岡山県鏡野町 奥津渓八景巡り＋奥津湖湖畔広場 紅葉始めの渓谷美
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 03:38
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 101m
- 下り
- 95m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 3:31
歩行距離6km、歩行時間3時間、歩行数10,900歩、消費カロリー1,560Kcal
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
今年は10月29日（土）より11月13日（日）にかけて交通規制が行われ、南から北への一方通行となります。紅葉の時期は交通規制区間より北の道の駅奥津温泉は駐車場に入る渋滞ができ、国道179号線は南下する車線は渋滞で身動きがとれなくなるので要注意です。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。紅葉は気の早い数本の先端部分が紅葉し始めたばかりで、奥津渓のモミジ全体としては1割も紅葉していませんでした。ただし、ウルシ科の紅葉＜写真33＞撮影地点から大釣橋辺りまでの紅葉スポットは、今回のコースでは特に人が多く常に2,3組とすれ違いました。 遊歩道は名勝奥津渓標柱＜写真02＞辺りから大釣温泉＜写真31＞まで、ウルシ科の紅葉＜写真33＞撮影地点から大釣の赤樫＜写真36＞を経て大釣橋南辺りまで、大釣橋北のたもとから村はずれ地蔵＜写真45＞辺りまで？の3箇所です。基本はコンクリートで、たまに石段や金属の階段があります。濡れて滑りやすい箇所もあるので、運動靴がおすすめです。また、今回は大丈夫でしたが、40�冂�の細道なのですれ違うのは大変です。たまにかがんで木の枝をよけたり草が脚に当たったりする箇所がありますが大丈夫です。岩盤の上をどこでも歩ける箇所もあるので、往路は何度も外れて水際まで見に行きました。復路はほぼ遊歩道と舗装道路を歩いています。 2つの遊歩道の間にも川に下りられる道がありますが、これは般若寺温泉の私有地で客以外は進入禁止です。また、大釣橋北のたもとから延びる遊歩道のほうは、終点は村はずれ地蔵＜写真45＞辺りだったのかもしれませんが、歩けるので進んでいると、対岸に般若寺温泉らしき木造の赤茶色の壁の建物が見えてきました。さすがにこれ以上進むと露天風呂客に通報されそうなので、ここで引き返しました。 石割桜（二代目）の対岸＜写真59＞には下りる道がなく、コンクリートの溝から倒れたササヤブに下りて見に行きました。足元はよく見えませんが大丈夫でした。 なお、GPSのログは「琴渕」＜写真37〜39,44＞周辺は往路で対岸に渡ったようになっていますが、実際には無理です。 |
| その他周辺情報 | 大釣温泉＜写真31＞では日帰り入浴と食事（ランチバイキング＜写真67〜69＞のみ）、土産物の購入ができます。般若寺温泉は日帰り入浴のみ（要予約）です。また、大釣橋のさらに北には道の駅奥津温泉やたくさんの温泉旅館があります。どれも紅葉の時期はかなり混雑しそうです。 |
写真
01眼鏡渕⁉…臼渕の甌穴群＜写真09＞向かいの駐車場は5台程しか停められないので、もっと西の路肩に停めました。10台程駐車可能です。そのすぐ南には岩で川幅が狭くなった箇所があり、眼鏡のように見えました。
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02名勝奥津渓標柱…ガードレールの切れ目から下に下りると、岩の上にこれが建っています。昭和7年4月19日に文部省より「名勝地奥津渓」に指定されました。
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03パックマンロック⁉…奥津渓標柱＜写真02＞からササの間の細道を抜けるとここに出ました。パックマンのような巨岩越しに大釣トンネル付近にある標高550.9m三角点「大釣」峰の南南東斜面が見えました。頂上には琴渕＜写真37〜39,44＞で愛馬とともに身投げしたとされる大河原将監の居城だった余瀬ヶ城跡があります。
