記録ID: 6981008
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ハイキング
奥武蔵
持山寺跡〜武甲山 ゴ・ドーハンの山旅 カキット、カキット⁉
2024年06月29日(土) [日帰り]
埼玉県
godohan
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:48
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,119m
- 下り
- 1,121m
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日帰り
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 8:53
距離 12.6km
登り 1,119m
下り 1,121m
7:22
2分
スタート地点
16:15
ゴール地点
＜参考＞
・『横瀬町史 人と土』横瀬町、平成元年
・『秩父の伝説』秩父市教育委員会、2007
・『秩父廃寺録』堀口進午、2023
・『横瀬町史 人と土』横瀬町、平成元年
・『秩父の伝説』秩父市教育委員会、2007
・『秩父廃寺録』堀口進午、2023
| 天候 | 雨のち曇り、その後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
一部バリを歩いています。 |
写真
五丁目石、丁目石は設置年代によって三種類あるようです。「芦ヶ久保村」とあります。
十丁目石、左は欠けて消失しているようです。右は平成二十二年設置のもの。
分岐にある名号塔、中央に「南無阿弥陀仏」その右に「安政二卯正月(1855)」左に「持山入口 西賢＜花押？＞」背面「下可げ森 □□ 六十(五)才」
6
6/29 7:43
分岐にある名号塔、中央に「南無阿弥陀仏」その右に「安政二卯正月(1855)」左に「持山入口 西賢＜花押？＞」背面「下可げ森 □□ 六十(五)才」
途中、作業道と合流したりしながら、再び山道を行くと、持山寺跡(左)への分岐、シラジクボ、武甲山頂は右です。
先程と同種の名号塔ですが、大きくなりました（笑）背面「安政三丙辰年吉月(1856)」
「阿弥陀山念仏寺」の廃寺、松平長七郎伝説が残る。父の駿河大納言忠長(三代将軍家光の弟)は幽閉先の高崎で自害、長七郎は秩父に身を潜め、租圓和尚として円福寺住職になる。その後、終焉の地として持山に庵を結び念仏往生を図るも下男の手違いでその途中で首を切って絶命、白い小鳥が「カキット、カキット」と鳴きながら飛び出したという。
8
6/29 8:19
「阿弥陀山念仏寺」の廃寺、松平長七郎伝説が残る。父の駿河大納言忠長(三代将軍家光の弟)は幽閉先の高崎で自害、長七郎は秩父に身を潜め、租圓和尚として円福寺住職になる。その後、終焉の地として持山に庵を結び念仏往生を図るも下男の手違いでその途中で首を切って絶命、白い小鳥が「カキット、カキット」と鳴きながら飛び出したという。
その後、下男は発狂、大鎌を作った鍛冶屋さんも熱病にかかり死去、その鍛冶屋さんの供養のために下影森の方々が建立。
正面）キリークの下方には例の「南無阿弥陀仏 西賢」、左右側面にも同じ書体の「南無阿弥陀仏」、
背面には「嘉永七庚寅十月吉日(1854)」、その左は「下影森講中」かな？
山道を先に進むと小さな谷筋の向こうに平坦地が見えたので、行ってみます。
ここが塔場と呼ばれる所でしょうか。岩壁の下部に宝塔の一部がありました。
銘があるようです。判読困難でしたが、目が慣れてくると一部読めてきました。
入定場の石室は見当たらなかったので周辺を探索すると、何やら石積がありました。
土砂や枯れ枝で埋っていましたが、この時はこれが石室跡だと思っていました。
しかし、下山後横瀬歴史民俗資料館で少し調べてみると、写真の石室とは違うようでした。モヤモヤが残ってしまいました(笑)
(淳子さん風に)♪カキット、カキット 白い鳥〜 秋になるとこう鳴きながら武甲山を飛び回るそうですよ！
「駿河大納言忠長卿御筆」とあります。真偽のほどは分かりませんが、長七郎伝説と繋がりました。
今日は朝から雨降りだったので傘さしの長靴山行にしました。ぬかるんだ所でも気にせず歩けて〇。ヒルのいる山域では絶対できない装束です(笑)
14
6/29 10:44
今日は朝から雨降りだったので傘さしの長靴山行にしました。ぬかるんだ所でも気にせず歩けて〇。ヒルのいる山域では絶対できない装束です(笑)
カツカレー(1000円)、典型的な町中華のとろみたっぷりのカレーです。まあこれはこれであり。カツは大きめです。
ミューズパークに移動して周辺を散策します。暗くなったら見物に来てみましょう。＊観察会のイベントと重なってしまい、蛍よりも圧倒的に人の方が多かったです。写真は撮れませんでした。
5
6/29 15:00
ミューズパークに移動して周辺を散策します。暗くなったら見物に来てみましょう。＊観察会のイベントと重なってしまい、蛍よりも圧倒的に人の方が多かったです。写真は撮れませんでした。
大寶山圓福禅寺山門。長七郎は祖圓和尚としてこちらの住職だったようです。寛永十三年(1636)入山、その後万治二年(1659)持山寺に移ったようです。祖圓の死後も幕府は度々和尚の素性調査を行ったようです。
