt-farm.info/
  ※ほぼ毎週実施しております。平日ご希望の方は相談に応じます。

装備

個人装備
グローブ
1
雨具
1
行動食
飲料
ヘッドランプ
1
予備電池
1
ファーストエイドキット
1
保険証
1
携帯
1
時計
1
ロープ
1
single10×40m
クライミングシューズ
1
ハーネス
1
ヘルメット
1
チョーク
1
ビレイデバイス
1
ロックカラビナ
4
オフセット型×2、HMS型×2
クイックドロー
7〜8
スリング
1
120or240cm
ロープスリング
2
セルフライズアップ用
セルフビレイランヤード
1
PAS
カム
3
#0.75〜2程度
ナッツキー
1

感想

朝、湯河原へ車を走らせるが近付くほどにフロントガラスに雨粒がつく。
スポット予報だと12時頃から前線通過による雨であるが
どんよりと垂れこめる雲から予報よりも早く小雨模様であった。
参ったなぁ〜。今日の講習レシピを練り直さなければならない。
幕山公園駐車場の東屋にはビッグロックの大岩純一さんがストレッチ中。
「え、岩場行くの?」
「まぁだめならロープワークやシステムでもやりますよ(笑)」

とりあえず上がった桃源郷。
当たり前かもしれないが誰もいない。
でもでも岩は思ったより濡れていない。
「今のうちにどんどん登って、降ってきたら基本システムをやりましょう」

今日の受講者Fさんは室内ジムは結構いっているものの、外岩は初めてとのことで
まずは外岩の楽しさを体感してもらう。
湯河原入門で誰もがまず触る「シルクロード」(5.7)
Fさんまったく問題なくTOPロープで登る。
続けざまに「woshing」(5.7)
「いんちきするな」(5.8)。
いずれも危なげなく、体重移動もなかなか。

「それじゃ10aやってみましょうか」ということで
「サンセット」(5.10a)
一度核心部の3ピンの先でテンションしたがトップアウト。
2回チャレンジしてもらった。

ラペルもまだやったことがないということで
サンセット終了点から通常の形の基本と必ず留意するポイントを説明後
下降してもらう。

まだ雨は降ってこない。
それどころか時折陽が射してくるじゃないか。
「前線どこ行った?」
岩場は濡れるどころか風により次第にヌメリも薄くなりコンディション良状態。
「よし今度は別のタイプの10aやりましょう」と
「アボリジニー」(5.10a)のムーブ説明をして登ってもらった。
1回テンションするも2回目で右足ハイステップがポイントまで上げられた。
これもトップアウト。

そろそろお腹もいっぱい気味の感じなので
TOPロープ終了点の作り方、分散各種の説明。
流動分散(セルフイコライゼーション)の長所と短所。
固定分散(スタティックイコライゼーション)のエイトノット式とクローブヒッチ式
それぞれの長所と短所。
短所を出さないために、これらをどういう場面で使うのかガイドラインの説明。
適正内角の説明。
ボルトに架けるロックカラビナとロープを架けるロックカラビナ。
同じ形のロックカラビナでもオフセットとHMSは適正使用場面が異なる。
掛けたロックカラビナのゲートの向き。
なぜそうした方がよいのかの理由説明。
ちょっと小難しいかもしれないが、「なぜそうするのか」という理由を説明すれば
覚えも早い。
こうやれ、ああやれ・・・と一方的押しつけの教え方では将来自身のために
ならないのだ。

次にマルチピッチクライミングに必須のダイレクトビレイの手順と注意事項説明。
ボディビレイも重要な技術だが、ダイレクトビレイも注意事項がたくさんある。
それらは取説に載っている基本+経験による検証により導き出されたもの。

登り返し(セルフライズアップ)の使用場面は案外出現してくるので
ラペリングとセットで覚えておきたい技術だ。
懸垂してはみたもののロープが足りない状況、
ロープを回収してみたものの何者かにロックされ回収できず、下降ポイントまで
巻きルートがない状況など様々。
またそれに使う移動型フリクションヒッチには何が向いているか、など。

今日のFさんはかなり書籍等で事前学習されていたので
たいへん理解も早かったです。
真面目に続けていけば、すぐに5.11や12は登れるようになるんじゃないかな。
楽しんで頑張ってください。

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