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04横切り滝＆フナムシ岩⁉…岩伝いに西に戻ると、舗装道路から見えていた滝がありました。滝の奥の巨岩にはいくつも溝がついているように見えます。連れはこれをフナムシ岩と命名😅
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05横切り滝正面…左がフナムシ岩です。吉井川の流れは右から左、ちょうど奧が対岸で、滝の水は奧から手前に流れています。川を横切るように流れている不思議な滝でした。動画も撮りました。引き返し、ササが倒れた砂地から岩の上に上がり、岩伝いに奥津渓標柱＜写真02＞に戻ろうとしたのですが、連れは無理と判断、ササが倒れた上を適当に歩いて引き返しました。
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06臼渕上流側…岩盤の上はどこでも歩けます。穏やかな渕の右奥に臼渕の甌穴群＜写真09＞の説明板が見えています。この辺りは2,3組お見かけしましたが、ほとんどすれ違うことはありませんでした。
09臼渕の甌穴群…奥津渓八景の一つです。甌穴とは、岩盤のくぼみに入った石が水流で回転を続けることでできた穴のことです。説明板の側に直径30cm程の穴が2つ開いています。8月21日には中にオタマジャクシがいましたが、今回は生き物の気配はありませんでした。この向かいに5台程の駐車場があり、舗装道路に出られますが、このまま遊歩道を歩きました。
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10三角岩の急流…岩がゴロゴロしており、流れが激しくなっています。奧に見える三角形の岩がおもしろいです。流れを動画に撮りました。臼渕＜写真06〜09＞を過ぎるととたんに人がいなくなりました。
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13ナメラダイモンジソウ…遊歩道を歩いていると、足元に満開の株がありました。上3枚の花弁に赤斑があるのがユキノシタ、黄斑はジンジソウ、模様なしがダイモンジソウです。ナメラダイモンジソウはダイモンジソウの変種で、渓流に生え円形の葉は深く5裂くらいします。
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14ヨメナ＆ナメラダイモンジソウ…遊歩道がナメラダイモンジソウロードになっていました😍遊歩道脇と下の斜面は花畑と化しており、下りて動画も撮りました。ヨメナはオオユウガギク＜写真25＞やノコンギク＜写真56＞に似ていますが、直径3�兪宛紊硫屬老圓�1輪ずつつき、葉にはほとんど毛がなく、葉柄もほぼありません。
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15急流越しに色づき斜面…ふと上流側を見ると、巨岩周辺を勢いよく水が流れており、奧にはやはりうっすら色づいた斜面が見えました。光が当たっているのできれいに見えます。
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17タマバシロヨメナ…直径2.5�冂�の白い花です。葉はヨメナ＜写真14＞よりも鋸歯が粗く大きいです。シロヨメナよりも葉がかなり丸っこいものをタマバシロヨメナと呼ぶことがあり、日本海側に多いようです。
18アキノキリンソウ…上り道を無視して川沿いの石がゴロゴロした上を歩きました。遊歩道に上がって少し進んだところです。直径2�兮�らずの花は、花弁のように見える舌状花がまばらについています。
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19石ごろ河原…なぜか周辺だけ小石がゴロゴロしていました。河原の端まで来ると、川幅は1mもなさそうでした。小石の上を跳ね返り生じる小さな波がおもしろかったので動画を撮りました。