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6/29 15:27
大寶山圓福禅寺山門。長七郎は祖圓和尚としてこちらの住職だったようです。寛永十三年(1636)入山、その後万治二年(1659)持山寺に移ったようです。祖圓の死後も幕府は度々和尚の素性調査を行ったようです。
祖圓和尚や長七郎伝説の案内は一切ありませんでしたが、旧増上寺の石燈籠＜＊1＞がありました、
燈籠には葵の御紋。全くの偶然でしょうが、♪時のいたずらだね〜
円福寺から山際へ向かうと鳥居、幟旗の竿。鳥居の額には「諏訪神社」とありました。
「合祀紀念」の手水鉢「明治四十三年四月十日献納(1910)」
石燈籠「文久四甲子年三月吉日(1864)」と特徴的な田村神社の拝殿
小鹿坂峠への道。気持ち良いトレイルですが、かつて秩父困民党が進撃した道です。
音楽寺の梵鐘、これを打ち鳴らして困民党は山を駆け下り、大宮郷(秩父市街)へ進撃したそうです。
＜ここから翌日編です＞こんなお天気ですが第1Pは満車、ちょうど帰られる方がいて、空いたスペースに駐車しました。
杉にピンテがあり、そこの岩場をよく見ると石塔が建っています！石室はまだ見えません。
長七郎祖圓和尚の入定場と伝わります。白い小鳥はいないようです。
石室の前に石塔があります。塔身部にあったであろう種子などは剥落しているようです。基礎の台石には銘がありますが判読困難、
雰囲気で読んでいるので正確とは言えませんのであしからず。正面「念仏(寺)/阿弥陀山/天(和)…」
左面「(分)千万人之(地)/供養男子女子/□(代共々)/井上雅樂/富田内匠/(西野)□□」、往時は茶屋ができるほど賑わったそうなので、祖圓和尚にあやかって多くの方々が供養されたのかな。
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6/30 10:57
左面「(分)千万人之(地)/供養男子女子/□(代共々)/井上雅樂/富田内匠/(西野)□□」、往時は茶屋ができるほど賑わったそうなので、祖圓和尚にあやかって多くの方々が供養されたのかな。
でもって、昨日見つけたこちらの石積は何だったのでしょうか？炭焼き窯跡かな？
二日間楽しませてもらった持山寺跡、晩秋になったら白い小鳥を探しながら、こちらから持山(小持、大持)を辿りましょう。
感想
・お天気が良くなかったので、先週の武甲山繋がりで持山寺跡の探索と長七郎伝説を巡る山旅に行ってみました。肝心の入定場とされる石室が見つからなかったので、翌日、もう一度訪ねてみました。今度はカキット石室を見つけることができました。
・翌日の日曜日はお天気なら小鹿野の二子山に紫の君リベンジに行こうと思いましたが、あまりぱっとしないお天気でモチベは上がらず、昨日の宿題で再び持山寺跡を訪ねました。ホントの石室も見つけることができめでたしめでたしでした。
・＜＊1＞旧増上寺石燈籠
�）榮価亜嵎�献 石燈籠一基 武州増上寺 文昭院殿(6代家宣)尊前 正徳二年壬辰年十月十四日(1712) 従五位下丹羽式部少輔源薫氏(越後国高柳藩主)」
��庭園内「奉献 石燈籠一基 武州増上寺 惇信院殿(9代家重)尊前 宝暦十一辛巳年六月十二日(1761) 上総國大多喜城主 従五位下松平備前守源正温」
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また激遅コメントで失礼します。
持山寺、立派なお寺だった感じですね。松平長七郎伝説。怖いお話しでした😱
石室にこもり念仏往生しようとするお方が、大鎌を首に巻き、念仏が聞こえなくなったら下男に紐を引かせるというのに納得がいかず、更に、その下男が発狂して、鎌を作った方まで亡くなるという怖い話しも・・・。故あって、わざと怖い伝説を作ったのだろうか。もしそうだったら、何故？と勝手に色々妄想してしまいました。そんな勝手な妄想していて、いざ武甲山に登ったときに、カキットが聞こえたら、びびって、新たなる伝説を作ってしまいそうで、怖いです💧真偽のほどはわからないということですが、忠長の文字が出てきて繋がって、お〜！でした。立派な血筋の忠長が切腹で亡くなるというところからが、怖いお話しの始まりでしたね。秩父神社の東照宮にお詣りしたので、怖いものも落ちましたかね。圓福寺に祖圓和尚や長七郎伝説の案内が一切無いのも、何かあるのかと考えてしまいました。
翌日、石室探しで早速宿題の刈り取りが出来て、さすがです。
十三権者と武甲山の写真は、紫陽花も入って、いい写真ですね。秩父の札所巡りで伺ったときのことを思い出しました。
忠長卿のお墓は切腹した高崎のお寺にあるそうですね。その血縁者が秩父へ逃れてくるというのもありそうですね。単なる伝説というよりはもう少し信ぴょう性のある話みたいで、あの吉宗もわざわざ調べさせているようです。白い小鳥探しに武甲山に登られる時には是非お声かけ下さいね！
梅雨明けで暑い日が続いて大変ですね。新しい御嶽山を見つけたのでまたお知らせします。
それでは。 godohan
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