幌尻岳 新冠コース・転落を目撃、救助に向かう


- GPS
- 18:39
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,474m
- 下り
- 2,265m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:03
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 3:43
- 合計
- 12:07
*幌尻の肩往復で1時間20分ほどかかってます。
*休憩には水場の沢での救助などの2時間が含まれてます。
*ログがポロシリ山荘で終了しているのは、山荘から消防隊の車で北電ゲートまでいったからです。
天候 | 24日 早朝は小雨、後晴れ(朝17度、日中22度) 25日 快晴 稜線風強し (朝、小屋内9度。山頂13度位) |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場:北電ゲートに10台位駐車可。北電ゲート200m手前のイドンナップ山荘前にも駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[林道] 18kmと距離が長い。水平移動が多いが、ゆるいアップダウンもある。歩きの場合は気になるほどではない。チャリだと登りは押すことになると思う。北電ゲートまで最終的には350mほど高度を上げる。 奥新冠ダムから先は悪路になり、チャリはここでデポしたほうが総合的には楽だと思う。 [新冠ポロシリ山荘〜渡渉地点] 道が狭く、路肩が貧弱。路肩の笹の下に地面が無く、空間になってるところ多々有り。笹などが朝露で濡れてます。笹払いが不完全で、笹の茎を踏んで歩く所が散見される。また泥濘箇所もありました。 [渡渉地点〜水場の沢] 一般的な急な登山道が続く。 [水場の沢〜山頂] ゴツゴツした岩道が断続的に続く。北アルプスのメインルートのように歩きやすいように整備されたているわけではない。 [全ルートを通しての感想] 一部未整備な道があるが、迷いやすいところなどは有りません。岩場鎖場といった危険箇所は有りません。水場から先はガラ場によく見られる浮いた石などが多く、急いで下ったり、疲労している時等は注意が必要。 [新冠ポロシリ山荘] 水は小屋内に引かれており蛇口をひねると水量は少ないけど水が出ます。湧水から引いているのからと(未確認)、そのまま飲む方もいるようです。私は浄水器使いました。ガイドさんも浄水器使ってました。 外トイレ有り。薪ストーブに火が入ってました。夕食時は20度ありました。朝方は薪が消えかかり山荘内でも9度まで下がりました。 山荘の状況。1階の半分ほどは床が10度位?傾いてます。2階は全て平でした。ネズミ。確かにネズミがいるようです。当日は床の上を走り回ることはなかったですが、床の下で動き回る音が聞こえたようです。食料管理をしっかりしないと、翌日ネズミにかじられてる可能性有り。 山荘の混雑具合。かなり混んでます。キャパ30人のところ20人以上居ました。24日は降りた分だけ登ってきました。私が山荘についた時には15人程度でしたが、うす暗くなった頃、ガイドツアーで9人登って来ました。ガイドツアーの方たちが多かったです。 なお、今年は林道工事のため8月31日で新冠町外れの最初のゲートが閉じられ、通行止めになります。 [ヒグマ] 24、25日ともに目撃情報がありました。特に25日はガイドツアー一行が見たとのことなので眉唾ではないようです。ちなみに新冠消防隊員の話ではこの辺は熊は多いと言ってました。 *幌尻岳には4つのコースがあります。 1、伏美岳 避難小屋コース 帯広から登山口の避難小屋まで車で1時間とアクセスは良い。その分、山中での歩きが長くテント3泊位かかりそうな感じ。しかも日高特有のハイマツ漕ぎが半端ないらしい。 2、チロロ林道コース 稜線(北戸蔦別岳から七つ沼カール)まで1日で上がれるが、北戸蔦別岳から幌尻岳をピストン後、登山口まで下るとCT12時間と長い。