万太郎越え (赤谷川源頭部横断)


- GPS
- 12:43
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,893m
- 下り
- 2,060m
コースタイム
- 山行
- 11:42
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 12:43
天候 | 上部はおもに晴れまたは霧 下はほぼ雲海 主稜線より南は稀に晴れもあり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線直下はきめ細かい人工雪っぽいザラメ アルパイン上部~樹林帯最上部はザラメ・オン・縦溝 樹林帯上部は蕎麦打ってるみたいなどこまでも塊になっていくねばついて止まらない雪 下部はガチ春 |
その他周辺情報 | 谷川岳ロープウェイ片道運行やってないかも (1シーズン2シーズン前の情報) とか途中で会った人に言っちゃったけど、下りはやるようになったみたい すみません |
写真
感想
まずは尾瀬を狙うも、林道の除雪が進んでいるに決まっているから調べる前から萎え。次に狙ったのは万太郎山北面のスティープライン (百山の赤谷川源頭部横断のバリエーションとして)。本を開くと、まさに考えていたラインが中部山岳スティープラインに収録されている。しかし雨と日射を受けて早々北面は諦め (アバランチリスクもそうだが、万太郎谷が厳しかろうと判断) 、百山の通りのクラシックルートへ。
取り付きから霧雨が降り、時折ちゃんとした雨粒が当たる。萎え。せっかくだからとハードモードを選んでの西黒尾根はシートラーゲンが長く、景色も良くない。行けるところまでという鳴き声のゾンビとなり、時間を浪費する。
ザンゲ岩手前からはクラウドトップへ出て景色がどんどんよくなるが、上がりきらなかったペースは回復せず、主稜線の歩みで観光気分のよちよち歩き。スライドしたソロと3-4人パーティーは平標山からかとおもいきやいずれもまないたぐらからで驚く。阿弥陀沢の滑走は霧と雪面コンディションのせいでパッとせず飛ばせない。縦溝に収まるように細く滑ったり、大きく滑って縦溝を使って跳ねたりして遊ぶ。板が滑らなくなる地点まで降りると割れた沢を避けて漕ぐ。ようやく谷川山域の気まぐれが発動し景色は天国、気分は高揚する。
そんなこんなでたどり着いた万太郎山への登り返しは序盤から風と霧に包まれ、気がつくとなんども笹を横断する羽目になりアルバイト寄りの山行に。
あとは詰めるだけとなってから阿弥陀沢全域が見渡せるようになり、ご褒美モード突入。シールで上り詰めた尾根から見渡す反対側の雲海の気持ちよさよ。写真はまともに撮れず、印象だけが心に残る。
その雲海へドロップ。圧倒的気持ちよさ。阿弥陀沢と違って縦溝も少なく快適にターンを刻み、あっという間にクラウドベースまで抜けると、悪雪の巣。
部分的に繋げるトレースとともに毛渡沢の渡渉点を探り、しまいにはびしょ濡れになって突破。
余裕ぶっこいて時刻表見ずに降りてきたところ、越後湯沢方面には余裕があるが土合には帰れなくなる。土樽の橋で見送った土合方面最終は、月のまだ出ぬ夜、銀河鉄道のように高くを飛び去っていった。タクシー併用で多額の出費を伴いつつ帰宅。
数年間気になっていた、谷川連峰の稜線南の高地を探検できて達成感は大。しかし主稜線のシートラ区間を思えば、田尻沢から上がるべきだった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する