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20対岸ウルシ科の紅葉…遊歩道に戻る途中で振り返ると、対岸にオレンジ色になった葉がたくさん見えました。ウルシ科のようです。もう少し赤くなりそうです。
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22岩の上からせり出した大木…見上げると、大木が遊歩道の上から横にせり出していました。1本だけかと思いきや、左側に細い別の木が絡んでいました。見上げて撮った動画のほうがわかりやすいと思います。
23カワガラス…上る階段を無視して直進すると、この辺りで行き止まりになりました。上流側のかなり遠い岩の上で日陰だからか、かなり黒っぽく見えましたが、実際はもっと茶色いです。尾羽を上に突っ立てるクセがあり、ミソサザイよりもかなり大きいので間違えることはないでしょう。動画を撮り始めると、トコトコと歩いて岩の下に下りてしまいました。
25オオユウガギク…遊歩道終点で舗装道路に出る直前です。花の直径は4cm程とヨメナ＜写真14＞やノコンギク＜写真56＞よりも大きく、毛や葉柄がほとんどない葉は鋸歯が粗く大きいです。ここから大釣温泉＜写真31＞の川側の駐車場に下りてみましたが、鮎返しの滝＜写真32＞は見えず引き返して舗装道路に出ました。
26女窟の断崖…天狗岩＜写真27〜29＞とともに奥津渓八景に挙げられています。大釣温泉＜写真31＞向かいに説明板と石段があり、1分程上るとまずこれが見えました。洞窟に大釣大明神と大師様が祀られているといいますが、かなり開放的で洞窟と言えるほど奥行きがありません。
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27祠越しに天狗岩…こちらは大きいほうの祠です。明らかに洞窟の外、天狗岩の基部に祀られています。どちらが大釣大明神かはよくわかりませんでした。ここから動画を撮りながら天狗岩を見上げ、最後に女窟の断崖の狭い隙間にカメラを向けました。
28天狗岩見上げて…特に道はありませんが、気をつけて西側に少し上ると、さらに西の岩などに落下防止のワイヤーとネットがありました。天狗岩も部分的に補強されています。見上げると天狗の鼻が光り輝き、神秘的なシーンでした。奥津渓八景に選ばれているのも納得です。動画も撮りました。
29天狗岩西側面…説明板には花崗岩の柱状節理とあります。断続的な岩の割れ目が柱状になったもののことですが、花崗岩はかたいので立方体になりやすいそうです。
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31大釣温泉…遊歩道の終点です。映画「秋津温泉」のロケ地となりましたが、これは建て替え後の建物で、現在は日帰り入浴と食事（ランチバイキングのみ）、土産物の購入ができる施設となっています。改修工事が終わり9月17日にリニューアルオープンしたので、活動が終わった〆にここでランチバイキング＜写真67〜69＞を楽しむことにしました😙
32鮎返しの滝…奥津渓八景のひとつで、落差は10m程です。鮎が遡上できないほど水流が強いというのが名前の由来です。舗装道路からは木の間からなんとか見える程度ですが、動画も撮りました。実際の位置はもう少し西です。全体をよく見るためには、般若寺温泉で入浴し（露天風呂からは滝が見えません）、私有地を散策するしかなさそうです。なお、舗装道路から下りる道は、般若寺温泉の私有地で客以外は進入禁止です。
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33ウルシ科の紅葉…遊歩道に入ってすぐのところです。ここから大釣橋にかけてが紅葉のメインスポットで、モミジがたくさん生えています。まずは川沿いのウルシ科の紅葉を楽しみました。
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34舗装道路向かいの紅葉…舗装道路の向かい（北側）に見えました。ズームしても少し遠かったのではっきりとはわかりませんでしたが、モミジかもしれません。
