荒島岳


- GPS
- 06:25
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,324m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:21
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
勝原登山口駐車場を利用。無料。綺麗な公衆トイレあり。靴洗い用のブラシも置かれている。 ◆野営場 勝原園地を利用。無料。 公衆トイレはあるが汲み取り式。但しティッシュペーパーは置かれている。 水はトイレ脇の水場を利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・勝原登山口〜シャクナゲ平:急登と緩い勾配を繰り返しながら登って行くが赤土の土砂の流出が激しく、荒廃した印象を受ける。 ・シャクナゲ平〜荒島岳:もちがかべの鎖・ロープ場が危険個所のようだが、それ以外でも登山道の脇は切れ落ちており登山道を踏み外すと転滑落の危険がある。 ◆登山ポスト 公衆トイレの脇に公衆電話ボックスがありその中に登山ポストがある。 |
その他周辺情報 | ◆下山後の温泉 ちょっと距離はあるけれど帰り道のついでに丁度良いので岐阜県郡上市のしろとりかみほの湯に立ち寄った。土日は入湯料800円。 靴ロッカーキーで入館、レストランでの注文、退館時の精算等をする新しいシステムなので最初は戸惑う。ナトリウム炭酸水素塩温泉。いろいろな風呂があり露天風呂ではTVもあったりするのでいくらでも時間を潰せてしまう危険性がある。 https://kamihonoyu.jp/onsen.html |
感想
夏休みの北陸百名山巡り、二山目は荒島岳。昼からの降雨が予想されたので勝原登山口からの往復としたけれどこの日は天気は持って下山時には猛暑日の有様。前日登った白山も微かながら望めたし緑の稲穂が目立つ大野平野の展望はとても良かった。
前日白山から大野市に移動してコンビニで夕食のお弁当を買って勝原園地へ。国道を離れてからは標識に従ってくねくねと進むけれどすれ違いできない道幅で直角に曲がるところでは脱輪仕掛けるし、なかなか初見での難度が高かった。九頭竜川沿いで川遊びに来ている人が多いみたいだ。最初のうちは濡れた雨具等を広げていたが雨が来そうなので18時にテントを張る。テントの中に入ると蒸し暑いこと。しばらくは外で涼んで過ごすことにした。標高は263m、丹沢の大倉よりも低いとAki-CLさんが驚いていた。加えて日本海側はフェーン現象で太平洋側よりも気温は高くなる。つまるところ荒島岳登山は真夏に大倉から塔ノ岳に登るようなもののようだ。山と高原地図の解説を見ると標高が低いので夏は避けた方が良いとも書いてあった。
ともあれ朝早いうちに出て勝原登山口からの往復で登ることにした。個人的には白山の下りで少し痛みを感じた左膝が不安要素だったが、登りは快調だったので一安心。でも2日目で結構疲労は感じているのでもう急がないことにしてのんびりと登る。出だしのスキー場跡の舗装路の直登は結構堪える。そこからこれもスキー場の範囲のようだが九十九折りに登って行く。登山道の路傍にはそこここに桜の木が植樹されている。春は桜の道になるようだ。スキー場の範囲の上限に荒島岳登山口の道標があり、ここから本格的に登山道が始まる。
緩い勾配と急登を交互に登って行くが赤土の地面は雨で流されやすく杭だけが残っているような箇所も見られた。ブナ林が美しい深谷ノ頭を過ぎるとシャクナゲ平まで200mの急登になり、シャクナゲ平で中出からの登山道と合流する。シャクナゲ平からは一旦下るが途中で右から佐開コースの登山道が合流する。やがて登りに転ずるがそこでもちが壁と呼ばれる難所になる。ロープ沿いに登り上がると大野平野の展望が開けて気持ちが良い。更に北側には白山のどこかと思われる峰も展望できた。かかっていた雲が少し晴れて大きなギャップを挟んだ2峰が展望できた瞬間があったが、山頂に置かれた山岳展望図から右が別山、左が白山だと解った。前荒島ともう一つピーク(中荒島岳)を越えて荒島岳の山頂に出た。少し展望が晴れることも期待して30分程山頂で休憩したが結局ガスは濃くなる一方だった。
降雨予想もあるので下ることにする。登りでは膝の調子だけでなく滑りやすそうな所も気になっていたが下るうちに膝の調子も上がって来て痛まなくなり、また赤土の路面も意外とグリップが良かったので特に問題なく下ることができた。それよりも10時を過ぎると気温の上昇が危険を感じさせる程だった。11時過ぎに勝原登山口に帰着したが13Kさんは頭から水を被って熱さを解消した。この時間から登りだす人がいるのには驚いたが。
しかし登りで出会った登山者は3名のみ。下りでも8名程で合わせて漸く10人を超える程度と非常に静かな百名山だった。前日の白山ではおそらく数百人オーダーの登山者とすれ違っている。何はともあれ無事に百名山の一峰に登ることができた。久しぶりに遠出をして連日の登山をした訳だが、毎週山を歩いているとは言え結構草臥れた。やっぱり複数日の山行が殆ど無くなっていたからかな。もう少しこのパターンを増やしていかないと数年前の登山力には戻らないようだ。
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