【石老山・石砂山】ヒル地獄で血まみれ&泥濘でドロドロの復帰戦💦*神奈川県の山(分県登山ガイド54座)


- GPS
- 07:29
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 979m
- 下り
- 990m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 7:26
天候 | 天候:曇りのち晴れ 風:無風〜微風 *前日の雨の影響もあり朝から湿度が高くムシムシ状態 さらに低山の樹林帯で風もほぼ無かったので不快指数MAXだった💦 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス ・自宅からマイカーで一般道を利用し”篠原の里駐車場”へ移動。 ・所要時間:渋滞無しの直行で約1時間10分ほどで移動。 *この駐車場はNPO法人が運営する宿泊・研修施設”篠原の里”の 利用者向け有料駐車場ですが、位置的に石砂山と石老山の 登山口に近く、登山としての利用もできる駐車場です。 ■駐車場について ・上記の通り”篠原の里駐車場”を利用 ・駐車料金:普通車500円/日 (駐車場の入口にある料金箱へ自ら入金する方式) ・駐車台数:30台ほど ・利用時間:不明(閉門などの時間制限があるかどうかも不明) ・駐車場内にトイレ、水道なし(トイレは石砂山登山口の手前に有り) *詳細情報はこちら↓ https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-509 *NPO法人”篠原の里”HP https://shinobara.jp/shinoba |
コース状況/ 危険箇所等 |
【石砂山付近のヒルについて】 ・ルート状況とは直接関係ありませんが、石砂山の山頂付近にある 掲示板に「この時期(4月〜9月ごろまで)はヒルに注意」との 表記がありました。実際、この日は前日の降雨の影響もあってか、 朝から湿度が高めで、石砂山の山中で大量のヒルに襲われました。 登山を始めて9年目になりますが自身初の本格的なヒル被害でした。 詳細はについては写真と感想の方に記載してありますので、 興味のある方はご覧ください。 【ルート状況、要注意個所など】 2021/10/10 現在 <ルート状況:全般> ・今回のルートは一般実線ルートと一部破線ルート、そして車道歩きの 組み合わせになります。石砂山と石老山への一般登山道については、 踏み跡明瞭、道標も多数有り、特に問題なく歩ける印象でした。 <ルート上の要注意個所> 【破線ルート2本の取りつき部について】 ・石砂山から牧馬峠までの破線ルート1本目”東尾根”の入口は非常に 分かりづらく、山頂から今朝登ってきた道を少し戻ったところの 東側にあります。現地では入口(分岐)を示すものは何もなく、 入口の踏み跡も見当たりませんでした。GPSで位置を確認しながら 破線ルートがあると思われる方向へ少し進んでみると薄っすらとした 踏み跡を見つけることができました。一旦踏み跡を見つければ、 その後はそれなりに明瞭な踏み跡が続きます。 ・この日の2本目の破線ルートとなる牧馬峠から石老山山頂手前にある 一般登山道との分岐点(牧馬峠分岐)までを繋ぐルートの取りつきは 牧馬峠から県道518号を南下しながら左斜面を見ていると樹林の中に 赤テープが出てきます(写真16)。ここから取り付きますが、正直、 この斜面の取り付きは「ここ登る?」と思うくらいの急斜面の直登で さらにこの日は前日の雨で泥濘が酷く、急傾斜で踏み跡が崩れ気味の 場所で滑ってしまいドロドロになりました。その後は1本目と同様に 取り付きをクリアできれば後はそれなりに明瞭な踏み跡が続きます。 *上記2個所の破線ルートの取りつき部は分かりづらい上に、踏み跡も やや不明瞭です。GPS等での位置確認とそれなりの山慣れが必要な 個所だと感じました。 |
その他周辺情報 | 【閲覧注意】 ・この山行記録は山ビルと出血の写真が含まれます。 山行写真の最後の5枚にまとめてありますので、 苦手な方はご注意ください。 |
写真
今回は7/21の北岳以来となる久々の山歩き。ようやくコロナの感染者も減り、
緊急事態宣言も解除されたので、これから少しずつ山歩きを再開します
篠原の里駐車場から県道518号線を南下すると左の道標が出てきます
ここで右の側道へ入り、しばらく進むと石砂山の登山口に着きます
この時は「やっと山登りができる〜」とちょっと嬉しい気持ちでしたが、
この後、人生初のヤマビルによる最悪の事態に見舞われるなんて思いもよらなかった…
ここまで誰とも会わず、山頂も貸し切り状態「復帰戦は静かな山歩き、いいね〜♪」
(と、この時は目論見通りで内心「ヨシヨシ」と思っていたが…)
薄い苔のようなものが生えており、この程度の緩い傾斜でも滑って踏ん張りがきかず
非常に危険な状態でした。無雪期にこんなに滑る山頂の平場なんて初めてですよ
と、同時に足元が何やら変な感じがするのでスパッツを外してみると…
ナント!大量のヒルが張り付いていた!さらに吸血までしているし!!