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35色づきかけたモミジ…小さな木ですが、全体の半分程紅葉していました。これが一番色づきがよかったです。気の早い数本の先端部分が紅葉し始めたばかりで、奥津渓のモミジ全体としては1割も紅葉していませんでしたが、周辺は琴渕周辺＜写真37〜39＞の遊歩道も含め常に2,3組とすれ違いました。
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36大釣の赤樫…遊歩道沿いに見られます。幹周約7m、推定樹齢400年の巨木ですが、太い枝はかなり切られており、樹高約15mといいますがもっと低いかもしれません。少し見下ろし気味に見えるので、幹の太さがより目立ちました。動画も撮りました。
37琴渕…遊歩道から石伝いにさらに進むと、ここで行き止まりでした。奥津渓八景のひとつで、説明板では、大河原将監が愛馬とともに身を投じた場所とされています。『作陽誌』によれば、大河原将監は大釣トンネル付近の標高550.9m三角点「大釣」峰頂上にあった余瀬ヶ城の城主で、住民の反乱により殺されたとのことです。真相やいかに。ちなみに、＜写真03＞に「大釣」峰の南南東斜面が写っています。
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38琴渕下流側…引き返し遊歩道に戻る途中で岩の上から見下ろしました。とても穏やかで川底が見えており、入水してというのは無理な気もします。なお、ログは対岸に渡ったようになっていますが、実際には無理です。
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39琴渕上流側…奧にうっすら赤くなった木が見えています。動画を撮って遊歩道に戻りました。少し北上すると遊歩道終点で舗装道路に出て大釣橋を渡りました。
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40石ごろ小波…大釣橋を渡ってすぐに対岸に延びている遊歩道に入りました。ここはあまり知られていないのか、入口近くで2組すれ違っただけですみました。この周辺は川の中に石がゴロゴロしているらしく、小さな波がたくさん立っていました。
42滝越しに大釣橋＆紅葉＆妹山…岩盤を歩いていたら、この辺りで行き止まりになりました。振り返ると、あまり落差のない滝越しに大釣橋と全体がうっすら赤くなったモミジ、その奧にちょうど妹山（いもやま）が見えていました😊適当に上がって遊歩道に戻りました。
45村はずれ地蔵…遊歩道に戻るとこれが見えました。天下泰平と彫られています。もしかしたら、遊歩道の終点はこの辺りだったのかもしれませんが、まだ歩けるので進みました。
49般若寺温泉方面…石伝いにどんどん進んでいると、対岸に木造の赤茶色の壁の建物が見えてきました。般若寺温泉のようです。さすがにこれ以上進むと露天風呂客に通報されそうなので、ここで引き返すことにしました。人為的なのかどうかはわかりませんが、周辺は石で囲まれたようにも見え、対岸の岩もおもしろそうです。
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51ブランコ杉⁉…東屋＜写真43＞からは、往路の西側の遊歩道を歩きました。杉の幹が真横から上に曲がって伸びていました。なぜか幹からもう1本、同じように上を向いて伸びている枝？があり、ブランコのようでした。連れが座って脚をブラブラさせています。
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53チャノキ実…こちらは直径3�冂�の実です。割れて種がのぞいていました。ここからは舗装道路です。少し進むと、10台分程の広い路肩があり、自動車が数台停まっていました。紅葉が目当ての人はここから歩くようです。
54笠ケ滝…ちょうど説明板があり、少し遠いのですが正面に笠ケ滝が見えました。奥津渓八景のひとつで井字の滝ともいいます。落差はそれほどでもなさそうですが、大きな水音を立てて岩盤の間を流れ落ちています。ズームして動画も撮りました。
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56ノコンギク…ヨメナ＜写真14＞やオオユウガギク＜写真25＞に似ていますが、直径3�兪宛紊硫屬六淙�かれした茎に1輪ずつつくのでより花数が多く豪華に見えます。また、葉は毛深く葉柄があります。普通は淡い青紫色に見えますが、たまにこの株のように淡いピンクに見えます。
