パプアニューギニア最高峰・ウェルヘルム山4509M

コースタイム
9/4(日)5:00(時差日本+1hr)ポートモレスビー Port Moresby 空港すぐのゲートウェイホテルTHE GATEWAY HOTEL (送迎車で移動・朝食)http://www.coralseahotels.com.pg/gateway.html
9:30<PX055>11:00ゴロカGoroka 空港すぐBird of Paradise Hotel(送迎車で移動・泊) http://www.coralseahotels.com.pg/birdofparadise.html
アサロ渓谷の村観光・ムームーランチとマッドマン
9/5(月)ゴロカGoroka8:00→<専用車>(この間は国の幹線。それなりに整備。)→11:10クンディアワKundiawaで昼食→(この間はガタガタ。道路整備してくれている現地の人に通行料を払う)→15:00ケグスグルKegsuglのゲストハウス CampJJ泊2800m
9/6(火)ケグスグルKegsugl 8:00…13:15 ピュンデ湖畔の山小屋泊 Base Camp (near the Pindaunde Lake 3440m) 3570mアウンデ湖まで散策
9/7(水)Pindaunde Lake 1:30…8:30ウェルヘルム山 Mt Wilhelm 4509M…13:30Pindaunde Lake 15:00…17:45CampJJ 泊
9/8(木)CampJJ 10:10<専用車>Kundiawa<専用車>16:00ゴロカGoroka Bird of Paradise Hotel泊
9/9(金)9:00Hotel<送迎車>空港ゴロカGoroka11:05<PX961>12:40ポートモレスビー Port Moresby<送迎車&ボート>13:40ロロアタアイランドリゾートLoloata Island Resort http://www.loloata.com/ シュノーケル(3点セットレンタル180キナ/day) シンシンディナーショー
9/10(土)シュノーケル 12:00<送迎ボート&車>ポートモレスビー Port Moresby 14:20<PX054>19:55成田Narita-Tokyo
天候 | おおむね晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
直接電話予約でポートモレスビーまで75,000円(+諸税)で手配できそうだった。 日本からの便は手配の段階では週2土・水、9月から週1土のみになった。水曜発で手配の人はシンガポール経由になったそう。(JAL+シンガポール)その方は慰安ツアーのため追加の費用負担は個人にはなかった様子。毎回30分くらいは遅れた。今回の行程でお会いした日本人の中にも国内便でフライトキャンセルになった人がいた。時折、あるよう。飛行機はほぼ満席。国際便は大方乗り継ぎでオーストラリアへ。 今回PNGジャパン利用。他を利用しても結局安くならなそうでした。 http://www.png-japan.co.jp/ Total 384,440円 ポートモレスビー支店・ゴロカ支店とも日本人常駐 他、日本人常駐の現地会社 ARS DREAM PNG LIMITED [email protected] かもめツアー関連会社のようです。 Lonly Planet掲載の旅行会社でウェルヘルム登山取扱いは少なかったです。 返答のあったのは、PNG Trekking Adoventure http://www.pngtrekkingadventures.com/ ポートモレスビーからの4日ツアー(マウントハーケンMt Hagen経由)で2人だとAS$1520≒128,744円、10人以上でAS$980 現地のガイドさんやビックマン(地域のリーダー)へ連絡取れれば、安くできるかもですが、受信はできても発信ができないとのこと。携帯電話は持っていましたが、手紙はゴロカより奥地では出せないようでした。 ATMは空港やゴロカのホテルにあり、キナが下ろせます。強盗が多いため地方のATMは撤去されているそうです。 ポートモレスビーは治安が悪く街歩きは推奨されないそうです。ツアーにしてもらっていけば大丈夫とのこと。市内のホテルは高く、1泊3-4万円くらいが相場。JICAの知り合いを作って、JICA宿舎に泊めてもらうのがベストとのことです。5K(≒200円)?って言っていたような。 