【津軽の道を歩く14】目屋街道03（畳平→暗門）

2022年10月12日(水) [日帰り]

• GPS: 03:25
• 距離: 14.6km
• 登り: 855m
• 下り: 780m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:24
• 休憩: 0:01
• 合計: 3:25

距離 14.6km 登り 873m 下り 780m

9:38 弘南バス畳平バス停
12:54 12:55 暗門大橋手前の駐車場
13:03 アクアグリーンビレッジANMON

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

In:弘南バス　暗門白神号で畳平
Out:弘南バス　アクアグリーンビレッジANMONから暗門白神号
　
暗門白神号は、季節運行です。
弘前からの場合は、往復割引券（今回は暗門まで）がお得です。
　
暗門白神号は、西目屋村役場前〜畳平〜アクアグリーンビレッジ暗門になりますので、今回のルートだと畳平で降りる必要があります。
西目屋村役場前で西目屋村のコミュニティバスに乗り換えると、林道の入り口が藤川バス停です。ただし本数は多くはありません。

コース状況／危険箇所等

【今回は純粋な街道歩きではありません】
　
弘前と目屋を結ぶ目屋街道の3回目。
前回の藤川、居森平までで、現在辿れる道は終了でした。
この先の道は、目屋ダムや津軽ダムの建設に伴い水没していたり、分断されて辿れないからです。
　
ですが、本来は、目屋の薪炭や鉱石を弘前に送っていた道ということを考えると、藤川や居森平で終了させるのは、ちょっと中途半端。
　
そこで、まず河原沢金山を結んでいたという想定の下、暗門まで歩くことにしました。
ただ、ダム湖に道が沈んでいることを考慮し、現道を歩くことで対応しています。
このため【今回は純粋な街道歩きではありません】。
　
ただ単純に歩くのが面白くはないので、藤川から藤川林道を歩き、津軽ダムの北側から堰堤を渡りました。
いわば津軽ダムの裏口から入った形です。
　
雑感です。
・藤川林道（藤川〜津軽ダム北側）
　落ち葉は多いですが、しっかりした舗装路です。
　最後、数百メートルの砂利道歩きがあります。
　
・ダム〜暗門
　交通量の多い道ですので、車に気を付けて。
　トンネルは歩道部分がありますが、橋にはありません。
　また、ダム湖から先は道が狭くなります。