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57松崎天民歌碑…真庭市（旧落合町）出身の新聞記者・文筆家で奥津を愛した松崎天民の歌碑です。友人など有志がこの歌碑を建てた旨が中央の銅板に彫られています。「奥津湯の情あつきに一夜寝て雪に明けたる今朝のよろしき」の歌は、この銅板のすぐ右に彫られていますが、苔むしているので気づきませんでした。右の「友保知翁顕彰碑」のほうがかなり目立っていますが、この方は歌碑を建てた際の奥津総代です。
58石割桜（二代目）…奥津渓八景のひとつで、初代はもっと国道179号線近くにありました。石の上に広がり枝を伸ばした樹齢何百年もの老木で人気者でしたが、あまりにも枝を伸ばし交通の妨げになったので泣く泣く伐採され、代わりにここに植えられたのがこの木です。
59石割桜（二代目）の対岸…おもしろそうだったので、コンクリートの溝から倒れたササヤブに下りて見に行きました。足元はよく見えませんが大丈夫でした。ツルツルした巨岩の上から対岸を望みました。中央に写っている光の輪は、スマホのカメラレンズに反射した光のようです。
63ナツアカネ交尾中…胸部の模様は全く見えませんが、オスはほぼ全身真っ赤なのでわかりやすいです。ショウジョウトンボに似ていますが、脚は黒で翅の付け根周辺に黄色い部分がありません。メスが下になって交尾中でした。この状態で飛んでいなかったら気づかなかったかもしれません。
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65上のほうだけ赤いモミジ…大釣橋を渡り、大釣の赤樫＜写真36＞に下りる遊歩道の入口近くまで戻ってきました。橋の上から見えていた木を見上げてみました。午前中よりも多少人が増えているようだったので、大釣温泉＜写真31＞までは舗装道路を歩き、紅葉スポットをスルーして再び遊歩道に入りました。
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66段々滝…往路は度々遊歩道から外れましたが、復路はほぼ遊歩道を歩きました。なぜか見落としていた滝を動画にも撮りました。往路のときよりも人は少なかったです。
67「お食事処ゆけむり」ランチバイキング1…ゴール後は大釣温泉＜写真31＞のレストランでランチバイキング😋リニューアルオープンですが、改修工事は温泉のほうだけだったようです。ここは揚げ物が充実しています。ロースとヒレの2種類のトンカツ、唐揚げは冷めてかたくなっていても肉の味がしっかりしておいしいです。トンカツの卵とじは、後でご飯にかけて他人丼にしました。
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68「お食事処ゆけむり」ランチバイキング2…オクラの梅漬けや地元石原とうふさんの大豆風味が強い冷や奴は相変わらずです。キノコとかきたまのスープ、キノコの炊き込みご飯などお初のメニューもありました。名物「ゆけむり映えカレー」はなくなっていました。ドリンクはみかんジュースやシトラス水、カルピスやお茶があります。
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69「お食事処ゆけむり」ランチバイキング3…美咲町産の森のたまごは卵かけご飯にしました。デザートは揚げドーナツとコーヒーゼリーの2種類です。コーヒーゼリーは、上のコーヒープリンと下のコーヒーゼリーの割合がまちまちです。ビターでおいしいのですが、子供は無理かもしれません。写真にはありませんが、後で登場したイカの唐揚げが揚げたてでおいしすぎました😋他の揚げ物も揚げたてが食べたかったです。
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70「お食事処ゆけむり」より般若寺温泉方面…目の前に滝が見える場所に陣取りました。連れは鮎返しの滝＜写真32＞だと言うのですが😅入店時の13時前には5組程でしたが、やはり気づけば貸し切り状態になっていました。
