2023 LAKE BIWA 100


- GPS
- --:--
- 距離
- 161km
- 登り
- 9,932m
- 下り
- 10,119m
コースタイム
- 山行
- 44:26
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 47:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://hiralakehouse.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎大会HP https://lakebiwa100.com/ ◎開催日程 2023年10月6日(金)~10月8日(日) ◎距離:100mile(169km) ◎累積標高:D+10,400m ◎制限時間:52時間 ◎募集定員:300名 ◎参加費:35,000円+決済手数料 ◎エントリー要件【参加資格】 ・18歳以上の者(レース開催日時点で) ・申込時までに以下のいずれかを満たす者 1) 2021年or2022年にLAKE BIWA 100を完走した者 2) 2018年以降に100mile以上のトレイルランニングレースを 完走した実績のある者 3) UTMB INDEX (無い方はITRA performance index)の 100Mカテゴリーのインデックスが450以上である者 |
その他周辺情報 | ◎天然温泉比良とぴあ https://www.hiratopia.com/ 営業 10:00~21:00(受付終了は20:30) |
写真
https://sites.google.com/view/kengoishihara/trail-and-food
感想
今年3回目の100mileレースは「LAKE BIWA 100」。
3月の球磨川リバイバルは関門タイムアウト。
4月のUTMFは怪我でリタイヤ。
3回目の大会もDNFは嫌だという事で、自分なりに準備はしてきた。
けど、不安は全然拭えない。
とにかく、周りのペースに引きずられずに、第3エイドがスタート地点のつもりでマイペースで行く事を心がける。
スタートして第1エイドまではバンバン抜かれていくけど気にせずにマイペースで順調に行けてヨシヨシと思ってたら、胃のムカムカが早くもやってきて行動食の補給が怠りがちになってきた。血糖値も下がってきたようで体に力が入らなくなってくる。
第2エイドについてから腰かけて、どうしようか?と、グダグダと悩む。
周りの選手は元気よくどんどんエイドを出発していき、気がつくと選手は自分一人だけ・・・何だか気まずい雰囲気なので、とにかく第3エイドについてからどうするか考えようと出発。
第3エイドについたら、宿で同室だったTさんと会った。20分仮眠したらしい。
自分もドロップバッグに寝袋入れてるので、それを持って仮眠所に向かい20分間就寝。20分後に目覚めると胃のムカムカはかなり和らいでる。これなら食事もとれそうだと思い、カレーをゆっくり食べる。腹が満たされてくると元気も出てくるし、脚は全然大丈夫な状況。いきなりの内臓トラブルはあったけど、まだ始まったばかりなので巻き返せると気持ちを入れて次へ向かう。
第3エイドからは東海自然歩道がメインになるので走れる区間になってきた。走っても内臓は大丈夫そうなので、無理はしないけどそれなりに走れるところはジョグペースで進む。途中でベテランの方の後ろにつかせてもらい、引っ張ってもらい夜間の道迷いを防ぎながら夜明けを待つ。
夜が明けると気持ちも軽やかとなり、第4エイド手前からペースを上げて第5エイドまで順調に距離を稼げた。ここまで来ると距離も100km手前となり、完走できそうだという気持ちになりはじめて余裕が出てきた。
ここのエイドだったと思うけど、奇数ゼッケンの選手は持ち物検査を実施していた。指定された5品目を確認してもらい問題なく次のエイドへ出発。
ウォーターステーションを経て第6エイドまで来ると残り距離も44km位となり怪我しない限りは完走出来る!と、確信を持ち、テンションを上げたまま2日目の夜を迎えて夜の山へと突入していった。が…やはり簡単には終わらせてくれない。
2日目の夜は眠気がかなり強い。林道を歩いて登っていく時には意識朦朧で気がつくと距離は全然進んでないのに1時間位経っており焦る。
コーヒー飲んでカフェインとれば?とも思うけど、胃がやられるのを恐れて飲む気にならず。
