記録ID: 6256410
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ハイキング
京都・北摂
延暦寺参詣道 (廃)古道 辨才天道旧夢見岡ルート 比叡山地
2023年12月07日(木) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:04
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 684m
- 下り
- 816m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:04
距離 8.8km
登り 684m
下り 835m
9:13
15分
山中上バス停 大津市山中町(バス路線は京都市から)
9:28
48分
辨才天女 対の燈籠
10:16
10:18
48分
夢見が丘夢見丘分岐
11:06
7分
林道出合
11:13
11:15
10分
林道終点広場(夢見岡?)
11:25
11:26
0分
登仙台(一本杉口)
11:42
11:43
64分
桜茶屋
13:00
52分
一等三角点比叡山
14:35
14:36
38分
八瀬展望台
15:14
15:16
1分
八瀬天満宮社
15:17
ふるさと前バス停 京都市左京区
天候 | 曇り昼過ぎまで一時雨、のち時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
京阪バス 山中上 ※ 山中上バス停(山中町)は大津市ですが、バス路線は京都市からです。 ※ 別当町(市バスの北白川別当町と同じ)や北白川仕伏町から乗車なら現在の運賃は¥230ですが、均一区間外です。 帰り 京都バス ふるさと前 ※ 均一区間外です。大原(小出石、朽木)方面の路線。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
比叡山地(醍醐比叡山地北部) 延暦寺参詣道古道・辨才天道夢見丘ルート(桜茶屋まで)→(桜茶屋から)府県境尾根→大比叡→近道・谷道→松尾坂(中間部のみ)→西山峠→西山尾根→八瀬天満宮社 ※ この記録では辨才天道夢見岡ルートと書きますが、武覚超「比叡山諸堂史の研究」では無動寺道です。 主要区間の所要時間 山中上バス停→登仙台(一本杉入口駐車場)140分* 山中上バス停→桜茶屋 145分* 山中上バス停→大比叡 210分* *荒道を気にせず歩かれる方はもう少し速いと思います 大比叡→西山峠 50分 大比叡→八瀬天満宮社 130分※ 大比叡→ふるさと前バス停 130分※ ※マーキング等で時間を要したが普通は120分以下位 *危険個所:危険ではないが、辨財天道夢見丘手前谷区間で先日こけたりして擦りむいた。 *道迷い:なし。府県境尾根の判り難いかも知れない所の説明が写真コメントにある。 先日、延暦寺の古道を歩こうと出かけた。谷道区間に大量の倒木はあったが古道は消えて無く、その日は諦めた。 道がないなら儂が切開くと、その後ノコギリを持って再出動したが、途中で挫折した。 地図を見ると後100m足らずで困難箇所を抜けられる。そこで、今日もう一度行ってみた。 比叡山延暦寺参詣道の古道、辨才天道(無道寺道)は延暦寺の無動寺谷エリアへの参詣道の総称。この内京都から山中越を通り、対の燈籠で分岐して一本杉や桜茶屋を通って弁天堂のある無動寺谷に至るルートを、ここでは辨才天道夢見岡ルートと書く。 目次 1. 辨才天道夢見岡ルートで桜茶屋まで 2. 桜茶屋から府県境尾根に入り大比叡へ 3. 大比叡から谷道で近道し西山峠へ 4. 西山尾根道で八瀬天満宮社に下山 1. 辨才天道夢見岡ルートで桜茶屋まで 現在山中越と通称されている京都市道+大津市道の内、京都市から大津市の山中(やまなか)BS(バス停)までの経路は昔の山中越とほとんど変っていない。