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71セイタカアワダチソウ越しに奥津・上齋原バイパス＆「黒木」峰東斜面…帰路、「みずの郷奥津湖」に立ち寄り、湖畔広場から遊歩道を東に向かって歩いてみました。国道179号線の奥津・上齋原バイパスの下をくぐって振り返ってみたところです。標高730.6m三角点「黒木」峰の東斜面などが大きく見えています。動画も撮りました。
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73セイタカアワダチソウ越しに奥津・上齋原バイパス…ここは少し開けており、セイタカアワダチソウに囲まれていました。お花畑を動画に撮り引き返しました。
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74セイタカアワダチソウ＆セイヨウミツバチ…セイヨウミツバチはニホンミツバチに似ていますが、黒い縞模様の幅が均一ではなく、体はオレンジ色を帯びて見えます。動画を撮っていると、ちょうど2匹映りました。鏡野町といえば山田養蜂場が有名ですが、この近くにも養蜂場があるのかもしれません。
75オオオナモミ越しに奥津・上齋原バイパス…オオオナモミはイガオナモミよりも実が小さく2cm前後でトゲがよりまばらです。以前は先端の2本のくちばしが開き気味につきトゲがより長いオナモミと区別されていましたが、最近はオナモミは絶滅寸前で、オオオナモミと区別されなくなっています。これはオナモミかもしれません。周辺はオナモミロードでした。
76奥津湖畔より苫田大橋…こんもりした小さな丘に上がり、南西方面を望みました。奥津湖の向こうに苫田（とまだ）大橋が見えています。湖畔広場には7,8組おられましたが、カヤック体験などの参加者でしょうか。
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【大勢の人が来る前に「奥津渓八景」巡り】
奥津渓は奥津温泉の下流3�劼謀呂衫�れる吉井川沿いの渓谷で、昭和7年4月19日に文部省より「名勝地奥津渓」＜写真02＞に指定されました。年間12万人を超える人が訪れる人気観光スポットで、特に西日本屈指の紅葉スポットとして知られています。
今年は10月29日（土）より11月13日（日）にかけて交通規制が行われ、南から北への一方通行となります。コロナ禍前はマイカー規制が行われ、臨時駐車場からシャトルバスが出ていましたが、それがないとなると数少ない駐車場はかなり混雑しそうです。大釣橋の北のたもと周辺に10台程、臼渕の甌穴群＜写真09＞の向かいに5台程、さらに西の路肩に10台程駐車可能です。般若寺温泉の車庫のような駐車場は般若寺温泉利用客専用となっています。
交通規制区間より北の道の駅奥津温泉は駐車場に入る渋滞ができ、国道179号線は南下する車線は渋滞で身動きがとれなくなるので、奥津渓が最も賑わう時期を迎える前に訪問することにしました。
今回は紅葉見頃の奥津渓ではなく、まだ観光客が来ない紅葉が始まったばかりの静寂な奥津渓八景をゆっくりと時間をかけて巡ることにしました。
奥津渓八景は「天狗岩の奇岩」＜写真27〜29＞、「女窟の断崖」＜写真26＞、「琴渕」＜写真37〜39,44＞、「臼渕の甌穴群」＜写真09＞、「鮎返しの滝」＜写真32＞、「笠ケ滝」＜写真54,55＞、「般若寺の太子岩」、「石割桜」（現在は二代目）＜写真58＞からなっています。このうち、般若寺の太子岩だけは般若寺温泉からしか見えないらしく、客室の前庭に花崗岩の大きな盤石があり、そこに太子堂が建立されているそうです。ちなみに、般若寺温泉周辺は川へと下りる道も含め利用者以外立ち入り禁止となっています。露天風呂からは鮎返しの滝も太子堂も見えませんが、私有地を散策すれば滝も全体像が見えるのでしょう。
その他の七景は写真や動画を撮り、説明を加え掲載しています。これら七景に「大釣の赤樫」＜写真36＞を加えて、「マイ奥津渓八景」としました。実際には二十景ぐらい発見した気持ちになるほど、すばらしい景観の連続でした。
【紅葉はじめの奥津渓八景で渓谷美を堪能】
