記録ID: 4193191
全員に公開
山滑走
北陸
苗場山BC/小赤沢より
2022年04月17日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,312m
- 下り
- 1,317m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 11:18
3:42
11分
林道路肩の駐車地(1010m)
3:53
4:04
78分
除雪終了点(1040m)
5:22
5:30
105分
三合目駐車場付近
7:15
7:22
188分
1700mの広場
12:30
12:40
43分
1700mの広場
13:23
13:44
62分
三合目駐車場付近(ルート修正)
14:46
14:52
8分
除雪終了点(1040m)
15:00
林道路肩の駐車地(1010m)
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上ノ原からとの林道合流地点より東側で要注意のトラバース箇所あり。 三合目夏季駐車場付近よりカエデ沢左岸を通っていますが、所々で穴が開いていました。 4/17現在は右岸へ渡るスノーブリッジがありました。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
先週より冷え込み強く、路面の凍結もあり要注意の舗装林道でした。
ちなみに自分の車はまだスタッドレスタイヤを付けてます。(例年5月に交換)
標高990mのヘアピンカーブから夏道に沿って小赤沢ルートへ入りたかったけど、
積雪状況が不安だったので確実な林道経由で登ります。
除雪終了点のヘアピンカーブは路面が凍結して危険だったため、
標高1,010mの路肩が広いところに駐車しました。
3:42 駐車地(1,010m)出発
凍結箇所はスキーブーツでももちろん滑るので極力避けましょう。
4:04 12本爪アイゼン装着し、シートラにて除雪終了点(1,040m)を出発
前日までの雨に打たれ凍結し、雪面は固いスプーンカット。
シール登行だと危険と判断して初めからシートラでいきます。
歩きやすい尾根を使って、大回りする林道をショートカット。
樹林帯の積雪はまだまだ豊富です。
4:48 要注意箇所のトラバースへ(1,220m) ※ 当写真
事前の情報収集どおり、斜めの雪面のトラバースです。
林道の舗装の型に沿ってくるまでまだ時間が掛かりそう。
というか除雪されるほうが先かもしれません。
ちなみに自分の車はまだスタッドレスタイヤを付けてます。(例年5月に交換)
標高990mのヘアピンカーブから夏道に沿って小赤沢ルートへ入りたかったけど、
積雪状況が不安だったので確実な林道経由で登ります。
除雪終了点のヘアピンカーブは路面が凍結して危険だったため、
標高1,010mの路肩が広いところに駐車しました。
3:42 駐車地(1,010m)出発
凍結箇所はスキーブーツでももちろん滑るので極力避けましょう。
4:04 12本爪アイゼン装着し、シートラにて除雪終了点(1,040m)を出発
前日までの雨に打たれ凍結し、雪面は固いスプーンカット。
シール登行だと危険と判断して初めからシートラでいきます。
歩きやすい尾根を使って、大回りする林道をショートカット。
樹林帯の積雪はまだまだ豊富です。
4:48 要注意箇所のトラバースへ(1,220m) ※ 当写真
事前の情報収集どおり、斜めの雪面のトラバースです。
林道の舗装の型に沿ってくるまでまだ時間が掛かりそう。
というか除雪されるほうが先かもしれません。
5:22 三合目駐車場付近(1,300m)
最も注意を要するトラバースは最初に終わりますが、林道区間は警戒してシートラで進みました。
カエデ沢の右岸側には三合目駐車場があり、除雪が終わればここまで車で入れるようになりますが、まだまだ残雪がいっぱい。
最も注意を要するトラバースは最初に終わりますが、林道区間は警戒してシートラで進みました。
カエデ沢の右岸側には三合目駐車場があり、除雪が終わればここまで車で入れるようになりますが、まだまだ残雪がいっぱい。
三合目から夏道が通る尾根を目掛けて沢地形を登り詰めていきますが、
カエデ沢と夏道の尾根の間に微細な尾根があり、ルート誤りに要注意です。
6:17 沢地形を登り詰める(1,510m)
尾根に乗り、地形図の破線道に合流したと思われるので、シール登行に切り換えます。
カエデ沢と夏道の尾根の間に微細な尾根があり、ルート誤りに要注意です。
6:17 沢地形を登り詰める(1,510m)
尾根に乗り、地形図の破線道に合流したと思われるので、シール登行に切り換えます。
6:32 シール登行開始(1,510m)
この先しばらくは等高線の間隔が広く、ゆったりした登りでシール登行が快適な区間に入ります。
ここまで標高を上げてくると降ったのは雪となり、新雪の感触を楽しめました。
この先しばらくは等高線の間隔が広く、ゆったりした登りでシール登行が快適な区間に入ります。
ここまで標高を上げてくると降ったのは雪となり、新雪の感触を楽しめました。
7:15 1700mの広場・転換点
破線道が大きく屈曲する地点へ。三合目からここまでほぼ直線的だったルートですが、ここで頂上台地へ向けて方向転換します。