山中BSから山中上(やまなかかみ)BSまでは新道ではなく、町内の車両と路線バス以外は通行禁止になっている旧道が本来の山中越。山中上BSから大津側は、登山者が通る志賀越と呼ばれている道が本来の山中越である。 辨才天道夢見岡ルートの起点は、志賀越からの分岐点にある対の燈籠とも、北白川ともされている。対の燈籠で良いと思うが、そこは大津市である。このルートは京都の人が歩いた京都側の参詣道なので、それをはっきりさせるとすると北白川になるのだろう。 辨才天道夢見岡ルートは夢見丘(ゆめみがおかと読み、現代では夢見が丘と表記する)を通るが、武覚超の「比叡山諸堂史の研究」の地図では、山中上から夢見が丘展望台(バス停のある遊園地の様な所)に至る現在一般的な「夢見が丘展望台ルート」から、最後の方で西に分岐し、展望台と一本杉の途中で稜線(自動車道)に出る。その根拠は示されていないが、歩いてみればもっともな様に感じる。その後は、一本杉から東海自然歩道のルートに入り、桜茶屋を経て弁天堂(辨才天)・無動寺(無動寺明王堂)に至る。 「夢見が丘展望台ルート」から西に分岐した後、稜線手前で林道に出るまでは、谷道で土砂流出と多くの倒木で荒れている。 2023年11月9日、ルートを調べに行った。「夢見が丘展望台ルート」から分岐して少し進んだ所で、切りのない倒木に嫌気がさして諦めた。 11月27日、飛び道具(古いノコギリ)を持って行った。11月9日より100m程進んだ所で心が折れて打ち切った。帰りに上側から偵察した所、打ち切った地点の100mほど上流まで林道が来ている事が判ったので今日もう一度行ってみた。かろうじて通過できたが、良い道ではないので物好きな人向きだろう。 2. 桜茶屋から府県境尾根に入り大比叡へ 桜茶屋から終着地無動寺までは東海自然歩道になっていて、これを辿れば辨才天道夢見岡ルートは完結するが、わたしは桜茶屋で打ち切った。桜茶屋〜無動寺谷の間で路面の崩れている所をターザンみたいにロープにつかまって渡る所があり、わたしは一度通った事はあるが二度と通らない事にしている。看板に「東海自然歩道、安全な道」と謳っていたがとても怖かった。 今日はその後、府県境尾根を通って大比叡(おおひえ)へ行った。これは便利なルートだ。大比叡は「おおひえ」が本来の読みで、「おおひえい」は許容される可能性はあるが、「だいひえい」は間違い。山岳用語としては「だいひえい」と読むのだという主張は、黄葉(こうよう)を気象の専門用語としては「おうよう」と読むのだと言う主張と同水準。 府県境尾根には、わたしには一つ問題がある。東海自然歩道から林道坂端線への接続道が分岐する付近から府県境尾根に入るのが普通だが、そこから上がるのが怖い。その為、一本杉側から来た場合は、今日の様に桜茶屋から府県境尾根に入っている。どこが危険か安全かは人それぞれだろうし適当に。 途中の自動車道を渡る所は、付近に横断歩道がない。 横断後の登り部分は、傾斜がややきつい上にざらざら崩れる土で滑り易い。やや左側が滑りにくい様に思う。この箇所以外は歩き易い尾根。横断前は里山的なのに対して、横断後はやや大味(個人的評価)。 一箇所ややルートが判り難かったので、写真に説明を書いた。 3. 大比叡から谷道で近道し西山峠へ ちょっと近道した。前半は広々とした谷で歩くのも気持ち良い。後半はでこぼこした谷だが、夢見丘手前の極悪谷と比べるとはるかにマシ。その後西山峠までは松尾坂。 4. 西山尾根道で八瀬天満宮社に下山 松尾坂は石が多くて好きではないので、わたしは西山峠から、峠のすぐ西にある西山山頂の「西塔南尾谷墓地」を通って、西山尾根で八瀬天満宮社に下山した。「西塔南尾谷」と言うのは延暦寺西塔エリアをさらに五谷に分けた内の1つ。 八瀬の街なかではそうでもないが、天満宮社参道内では地元の人に会ったらあいさつした方が良い。(場所によってはあいさつが返って来ないが、挨拶する事が不自然ではないシチュエーションでは、地元の人にはこちらからあいさつする方が良い様に思う。) |