今回は奥津渓の駐車スペースのうち、最も西の路肩をスタート地点とし、遊歩道を歩くことにしました。遊歩道は基本はコンクリートで、たまに石段や金属の階段があります。濡れて滑りやすい箇所もあるので、運動靴で正解でした。また、今回は大丈夫でしたが、40�冂�の細道なのですれ違うのは大変です。たまにかがんで木の枝をよけたり草が脚に当たったりする箇所もあるのはご愛敬😊岩盤の上をどこでも歩ける箇所もあるので、往路は何度も外れて水際まで見に行きました。
横切り滝＆フナムシ岩⁉＜写真04,05＞は奥津渓八景ではありませんが、滝が川の流れを横切るように流れておりおもしろかったです。
奥津渓八景のひとつ、「臼渕の甌穴群」＜写真09＞周辺は9時台だというのに、入れ替わり立ち替わり2,3組お見かけしました。甌穴とは岩盤のくぼみに入った石が水流で回転を続けることでできた穴のことで、笠ケ滝＜写真54,55＞から臼渕までの約3kmにわたって十数個もあります。特に、河床にある甌穴は直径5m、深さ3mと最大級のものです。周辺の花崗岩の川岸なども見応えがあり、紅葉スポットではありませんが十分満足できました。
臼渕＜写真06〜09＞を過ぎるととたんに人がいなくなり、うっすら色づいた斜面なども見ながらのんびり歩いていると、遊歩道がナメラダイモンジソウロード＜写真13,14＞になっていました😍花は諦めていたので、とても得をした気分でした。また、すぐに見えなくなったのが残念ですがカワガラス＜写真23＞もいました。
大釣温泉＜写真31＞でいったん遊歩道は終わり、舗装道路に出ました。向かいの石段を上り奥津渓八景の「天狗岩の奇岩」＜写真27〜29＞、「女窟の断崖」＜写真26＞へ。「女窟の断崖」はかなり開放的で洞窟と言えるほど奥行きがなく、「天狗岩」の基部といった感じでした。「天狗岩」は西側から眺めたほうが割れ目や天狗の鼻がよく見えます。見上げると鼻のように突き出た部分が光り輝き、神秘的なシーンでした。
少し残念だったのは「鮎返しの滝」＜写真32＞で、奥津渓八景のひとつですが、舗装道路からは木の間からなんとか見える程度です。全体をよく見るためには、般若寺温泉で入浴し（露天風呂からは滝が見えません）、私有地を散策するしかなさそうです。なお、舗装道路から下りる道は、般若寺温泉の私有地で客以外は進入禁止です。
気を取り直し再び遊歩道に入ると、ここから大釣橋にかけてが紅葉のメインスポットなので急に人が増えました。気の早い数本の先端部分が紅葉し始めたばかりで、奥津渓のモミジ全体としては1割も紅葉していませんでしたが、常に2,3組とすれ違いました。
大釣の赤樫＜写真36＞は幹周約7m、推定樹齢400年の巨木で、樹高はそれほどでもないのですが幹の太さに圧倒されました。
「琴渕」＜写真37〜39,44＞は奥津渓八景のひとつで、説明板では、大河原将監が愛馬とともに身を投じた場所とされています。『作陽誌』によれば、大河原将監は大釣トンネル付近の標高550.9m三角点「大釣」峰頂上にあった余瀬ヶ城の城主で、住民の反乱により殺されたとのことです。真相はわかりませんが、とても穏やかで川底が見えており、きれいな場所でした。なお、ログは対岸に渡ったようになっていますが、実際には無理です。少し北上すると遊歩道終点で舗装道路に出て大釣橋を渡りました。
大釣橋を渡ってすぐに対岸に延びている遊歩道に入ると、入口近くで2組すれ違っただけですみました。
モミジ越しに見える渕＜写真41＞など、少し色づいた紅葉と渓谷美を楽しみながらどんどん進むと、どうやら遊歩道終点はとっくに過ぎていたようです。対岸に般若寺温泉らしき木造の赤茶色の壁の建物が見えてきました。さすがにこれ以上進むと露天風呂客に通報されそうなので、ここで引き返すことにしました。周辺＜写真49,50＞は石で囲まれたようにも見え、対岸の岩もおもしろそうでした。これらを楽しめるのは温泉客だけなのでしょう。連れが「いけず（関西弁で意地悪の意味）温泉」とブツブツ言うので問いただすと、「行けず温泉」と釈明😅いつか入浴料1,100円払って「般若寺の太子岩」を見に行ってみましょうか。
遊歩道入口まで引き返すと、そこから先は舗装道路歩きです。
「笠ケ滝」＜写真54,55＞は奥津渓八景のひとつで落差の割に轟音を立てており、周辺の岩盤には甌穴もありそうでした。