参考資料 Lonly Planet Papua New Guinea & Solomon Island 2008.05版が最新 地球の歩き方 PAPUA NEW GUINEA ダイヤモンド社2009.12 なぜかパラ見のみ… 海外トレッキング入門 日本勤労者山岳連盟海外委員会 2002.11 マッドメン 諸星大二郎 ちくま文庫 1998.11 マンガ 水木しげるニューギニア探検 角川文庫 2008.08 面白いけど、探検場所がセピックで少し違う。 ニューギニア高地人 本多勝一 1971 間違えて子供用の方を取り寄せてしまった! インドネシア側のニューギニアの昔の話。面白いけどたぶん今は違うかも。 世界の名峰 ウェルヘルム山 http://www.nhk-g.co.jp/program/news_documentary/2010/143/index.html まだ見ていないけど、この撮影のときの話をしていたので、これを見たら行かなくてもいいかも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
思ったより岩場あり。岩は滑りにくい。 4000m超えてから長いので高山病になってもなかなか下りれない。 水場は山小屋から少し上までしかないため、十分量が必要。 長袖一枚でも、雨具を着ても、ダウンを着ても、寒さや暑さをあまり感じなかった。(高山病?) 火山でないらしく、温泉もない。 CampJJは発電機を回してくれるので時間帯で電気が付く。ホットシャワーはあるが、湯船はなし。調理は、ガス→切れると暖炉上。 ゴロカホテルは湯船もあり。(2回目の宿泊時には途中でお湯が切れる&停電&カードキー使えず毎回警備員にマスターキーを持ってきてもらった&湯船の栓なし…) ロロアタ湯船なし、シャワーのみ。 飲食店は国全体ほぼないとの情報。全て付いていた。 |
写真
オーストラリア人が多い場所らしいが、今回は何故か日本人が多かった。慰霊団体ツアーの人達と一緒。
感想
・意外とカルチャーショックを受けなかった。裸族のイメージだけど、服は皆着ていた。(ガイドさんに日本に侍はいるのか?と聞かれた。お互い同じレベルかも。)
<驚いたこと>
・ウェルヘルム山に登っている人は他にいなかった! (登山前日に下りてきた欧米人、男1+女2がいたけど、登ってきたのかは謎。)
・ガイドさんは初日は靴を脱いで裸足+短パン+タンクトップで歩いていた。(2日目は登山の格好)
・ガイドさん+ポーターさんは、魚を見かけると枝を尖らせて刺そうとし、鳥を見かけるとパチンコで撃とうとしていた。獲れたら今日のランチにするとウキウキしていたので、成功はしなかったが、本気だった。(こういう風だから極楽鳥も見れなかったのかも…)
・山小屋には調理設備が揃っていそうだったが、刃物はなかったよう。散歩から戻るとナイフを貸してくれと訴えられた。
・客のペットボトルを水筒として使う習慣?らしく、空のペットボトルを要求された。ゴミ減量のため、プラティパスに移し替えてくる予定もあったので、ペットボトルで持ってきていてよかった。
・ゴミは全て山に置き去り。拾おうとすると、強い風が飛ばすのでよいと高いところに乗っけていた。残飯は谷に落とした。
・山小屋に犬駐在。ラットなどを食べているらしい。2日目の登山途中まで付いてきた。
・3500m超えても大きな湖があるのは不思議。
・ウェルヘルム山が現れるのは毎日だいたい6-7時だけ。他はガスの中。
・調理は山小屋内の調理スペースでガスでしていたのに、なぜか外に焚き火小屋があり、煙くて体調がイマイチになった。焚き火小屋はずっと盛り上がっている風だった。
・登山に同行のガイドさん・コックさんも、一緒に高山病&水不足になっていた。
・オーストラリア旅行者が圧倒的に多いはずだが見かけなかった。トレッキングはココダトレイルという8日間96Kmコースが人気だそう。日本軍に勝利したシンボルらしい… ロロアタで韓国人初踏破で取材されたって3人組に会った。
・狩猟の習慣はあっても基本はイモ食なパプアニューギニア人だけど、マッチョな人が結構いる。イモから筋肉を作る酵素を持っているらしい。
・老け顔。実は20代が働き盛りで10代が補助のイメージ。
・道端にたくさん人がいて、車を皆見ている。
・飛行機は常に30分以上は遅れた。CampJJヘの迎えの車は2時間以上遅れた。
・国内線チェックインの際に窓際を希望して、「Window…」と入力しながらつぶやいていたので安心していたら、通路側2席を用意された。
・マッドマンダンスのスローさ。ダンスではない。でもマスクが重いので動くのは大変そう。登山中は高山病で自分たちも同じような動きに…
・自給自足で税金はかからない。消費税くらい。
