白髪岳、松尾山で道迷い、そしてきたあかり。


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 879m
- 下り
- 808m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
松尾山から住山集落への下山道に注意が必要 |
写真
感想
「楽しかったぁ〜」「怖かったぁ〜」「疲れたぁ〜」「嬉しかたぁ〜」な、山行でした。
4月に職場が変わり、日々デスクワークに追われ、疲れと体力の低下を実感していたため、このままではいかん!!と思い立ち無理やり休暇をもらって平日山行へ。
行き先は、丹波の名峰白髪岳。標高こそ高くありませんが、変化に飛んだコースに、岩場、山頂からの絶景と盛りだくさんなお山です。
いつも通り登山口最寄りまで公共交通機関を使い後は徒歩で。
JR古市駅から登山口までは50分程かかっちゃいました。電車に乗ってる時間と変わんない…。
さて。
まずは白髪岳方面へ、そこから松尾山を踏み、周回して駅へ戻るルートを取ります。
登山口までの住山の集落を歩きながら、簡単に朝ごはんを済ませ、気分もお天気も上々。
舗装路が砂利道に変わり、やがて登山道に。ワクワクです。
と言いながらも、いきなりの急登に体力の低下は激しく、ちょっとダメやわー、あとちょっとだけ、を何度繰り返したか。
ほんとここ2ヶ月は、通勤の僅か5分程の距離を歩く以外、ほとんど歩くことすらしなかったため、身体が悲鳴を上げる早かったです。
松尾山からの帰路の出来事を思い返すと、無理しない方が良かったなぁーって今は思い返しています。
まぁとにかく!
楽しみにしていた白髪岳山頂間近の岩場までたどり着き、岩肌にとりついたその瞬間だけは、頑張って良かったー。楽しいーに様変わり。
岩場、鎖場(ロープかな)といっても、適度に手足を支持確保できるため危険はなく、程よいスリルと高度感に気分も上がります。
2度の岩場をやり過ごせば山頂。
山頂からは、360度の眺望が開け心地よい風が気持ちいぃ。
ただ山頂は狭く、クマバチがたくさん飛んでましたので長居せず、次の目的地、松尾山へ出発。
白髪岳山頂から松尾山へ向かう下りは、またこれがビックリの急降下。
脚は短いわ、膝に不安があるわ、ほんと足場に困りました。おまけに地面は緩かったり、滑ったりと、まぁ大変…。
事前に色んな山行記録を拝見し、松尾山の山頂は眺望0と言うことは分かってましたので、別に行かなくてもいいかなーとも思いつつ、今日のお昼は久しぶりにラーメン作ろーって、今朝、ザックにインスタントラーメンとクッカー、バーナーを詰めて来たことを思い出し、あとちょっと頑張ることに。
結果的には、これがダメでした…。
途中何度か、下山のルートがあり、そのたびに降りようかなーって考えては進み。
そうなんです。
本当にダメだったんです。身体がやめとけって言ってるところを、ラーメン作る!!に変に意固地になっちゃって。
なーんとなく松尾山の山頂には着いたものの、気分は上がらず、食欲ももーひとつ。
結局ラーメンは作らず、おやつに持ってきていたクリームパンを頬張って終わりに。
少し休憩も出来たので、さあ帰りましょっと下山の案内標識を見てスタートしたのですが…。
山頂広場から一歩、また一歩と進むうちに、だんだんと踏み跡は怪しく、ほんとに合ってる?と思いながら千年杉までやって来たのですが、そこからますます、あれれ???の連続。
たまーに、赤いテープを見つけるとホッとしたり、でもやけにポロポロやなっと不安になり。
その結果、完全に道迷い…。やばい!!
携帯の電波は届かないため、地図とコンパスと山の傾斜や沢の音、太陽の位置を頼りに正規ルートに戻れることを祈って信じて進むことに。
体力があればまだしもなんですが、身体は既にめーいっぱい、メンタルも完全に弱っちゃって。
でも、何とかここを打開せねば!!と滑り落ち、ずり落ちた先にお地蔵さんが!!
お地蔵さんがいらっしゃると言う事は、どこかにお参りに来られる方のルートがあるはず!!とモチベーションを高めますが、相変わらず景色はどこも同じ。次の一歩が踏み出せず、さらに地図とコンパスと山と空をとっかえひっかえにらめっこ。
ただ時間をかけすぎるも怖いので、ここだと決めて前進。
どれくらいの時間、距離を進んだのかな?
