竜ヶ石山と竜ヶ岩洞

2022年12月14日(水) [日帰り]

• GPS: 02:23
• 距離: 4.8km
• 登り: 330m
• 下り: 318m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:50
• 休憩: 0:33
• 合計: 2:23

距離 4.8km 登り 330m 下り 329m

10:35 竜ヶ岩洞駐車場
11:38 12:11 竜ヶ石山
12:57 竜ヶ岩洞駐車場
12:58 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

新横浜からこだまで浜松へ、1時間半くらい。ここから遠鉄バス奥山行きで竜ヶ岩洞入口下車、徒歩450m程で竜ヶ岩洞に着きます。バス代は片道700円、Suicaは使えません。時間は1時間10分です。
帰りのバスの時間をネットで調べてきたつもりですが休日のものだったらしく、売店に貼ってあった時刻表を見たら違っていたので焦ってバス停に行きました。ネットと己を信用せず、必ず現地で確認しましょう。
帰りはひかりに乗りました。新横浜まで1時間程です。行きも帰りも自由席でしたがどちらも座れました。

コース状況／危険箇所等

特になし

その他周辺情報

竜ヶ岩洞入場料1000円

写真

12/14 10:35

新横浜から浜松まで新幹線、バスを乗り継いで到着しました。最初に竜ヶ石山に登ります。ここからしばらく舗装された林道を歩きます。

12/14 11:08

登山口に着きました。カレンフェルトに向かいます。

12/14 11:20

カレンフェルトに着きました。

12/14 11:20

カレンフェルト【(ドイツ)Karrenfeld】
石灰岩の節理や断層に沿って溶食が進んで溝が刻まれ、岩柱が林立している地形。墓石地形。

12/14 11:21

ごつごつ。

12/14 11:21

林の中に岩がごろごろしている。

12/14 11:23

12/14 11:25

カルスト‐ちけい【カルスト地形】
石灰岩が雨水、地下水などの化学的浸食作用を受けてできた地形。形によって、カルスト台地、カレンフェルト、ドリーネ、鍾乳洞(しょうにゅうどう)などに分ける。スロベニアのカルスト地方に発達。日本では山口県秋吉台、福岡県平尾台、大分県小半鍾乳洞など。カルスト。