また8月のお盆を過ぎると稜線の残雪が消え水の確保ができない。七つ沼カールの水場も今年の8月25日には枯れていたと思う。トッタの泉から1〜2日分の水を上げないといけない。七つ沼カールはヒグマの出没地。稜線テント1泊が標準。 3、平取コース 現在のメインコース。第一ゲートから徒歩4時間で幌尻山荘に着く。なお幌尻山荘は完全予約制でかなり前から予約を入れないと取れないらしい。そして、幌尻山荘手前2時間ほど十数回の渡渉があり、増水時は渡渉ができない。最終日に増水して下山日に下山できないリスクあり。なお現在は予約制のシャトルバスでとよぬか山荘から第一ゲートまでいくらしい。山荘1〜2泊が標準。 ちなみに山頂で日帰りの人と会いました。その人は第一ゲートから幌尻岳まで5時間で来たとのこと、「自分は登るのが速いので山では走らない」と言ってました。 4、新冠コース 新冠ポロシリ山荘まで林道歩きが18km(5時間)と長い。ポロシリ山荘から幌尻岳ピストンは6〜7時間。山荘の予約もいらず、渡渉(注1)もなく、アタック日に一番天気のいい日を選べる。少々の悪天でも登れる。確実に登頂したいならこのコースが1番。山荘2泊が標準。 (注1)ポロシリ山荘の先で1箇所渡渉がありますが、丸太が渡されており、ガイドさんの話では、よほどの大雨が降らない限り渡れるとのこと。 私は確実に登頂したかったのと、天気の良い日にのぼりたかったので4番を選びました。なお今後は新冠コースの人気がさらにあがることともいます。何しろ平取コース は、このためだけに沢靴を買う方が多いらしいですよ。山頂であった平取コース日帰りのソロ男性もここだけのために沢靴を買ったと言ってました。 |
その他周辺情報 | 24日は温泉と食事はレ・コードの湯を利用。なお25日は温泉には間に合ったが、食事の営業は終了していました。 |
写真
この画像はゲート越して振り返って撮ったものです。
感想
[幌尻岳の感想]
幌尻岳、決して難しい山ではありませんが、東京からアクセスすると遠い山だなと思いました。遠い山だけに、天気がいい日を選べる新冠ルートを選択しました。皇海山の栗原川林道(悪路は後半30%位)ほどの悪路ではないが、水たまりのダート2時間の運転には辟易しました。レンタカーで飛び石の保険に入らなかったので、車に傷つけないように運転には神経を使いました。また光岳の易老渡同様、山深さを感じました。
快晴の下、山頂からの景色を堪能し、その後、肩まで七つ沼カールを見に行きました。周りの山々が全て見え、日高山脈の雄大さを実感する。ガイドさん一行到着後、平取からの日帰りソロ男性と二人でガイドさんに同定していただきました。なかなか来れるところではないので山頂でゆっくりしました。
山頂からのパノラマ動画。当方が、多分2番手(1番は肩に行かれました)で、山頂到着時には誰もいませんでした。10m強の風が吹いており、気温は13度位。
[水場での遭難事故について]
当初、このことには触れないでおこうかと思いました。個人的なこと、しかも決して誇れるようなことでもないのに公の場で語っていいのか悩みました。
水場から4人で歩いて下る間、林道を車で走っている間、ずーと考えてました。そして、遭難現場に居合わせた者、滑落を目の当たりにした者、非力ながら救助のお手伝いをした者、パーティの方と一緒に下山し新冠の町で待機したいた新冠警察に事情を説明した自分は決して部外者ではないと思い始めてきました。
ならば、自分が見たこと、体験したことを、伝える義務があると思いました。クライミングあるいは一般道の岩場鎖場等の難所でなくても、山には命に関わる事故が起こり得るという真実をありのままに伝え、少しでも山での事故がなくなればと思いました。
事故当日の日記(当日、新冠の町でスマホで書く)でも書きましたが、その時の気持ち。日記↓
https://www.yamareco.com/modules/diary/12758-detail-102976
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奥様に 一緒にいてくれますかと言われた
無意識のうちに はい と答えた
