記録ID: 5658717
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床
知床縦走 (羅臼岳→硫黄山)
2023年06月26日(月) 〜
2023年06月27日(火)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 17:15
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,533m
- 下り
- 2,499m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:30
距離 9.8km
登り 1,671m
下り 540m
天候 | 2日とも晴れ、ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
■行き ホテル地の涯に駐車。 登山者は端の未舗装部分に停めるルールらしく、スペースは5〜6台分だけです。 ■帰り 硫黄山登山口(カムイワッカの滝)にタクシーを呼び、車の回収に向かいました。 ■タクシー手配の手順 事前(3日前くらい目安)に大体の日時で仮予約をしておく。 下山中に新噴火口に着いたら再度電話で下山予定時刻を伝えて予約確定。ここで電話しないと迎えには来て貰えないそうです。新噴火口付近は携帯の電波は安定してました(au) 新噴火口から下山まで1.5時間弱でした。 @ウトロ観光ハイヤー 0152-24-2121 @料金8,000円 ■硫黄山登山口〜カムイワッカの滝 通過申請 以下サイトで申請書をメール提出。 すぐに書ける。 https://www.okhotsk.pref.hokkaido.lg.jp/kk/akk/shiretoko_riyou.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
■整備状況 羅臼岳〜硫黄山の縦走路はルートは基本明瞭。ハイマツ漕ぎがしばしばあって、特に二つ池〜南岳の区間は濃くて長め。 携帯トイレブースは銀冷水の一箇所のみ。 ■通過した水場 ・弥三吉水 流れあり。 量は豊富。 ・銀冷水 流れはあるが弱めなので、他と比べると飲むのには躊躇するかも。 ・岩清水 岩壁から滴っている。 水が細いが時間かければ補給は可能。 ・三ツ峰露営地 雪渓の融雪。流れあり。 雪量は豊富で暫くは持ちそう。 煮沸もしくは浄水器で実際に利用しました。 ・サシルイ岳の北面 雪渓の融雪。流れあり。 雪量はかなり豊富でまだまだ当分持ちそう。 ・オッカバ岳の北面 雪渓の融雪。流れあり。 雪量は豊富で暫くは持ちそう。 ・ミクリ池 雪渓の融雪。流れあり。 雪量は豊富で暫くは持ちそう。 平地を流れている感じなので、他と比べると飲むのには躊躇するかも。 ・二つ池露営地 流れはない溜まり水だが、見た目は意外と綺麗。 水位は豊富で暫くは持ちそう。 ・硫黄沢 雪渓の融雪。流れあり。 雪量は豊富で暫くは持ちそう。 ■注意箇所 縦走中に雪渓を度々通過します。 下記に挙げた硫黄山付近の雪渓が要注意です。その他の雪渓は壺足でも大丈夫な感じです。 今回は雪渓用に軽アイゼンとトレッキングポールを持参しましたが、下記箇所では正直ピッケルが欲しかったです。(個人毎の判断になるが、この時期にこのコースを歩くならピッケル携行が安全に感じた) ①知円別岳〜硫黄山露営場分岐の間の雪渓 ザレ場を下った直後の登り返しで雪渓が現れます。これ迄の雪渓に比べると急斜面で緊張し、ここでは軽アイゼンは役に立ちません。 雪質は柔らかくキックステップは有効。途中から右端の雪渓が無い部分に逃げれました。 ②硫黄山直下の雪渓 ここもかなり急斜面な上、遥か下まで雪渓が続いており滑落は命取り。 縦走の場合は短距離ですがトラバースで通過が必須です。ステップができていたので、緊張しつつも壺足で行けました。 硫黄山山頂に向かう際は雪渓を通らず、右側の雪が無い箇所を登れます。 ■ヤマレコ地図の間違い 三ツ峰露営地の場所が実際と結構ズレてました。地図だと三ツ峰の直下ですが、実際はもっとサシルイ岳寄りのコルの部分にあります。 運営さんに地図修正依頼を出したので、その内是正されるかもしれません。 →その後、地図修正して頂きました(7/1確認) |
写真
露営地を探して焦っていた時、ヒグマ親子が登山道付近にずっと居座っていて進めなくなった。ハイマツで隠れ見失ったので先に進んでみたら、登山道をこちらに歩いてくるヒグマと出会い頭に遭遇。相手が先に俊敏な動きで逃げていった。荒い息遣いが聞こえて恐怖。その後も登山道から離れてくれず、ヒグマの正確な位置も再度分からなくなり、暫く足止めに。
撮影機器:
感想
今年の北海道遠征①
最近は天候が不安定な傾向ながら、縦走の2日間は天気に大変恵まれました。
やたら暑いなと思っていたら、ちょうど北海道北見が全国最高気温になっていたとか。
この時期はまだ人が少なく、他の縦走者とは出会った限り2組で、かなり静かな山行となりました。
ヒグマはもう勘弁、、、
縦走中は楽しかったのですが、下山では完全にバテてしまい、最後は久しぶりに気力勝負になりました。
大雪山などに比べると情報を調べづらかったので、水場や雪渓通過に関してはなるべく詳細に記載しました。
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コメント
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また、また、北海道上陸ですね。天気も良さそので何よりです。
ついに、ヒグマに遭遇してしまいましたね。
私も8月に幌尻岳予定してますので、出来れば出会いたくないものです。
まだ、北海道にてお楽しみでしょうから、気をつけてくださいね。
今年もシーズン始まりますね。幌尻岳のレコ楽しみにしております。自分もいつか行ってみたい山です!
知床連山下山後は天気悪化傾向なので、今回の遠征はこれで切り上げようと思います。
32回とは凄い!素直に尊敬です。
親子グマの目撃情報は最近他にもあるようですね。
釈迦に説法ですがお気をつけて、32回目の縦走もお楽しみ下さい。
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