栃木百名山 笹目倉山、鶏鳴山 清流園コースから登る


- GPS
- 08:24
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,199m
コースタイム
歩行時間 6時間(休憩除く)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
北千住一本目の快速に乗り、新栃木で各駅に乗り換え。板荷で20分ほど待ち。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆清流園コース 全体的に荒れている。主尾根に上がるまで ただただ急登となる。沢→林道→尾根と変わっていくが林道区間は明るく景色も楽しめる。 初心者のみはNG。経験者同行のこと。 ☆笹目倉山〜鶏鳴山 笹目倉山からの縦走路の入り口が分かりづらい。よく見ること。分からなければ行くべからず。以前よりは踏まれているのでわかりやすい。 ☆鶏鳴山〜中山分岐 鶏鳴山からの下りが恐ろしく急。雪が着くとザイルが必要。トラロープがあるが当てにはせずに準備しよう。リボンが少し付いている程度。踏み跡はある。 初心者のみは危険。できればザイルの扱える人がリーダーであってほしい。 この日は雪が氷になりかけておりキックが1撃では入らず。 ☆中山分岐〜クリーンセンター 不明瞭。朽ちたリボンがいくつかあるだけ。読図ができなければ目的地に辿り着くことは出来ないだろう。一部薮っぽい。棘に注意。 初心者のみは危険。必ず読図の出来る中級者以上の方と。 |
写真
感想
鶏鳴山北山陵は初心者の入山は厳禁。読図ができないと道迷いすること間違いなし。
笹目倉山、鶏鳴山 両山共に栃木百名山だがあまり整備はされていない。
3連休だし泊まりでどっか行こうかなーと思っていたのですが
おやおや。どうにも中日が天気よくないですねぇ。そうなるとテンションも下がっていく。
段々と行く気が失せてきたので天気の良い初日に日帰りでと言うことに変更。
去年末に計画していたのだが やはり気が乗らずに流れてしまった
鶏鳴山から今市へ行く尾根を歩いてくることにした。
読図力もまだ人に胸を張って言えるほどの力がないので訓練にちょうど良い。
北側のコースはところどころ歩いている人も居るようだが年間10PTに満たないだろう。
だとすれば、マーキングは少なく踏み跡も不明瞭であろう。そうでなくては訓練にならない。
万が一、ミスしても林道に囲まれているのでリカバリーやエスケープしやすい。
笹目倉へは今回は『清流園』コースを利用しました。
清流園は小来川地区にある山小屋カフェで12:00-20:00の営業となります。
駐車場もあるので ここからの往復が一番利用しやすいでしょう。
帰りには、清流園さんで一息ついて帰るのも素敵ですね。
道自体は荒れていてやや歩きづらいですが明瞭で迷うところはありません。
そして、前日光の山々が見えますので気持ちがよいです。
道沿い明瞭な踏み跡を辿っていけば金鉱跡までたどり着けます。
金鉱跡は5m程で行き止まりとなり意外と小粒です。
金鉱跡の上に道があるのでそちらへ行くと山道となり一部、危険な場所もありますが
慎重に通過して行けば問題なく進め、一登りで主尾根に当たります。
主尾根に出ると程なくして天善教コース分岐に当たり5分ほどの登りで笹目倉山に到着!!
はじめは気づかず先に進んでしまったのですが地図を確認すると
アレ?さっきの神社?山名坂なかったよな?
そうなんです。なぜか栃木百名山ともあろう笹目倉山の山頂には山名坂がないのです!!
(私が気づかなかっただけかもしれませんが…見つからなかった。)
三等三角点はありました。先ほどは神社に目が行ってしまい見落としていたようだ。
ここから鶏鳴山へは北へ進みますが入り口が分かりづらいので間違えないように注意が必要。
急斜面を降り切ってしまえば踏み跡が伸びていますし、尾根上を行くだけなので
よほど気を抜いていない限り迷うことはないでしょう。(それでも現在地は把握できる事が好ましい)
鶏鳴山まで危険個所はなく途中、鳴山林道への下り道がありますが
そちらへ行くと下山してしまうので注意を
鶏鳴山は南峰、北峰とありメインは南。休憩をするには北峰がよいです。
眺望がよく日当たりもよいのでゆっくりと休むことができます。
日光連山がよく見える場所があるのでそこでゆっくりと休憩。
ここでハーネス履き、ロープを肩にかける。
山頂からの下りだしの等高線が詰まっていて地図上で見るには非常に急。
これはヤバいか?と言うことで準備してきました。
ここから北へ行くコースは情報も少なく不測の事態に備えるためです。
実際、この日は雪が凍結しキックが入りづらく状態は悪かったです。
なぜか、危険区間はトラロープがずっと伸びていました。ザイルを出すのも手間なので
鎖場通過セットのようにカラビナをかけて慎重に下って行きました。
トラロープなければ懸垂していたろうなぁ。短いロープしかないから何回切り返したことやら(笑)
中山分岐までは踏み跡もあり そこそこ人は入ってくるようです。
中山分岐からは不明瞭になり地形を見る力、地図を読み力が必要になってきます。
低山は小さな尾根があり非常に読みにくい場所もあるので難しいです。
2度ほど間違えてリカバリーする羽目になりました(-_-;)
650m峰の500m位手前で北側に藪。その藪からネットが伸び東方向に植林。
ネットもそれに沿って伸びていく場所があるのですが…誘い込まれました(/_;)
正解は籔へツッコんでいくルート。どうにも進む方向がコンパスと違うので気づけましたが
気付かなければ全く違う場所へ下山してしまうところでした。
その後はなんとか狙い通りのクリーンセンター裏へ出ることが出来ました。
読図力が足りないなぁ。もっともっと歩かなくては
装備:6mm15mロープ、SMCエスケープエイト、BDアルパイポッド、その他ガチャ類少々、軽アイゼン
そうそう。道中 50mほど先に灰色っぽい ずんぐりしたものが素早い動きで走り去っていきました。
体長は1m近くあるように見えました。なんだ?何だろう?カモシカではなかった。鹿でも狸でもない。
なんだぁ??????とわからないまま歩き続け下山後、本『栃木のけもの』やユーチューブで確認したら
ほぼ間違いなくアナグマ。生息数も減少してきている上に夜行性の動物。
昼間に見るだけでもレアだというのに 大きい個体だなんて…
いろいろと思い出に残る山行となりました。
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