高千穂峰 天孫降臨の地でかつ坂本龍馬新婚旅行の地


- GPS
- 02:14
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 606m
- 下り
- 597m
コースタイム
- 山行
- 1:55
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:10
天候 | 快晴だが、瞬間的に風速20メートルを超えている5月としては記録的な暴風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一日500円。 ミヤマキリシマの開花期で、平日でも結構停まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
森林限界から上は、火山らしいぼろぼろ崩れる赤土と溶岩が固まった岩。頂上近くは、軽石と砂で滑りやすいので注意。 |
写真
吹きっさらしですので、ストックで踏ん張らないと、風で身体が大きく動かされる瞬間があります。特に風が左後方から吹いてきていますので、右前方に飛ばされると火口跡の急斜面に転落します。
感想
前年秋に韓国岳に登った時に、チラッと見えたとても格好良い高千穂峰に登ってみたくて、午後の移動の隙間時間に急遽計画して快晴ではあるものの暴風の天気の中で登りました。屋久島への二番便の飛行機が欠航になるくらいの5月としては記録的な暴風でした。
山から降りて来る人に聞くと、暴風で身体が揺らされておよそ8割の方が途中で断念してきたそうです。
午後から登りましたので、多少風は弱まったような気がしましたが、それでもストックで身体を支えなければ、身体が風下へ動かされるほどの暴風でした。細かい砂が顔を叩く場面もありました。
お鉢に上がると、確かに3メートルくらいの幅の道で両側が切れている場所が有り、風が吹きっさらしになる稜線のような箇所を通るため怖さを感じられた人もいただろうと思いました。私が歩いていた時間帯は、誰も視界に入らないほど閑散としていましたし、山頂は独り占めでしたので、快晴の中で不思議な感覚でした。下山している最中に、10人弱の方とすれ違いましたので、その後は登頂した方が増えたと思います。夕方には注意報が解除に向かう予報でしたので。
ミヤマキリシマが満開の時期に当たりました。5月下旬から6月中旬が最盛期と看板に書かれていましたが地球温暖化で早まっているのかも知れません、今年は遅かったですが、桜の開花も以前よりもだいぶ早くなりましたから。
高千穂峰は、天孫降臨の場所として神話になっていますが、周囲から隔絶した独立峰であり山頂にかけて尖っているため天に近いような神々しい山容から、そうした神話が作られたのがよく分かる山でした。
坂本龍馬がお龍さんと我が国最初の新婚旅行をしたとされる逸話についても、歩きながらしみじみと思いを馳せていました。
いいねした人