勇気ある撤退はいつでもベストチョイス！まさか！の一座も辿り着けなかった裏越後三山
新潟県
dai_t
体力度について
- GPS
- 08:32
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,310m
- 下り
- 1,308m
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- 山行
- 7:11
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 8:32
撤収ポイントは標高1,700mを越えたあたり。
| 天候 | うらめしいほどのド快晴 快晴、微風の登山日和 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
04:45くらいの荒沢岳登山口駐車場への到着で、私の前の方で満車。さすがにちょっとビックリ‼️ 泊まり前提で路駐もなんでしたので、銀山平キャンプ場の駐車場に駐車。こちらはスペースたっぷりでガラガラ。 銀山平キャンプ場駐車場から荒沢岳登山口駐車場までは1kmちょっと。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
途中までしか行っていないので、詳細は割愛します… 前グラの感想のみ。 岩登り慣れしている人であればさほどの難易度ではないと思います。 ただし、クサリ場、クサリのない岩場とかなり長いです。 多少なりとも腕力に頼るところもあり、そうした意味でハードでした。 |
写真
登り返しスタート。この辺りで、ん？？？脚が重たい？？？さすがに重い荷物を背負っての前グラへの登りは脚にきたか。同じようなペースで歩いてきた方に先に行ってもらます。
1
荒沢岳ドーン！行くぜ！！！って、足が動かずに1,700m地点で撤収判断、この間、ほとんど写真も撮っておらず、いっぱいいっぱいだったんだろうな・・・
7
装備
| 個人装備 |
ザック(38ℓ)
ザックカバー
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
食料(3食分)
非常食
ハイドレーション
水
レインウェア
ライトダウン
アンダーウェア(着替え)
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
サバイバルシート
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
ツェルト
シュラフ
マット
サンダル
LEDランタン
携帯バッテリー
ビール(350ml*2本)
ウィスキー
つまみ
|
|---|
感想
なんと、7月末以来という土日続けての晴れマーク。
シルバーウィークにガッツリ遠征だったため、休息にあてようかとも思っていましたが、この天気予報を見ると登りに行かないわけには行かないでしょう♪
ということで、ずっと行きたかった裏越後三山の縦走へ。
いきなり、登山口駐車場が満車というハプニング。
銀山平キャンプ場駐車場に停めたため、登山口出発がすでに予定より30分遅れ。
かなり余裕を持った計画を立てていたため、どこかでリカバリできるだろうと、あまり気にせずに進みます。
今から思うと、この時点でフラグは立っていたのかも…
前山付近まで登ると、もう降りてくる女性が。
宿泊していたにしてもあまりに早いと思ったら、ハチに刺されたので、大事をとって下山すると。
そういうことであれば、ムリはしないほうがいいですよね、お大事にと声をかけてすれ違い。
今から思うと、この時点でもフラグは立っていたのかも…
ビッチがあがらないなあ、と思いながら前グラ下へ、
ただまあ、この時点では計画通りではあったため、さほど気にせず。
前グラへの登り、各心部に入ると前グラへの長いクサリ場のあたりで足が重たい…
宿泊装備で長いクサリ場登ったからかな？と思いながらゆっくり前グラへ。
前グラから先、え？なにこれ？この足の重さは？？？
前グラへの登りでそんなに足を使ったかな？と思いながら、休み休み登っていきます。
途中でGARMINチェックすると、なんだと？普段、この装備で登る時の倍の時間かかっているだと？？？
このベースだと、中ノ岳に着くの何時になるんだ？と思い始めたら、次の瞬間に悶絶…
左のハムストリングが攣りました…
ここで気がついた。
この症状って、アレか？？？
「脱水症状」ってやつ？？？
寝不足とかの要因もありそうな気はしますが、直接の原因は脱水症状に他ならなさそう。
確かに気温は上がっていたし、飲んではいたつもりでも唇は乾いているし、追い越される人と話をすると声がガラガラだし、水が不足していたのかも？？？
ハイドレーションを見てみると、あれ？4時間も歩いているのに500mlくらいしか減っていない？？？
気がついて休憩して水補給。
多少、マシになった気はしますが、本当に多少。
逆に急に飲み過ぎで、気持ち悪くなるし・・・
そして今度は水不足の懸念も…
荒沢岳までくらいは行くかとも思いましたが、それでも水が足りなさそう。
この時点で泣く泣く下山…
下りはかなりチンタラと。
撤退直前で追い越された人に抜かれまくり。
結果的に登山口に降りる30分くらい前に水切れ。
さらに下り途中で左右のふくらはぎが続けて攣るし、車に乗ったタイミングで右脚内腿が攣るし。
こんなとこ攣ったのは初めての経験。
さらには奥只見シルバーラインを運転しているときに、右足裏も攣るという…
先に進んでいたら、そのまま行っても、引き返すにしてもえらいことになっていた気がします。
撤退判断も大事だと思います。
下山後、水を大量に補給し、下山時に気がついていなかった塩タブレットを補給。
そのまま道の駅で昼寝したら、多少の足の重さは残っているもののだいぶ回復。
回復加減を見るに、やはり脱水症状だったものと思われます。
結果的にケガもせずに無事に下山できましたし、無事の撤退はいつでもベストチョイスだということですね。
まあ、半分は本気で、半分は負け惜しみではあります。
とは言え、こんな状態での前グラの下りで、ケガがなくて本当によかったわ。
水がまだあるのにも関わらず脱水症状になるというのは、なんともおまぬけな話ではありました。
みなさんもお気を付けを。
追記
後から振り返ってみての脱水症状の要因。
・水は3ℓ持参。それなりの量はありましたが、陽ノ水の水場までの時間がかなりあったため、飲むのをケチってしまった。
・結果論ではありますが、この3ℓで十分だったのかというと、ちょっと微妙だったかも。体重からの計算上だと、多少のお釣りがくる量ではあったのですが。
・この時期にしては思いのほか気温が上がっていたため、汗が多かった。
・秋の空気になって乾燥していたこともあり、汗をかいても意外と乾いていて、汗をかいている意識がなかった。
・ドピーカンだったため、前グラでは照り付ける朝日の直射日光を浴びることになり、体感温度はさらに上がっていた。
・前グラの岩場・クサリ場は集中しており、水分補給を忘れていた。
・行程にある兎岳が「来年（兎年）においで！」と言っていた。←これが一番の理由に違いない
といったあたりかと思います。
要は、「この時期だし」と油断して、「水分はマメに補給しましょう」という基本的なことを怠ってしまったということですね・・・
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yarukigenki さん
脱水症状は体が言うこと聞かなくなるので怖いですね…（ｼﾐｼﾞﾐ）
登山であれ何であれ、開始する時より撤退する時の方が判断が難しいですから、ご英断だったと思いますよ。山頂直下も険しいところありますからね。今回は「無事下山することに成功した」という捉え方で良いのではないでしょうか。
脱水症状、想定していた以上にヤバかったです・・・
体が重たくなった？疲れた？と最初は脱水症状だとは気づかず、そのうちに一気に体が言うことをきかなくなるというのもヤバさに拍車をかけていますね。
これ以上にない天気で絶景を拝むことはできましたし、そのうえで「無事下山することに成功した」ですね。
ちなみに私はこの翌日、このまま帰るのももったいないので粟ヶ岳に代替リベンジ登山に行ってきました。
普段なら散歩感覚の1,200m弱の累積標高を普段に比べてノンビリ歩きましたが、後から筋肉痛に見舞われております・・・
痙攣と筋肉痛との関係、あるのかもしれません。
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