青森県/釜臥山・霊場恐山


- GPS
- 05:09
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 970m
- 下り
- 759m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
06:01 弘前 06:48 青森 青い森鉄道 06:53 青森 07:40 野辺地 JR大湊線 08:06 野辺地 09:08 大湊 JRバス東北 下北線 240円 09:05 大湊駅 09:12 海上自衛隊前 (登山) 入山料 500円 13:40 霊場恐山 14:40 恐山温泉 入浴 (開山期間 5/1-10/31) 15:10 霊場恐山 蓮華庵 (開店時間 09:00-15:30) 15:40 恐山 発 18:20 弘前 着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
釜臥山スキー場→七面山 スキー場の斜面を登って行く道。 第1リフト乗り場を過ぎたあたりで黄色いヘビが登山道にいた。 七面山→薬師天 樹木の中、急勾配の坂を岩や木の根を頼りに登る道。 30分以上かかるためペースを落として進む必要がある。 薬師天→釜臥山 ガレ場。 樹木など風を遮るものがないため、強風に注意。 釜臥山→霊場恐山 舗装道路である「かまふせパノラマライン」上を進む。 6月上旬に開通するので、それ以降に歩く人は車両に注意。 霊場恐山 山中にある像への道のりで黄色いヘビを目視。 |
その他周辺情報 | <施設> 水源地公園 釜臥山スキー場 釜臥山展望台 かまふせパノラマライン 霊場恐山 <鉄道> JR大湊線 大湊駅 <バス停> 大湊側 海上自衛隊前駅 恐山側 恐山駅 <自然公園等> 下北半島国定公園 東北自然歩道 No.05 霊場恐山参拝の道 <自衛隊> 海上自衛隊 大湊地方総監部 航空自衛隊 第42警戒隊 |
写真
弘前駅から3時間強で大湊線の終点、大湊駅に到着。
吹越烏帽子に登った先週木曜と比べて少し人の多い車両の中で、両親に送る旅先からの葉書を書いていた。
普段なら登山後に郵便局で書いているが、今回は帰りのバスと鉄道の乗り換えを考えると不可能なので、大湊駅前の郵便局に行くことにした。
大湊駅前の郵便局に行こうと歩道を渡った途端に、JR大湊駅着では乗車に間に合わない筈のJRバスがやってきた。
急いで駅入り口にあるバス停まで戻って乗車する。
タクシーを呼ぶつもりが、まさか-3分乗り換えに成功するとは思っていなかった。
郵便局によって風景印を押して頂いた後に、公園へ。
水源地公園のつつじが咲いていて、色鮮やかに公園を染めていた。
公園の名前になっている水源地の施設を見にやってきたが、老朽化でこの上を渡ることはできないようだ。
ここで陸奥湾を眺めながら、下山して来た70歳のおじさまと20分程度の間話した。
地元の方でよく釜臥山に登られているらしい。
60代から登山を始めて、何度もこの山を登れる体力をつけているのだから素晴らしい。
写真も撮って頂いた。その節はありがとうございました。
この一帯は急勾配な坂を岩や木の根を頼りに登り続けなければならない。
木々に囲まれ、七面山までは見えていた釜臥山山頂も隠されて、ゴールまでの距離感が掴み難い。
ゆっくりとしたペースで呼吸を整える。
釜臥山から降りて来たところにあるヒュッテ。
パノラマラインの整備のために来た方の車両が3台あり、車内でお昼休憩をとっていた。
この先、ヒュッテから陸奥湾展望台まで上り坂になっている。
ゲート閉鎖の理由は、「積雪の影響による落石等の危険がある」ためと書かれていた。
落石箇所の補強はされていたので、6月上旬の開通に向けて整備が進んでいるようだ。
感想
先週、東岳に登った際にスライドした夫妻から20日(土)に釜臥山へ山岳会(?)で登るので一緒に如何と誘われていた。
釜臥山は前から登りたいと思っていたので、参加しようとしていたのだが、19日(金)に雨が降り、20日(土)は曇の予報だったので断念。
加えて当日18日(木)は全国的に気温が高く、弘前も30℃近くの快晴と予想されていたので、避暑の意味を込めて釜臥山に行くことにした。