12/14 11:31

12/14 11:33

頂上手前、展望が開けました。

12/14 11:34

浜名湖にかかる橋もみえます。

12/14 11:35

頂上まであと少し。

12/14 11:36

栃窪鉱山の石灰岩採掘地。イナサスという会社が経営しています。

12/14 11:38

頂上に着きました。

12/14 11:46

頂上からパノラマ写真。展望抜群、海が見えてとてもよいところです。パラグライダー発射場でもあるらしく、芝生です。

12/14 12:00

浜松方面。

12/14 12:01

海に近い方はJR線の橋かな？

12/14 12:01

手前は東名高速の浜名湖橋。

12/14 12:07

こんなお立ち台がありました。

12/14 11:58

立ってみる。残念、富士山には雲がかかっている。

12/14 12:05

少しだけ紅葉が残っている。

12/14 12:06

鐘の説明。

12/14 12:08

鳴らしたらすごい大きい音がした。もとは半鐘として使われていたらしい。さすが。

12/14 12:10

山頂直下に大峰大神様。

12/14 12:13

少し先にバイオトイレ。中は暗くてよく見えない、階段を数段上がる和式トイレでした。

12/14 12:23

帰りもカレンフェルト。乗っかれそう。

12/14 12:28

戻ってきました。

12/14 12:43

南天ナンテンの実。メギ科ヒイラギ属の常緑低木。1属一種。お正月飾りに使われる。

12/14 12:50

みかん畑です。

12/14 12:52

民家の石垣に大量のサボテン。ここまで育つのに何年かかっているだろう。

12/14 12:57

下山しました。竜ヶ岩洞に入ります。

12/14 13:01

12/14 13:02

入口。

12/14 13:02

黄金柱。

12/14 13:03

竜ヶ池ノジュール群。

12/14 13:04

股のぞきで見れるつらら石。低い位置で見るとつらら石がよく見えるので股のぞきしなさいということらしい。

12/14 13:05

猿ケ石。

12/14 13:05

乳石。

12/14 13:06

小さな滝と亀石。

12/14 13:07

三体羅漢

12/14 13:07

溶食形態。天井にできたポットホールのようなものだな。
かつてこの鍾乳洞内を天井まで水が流れていた時代があったのね。

12/14 13:08

溶食形態。

12/14 13:09

川底天井。

12/14 13:10

竜の爪。

12/14 13:11

スカラップ(溶食形態)、
スプーンで削ったようなウロコ状の溶食痕。

12/14 13:13

じじばばの里。
孫とおじいさん、おばあさん。昔話をしているのだそうな。

12/14 13:14

ノッチ(溶食形態)、壁面に残されたかつての水流跡だそうです。
隆起してだんだん水面が下がっていったのね。

12/14 13:14

登竜門。

12/14 13:14

狭い通路ですが、何とか通れました。

12/14 13:15

喜びの窓。ここを突破して新洞を見つけたのね。

12/14 13:16

嬉しかっただろうね。

12/14 13:17

ヘチマフローストーン。

12/14 13:17

ワニの岩。

12/14 13:19

鍾乳洞の形成。

12/14 13:19

鍾乳洞の形成。

12/14 13:21

大広間から細いところを通ります。

太い私でも通れます。

12/14 13:22

竜の抜け穴。

12/14 13:22

見上げて撮りました。

12/14 13:26

マリア観音。時々虹が出ます。私は鍾乳洞を色が変わるLEDで演出するのは鍾乳石の色がわからなくなるので嫌いですが、この程度ならよいと思います。

12/14 13:27

12/14 13:27

12/14 13:27

ベーコン。網の向こうで残念。

12/14 13:27

天恵の泉。ちょろちょろ水が流れている。

12/14 13:28

慈母観音。

12/14 13:28

長寿の泉。

12/14 13:28

ひだ状のフローストーンが面白い。

12/14 13:29

天女の泉。水鏡になっています。

12/14 13:29

天井のつらら石が写っている。

12/14 13:33

黄金の大滝手前の小さな鍾乳石。

12/14 13:34

12/14 13:33

黄金の大滝。混雑するからここでの写真は遠慮してねと書いてあるが、私達以外誰もいないので、写真は取り放題。

12/14 13:34

滝はあそこから落ちてきている。

12/14 13:34

滝の真下に通路がある。

12/14 13:36

滝壺に落ちる。

12/14 13:37

竜宮。

12/14 13:38

12/14 13:39

不動様。

12/14 13:39

フローストーン。

12/14 13:39

青い。

12/14 13:41

12/14 13:42

割れ目からつらら石。

12/14 13:42

12/14 13:43

豚バラ肉がある。

12/14 13:43

12/14 13:44

12/14 13:45

鍾乳宮司。

12/14 13:54

本日の目的はここ、鳳凰の間です。

12/14 13:54

12/14 14:08

石花の正体を突き止めに来ました。