この先、いよいよ頂上台地へ向けての急登へ。樹間が広くて開放的な雰囲気に包まれて小休止をとりました。
破線道が大きく屈曲する地点へ。三合目からここまでほぼ直線的だったルートですが、ここで頂上台地へ向けて方向転換します。
この先、いよいよ頂上台地へ向けての急登へ。樹間が広くて開放的な雰囲気に包まれて小休止をとりました。
8:05 12本爪アイゼン+わかんにてシートラ開始
今回はそれなりに積雪があるとみて、わかんも用意していました。
心臓破り?の急斜面。12本爪アイゼン+わかんが大正解でした。
効果的にキックステップできて、安定して登れました。
今回はそれなりに積雪があるとみて、わかんも用意していました。
心臓破り?の急斜面。12本爪アイゼン+わかんが大正解でした。
効果的にキックステップできて、安定して登れました。
2,036m標高点ピーク手前のコル
山頂でお会いした方々が滑降開始されたところでした。
自分は今回はピストンで下りたく、少し東側のフォールラインをとります。
現地ではアドバイスいただきましてありがとうございました。
山頂でお会いした方々が滑降開始されたところでした。
自分は今回はピストンで下りたく、少し東側のフォールラインをとります。
現地ではアドバイスいただきましてありがとうございました。
浅草岳以来、約1ヶ月ぶりの久しぶりに滑りやすい雪を満喫しました!
やはり北斜面だからか、雪が長持ちするようです。
12:40 頂上台地を見上げる1700mの広場にて
頂上台地は快適だったものの、ここまで下りてきたらもう暑くなってきました。
日陰を選んで小休止する季節になりました。
やはり北斜面だからか、雪が長持ちするようです。
12:40 頂上台地を見上げる1700mの広場にて
頂上台地は快適だったものの、ここまで下りてきたらもう暑くなってきました。
日陰を選んで小休止する季節になりました。
13:23 カエデ沢左岸・三合目の少し下(1,280m)
うっかり三合目より下流側まで下りてしまいました。
幸いにもすぐに気付き、シール登行に切換て標高差20m程度登り返しました。
このままカエデ沢を滑り降りれれば、そのほうが早く車に戻れるのですが仕方ない。
うっかり三合目より下流側まで下りてしまいました。
幸いにもすぐに気付き、シール登行に切換て標高差20m程度登り返しました。
このままカエデ沢を滑り降りれれば、そのほうが早く車に戻れるのですが仕方ない。
13:44 登り返して林道復帰(1,300m)
三合目駐車場より少し下流側で林道に復帰。この林道に降り立った時になぜ気付かなかったのか。
三合目駐車場の橋を目標にしていたのですが、橋にまだ着いていないと認識していました。
頻繁にGPSは確認していますが、林道間近でちょっと気が緩んだ隙のルートミスです。
感覚というのは本当にアテにならないと反省でした。
シール装着のままでしばらく林道を進みます。
漕ぎは必要ながら随所でシール滑降できるので、登りよりは断然早いです。
三合目駐車場より少し下流側で林道に復帰。この林道に降り立った時になぜ気付かなかったのか。
三合目駐車場の橋を目標にしていたのですが、橋にまだ着いていないと認識していました。
頻繁にGPSは確認していますが、林道間近でちょっと気が緩んだ隙のルートミスです。
感覚というのは本当にアテにならないと反省でした。
シール装着のままでしばらく林道を進みます。
漕ぎは必要ながら随所でシール滑降できるので、登りよりは断然早いです。
14:18 復路のトラバースもシートラ(1,220m)
日射と昇温によって林道の雪はしっかり緩んでいたので、
嫌なトラバースもスキーのままで通過できたかもしれません。
でも念には念をということでシートラに換装して通過。
この先は林道の地形を拾いつつ、除雪終了点へひたすら滑降。
雪は緩んでいたとはいえ、スプーンカットでボコボコでした。
日射と昇温によって林道の雪はしっかり緩んでいたので、
嫌なトラバースもスキーのままで通過できたかもしれません。
でも念には念をということでシートラに換装して通過。
この先は林道の地形を拾いつつ、除雪終了点へひたすら滑降。
雪は緩んでいたとはいえ、スプーンカットでボコボコでした。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
シール
スキーアイゼン
マムート・アバランチビーコン Barryvox
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
レインウェア
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
ロープ
12本爪アイゼン
ピッケル
わかん
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線従事者免許証
無線局免許状
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
交換レンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
いずれ登ろうと思いつつ後回しになっていた苗場山。
池塘と花畑の時期ではなく、スキーでの初登頂となりました!