大湊は良港として旧海軍の軍港が整備された街でもあり、今も海辺には海上自衛隊、釜臥山周辺は航空自衛隊がある。
水源地公園も旧海軍の遺構としても整備されており、軍事との結びつきの強い土地柄であることが見てとれる。
スキー場として開発されるだけの斜度がある登山道を休まず登るのは困難。
そうして休む度に陸奥湾を振り返ると、麓の街と艦艇だけしか見えなかった風景が、いつしか芦崎の砂嘴とむつ市街地の全景が見えてくるので、標高上げた実感が込み上げてきた。
第1リフト降り場にあるスタートハウス近くで休憩されていた、おじさまの横に座り暫し休憩を取ることにした。
2人で陸奥湾を眺めながら、おじさまの地元むつのことや、下北と函館の関係性、最近のルーティンなど話が弾み、気づけば20分以上会話していた。
最後に釜臥山を背景に私のことを撮影して頂けた。ありがとうございます。
七面山を出発して、岩木山よりきついと感じてしまう斜度のある坂に辟易しながら30分程度格闘して、薬師天と呼ばれる岩壁に到着。
ここまで来ると山頂がとても近く、風が吹き付ける最後のガレ場を登り切って釜臥山を登頂した。
釜臥山山頂に通じる「かまふせパノラマライン」はまだ開通していないので、山頂および展望台周辺には私以外誰もいない。
薫風と太陽の温かさを感じながら、眼下に広がるむつ市を眺めて飲む温いinゼリーはまあまあ美味しかった。
かまふせパノラマラインを1時間程度かけて降りて、青森県道4号線に合流。
恐山の北部でクマに襲われる事件が16日(火)にあったのでビクビクしながら降りて来たものの、県道に入れば自動車とバイクが行き交うので緊張が解れた。
県道を10分程度降りると硫黄の匂いが届いて、今旅の目的地である霊場恐山と宇曽利湖が近いことが理解できた。
森を抜けると、明度の高い青い湖とその向こうに大尽山が見えてくる。
大尽山は思っていたよりも尖った形をしているんだなと感じた。
入山料を支払い霊場恐山の中に入る。
境内を1時間程度かけて一周して、山行でかいた汗を流すために温泉へ。
温泉は男湯・女湯・男女入れ替え・混浴の四つがあるらしいけれど、男湯とあったのは「薬師の湯」の一つなので、この建物に入ることに。
既にいた方が服を脱いで温泉に足先を入れるものの、あまりの熱さに「これは無理だ」と言って、帰られてしまった。
建物の中には私の1人だけ。
私がバックの中を片付けて服を脱いでいる間に、次の方が入り服を脱いで温泉に挑戦。
服を脱いで掛け湯の段階で熱湯に苦戦していると、先駆者のおにいさんに蛇口から水が出ることを教えてもらい、桶に熱湯と水を1:2の比率で混ぜて身体にかけて慣らしていく。
5分程度水を流していると漸く蛇口周辺であれば辛うじて肩まで浸かれる温度になったので再度挑戦。
温泉にいる間、おにいさんと互いの旅の話などをして温泉を楽しむことができてよかった。
私がこの後、鉄道を利用して弘前に帰ることを話すと、おにいさんから弘前まで自動車で送ることを提案され、ご厚意に甘えることに。
閉店時間が迫る食事処で山菜そば(800円)を注文。
山行当日で初めて食べる料理かつ、疲れ切った体に効く塩味があるスープに入った蕎麦は、本当に美味しい。
水3杯とオレンジジュース(300円)、山菜そばのスープを飲み干して店を出る。
会話しながらの2時間半強のドライブは、列車の中で黙々とスマホを触るよりも時間の流れがとても早く感じられた。
おにいさんのホームである山形県に行く機会は少ないけれども、就職した際には是非訪れたいと思っています。
本当にありがとうございました!
p.s.
青森に来て、ついに6年目。
就職する前に、「岩木山・八甲田・恐山の3つは頂上まで登ろう」と思い、残すは恐山のみ。
上記にあるプロフィールの自己紹介に「岩木山・八甲田・恐山」登頂の目標を掲げてから8ヶ月。
恐山山地最高峰の釜臥山の登頂をもって、目標を達成できました。
これまで自動車無しの日帰りができる様な山行を計画していましたが、それも難しくなって来ました。
レンタカーを解禁して遠くまで足を伸ばせたらなと思います。
(各地を訪れると、会話のネタも増えるということを今回の旅で実感しました)
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