自分の予定を優先する より
少しでも役に立つなら最後までいてあげようと思った
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なお、個人情報や肖像権の観点から、それと分かる情報、画像等の掲載は控えさせてもらいます。
1)場所。水場渡渉地点の10mほど上。
2)状況。10m近くでんぐり返りをするように縦回転しながら、40度のガラ場を転落。3回転ほどして止まる。
3)事故直後。数分間ピクリとも動かず。
4)事故後、2分後くらいか、同パーテイのメンバー3人が到着。
5)怪我の程度。その場で見た限りは、頭頂部のひどい裂傷3箇所、右の耳からの出血。右足骨折。
6)パーテイは4人。男性1人、女性3人。年齢は全員私より上。
7)転落したのは男性。女性一人は男性の奥様。
8)幸い、開けている場所だったので時折携帯のアンテナが立つ。
9)奥様が警察にTEL。
10)私も一緒に居てくれますかと問われる。即座にハイと答える。
11)警察の方から目撃者の私もできれば一緒に下山の指示が出る。
12)一歩も動けないため、ヘリ要請。所轄では対処できないようで、相談するから連絡を待つようにの指示が出る。
13)連絡が来るまで30分位待つ。(何やってんだ!大怪我して動けないのに、早くヘリ飛ばせと、心の中で思った)
14)その後も、ヘリでつり上げられないから山頂に隊員を降ろし、救助に向かうだの言ってる。
15)こんなに開けた場所でヘリがホバリングできないわけがないと思った。水場が森林帯にあると思ってるようだ。長野県警ならもうすでにヘリ救助が済んでる。
16)所轄が北海道防災航空隊に連絡したのか、あと30分でへリが着くとの連絡がはいる。
17)へリが到着してからは速かった、かなり訓練されてると思った。
18)隊員二人がへリが降りてから、一旦ヘリは去る。なぜなら暴風と音で会話ができないからだ。隊員が事故者の状況を確認、意識はしっかりしており、しびれやまひはないようだった。
19)札幌から来たんだろか、ホバリングは燃料的に30分しかできないらしい。慣れた動作で事故者をヘリに収容。残りの隊員がストックを除く荷物を持ちヘリに収容。
ストックは私が持って下山。
20)私を含む4人一緒に下山の指示。暗くなると危険なので、新冠消防隊がランクルと徒歩でこちらに向かい合流することになる。
21)ポロシリ山荘20分位手前で消防隊5人くらいと合流。
22)私を含め4た人は、山荘にデポした荷をパッキング。新冠消防隊の赤のランクルに4人乗る。
23)他の消防隊は走って林道を下る。
24)登れるところまで登ってきた救急車に隊員が乗り込む。
25)真っ暗になった林道をランクルと救急車が走る。途中何度もエゾシカが道路を塞ぎ一時停止。
26)北電ゲートに着く。私は自分のレンタカーに移り、パーテイ3人はパーテイの借りたレンタカーを消防隊員が運転して新冠町に向かう。2時間弱走り舗装路に出たところに、パトカーが待機していた。
27)警察官に状況、住所、名前、年齢を聞かれる。
28)取り敢えず自分の役目は済んだようだ。
29)もう時間が遅い、消防隊員のトップに今夜泊まるところはと聞かれた、特に考えてないと伝える。新冠消防署に泊まれるところがあるので泊まらないかと勧められた。自分は車の中でも、一昨日泊まったキャンプ場にテント泊もできるからと丁重にお断りする。
30)車を走らせようとする私に、奥様が、「ご迷惑をかけて本当に申し訳ない」と何度も頭を下げる。「気にしなくていいんです、こちらこそ、何もしてあげられなくて申し訳なかったと伝えた」
どうしてもお礼をしたいので、是非連絡先を教えてほしいと言う。
そして私は夜の新冠の町に車を走らせた。
*転落事故に遭われた方は林道歩きの時はとても元気で、私より30分少ないCTでポロシリ山荘に着かれてます。事故当日は昨夜の寒さで風邪をひかれて体調不良のようでした。私が肩から山頂に戻った時、風下の斜面で寝てらっしゃいました。*
1日も早いご回復をお祈りいたします。事故は誰にでも起こりえます、これに懲りず、しっかりリハビリをして、また山に登りましょう!
