水上から保登野沢ルートで谷川岳は撃沈


- GPS
- 09:10
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 670m
- 下り
- 662m
コースタイム
天候 | 前夜まで雪。早朝から快晴。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
昨日の雪のせいも有るかもしれませんが、この保登野沢ルートを積雪期に歩く人はほぼいないのだろうと思います。踏み跡は全く無く、完全に雪に埋もれて登山道は消えていました。保登野沢を4度渡渉しますが橋は有りません。沢は浅いので無雪期なら飛び石で簡単に渡渉できそうですが、雪に埋もれて飛べそうな石が分からず、河原では何度か踏み抜きました。渡渉地点には赤テープが有るので分かりますが、それ以外の登山道沿いには、赤テープはたまにしか無いので何度か迷いました。沢沿いルートの特徴の沢を高巻く区間は、通常はかなりの傾斜でも登山道は平たんなので歩けますが、雪に埋もれて登山道が消えているので注意が必要です。 上に登る程雪は深くなり、ワカンを装着していても膝位潜る状況がずっと続きます。この日は昨日と異なって暖かかったので、日が差してきてから雪が重くなり、雪に埋もれたワカンを持ちあげるのが段々ときつくなってきました。 この時期にこのルートで谷川岳に日帰りで登るのは無謀だと痛感しました。もしこのルートを積雪期に通るなら下りで利用だと思います。その場合もそれなりの時間的な余裕と装備は必須でしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
アイゼン
ピッケル
ワカン
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ゴーグル
カメラ
|
---|---|
備考 | シュラフとストックの忘れ物。 |
感想
谷川岳山域は、沢やバリルートも含めてかなり歩いているのですが、今回の保登野沢ルートは未踏だったのでこちらからの谷川岳登頂を計画しました。結果は天神平スキー場にすら到達できないで撤退という悲惨なものでした。。。エスケープルートを用意したきつめの計画を設定するので、計画を貫徹できずに途中撤退はよく有る事ですが、ここまで悲惨なのは初めてでした。
今まで計画達成度が一番低かったのも以下の谷川岳登頂計画だったので、谷川岳には悪い縁が有る様です。以下のレコで達成度合いが低かった理由は、現地の事前情報不足でしたが、今回はそれプラスとんでもない忘れ物のせいでした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4578300.html
まず最初の忘れ物は、温泉街駐車場に着いて寝ようとして気づきました。なんと寝袋を忘れたのです。。。全て着こみましたが寝ていると段々と寒くなり、とても寝れるものではありません。仕方が無いのでエンジンを点けました。駐車場の車で車中泊をしている人がいたらうるさかったと思います。大変申し訳有りませんでした。自分もうるさくて余り眠れませんでした。
しかし忘れ物はもっと有りました。何とストックを忘れたのです。今回のルートでは、前半はストックとワカンは必須でした。アイゼンとピッケルは忘れませんでしたが、これらが必要な所まで登れずに単なるお荷物になりました。。。登山口に着くまでに2回道を間違え、さらに4回の渡渉が大変で最初のチェックポイントの水場に着くまでに2時間以上の遅れ。この時点で目標を天神山までにしました。しかし日が差して暖かくなると雪が重くなり、天神山スキー場にすら着ける気がしなくなり、早めの撤退となりました。。。
ただ一つ収穫が有りました。自分はバリルートを歩くのが好きなのですが、積雪期には実線の登山道でもバリルートになりうるという事が分かった事です。考えれば分かり切った事ですが、今まではバリルートを難しくする要素は沢、岩、藪だと思っていました。今回の山行で雪を加えた4要素だと実感しました。今回の山行にはバリルートの道を探すワクワク感が有りましたので。今回のルート、下山利用で積雪期に再度挑戦したいと思います。
コメント
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雪は、微妙ですね。雪があるから行ける場合と、雪があるから行けない場合と。後者の方が多いとは思いますが、雪山専用ルートがあるのも事実です。
氷点下で寝袋無しは厳しいです。寝袋あっても寒いぐらいです。ちょっと前までは、平地で冬キャンプしていましたが、それなりに用意しても寒さで寝られず、仕方ないのでテント内にストーブ付けて寝ていました。30 代ぐらいまでは、冬でも寝られましたが、今は、全くです。
それにしても、雪が少なめとはいえ、豪雪の谷川にこの時期トライとは、私には考えもしないことです
冬山って夏山からすれば、最初から遭難しているようなものですから、くれぐれもお気を付け下さい。
雪が有るから行ける場合は、このレコの前まで達成度合い最低だった谷川岳登頂ルートがそうでしたね。あのルートは積雪期限定だと気づかずに登って激藪漕ぎでの撤退でした
本当にこの時期に雪国での寝袋無しの車中泊はきついですよね〜。おかげで無駄にガソリンを消費もしました。
この時期でもロープウェイを使えば、この日は快晴で楽に登れたと思いますよ。ルート選択ミスです。冬山は晴れの日しか行かないし、天気予報が当たる確率が高い日帰りメインなので、一番怖いのは雪崩ですね〜。ご心配、ありがとうございます。
私はこの日、かぐらでBCスキーを試みましたが、重くて全く滑れずでした。
この日のこの当たりの雪は新雪にもかかわらずほんとに重かったですね。
重いのに潜るからターンできず、板履いていても膝から腿のラッセルだったので、
わかんではたいへんだったと思います。
積もった後に晴れると、通常はパウダー&展望満喫で最高になるのですが。
少なくとも、信州(すぐ近くの野沢温泉や志賀高原)や北海道、兵庫でさえも
こんな風に重くて潜る新雪は経験がありませんでした。
も雪山登山中で山奥でこんな雪に降られたら、下山できなくなる可能性も
あることを知って、いい勉強にはなりましたが
BCスキーでもそんなでしたか。本当に重い雪でしたね。登る程雪が増え、時間も昼が近づいて暖かくなってどんどん雪が重くなりました。。。やっぱり踏み跡が無さそうなルートは、下山に使うべきだと痛感しました。
勿論それは十分な時間の余裕と、それでも暗くなった場合に備えた明るいヘッドランプや飲食料等の備えが必要ですが。。。
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