野津田公園、小山田緑地 〜ナンバンギセル〜

2022年08月28日(日) [日帰り]

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:34
• 休憩: 0:48
• 合計: 4:22

8:18 袋橋バス停 スタート地点
8:36 8:55 上の原ススキ草地
10:00 10:01 小野路一里塚
10:40 10:43 小野路城址
11:19 11:20 下池
11:36 12:00 みはらし広場
12:40 大泉寺バス停 ゴール地点

天候

曇り時々小雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き　小田急線鶴川駅から袋橋バス停
帰り　大泉寺バス停から町田バスターミナル(小田急線町田駅)

コース状況／危険箇所等

危険箇所はなしです。

なお、町田バスターミナル(小田急線町田駅)への大泉寺バス停の位置につきましては、逆方向のバス停はありますが、ちょうど道路が曲がっているため、「大泉寺」の看板の前で待つことになります。

写真

8/28 8:44

袋橋バス停で下車し、約10分で野津田公園の「上の原ススキ草地」に出ました。

ススキの株の根元には、いくつものナンバンギセル（南蛮煙管)の群生がありました。

辺りのススキの株の下をのぞき込むと、にょきにょきと数十本単位でまとまって生えていました。

確かに南蛮人がくゆらすパイプの形に見えます。

どれもうつむき加減です。

その物思いにふけっているような姿から、花言葉は「物思い」とのことです。

しばらく観察と撮影の贅沢な時を過ごしました。

煙管の奥を覗いてみました。

大きな花芯が見え、ランの花にも似ているようです。

8/28 9:44

鎌倉古道(上ノ道)に歩を移します。

ヤマジノホトトギス（山路の杜鵑草）

8/28 10:37

緑が豊かです。

8/28 10:40

小野路(おのじ)城址の解説版がありました。

8/28 10:43

本丸跡には小さな社が建ち、付近には土塁や空堀が残っていました。

キンミズヒキ（金水引)

ツリガネニンジン（釣鐘人参)

ヘクソカズラ（屁糞葛)

シュロソウ(棕櫚草)

暗黒紫色の地味な花をたくさん付けています。

8/28 11:18

小山田緑地の「小山田の谷」に入りますと、まず「下池」が現れます。

ヤマホトトギス(山杜鵑草)

オトコエシ（男郎花)

ノアザミ（野薊)

クリ(栗)の実

8/28 10:52

町田市からの受託で管理されている竹林です。

ヤブミョウガ(藪茗荷)は花が終わり、藍色の実を付けています。

8/28 11:36

小山田緑地の「みはらし広場」は、関東富士見百選の展望地ですが、あいにくの曇り空です。

マツヨイグサ（待宵草)に秋の訪れを感じます。

ネジバナ（捩花)はピンクのらせん階段。

「上の原ススキ草地」に比べますと、群生ではなく、ポツポツと咲いていました。

水木しげるが描く妖怪を連想しました。

撮影機器：

SO-01L Sony

感想

OLTA

5年ぶりに、野津田公園と小山田緑地のナンバンギセルを鑑賞しました。午後から雨の予報でしたので、午前中に駆け足で回りましたが、ナンバンギセルとの再会にはそれなりの時間を掛けました。これからは秋の山野草が楽しみです。

昭和10年の秋に東京日日新聞が、秋の新七草を選んだことがあります。万葉以来の秋の七草も、近代人の好尚と合わぬものがないでもないとし、七人の文人が、それぞれ花を推薦しました。
菊池寛はコスモス、与謝野晶子はオシロイバナ、斎藤茂吉はヒガンバナ、辻永(つじひさし)はシュウカイドウ、高浜虚子はアカノマンマ、長谷川時雨はガンライコウ、牧野富太郎はキク、でした。
さて我々、山好き人間は、どのような、山の「秋の七草」を選ぶでしょうか。