隊員が降りてくるときの模様。ホバリング時の風に注意!転落者の帽子とハンカチが飛ばされ、帽子はなんとかキャッチしましたがハンカチは見失いました。荷物はザックに全て入れ身を低くしてないと風で煽られ転倒するおそれがあります。
[ストックの考察]
事故に遭われた方はWストックでしたが、転落の原因がストックによるものかどうかは分かりません。
ストックの功罪。
ストックはバランスを保持したり、あるいはバランスを崩した時のリカバリー、登りの時の推進力などの利点があります。
下りの時のストックは脚の筋力を腕に分散させ、膝の悪い方、脚の筋力が落ちた高齢者にとっては必需品かもしれません。
ただ、ストックの使用、特に急な降りの時には、とても危険な状態になる時があります。その事をしっかり認識して使用しないと、軽いけがですむところを大怪我をしてしまう恐れがあります。
具体的に説明すると。
1)急斜面でストックに体重をのせてそれが外れると、重心位置が高く、且つ上半身が前のめりになるので尻もちではなく前転倒します。つまり頭から落ちていくことになります。土の斜面ならまだしもガラ場等の岩がゴロゴロしているところだといかに危険かわかりますよね。
ストックが外れる理由は先端が滑る、岩の間に入る等があります。
脚が疲れてくると、急斜面や段差の大きなところで、膝をあまり曲げないで、ストックに体重をかけ降りようとします。ストックがなければ、膝を深く曲げないと下ろす方の足が地面につかないですよね。この時、脚をサポートするため手で岩などを押さえ、それが万が一滑っても(あまりないですが)重心が低いので尻餅をつくだけで済みます。
2)急斜面で高い姿勢からストックを突きにいき、ストックが地面等に着くまえ、あるいはストックが突かれた後でも、まだ体重がそれほど乗ってない状態で、足がスリップすると尻餅ではなく、背中から、最悪後頭部から倒れ込みます。
これはストックを使用していなくても、重心位置が高ければ同じ事になります。
3)岩場などでのストックを持っての登り降りの危険性は周知されてるので、この点の考察は省きます。
日本百名山:幌尻岳 85座目。
コメント
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カムエクが見えますねー
懐かしい。
遭難事故への対処、お疲れ様でした。
当然のことと言われればそれまでですが、近場の山ならともかく、わざわざ遠征した北海道で遭遇した事故に最後まで付き合うというのはとても勇気のいることだと思います。
ただ、道警の肩を持つわけじゃないですが、道警を長野県警と比較するのは酷です。
県内各地でそれぞれ山岳救助隊を持ち、担当する山の状況をほぼ完ぺきに把握している長野県警に比べたら、管轄範囲が広大な道警の対応が遅れるのはある意味当然です。
だってそもそもの登山者の密度が全く違い、警察業務における山岳事故への対応への比重が違うわけですから。
警察の予算は税金ですから。
むしろ、入山する側が、日高の山に入って万一の事態があった時の警察や消防の対応はそういうものだという覚悟が肝要だと思います。
有難うございます。
事故直後に一緒に居ますと返答したとは言え、ヘリ搬送後、我を通して別行動をとることもできたんです。でも、なんといいますか、自分の良心とでも言ったらいいのか、それが許さなかったんです。もし、転落した方がガイド登山のグループだったら状況が違ってきたと思います。今回、自分が取った行動にたいして後悔はしていません。正しい選択をしたと思ってます。
道警については全くおっしゃる通りです。
ただ、一歩も歩くことさえできない、大怪我をした方を目の前にして、「ヘリが飛べるか相談するから」と30分たっても音沙汰がない状況が続き、心情的にいたたまれない気持ち、大げさかもしれませんが魂の叫びが「もし長野県警だったら」と思ったんです。
道警と長野県警の比較ではなく、場所によっては、もうすでにヘリに収容されてるんだという、そういった気持ちです。道警そして新冠消防隊にたいしてはとても感謝しています。
match1128さんの最後の文章はとても大切なことでありながら、普段はあまり意識しないことだけど、しっかりと認識しなければいけないと思いました。私自身、この点に関して甘い気持ちがあったので、その点は改めようと思いました。
コメント有難うございます。
写真だけでなく動画も含めて隅っこまで拝見しました。
なんと言っても、幌尻の山頂において、これだけ晴れれば御の字ではないでしょうか?