苗場山を周囲の山から見る限りでは頂上台地は絶壁に囲まれているように見え、
殊に積雪期においてはここがやはり核心となります。
事前に積雪状況をしっかり調べ、今回はワカンが必要になるとみて準備しました。
前回の昼闇山でのシートラの際に、予想を越える積雪で苦労したことも挙げられます。
装備を整えたからといっても、やはり頂上台地直下の急登は頑張りどころ。
足がつらないように定期的な水分・塩分補給を行いつつ、順調に頂上台地へ。
果てしなく広がる大雪原に感動しつつ、待望の苗場山山頂へ。
積雪期ならではの全方位の大展望。このために登ってきているといっても過言ではないでしょう。
下りも雪が腐ることなく、全行程で思うようにターンを描くことができました。
しっとりした新雪から、ザラメ雪まで。ストップ雪は全く無くて爽快!
少しカエデ沢を下り過ぎるもすぐに気付いて最小限のリカバリーで済みました。
温泉に入らなかったのは心残りでしたが、苗場山で充実の一日を満喫しました。
これからいよいよGWながら、予報を見る限りでは苗場山が4月最後の山となるかも。
連休に天気が悪いのは毎度おなじみの安定したパターン。仕方ないのでゆっくりしましょう。
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コメント
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お陰様で シートラも、クトーも
分かるようになりましたよ。(⌒∇⌒)
何時ものように はやいー3:42出発ですね。
林道から谷道沿いに進まれ
3合目から 尾根に乗るのかな。
シートからから シール走行に変更。
日が登ると 景色が美しいですね。
ながーーい ルーンさんの影!
山頂台地への急登では 12本アイゼン+ワカン
で シートラと 荷物も大変ですねー。7
2時間かかられて 山頂台地到着でしたか。
台地は伸びやかな景色ですね。
すばらしいです。
小屋があり 山頂の印ですね。
視界良好だったようですね。
(⌒∇⌒)
さあ このために登ってたのだー
板をつけて滑らなくては!
爽快でしょうね。
いつも思うのですが 真っ白ななか、
滑っていくラインが あるのですか?
トレースがあるのでしょうか?
地図を読みながら 雪のコンディションを読みながら
滑り降りられるのかな?
あっそうか、ご自身のふみ跡をたどられたのかな。
池塘があるのですね。
私は花の時期に行ってみたいです。
楽しいレポをありがとうございました。
今回もさっそくご覧いただきまして、ありがとうございます!
まず滑っていくフォールラインですが、ピストンでは登りのトレースに沿うように下りるのが基本です。
同時に地形図での読図で大まかな滑降ルートを組み立てたうえ、現場では安全で滑りやすそうなラインを目視で選んでいます。
山スキーは登山とスキーの知識と技術をフル活用して成り立つものと思います。
いつも単独が基本の自分としては、好天確実の日を選ぶことでのリスク軽減を心掛けています。
いつも登山開始したい時刻から逆算して、家の出発時刻を決めています。
先日の昼闇山のように予想外に手こずっても、時間切れで撤退という事態はほぼ回避できます。
今回の小赤沢ルートですが、早い時期だと麓の集落から登山開始となり、
2合目から夏道ルートに入る展開となります。
夏には林道を経て3合目まで車で入れるため、2合目から歩く人は少ないようです。
この2合目からの夏道ルートですが、今回は途中のカエデ沢渡渉地点の積雪状況に不安があり、
嫌なトラバースがあって遠回りの林道を経て3合目へ向かう行程としました。
夏道は3合目駐車場からカエデ沢右岸の細尾根を通っています。
この細尾根は雪が途切れやすいために、カエデ沢沿いに登って1500m付近で夏道に合流しています。
山スキールートは夏道と違うことが多く、その時々の積雪状況からより適切なルートを選んでいます。
序盤を越えて雪が安定してくると、シール登行が快適でした。
でも10cm前後の積雪が見込まれた急登が核心で、ここを越えるためのわかん携行でした。
苗場山といえば、やはりあの周囲3〜4kmにも及ぶ山頂台地が大きな特徴です。
今回のような好天だと絶景のうえ、ラインどりも自由自在ですがガスガスの時は遠慮したい山です。
数回連続で滑りにくい悪雪ばかりでしたが、今回は文句なしに滑走性の高い雪でした。
急斜面はおそらく名残りの新雪だったのではと思います。
登りで2時間かけた急登も、滑り降りるとほんの数分。正に一瞬の快感です!
苗場山の本来の魅力はやはり花々を楽しめる夏だと思います。
積雪期の光景を堪能した今は、夏の光景を観たくなっています。
改めて再訪してみますね。ありがとうございました。
がんばりました!! (⌒∇⌒)
励みになります!
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