写真
10:07 ここから下りる。一見ちゃんとしたスロープに見えるが、極めて崩れ易いので最徐行した。
もうほんの少し先で下りるのが良いかも知れない。そっちだと露出している木の根が掴み易いが、段差が大きい。
もうほんの少し先で下りるのが良いかも知れない。そっちだと露出している木の根が掴み易いが、段差が大きい。
11:37 府県境尾根はこの少し右側から登るのが通常ルートだが、あそこは怖いのでわたしには無理。
この道標の後ろは夏場は笹などが茂っていて通れないが、この時期ならここから登れるかも知れない。
この道標の後ろは夏場は笹などが茂っていて通れないが、この時期ならここから登れるかも知れない。
12:05 横断歩道がないが横断した。横断後の写真。
「落ち葉が多い、滑る」という様なコメントで、溝に溜った落ち葉と横断歩道がない渡る個所を一枚に収めて、横断前に写真を撮ろうと思案中に、滑って転んで手を擦り剥いた。ショックで写真は撮り忘れた。
「落ち葉が多い、滑る」という様なコメントで、溝に溜った落ち葉と横断歩道がない渡る個所を一枚に収めて、横断前に写真を撮ろうと思案中に、滑って転んで手を擦り剥いた。ショックで写真は撮り忘れた。
12:06 ここの登りの傾斜がややきつい。加えてずるずる崩れる土なので難儀。やや左側から登るとそれほど滑り易くない。
なのに、滑って転んで手を擦り剥いたショックで正面から登ってしまった。
なのに、滑って転んで手を擦り剥いたショックで正面から登ってしまった。
13:16 引き続き谷道を下る。
表道交差後はでこぼこ。小さい岩や大きい石が多い。水っぽい所がある。雑草が茂っている中に水の流れで出来た溝がある。いずれも回避は出来るが、めんど臭いので突っ切る。
表道交差後はでこぼこ。小さい岩や大きい石が多い。水っぽい所がある。雑草が茂っている中に水の流れで出来た溝がある。いずれも回避は出来るが、めんど臭いので突っ切る。
装備
個人装備 |
お金
長袖シャツ
長ズボン
縫付地下足袋12枚馳
行動食(ツナおにぎり/ミニハンバーグ/あらピー/朝淹れお茶500ml)
携帯(スマホ)
カラー紐(PE)
ビニールテープ
標識テープ(リボン)
フェルトペン(名前ペン)
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---|
感想
感想 10月18日PM10:15記
山中上バス停→一本杉
夢見が丘展望台と夢見丘の分岐から夢見丘(?)までは古道は消えてない。「山」を歩く人なら「たまには」面白いかも知れないが、「山道」を歩くのが好きな人にはNGのルート。一言で言って廃道。
一本杉→大比叡
府県境尾根は便利だが登り口をどこにするか。幾つかあるが、わたしは通れない所もある。どこも登れる人も多いかも知れないが、人それぞれだし、ひと(他人)の事まで分からない。
大比叡→西山峠
近道の谷道は前半(途中の表道交差まで)は歩き易く、後半はやや難儀。後半は困難な道ではないがガタガタ道。
西山峠→八瀬天満宮社→ふるさと前バス停
歩き易い。
14:28の写真(コレは京都市のマークか?)の手前でGPS軌跡が東側に半円形に膨らんでいる所は、ルートを外れない様に注意が必要。現状では色々な人のマーキングがあるのでそれに注意。GPSもかなり誤差があるので、マーキングがある所ではそちらの方が信頼性が高い様だ。
GPSは携帯によって正確度に差があるのだろうか。わたしのはあてにならない。現実の地形と画面の地図を見比べて、頭の中で修正が必要。
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