人生初のヒル被害でその数の多さに気が動転しパニックに!
慌てて張り付いたヒルを剥がすも、今度は出血が止まらず困り果てる…
(ヒル&流血写真は”閲覧注意”として最後にまとめてあります)
すると、よく見たらこんな注意書きがありましたね(^^;
とはいってもヒル被害がこんなにグロいものだなんて思ってもみなかったし…
というか、完全にナメてましたネ💦
山頂から今朝登ってきた道を少し戻ったところの東側にありましたが、
入口(分岐)を示すものは何もありません。GPSでの確認必須です
しかし一旦踏み跡を見つればその後はそれなりに明瞭な踏み跡が続きます
やや歩きづらいルートだったのでアスファルトの道路に出てホッとした〜
ここで少し落ち着いたので再び足元を確認をすると…
さっき全部除去したハズなのにまたまた大量のヒルがついていた!💦
(写真は最後にまとめてあります。閲覧注意)
あの道標の後ろから出てきました。道標に破線ルートの表記は無し
2本目の破線ルートは取り付きでは散々でしたが、その後はそれなりに明瞭な道でした
・・・って、2本目の山頂標には標高702.8mと記してあったのに、
こちらには694.3mってナニ?どっちが正解なの??
今日はここまでまさかのヒル襲撃や破線の取り付きで滑ってドロドロなど
ホントに散々な復帰戦でしたが、まぁこれも貴重な体験?だったかな…と
今日は人生初のヒル被害や泥濘でドロドロになるなど散々な山行でしたが
最後はちょっとした達成感もあり、どこか吹っ切れたような復帰戦でした
この後はヒル&流血写真になります【閲覧注意】
実際は登山靴の表面や中にも入り込み、片足だけで15〜20匹ほどいた
石砂山の山頂を出た直後、ルート間違いに気づくと同時にヒルにも気づいた
痛みはないものの、吸着力は思っていた以上に強く、結構なしぶとさだった
そして出血は聞いていた通りで中々止まらない。軽く処置はしたものの、
結局、山行終了時までジワジワと滲み出ていた模様
(これでも一部で、実際は靴や靴下の中まで侵入していた)
50分ほど前に全部取り除き、この区間は休憩なしで歩き続けていた
にも拘わらずこの状態。要するに止まっていても動いていても
それらに関係なく襲われるということが分かった。恐るべし攻撃力!