12/14 14:13

天井に鳳凰が舞う。確かにきれいな鍾乳石です。
幾億の時を渡りて羽ばたける　鍾乳石の天翔ける鳥

12/14 14:13

右の方の天井。ここは天井の割れ目からつながったようにつららい石ができているのが特徴ですね。

12/14 14:13

12/14 13:57

下には小さなプール。

12/14 13:57

くっついて石柱になりました。

12/14 14:14

石花、どれだろう。

12/14 14:14

プールの中の結晶群のことらしい。

12/14 14:14

プール全体。

12/14 14:15

ストロボ発光で撮って見る。

12/14 14:00

入口のところ、畔石(リムストーン)。

12/14 14:00

これも石花でしょうか。カルサイト(方解石)の大きめの結晶群ですね。

12/14 14:01

12/14 14:02

12/14 14:02

12/14 14:03

上から拡大して。

12/14 14:13

横から撮ってみた。

12/14 14:12

12/14 14:14

12/14 14:18

ヘリクタイト(曲り石)。南大東で色々なヘリクタイトをたくさん見てきたので、それと比べるとここのは小さくて可愛らしいと思います。

12/14 14:21

なかよし。

12/14 14:22

黄金の富士。

12/14 14:22

知の七福神。

12/14 14:24

資料館に来ました。
ここではこれを石花(anthodite)といっているのですね。

ネットでanthoditeで検索するとこのような結晶群の写真が多数出てきます。これはアメリカのロストシーという地底湖の岸にある石花の写真。anthodite、(cave flower)と説明されています。世界各地の鍾乳洞に同様の結晶があるようです。(石花anthoditeは鍾乳洞二次生成物としての構造名)
これはアラゴナイト(霰石)の針状結晶です。(カルサイト、アラゴナイトは鉱物名)写真右の文は英語で書かれていたものが日本語訳されたものなのでちょっと日本語が変。

12/1 10:46

これは南大東の今村洞で見たもの。ガイドさんはアラゴナイトと説明し、鍾乳洞二次生成物としての名前はいっていませんでしたが、これは石花(anthodite)だと思います。
今村洞の記録ID;4980010

12/14 14:24

霰石、ピンぼけ。

12/14 14:24

洞窟サンゴ。

12/14 14:24

霰石かな？

12/14 14:25

洞窟サンゴ(ケイブコーラル)。

12/14 14:25

洞窟トウモロコシ(ケイブポップコーン)

12/14 14:25

犬牙状結晶。これはカルサイト(方解石)。

12/14 14:25

つらら石、ストロー。

12/14 14:25

珍しい形状のつらら石。

12/14 14:26

石筍。

12/14 14:26

ベーコン。

12/14 14:26

流石の輪切り。

12/14 14:27

12/14 14:28

鍾乳洞の一生。

12/14 14:28

これも流れ石の輪切り。

12/14 14:28

石灰岩の生産者たち。

12/14 14:28

石灰岩の形成。

12/14 14:28

秩父中・古生層

12/14 14:28

砂質、砂礫質鍾乳石。

12/14 14:29

樹根管。

12/14 14:29

霜柱状鍾乳石。粘土球。

12/14 14:29

霜柱状鍾乳石。私が買った中国産の燐光を持つ鍾乳石はこれだな。

12/14 14:29

ケイブパール、とても古そう。南大東や沖永良部でみたのは真っ白。

12/14 14:29

ヘリクタイト(曲り石)。

12/14 14:30

これも。

12/14 14:31

カルスト地形。

12/14 15:18

遠鉄バスの下車お知らせブザーが可愛いので撮ってしまった。

撮影機器：

DC-TZ90 Panasonic

RICOH WG-5 GPS RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

Canon PowerShot G7 X Mark III Canon

SOV42 Sony

感想

simunee

　先々週は南大東島でケイビングやカヌーをしました。その時、今村洞で見たお花のようなアラゴナイトの結晶は石花(anthodite)と呼ばれる鍾乳洞二次生成物ではないかと思い、ネットで調べたら竜ヶ岩洞に石花があるというのでここに来ました。交通費がかかるので鍾乳洞だけではもったいないと思い調べたら竜ヶ石山というハイキングコースがあるのがわかり、ここに登ることにしました。頂上は展望がよくてベンチなども置いてある素敵なところでとても気に入りました。平日ですが私達以外にもハイカーがいました。
　下山して竜ヶ岩洞に入りました。2億5千年前の古い石灰岩からなる鍾乳洞で南大東の新しい新鮮な石灰岩の鍾乳洞とは随分違いますが水が流れているせいで今も鍾乳石が形成されつつあり、古い鍾乳石も新しい鍾乳石も両方あって結構面白かったです。石花は今村洞のものとは違う生成物でしたが、鳳凰の間のミニチュアのようなプールと鍾乳石群は可愛らしくてきれいだと思います。残念なのは鍾乳石に触れられないように所々に金網が貼ってあり、見えにくく写真もうまく撮れないことです。鍾乳洞や石灰岩の説明が色々なところにあり、勉強になりました。