その他周辺情報

ダムの資料館にトイレと自販機があります。
アクアグリーンビレッジANMONにもトイレや自販機があり、売店もあります。

写真

10/12 9:40

弘前から暗門白神号で畳平で下車。
ここからです。

10/12 9:45

旧川辺バス停のようです。
西目屋村のコミュニティバスは、ここには来ません。

10/12 9:51

右上、藤川林道へ入ります。
コミュニティバスの藤川バス停は、崖の下。

10/12 9:53

藤川林道起点。
1371mだそうです。

10/12 10:08

津軽白神湖が見えてきました。

10/12 10:10

藤川林道終点。
左へ。

10/12 10:10

終点標

10/12 10:11

津軽ダム建設の時の拠点ですかね？

10/12 10:12

ここは左です。
右に行くと湖岸に降りてしまいます。

10/12 10:18

柵は左側から抜けられます。

10/12 10:19

ダム建設の際の慰霊碑。

10/12 10:19

目屋ダムの一部が残されています。

10/12 10:20

左が目屋ダムの記念碑。
右は砂子瀬部落（と書いてあります）の移転碑
砂子瀬の集落は、目屋ダム建設で一度移転し、津軽ダムの建設で水没しました。

10/12 10:21

津軽ダム堰堤

10/12 10:22

津軽ダム
津軽白神湖

10/12 10:27

津軽ダム堰堤

10/12 10:30

津軽ダム資料展示室

10/12 10:29

ダムカードあります。

10/12 10:29

ダムカードを模したフォトフレームがあり、貸し出してくれます。

10/12 10:34

居森平（いもりたい）
現在、西目屋村の暗門方面では一番最後の集落です。

10/12 10:36

岩木山が頭だけ見えました。

10/12 10:38

寒沢トンネル
476.6m

10/12 10:44

木戸ヶ沢橋と山神平トンネル（128.9メートル）

10/12 10:44

南側に砂防ダム？があります。

10/12 10:48

熊出ます。
猿も出ます。
行きのバスで、急停車したと思ったら、道端にサルがいました。
目屋の平野部でしたが。

10/12 10:49

ダム湖展望パーキングから

10/12 10:51

湯ノ沢トンネル　432メートル
右の道はトンネルの先には通じていません。

10/12 10:57

砂小瀬橋
右手前に砂小瀬の集落がありました。
今は水の下。

10/12 10:59

砂小瀬橋から南
湯ノ沢
中央の山が尾太岳
登りたいが道がない

10/12 11:05

砂小瀬ゲート
この先で、昨冬に崖崩れがあり、7月まで道が開きませんでした。
左折すると、尾太から釣瓶落峠をへて秋田県藤里町に抜けられますが、8月の大雨で現在通行止め。
暗門まで7キロ

10/12 11:11

地滑り調査用モノラック

10/12 11:27

川原平橋
右手前に川原平の集落がありました。
川原平は目屋地区一番奥の集落で、弘前からバスも来ていました。
今は湖底。

10/12 11:33

不識の塔
齊藤主（つかさ）が建築したもの。

10/12 11:35

大沢林道入り口

10/12 11:37

白神地区にも最近ニホンジカが増えてきてねぇ・・・・

10/12 11:39

津軽白神湖パーク
乳井貢（にゅうい　みつぎ）顕彰碑
齊藤主（つかさ）開拓記念碑
目屋林道開通記念碑

10/12 11:39

乳井貢（にゅうい　みつぎ）顕彰碑
　乳井は弘前藩改革失敗の責任をとり
　川原平に追放されたが、ここで
　開拓に貢献した。

10/12 11:39

齊藤主（つかさ）開拓記念碑
　齊藤は明治時代に川原平の開拓や
　暗門の観光事業に貢献した。

10/12 11:39

目屋林道開通記念碑
　昭和10年建立

10/12 11:46

弘前大学白神自然観察園への入り口

10/12 11:48

弘前大学白神自然観察園
弘前大学の白神研究の拠点。
上には、齊藤主が建てた、不識の塔があります。

10/12 12:00

紅葉

10/12 12:08

青秋林道入口
この林道の建設が、白神の自然保護運動の入り口になり、世界遺産登録の機運となりました。

10/12 12:11

水没した木
こういう木は、上流から流れてきた木を受け止める役割があるという噂。

10/12 12:14

ここから細くなります。
この時点で暗門まで4km弱。

10/12 12:16

これはなんでしょう？

10/12 12:16

あと3km
4kmを消してあるのが気になる。

10/12 12:18

ダム湖の一番上流あたりです。

10/12 12:19

ブナの気持ちの良い森

10/12 12:19

ブナの森

10/12 12:22

小さな滝がいたる所にあり、ブナの森の涵養力の豊かさを感じさせます。

10/12 12:26

滝

10/12 12:26

ブナの森に陽が差します。

10/12 12:28

あと2km

10/12 12:31

高倉森が見えました。

10/12 12:32

土砂崩れで落ちています。
奥は小割沢橋
昭和38年

10/12 12:34

小割沢

10/12 12:34

道路の改良を行い、新たに橋をかけようとしています。

10/12 12:37

ここも落ちています。

10/12 12:38

細沢橋
昭和39年
渡る沢は　細ノ沢

10/12 12:39

細ノ沢

10/12 12:43

大割沢橋
昭和39年

10/12 12:44

大割沢

10/12 12:49

滝とミズナラかな？

10/12 12:50

細く高い滝

10/12 12:54

暗門大橋は塗装工事中です。

10/12 12:55

暗門大橋の手前から暗門渓谷に入られます。

10/12 12:57

暗門大橋の奥からは高倉森へ上がることができます。

10/12 12:59

津軽峠までは9kmです。

10/12 13:02

アクアグリーンビレッジANMON。
ここで終わりにします。

10/12 13:15

アクアグリーンビレッジANMONのレストランは営業休止中ですが、地元の方が売店を出し、軽食を摂ることができます。
味噌ラーメン600円。

10/12 14:09

帰りのバスがやってきました。

撮影機器：

Canon PowerShot SX720 HS Canon

感想

faroe

この区間は、本来の道はダム湖の下に沈んでいますので、お気楽歩きです。
ちょっと寒かったですが、ブナ林の中を気持ちよく歩くことができました。
　
尾夫方面は来年以降です。（やる気はある）