奥津渓八景のラスト、「石割桜」＜写真58＞は、あれっ、やけに小さくない？説明板をよく読むと、これは二代目でした😅初代はもっと国道179号線近くにあり交通の妨げになったので泣く泣く伐採され、代わりにここに植えられたのがこの木だそうです。
それよりも対岸がおもしろそうだったので、コンクリートの溝から倒れたササヤブに下りて見に行きました。ツルツルした巨岩の上から対岸＜写真59＞を望むと、川の中にも岩がゴロゴロしており期待通りでした。
復路は大釣温泉＜写真31＞までは舗装道路を歩き、人が少し増えた紅葉スポットをスルーしてからはほぼ遊歩道から外れずに歩きました。臼渕＜写真06〜09＞周辺は往路のときよりも人は少なかったです。
紅葉はほんのり赤いのがあればラッキーと予想したとおりでしたが、初めて巡った奥津渓八景がおもしろく、気づけば3時間以上も歩いていました。これからはどんどん人も車も増えるので、今年の鏡野町訪問はこれが最後かもしれません。
【リニューアルオープンした大釣温泉「お食事処ゆけむり」でランチ】
今回のコース中にある大釣温泉＜写真31＞を世に知らしめたのは、映画「秋津温泉」でした。直木賞作家でもある藤原審爾（しんじ）氏の初期代表作として知られる小説「秋津温泉」は、奥津温泉から奥津渓を舞台に1962年に映画化されました。作中のヒロインが営む温泉旅館の「秋津荘」として撮影されたのが旅館「大釣荘」です。現在は建て替えられ、日帰りの温泉施設「大釣温泉」として営業しています。ちなみに、大釣橋を渡り、奥津温泉の方向に向かって歩いている最中に、「秋津荘」という建物がありましたが、これは映画とは関係ありません。
奥津渓八景巡りを終えると、そんな歴史ある大釣温泉の「お食事処ゆけむり」で昼食をとることにしました。リニューアル前の1,500円（税込）ランチバイキングの値段やビュッフェ形式がどうなるかを心配していましたが、渓谷美＜写真70＞を見ながらのランチバイキング＜写真67〜69＞は健在で、奥津渓八景巡りの〆の食事を奥津渓で楽しむことができました。
【セイタカアワダチソウの大群生が目に入り、急遽「奥津湖」散策】
大釣温泉を出て、国道179号線を南下し、「みずの郷奥津湖」近くの高架下にセイタカアワダチソウの大群生が広がっているのが目に入りました。そこで急遽、「みずの郷奥津湖」の駐車場に自動車を停め、見に行くことにしました。
セイタカアワダチソウはキク科の多年草で、この時期は河原や空き地などでよく見られます。切り花用として導入されたともいわれている帰化植物で、ススキなどの在来種と競合します。日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれ、要注意外来生物に指定されている厄介者です。
たくさんの花をつけ、一見花粉症で有名なブタクサに似ていることから、花粉症を引き起こすと誤解されることも多いのですが、ブタクサやスギなどの風で花粉が飛んで受粉する風媒花とは違い、ミツバチなどの虫によって受粉する虫媒花のため花粉も重く飛びにくく、基本的には花粉症とは無関係だといわれています。
自分も最近までは、秋のアレルギー性鼻炎の原因の一つとしてセイタカアワダチソウを悪者にしていましたが、むしろ、人間にとって多くのプラスの効果が証明されています。お風呂に入れて泡風呂にしたり、かなり苦いそうですがお茶にして飲んだりすると、美肌効果、動脈硬化予防効果、アレルギー改善効果、脂肪消費効果、デトックス効果、アンチエイジング効果、ストレス緩和効果、がん抑制効果など、嬉しい効果がこんなにたくさんあるそうです。
セイタカアワダチソウさん、ごめんなさい🙇、そして、ありがとう😄
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mame302 さん
フナムシ岩にブランコ杉、ブランコ杉は座ってみたくなる面白いネーミングですね。
魅力的な自然なのに無名のものはネーミングをしたくなります。
有名な渓谷なので、ベンチはいくつか設置してあるのですが、
自然のベンチ（ブランコ杉）に座って、風流を解するのもいいものです。
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