・物価は高い。ホテル朝食で2000円くらい。
・目撃はしていないが、闘争で流血沙汰は多いらしい。
・ゴロカホテル前は露天が並んでいたが、日の出〜日没の間で営業しているよう。
・ゴロカショーという一大イベントであるお祭りが9/18に控えているためか、旅行客が少なかった。
・おそらくPNG特産のシュガーフルーツが美味しい♪ パッションフルーツから酸味除いた感じ。
・カメラを持っていると、自分を撮ってと言ってくるPNG人たくさん。
・パプアは縮れ毛の意味みたいだけど、その通り男女ともだった。櫛を通すとアフロになるみたい。皆ドレッドかパンチにしてて、なかなかオシャレな感じ。
・お風呂やシャワーの習慣はなく、川や壊した排水管で水浴びをしているらしい。
・yhiro氏はマサライにやられたようで、国内では高山病&後遺症→帰国後38℃↑熱発。ロロアタはマラリアいないはずだけど、蚊にたくさん刺されていたから……
また思いついたら追加します。
■パプアニューギニアについて
スクーバーダイビングで日本人がそれなりに行っているのかと思っていたが
がそれほどでもない。ガイドブックもほとんどない。
日本語の本としては水木茂の一連の著作、本多勝一のニューギニア高地人、
諸星大二郎のマッドメン(これはマンガなので脚色がだいぶある。でもいい
マンガです)くらい。
いまだ不思議な国、パプアニューギニア。
登山の出発地となったゴロカは空港があるが、その近くの広場では部族どうし
の話し合いが開かれる広場があり、いまでもしばしば利用されるという。また
ゴロカのマーケットでは 1 年くらいまえに部族間の争いで人がナタなどで切り
合ったとか。
国というよりいまだ部族社会の痕跡が濃く残っている。
部族社会なので、そのなかで閉じる限り、自給自足で生活が可能で、そのよう
な人たちもまだ多い。
自給自足でやっていけるため、現金収入がないことは治安の悪さにつながっ
ているところがある。首都がもっとも治安が悪いようで、国会議事堂まで車
を止めていて強盗に襲われる被害が頻発している。
現金を手にいれるには盗みしかないことがしばしばあると聞いた。
また、いまだ山奥に暮らし、存在を知られていない部族があるとも言われてい
る。山奥の中を歩いているとそれも左にあらんと思われた。
ほんの数十年前まで石器時代、そこから一気に現代になったため大げさに言
えば大昔と現代が混在した世界を垣間みることができる。
■Mt.ウィルヘルム
4500m 越えということで事前に富士山へ行き、高度順応したつもりでしたが
やはり高山病になりました。
この山は、ベースキャンプ(3500m) から 4000m に上がった後が長い。そして
なかなか高度が変化しない。
高度障害が下山時に現れたため、これはつらかった。歩いても歩いても高度が
変わらず全然楽にならない。意識レベルも低下していたようで余計につらかっ
た。
地元民のガイドさん達は楽かと思ったら、やはり彼らも頭痛がしたという。
ご苦労様でした。
■フルーツ
フルーツが豊富でおいしい
- シュガーフルーツ
みためパッションフルーツにそっくりだが、酸味がまったくない。
控えめな甘さでおいしい。
- トマトフルーツ?
正確な名前は忘れたがシュガーフルーツに似ていながら中身は見た目トマト。
といってもやはり甘みがあって美味しい。
- パパイヤ
- バナナ
- アボガド
この辺は定番ですが、道端に生えていたりする。
yukiさん、yhiroさん、こんばんは。
パプアニューギニア最高峰・ウェルヘルム山、登頂おめでとうございます。
なかなか登った人はいないと思います。是非もっと写真をアップして、感想や行程も載せて下さい。
楽しみにしていますので
お待たせ致しました。
だいたい編集終了です。
オススメな山なのかは微妙ですが…
高山に強くて、長時間歩行好きな人にはいいかもしれません。
PNGに行くなら、ウェルヘルム山に行くより、近場のハイキングの方が面白いかもしれません。異文化をあまり満喫できてない気がしてます。
yukiさん、こんばんは。
写真を見ると、アフリカのンゴロゴロにちょっと似ている気がします。登山スタイルもキリマンジャロに似てるかも。高山病は、この位の高度になるときますよね
しかし相変わらず、僻地の旅行が好きですね
地理的にはオーストラリア人が多そうですが、そんなに多くは無かったんですね。yukiさんが書いている様に祭りに合わせて来るのかな?
何にしても又の僻地の旅行記、楽しみにしていますね
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