至仏山(ワル沢)

- GPS
- 07:44
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 1,403m
- 下り
- 1,412m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:45
天候 | 快晴後晴れ ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はスキーをするには十分だが、ワル沢の渡渉箇所は一部ブリッジが薄くなっている。場所を選べば問題ないと思う。 |
写真
感想
ゲート前には4時頃に到着。さすがにまだ真っ暗だが既にクルマは既に何台も駐まっていた。自転車を外に出して準備開始。ザックにスキー板とブーツをセットする。山スキー装備や飲み水食料で既に重いザックがさらにズシリと重くなる。愛車にまたがり4:24に行動開始。ゲート超えると一瞬だけ下りがあるがそれ以降は基本的にずっと登り。緩かったりきつかったりはあるが登りが続く。普段自転車に乗ることはあまりないので登りは基本押して歩く。平坦地は漕ぐけどザックが重いので楽ではない。ここでの自転車は、下りで楽するための道具だと思う。林道に残雪は既に全くなく、道路脇の樹林の中にある程度。しかし距離が進み標高が上がるとそれも増えていく。津奈木橋を超えると本格的な登り。傾斜がきつくなる。ヘアピンカーブをいくつかこなして標高を一気に上げる。樹林帯の積雪も増えて雪壁のようになってきた。出発から約2時間かけて6:31鳩待峠到着。今回も結局8割以上押して歩いた。林道では誰も見かけなかったが、ここに着くと先行者の自転車が一台デポされていた。ここで自転車からスキー装備に換装する。まだ朝早くてしかも日陰なので寒く、2時間の林道歩きで暖まった体が急激に冷える。ザックからジャケットを出して保温しつつ準備する。休憩含め30分ほど時間をかけて支度し7:01行動再開。積雪はスキーをするには十分。雪質はざらめ。だいぶ汚れてるがこの時期なので仕方ない。トレースばっちり。気温が高く無風状態なので歩き出すと今度は暑い。それよりも林道歩きの10kmでできた左足裏のマメが痛い。ここのところスキーばかりで久々の歩きだったのでマメも仕方ないか。痛いのでペースを落として歩く。右手側には樹林越しに至仏山が見えるが、だいぶ黒々としている。印象としては4月下旬頃というか、5月の連休頃のように見えた。前後左右誰もいない中、ゆるゆる進む。一度体が冷えたのと、林道歩きで足を使いすぎてしまいでペースが上がらない。マメも痛い。一度展望の良いところで座って大休止したらだいぶ回復した。休まないと進めない。マメは痛みに慣れてきた。樹林帯を抜けると右手には燧ヶ岳と尾瀬ヶ原。燧ヶ岳は至仏山以上に黒々としていて、残雪期のようには見えない。尾瀬ヶ原はまだ真っ白。標高はそれほど高くないが本格的な雪解けはもう少し先なのだろう。オヤマ沢田代まで上がると近くの笠ヶ岳や、その向こうに武尊山なども目に入るようになる。今日は快晴で展望が本当に良い。日光白根山やアヤメ平も見える。止まって写真を撮ってばかりで進みが遅くなるが天気良いので仕方ない。進む方向を見ると小至仏山は日当たりの良い斜面は軒並み夏道が出ていて蛇紋岩が露出していた。スキーだとピークへ登った後下るのは億劫なので、小至仏山は通らず巻き道をトラバースした。このトラバースルートは既に先行者がしっかり道を作ってくれていて助かった。雪質もざらめでクトーの必要性は感じなかった。小至仏山を過ぎるといよいよ山頂だがもう1回トラバースが待っていた。これを終えるとようやく至仏山の山頂に9:35到着。ゲート出発から約5時間、鳩待峠からは約2.5時間かかった。山頂もだいぶ地面が出ていた。天気快晴でほぼ無風だが無人。ゲートが開く前でも誰かしらいる印象のある至仏山山頂だが、今日は貸し切りだった。座って休憩しつつ準備を進める。下界へ定時連絡も入れる。山頂には結局30分ほど滞在したがその間誰も上がってこなかった。10:04にスキーで下山開始。ワル沢の具合はどうだろうか。先行者のシュプールがないところ狙ってスキー開始。雪質ざらめで最高。気温高めだったのでもっと緩んでいるかと思ったがちょうど良かった。快適ざらめを滑って標高を落とす。滑っても滑っても快適だったが沢が近づくとさすがに雪が重くなり板が走らなくなってきた。その上雪も汚れてきた。標高の低いところは致し方ない。先行者のトレースも参考にしつつ樹林帯を進む。毎年気になる徒渉は今年も問題なかったが、一度板を外して手に持って歩いた。その後シールの準備のために小休止。スキーで利用したゴーグル、ヘルメット、ジャケット、グローブはザックにしまい、歩行に適した涼しい格好に換装。シールで登り鳩待峠には11:02到着。朝は自分含めて2台だった自転車は10台以上に増えていた。この時期の鳩待峠らしい風景。自転車で下るため色々支度して11:25に行動再開。帰りの鳩待峠でも誰も見かけず、結局山中では誰も見かけなかった。これが1週間後でゲートが開いた後なら人だらけになるので貴重だった。自転車での下りは簡単だが場所によってはスピードが出過ぎるので常にブレーキかけた状態で下る。登りは苦労して2時間以上かかったが、下りは全然漕がないでも30分ほどでゲートに到着。とても楽。11:52に行動終了。路駐が何台かあった。クルマで後片付けしていると、左足裏のマメが痛むようになってきた。行動中は気が張っていたため気付かなかったのかもしれない。
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