だいたい重要な時には晴れ男・kenさんですから、今回もやっぱり
奥深く重畳に広がる日高の山々が、青空に映えて、素晴らしいですね。
そして肩から見下ろす(見渡す)稜線。
その先を歩いていきたいけど歩けないのが残念ですね。
規模は違いますが、ウペペからニペへの稜線を眺めたことを思い出しました。
日高山脈から百名山は幌尻しか選ばれていませんが、写真にもあるカムエク、他にもペテガリや神威など手強い山ばかり。
1号隊員が、kenさんと同じコースだったら拙者でも行けそうだから、「一人で」(⇒ここ重要)で行ってこいとけしかけています。
さて、滑落自己はどこででも起きますね。
やはり下りは怖い。
拙者はストックは使わず両手・両足派ですが、確かに3本目の支点であるはずのストックが何ならかの理由で外れた場合、体重が乗っかっていると、そのまま子コロンと転がり落ちるリスクは大きいですね。
渡渉など、バランスをとる場合には重宝しますが。
拙者もヘリでの救出現場は尾瀬ヶ原や天狗岳(八ヶ岳)で見かけたことがあります。
隊員は、降りてきてからは素早いですね。
でも携帯電波がつながってよかったですよ。
平ヶ岳は、清四郎小屋のある鷹ノ巣一帯でさえ圏外。
山頂で運がよければつながる程度。
奥只見湖の尾瀬口乗り場でも圏外で、湖の真ん中まで来て、ようやくOKでした。
幌尻の事故現場でつながったと聞き、逆に驚いたのですが、ダムが近いから業務用に必要なので整備されていたのかもしれないと思いました。
ご精読有難うございます。
雲一つない青空で、空気もクリアで後方羊蹄山までバッチリ見えました。天気に関しては御の字以上で、この後雨続きでもいいと思いました。
重要な時には晴れ男っていうほどでもないですが、6日間で一番いい日を登頂日に選んだのが当たっただけです。山の天気は気まぐれで、晴れ予報でもガスガスの日もありますからね。
隊長ならこのコース1泊で余裕ですね。2日目に幌尻ピストンして林道下るだけですから。一般の方でも、ピストンしたあと林道を下る時間はあるんですが、18kmの林道歩きが嫌なのと、夕刻、北電ゲート(北電ゲートからクルマで新冠町まで2時間以上かかる)についても新冠町に泊まるだけで、他の山の麓にクルマで移動することができないからです。翌日、昼頃北電ゲートについても他の山の麓にクルマで移動できる時間は取れますから。なのでこのコースは圧倒的に2泊の人が多いんです。もっとも、1日目に林道+幌尻ピストンだと状況は違ってきます。
それより、隊長なら平取からの日帰りを視野に入れたほうがいいかもしれません。平取からの日帰りレコは沢山あります。日帰りしたという自慢話が垣間見えますけど...。長距離を速く歩けるのは武器なので、それはそれでいいことだと思います。欠点は幌尻岳下山中に雷雨などで北カールに雨が降ると、一気に増水して幌尻山荘で足止め喰らうリスクがあることです。
町からの距離があるだけに、だれしも圏外だと思ってました。グループの携帯が繋がったので、私も沢を渡った先に置いてきたザックからスマホを取り出してみたアンテナ1本立ちました。不幸中の幸いでした。繋がらなかったら、ツエルトと防寒具(フリースジャケット)を提供して、自分が先に山荘まで下山し救助を要請するつもりでした。
つながった理由は多分、隊長の推察どうりだと思います。たしかあそこから奥新冠ダムが見えたような記憶があります。
コメント有難うございました。
丁度ゲート出くぐるところでした15時頃。ランクル?と消防車と結構な人員が救助に向かうところに遭遇、でかい鉄製の錠で開錠。10:45頃頂上での4人パーティーだったのかな。おつかれさま
ランクルが山荘まで上がってきました。ランクルといえよく山荘まで上がってきたと思いました。遭難や病気で今年は5回くらい山荘まで上がってきたそうです。そうです4人パーティです、私が肩までピストンし頂上に戻ってきたらその4人しかいませんでした。
コメント有難うございました。
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