朝やられた後も靴下の中で血がジワジワ染み出ていた模様
まさかの山行終了時まで滲み出ていたとは思いもよらず(痛みはなし)
おかげで靴下が真っ赤となり、とても洗濯できない状態で廃棄しました
感想
8月ごろから爆発的に増え続けていた新型コロナの感染者数でしたが、ここへきて急激に減り始め、10月から緊急事態宣言も解除されました。
これでようやく山歩きを再開する気になり、復帰戦はどの山にしようかと思いめぐらせるようになりました。
そこで当初の計画は久々の越境山行ということで、美しい池と紅葉を眺めながら体力的にも無理のない範囲のお山で、さらに未踏の百名山でもあった”赤城山”に行こうと計画を立てたのですが、直前になって天気予報を確認すると雨ではないものの、どうやら終日曇り(ガス)っぽい予報。これでは久々の遠出だというのに肝心の景色が楽しめないのでは?…と心配になってしまいました。
そこで代替案としてこういう時のために県内の近場で未踏のお山ということで、神奈川県の山(分県登山ガイド54座)の中で未踏だった石砂山と石老山へ変更することにしました。(勿論、この時点ではヒルのことなどつゆ知らずで…)
そんなことで前夜に行先変更となった石砂山と石老山でしたが、特に石砂山については、写真にもあるようにまさかのヒル地獄で血まみれという思ってもみなかった結果となりました。
これまで夏の丹沢など皆さんのレコでヒル出現の情報は多少見ていたのですが、そもそも暑い時期の丹沢を含めた低山にこれまであまり登ったことがなかったのと、私自身が実際にヒルに襲われたことがなかったので、内心は「襲われたとしても、それほど大したことないんだろうな…」とか、「山によっては大量のヒルが出るなんて本当なのか?」くらいに思っていました。要するにヒル被害の経験が全くなかったので実感がなく、完全にナメていたということです。
今回の山行で実際に襲われてみると、その数の多さとグネグネと動く異様な光景は想像以上にグロテスクで、石砂山の山頂直下で初めてそれを見た時は気が動転してちょっとしたパニック状態に陥りました。
「ヤバい!これは早く取らなきゃ!」と思い、焦りながらも急いで取り始めたのですが、取っても取っても靴や靴下の中から出てくる感じできりがない状態。初体験だったこともあり、それはもう絶望感すら覚えるものでした。
必死になって見える範囲のものについては全部取り除いたつもりでも、靴下の細かい網目の中や登山靴の靴ひもの隙間などに入り込み取り切れないものまでいることに気づいた時は「もうこんな状況では手の施しようがない。一体どうしたら良いのか?」と。ヒルの脅威にさらされて恐れおののいたのでした。
そして肌に吸いついて本格的に吸血し始めたヒルを引き剝がそうとすると、これがまた想像以上の結構な吸着力で簡単には剥がれてくれず、最後は力で無理やり剝ぎ取りました。すると予想通り出血が始まったのですが、これは以前に見た情報通りで中々出血がおさまらず、軽く処置はしたものの結局山行終了時までジワジワと滲み出ていたようです。
この間、痛みなどはなかったのですが、長時間ジワジワと滲んでいたおかげで靴下は血だらけとなり廃棄処分レベルに。さらに登山パンツと登山靴の中まで血が染みてしまうという、非常に後味の悪い結果となってしまいました。
このように山中でヒル被害に遭うまでは「ヒルなんてそんなに大したことないんでしょ?」などと完全にナメきっていた私でしたが、実際に体験してみて本当にトンデモなかったというのが正直な感想です。これは出血などの身体的な傷だけではなく、その数の多さや見た目の異様さからくるメンタル面のダメージ、そして高価な登山靴や衣類にまでその被害が及ぶことになる。まさにヒル恐るべしということを実感した次第です。
そんなことで今回はヒルの被害だけでなく、破線ルートの泥濘で滑ってドロドロになってみたり、ルートの多くでクモの巣地獄があったりと、予想だにしなかった展開の連続で本当にトンデモない復帰戦となりました。
でも、まぁこれらも登山の一部、「たまにはこういう山行もあるよ」ということで、これも貴重な経験として前向きに捉え、これから少しずつ身体も気持ちも慣らしながら山へ戻ろうと思います。
脚の具合は大丈夫ですか?