何やら人工物がチラッと見え、やがてそれが民家の屋根だと分かった時は、本当に飛び上がりました!!
ホォーっと響き渡るような吐息が漏れたんじゃないかな。
そうなると止まりませんね。急な道なき道を飛ぶように、実際はずり落ちてるんですけどね。
そして降り立った場所は、松尾山登山口に至る集落の一番奥にあるお家の裏手でした。
どうにか麓に辿り着いたから良いものの、もし…。
道迷いは、山の高低じゃないですね。
初めての山、また踏み跡の少ない山は特に、自分の体調、事前準備に装備に。しっかりしないと!!
良い勉強になりました。
後でネットを検索しましたが、僕と同じような道迷い経験者が、まぁまぁいらっしゃることが分かりました。
それとは逆に、特に迷うところはなく・・・とつづった記述もあったりして。
さてさて。
心身共に疲れ、とぼとぼ駅までの50分を歩いていたところ、畑仕事をされていたおっちゃんが不意に声を掛けてこられ。
なに?と振り向いたところ、
「ジャガイモやろか?今掘ったとこやで。」
えっ?ただの通りすがりのハイカーですけど?
「きたあかり言う品種や」「これ掘ってもて、次に黒豆植えるんや」
じゃあお言葉に甘えて…ありがとうございます!!
「今度また会ったら、黒豆やるわ。本場の丹波の黒豆美味いでー」
なんて温っかい言葉なんでしょ!!
凹んでた気分も、一瞬にしてスッキリ快晴です。
そう言えば行きの道中も、庭先から「気をつけてねー」って、二度ほどお声掛けをいただきました。
なんなんでしょ!!
住山の方のこの温かさと、笑顔は!!
再訪間違いなし。
今日の失敗もリベンジするぞー。
それとラーメン作りもね。
懐かしく拝見させて頂きました〜
娘が当時小学生低学年時代
今は大学生ですが、一緒に登りました
鎖場をアスレチック感覚で喜んでいたのを思い出しました。
それと近所の方々が色々声を掛けてくださった事 色々親切でした〜
それと車〜 懐かしの名車増えてます
以前は道路より上のお家の方に置かれていました
ご主人が留守で奥様が色々ご主人の趣味の話をしてくださいました〜
私も車大好きなんでよく覚えています♪
突然のコメント申し訳ありません
今後とも宜しくお願いします
安全第一でお互いご安全に
ご一読いただいた記録が、想い出に繋がりコメントを頂けるとは、本当に嬉しい限りです。
この回の山行は色々な意味で、私も想い出に残るものになりました。
丹波の山も、人も、空気もほんと素敵ですよね。
そうですか!!
車は以前からあったんですね。その当時はまだ走行出来る状態だったんでしょうね!?
丹波路を疾る117の姿を見たかったなぁー。
初めて買った車(中古)は、同じいすゞのPF60型ジェミニでしたが、当時から流麗な117のスタイルは憧れでしたね〜。
秋になってまた再訪、再見学に行って見ようと思っています。
コメントありがとうございました。こちらこそ宜しくお願いします。
こんばんは、ありがとうございます
車は以前も動かない状態でしたね〜
どの車も今の状態の様な感じでした
当時はもっと車の数は少なかったですが
色々思い出が蘇ってくる
大変ありがたいレコでした〜
私らも色々な人に声かけて頂きました
1967年生まれの私ですが、同い年くらいの車両もありました〜
117クーペはその頃生産されていましたよね
私の友人が好きで、今年に入って117購入しました〜
スーパーカー世代です〜w
今後とも宜しくお願いします
こんばんわ。
同級生の様な車。いまだに色褪せないのはどう言う訳ですかね!?
私なんか色褪せる一方なのに…
ご友人、今年に117ですか!!
当時200万程だったでしょうか?
今旧車ならそれ以上ですか〜。
ロマンですね〜^_^
古市までの道程で出会う地元の方々、私も本当に暖かい人柄を感じました。
実は山の印象より深く記憶に残っています。
拝読する内にまた行きたくなりました。
拙い日記に拍手くださりありがとうございます
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