登山道脇で横たわって3分位目をつぶるけど、今度は気がせいて寝れない。
起き上がって、ゆっくり進んでいると突然スズメバチが襲ってきた。(夢でないと思う)スズメバチの殺気にビックリして尻もちをつく時に振り払ったストックにスズメバチがヒットして地面に落ちたので、ごめんなさい、ご臨終願った。
これで眠気は一気に覚めて登りのペースも再び上がってきた。
夜の山をスマホ片手に持ち、間違った方向に進んでいかないようチェックしながら走っていく。突き抜けた感がして「ゾーンに入った」ようだ。
最終第7エイドに到着するとゴールまで48時間切れそうなので、補給もそこそこにしてすぐに出発。ラスボス蓬莱山に登りつめてから、景色を楽しむことをせずに、すぐに下山開始。最後のロードも全力走で出し切って歓喜のゴール。
足がプルプル震えるほどに出し切った満足感に浸りながら、ゴール時間に合わせて来てもらったhiro811さんと合流。翌日の登山に備えて会場を後にした。
今回のレースは第3エイドまで走れない区間が多く、とにかくエグかった。
そして2日目の夜の山道は一人での時間が多かったので、とにかく眠かった。
序盤で内臓トラブルでペースは上がらなかったけど、後にして思えば、それが良い方向に働いたようだ。
過去に出場した100mileレースとは別カテゴリーと思える程に強烈なコース設定(制限時間52時間な訳が分かった)とエイドの充実ぶり、スタッフの方々の優しい対応等、素晴らしい大会でした。
大会関係者の皆様、家族、友人、コース道中で励ましあった選手の皆様方、ありがとうございました。
完走者には来年の優先エントリー権が与えられるようなので来年も是非…
とは即答できない程に悩みます。
来年4月の優先エントリー開始まで考えてみます。
コメント
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100miles、D+10,000mはエグい、標高グラフが急峻そのものですね😵
淡々と進まれたかと思いきや、コースや心情の変化にハラハラしながら読ませてもらいました🏞️
景品やBBQやフィニッシャーだけのステータス🏆️羨ましいけど、手に余りすぎる😂尊敬します🎉🎉🎉
凄くいいお勧めできる大会ですので、UTMF(FUJI)を完走した後には是非チャレンジしてください。
凄い!以外の言葉がありません。
完走おめでとうございます!
こんばんは!
100マイルレースは脚力だけで完走はできないので、山力やトラブル対応等の総合力が必要だと実感しました。奥が深くて面白いですよ。
レベルは違えど…週末は自身5年振り、4年振りの開催となる四万十川ウルトラ100㎞に参加してきます。
この記事、そして5年前完走時に頂いたコメントに新たな挑戦へと立ち向かう勇気を頂きました♪
以前は憧れていたものの、今となっては100マイルは遥か夢の向こう側。。
舗装路100㎞でもそろそろ限界かと感じている訳ですが。。。
未だスタート地点に立つ勇気?だけは保っております
個人的に…今年の夏6年前の四万十100(こちらもコメント頂いてました)以来、自身2度目のDNFを経験。
引退も頭を過りましたが。。
今年2度のDNFを経験されてもゴールを目指された姿勢、あらためて敬服いたします
完走、おめでとうございます☆
こちらこそ、ご無沙汰しております。
自分も3回続けて100mileレースDNFであれば、もう100mileは止めておこうと考えていましたが、今ではチャレンジできる環境にあるならばDNFであっても続けてみたいと思えるようになりました。
レース中は「できる」「だいじょうぶ」「ありがとう」の三つのポジティブワードを言い続けて気持ちがネガティブにならないように心掛けたりもしました。
四万十ウルトラだと気持ち、身体のコンディションを何度も上げ下げ繰り返すでしょうからポジティブで乗り切って完走してください。
応援しております。
裏方でランナーの皆様を応援させていただきました。
本当に素晴らしい大会でした。
はじめまして。
裏方として大会を支えていただき、ありがとうございました。
エイドやコース上で皆さんに応援頂けることで元気をいただき
辛い時間帯を乗り切る事ができました。
100mileレースは5回目ですが、その中でも一番素晴らしい大会でした。
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