いやはやリフターさんが予告をしてくださったのにも関わらず、ラスト5枚の写真をスライドしながら見てしまったため、思わず「ヒィー
自分も過去に1回だけ丹沢でヒルに食われましたが、やはり丹沢恐るべしですね…。すぐ隣の奥多摩や高尾山域ではヒルの被害って聞かないのに、不思議ですよね…。
ヒル地獄、血まみれ、泥濘、破線ルートと、タフでマゾ?なリフターさんらしいレコだなぁと思ってしまいましたが、足だけでなく登山用具まで被害が及ぶとは…。ヤマビル恐るべしですね。
本当にお疲れ様でした…。
脚は噛まれた傷跡が多数残っているものの、さすがに出血も止まり痛みなどもありません。
でも、女性のように脚線美を晒すような場合は、この傷跡の多さは最悪ですよ(^^;
まぁ、いい歳したおっさんには無関係ですが(笑)
ホント、あの数の多さには仰天でしたよ
初体験だったこともあり、ひとり静かな山中でパニックってました
それと見た目も動きも異様ですね。。。
こんなのが靴下の網目から侵入して肌に吸い付いたり、靴の狭い隙間などに入り込んでしまうんだから、もう手に負えません。本当に最悪でしたよ。
丹沢でヒルの話は聞いていましたが、さすがに夏の丹沢は未踏でした。でも、秋から冬、そして5月ごろまではそこそこ登っていたので、今まで一度もヒル被害に遭わなかったのが不思議なくらいです。やはり今回は雨上がりの翌日で多湿だったことも影響していたように思います。
最後に、安月給登山者としては、血まみれになってしまった高価な登山靴と登山用パンツを簡単に手放す訳にもいかないので、あまり気は進みませんでしたが、また洗って使うことにしましたよ。
あ、それと新作レコ出てましたね。あとで見させてください
雨上がりのそのあたりは無料献血所です
ヒト、オバケ、オオスズメバチ、ブュ、アブ、ヒル、マムシ 、クマ怖い順
ホント、今回は仰るとおりの完敗ですよ。。。
(でも、tenさんはいつでも乾杯ですよね
やっぱり雨上がりの影響大だったんですね…
いくら多発地帯とはいっても、こんなにやられるなんてさすがに異常だと思いましたよ。
怖い順のヒトが…分かります。ぶっちゃけそうですよね
どんな隙間にも入ってビー玉のように膨れ、サンショウウオよろしく出られなくなって捕まります。
蛭を取り除くには愛煙家ならばタバコを近づけるとすぐ離れます。
あとは塩か塩水です。
無理に取ると翌シーズンまで傷口が直りません。
丹沢や谷川西部、沖縄は冬以外は要注意です。
そのような場所では蛭ファイターや昼下がりのジョニーをあらかじめ足元に散布するしかありませんね。
立ち上がって屈伸して飛びつく…やっぱりそうだったんですね。
最初に気づいた時はその直前の石砂山頂で15分ほど立ち止まっていたので、その間に取り付かれたんだろう…と思ったのですが、全部退治してその後は休憩なしで歩き続けたのにまた大量についていましたからね。これは飛びついて来たんだろうと思いました。
タバコの件もありがとうございます。
実はこの山行の翌日に仕事関係の人にヒル被害の話をしたところ「無理にとってはダメ。ライターでやるといいんだよ」と言われました。無理やり引き剥がすと歯が残るからやめた方がいいと言っていましたが、時すでに遅しですよ。自分的には初体験で気が動転していたので、とにかく早く退治することで頭がいっぱいでしたから(^^;
これまで真夏の丹沢は未踏でしたが、5月下旬ごろまでは何回か登っていました。でも、こんなことは一度もなかったんですよね。もちろん季節もそうですが、当日のコンディションもかなり影響している気がします。
熊さんもコワイけど、ヒルのほうが厄介だねー。
私はお陰様でまだヒル被害にはあったことないけど
厄除けがてら、これからは塩は必須ですね〜(TдT)
お大事に〜(ᗒᗩᗕ)
それと剥がしたあとの出血はホントに止まらないです。おかげで靴下は捨てたし、靴の中も血で染まるくらい山行終了まで出続けましたからね。
上の方も仰ってますが、ヒル除けには塩もしくは”昼下がりのジョニー”(←品名がちょっとナメてる?
石砂山、実は検討していたのですよ、リフターさんのレコがあがる前に。
そしてこのレコを見て、わ、わ、わ…と思い、もっと寒くなってから検討することにしました😅
初ヒル体験、お疲れさまでした〜。後で痒みなどありませんでしたか?
私もヒル避け対策は必ず準備していこうと思いました。
ありがとうございました!!
実は昨日から昨年8月以来となるテント山行に出ておりまして、只今戻ってきたところなんです。
(山から戻ってコメ欄みたら、仕様が変わっていてちょっと驚きましたが…💦)
ヒル被害については完全にナメてましたね。ホントにやられる時は酷いもので、取っても取ってもキリがない感じで現地ではパニックってました。
今回は雨上がりで多湿ということも一因としてあったみたいで、より出やすい条件だったようです。
傷については大きいヒルにやられた個所は未だに目立つくらいのカサブタが付いてます。その他の小さい箇所は赤い点がポツポツ残っている程度です。
痒みは基本的にないのですが、傷の個所に触れたりするとそれをキッカケに痒みが止まらなくなるので、極力触らないようにしています。
冬になれば大丈夫かと思いますが、一応ヒル除けはやって行った方が良いと思います。あと、前日の雨と当日の湿度も要注意です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する