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ハイキング
甲信越
めちゃハードコース 八海山屏風道〜八ツ峰縦走〜新開道下山
2021年09月07日(火) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:13
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,389m
- 下り
- 1,612m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:57
距離 13.0km
登り 1,389m
下り 1,632m
7:49
28分
山口バス停
8:17
8:25
88分
屏風道、新開道2合目登山口
16:46
山口バス停
ログを取り始めてから20分くらいしたらいきなりGPSがまともに動かなくなり、スマホを再起動させたりしてどうにか復旧したのが屏風道5合目手前でした。そのため2合目登山口付近からしばらくログが飛んでいます。
全体的にとにかく厳しい、険しいコースでした。これをスピード登山するのはなかなか難しい。
全体的にとにかく厳しい、険しいコースでした。これをスピード登山するのはなかなか難しい。
天候 | 快晴☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.minamiechigo.co.jp/ (六日町〜上原〜山口〜八海山スキー場線をごらんください) 八海山ロープウェイ https://www.princehotels.co.jp/ski/hakkaisan/summer/ ロープウェイ利用で登られる際にはこちらをご参考に |
コース状況/ 危険箇所等 |
【屏風道】 下の方は杉林のおとなしい道ですが、いったん鎖場が現れると連続して来ます。最初のうちはまだしも、上に行くにしたがって足を引っかけるところが小さい、少ない、あるいはほぼ無いような高難度の場所も出てきます。「鎖場はあまりクサリに頼りすぎないように」とはよく言われますが、こうなるとそうもいきません。最大限にクサリを駆使して登っていきましょう。クサリ以外にも木の根っこや灌木、草なども使えるものはフル活用してください(クサリは使う前に引っぱってみて強度は大丈夫そうか要確認)。 またイヤらしいトラバースだったり、沢筋の登りもあります。とにかく慎重な行動を。 登山道は明瞭で、目印のピンクテープはしっかり着いています。じっくりいけばルートを外すことはほぼ無いとは思いますが、ヤマレコの「みんなの足跡」を使って万全を期してください。 水は沢の徒渉が何ヵ所かあるので、そこで得られます。 【八ツ峰】 まあとりあえずスゴいところです。岩場の経験、体力に自信が持てない人は止めておいた方が無難です。あと天候が怪しいときも止めておきおきましょう。屏風道同様、足を置くところが少ない、あるいは小さい、もしくは全然無いというえげつない鎖場が連続します。『山と高原地図』で破線ルートになっているのは伊達ではありません。屏風道と同様にクサリをフルに使って進んでください。ここをクサリ使わないで上り下りするのは手練れのクライマーでもないかぎり厳しいと思います。 ちなみに八ツ峰を登らない迂回路もハシゴを使った急な上り下りやトラバースがあって一筋縄ではいかない印象を受けました。迂回路を通る場合もそれなりの注意が必要です。 【新開道】 とにかく急登急登&急登です。下部から説明しますと、2合目登山口からしばらくは林道の登り。そこから下草が生えまくった杉林の道となります。小さな沢の徒渉を繰り返して進みますが、ここがクマの気配がプンプンするので要注意です。そこを抜けるともうひたすら急登。カッパン倉付近でいったん傾斜が緩む箇所もありますが、その後はまた急登です。そして最後の10%は屏風道と同じくらい難易度の高い鎖場やトラバースもあります。 屏風道に比べれば楽かもしれませんが、新開道はこれはこれで十分に難路です。屏風道を登れる実力のある登山者は大丈夫だとは思いますが、まったく油断できないルートといえます。 いずれのコースもヘルメット必須。 |
その他周辺情報 | 八海山スキー場周辺には宿泊施設多数。 温泉は「湯らりあ」ですかねえ。六日町駅からもすぐなので公共交通機関登山者にもおすすめ。 |
写真
こんばんは。今回は前夜からの始動です。仕事終えて自宅に荷物取りに帰り、再び新潟駅に舞い戻ってきました。これから22時51分発の長岡行きに終点長岡まで乗ります。新潟駅も方向によってホームをある程度固定したり、発車メロディを変えたりできないもんですかね。1番ホームが運用開始されたらやってくれないかしら?
日付が変わる頃に長岡に到着しました〜。今日の宿はカラオケ「まねきねこ」です!!長岡はネットカフェが駅から遠いんですよ。なので駅前カラオケにしてみました。私も全国津々浦々旅をしてきましたが、カラオケに泊まるのは初めてだな……。せっかくなので何曲か歌うつもりでいましたが、眠くて眠くて歌わずに即寝落ち。もう夜更かしはしんどいですw受付の兄ちゃんが「あっ、登山の格好しているこいつは始発待ちだな」と察して大きな部屋を用意してくれたので、ソファーで足を伸ばして眠れました。兄ちゃんグッジョブ!!
それにしても夜の商売のおねえちゃんたちよ、仕事上がりにベロベロに酔っぱらって間違えて俺の部屋に入ろうとするのは勘弁してくれんか。ナニゴトかとビックリするわwww
それにしても夜の商売のおねえちゃんたちよ、仕事上がりにベロベロに酔っぱらって間違えて俺の部屋に入ろうとするのは勘弁してくれんか。ナニゴトかとビックリするわwww
カラオケでフリータイム期限の朝5時まで夜明かしして、上越線の越後中里行きに乗ります。越後堀之内駅付近からは越後駒ヶ岳の三角形がキレイに見えていました。うむ、今日はいい天気になりそうだ
そして六日町駅に到着です。駅近くのファミマで物資補給しつつコーヒー飲んで時間つぶして、山口行きのバスに乗ります。私はスタバとかドトールのようなとこよりもコンビニのコーヒーの方が好きなんですが貧乏性なのかな?
あそこまで登るのか。ひえ〜💦「八海山登るならぜったいに屏風道」と決めていましたが、その屏風道や八ツ峰は難路と聞くし、これは心してかからないと。
八海山は二百名山ですが、歴史風格山容は百名山クラスだと思うんだよな〜。
八海山は二百名山ですが、歴史風格山容は百名山クラスだと思うんだよな〜。
この分岐を日本大学セミナーハウス、レイホー八海方面へ向かいます。さらに突き当たりを右へ進むと屏風道新開道登山口。ウチの勤務先には日大東洋専修あたりの出身者がたくさんいるんだよなあ。ここで合宿した日大出身者もいるのかな?
2合目の登山口到着です。クルマはうまく詰めれば20台くらいは駐められるかな?屏風道は看板の左、杉についたピンクテープのところを下っていきます。新開道は軽トラの裏側に回り込むような形で林道が延びているのでそちらに進みます。ちなみに直進すると砂防堰堤があってそこで行き止まりとなります。最初そっちへ行って戻って来ちゃいましたwww
あまりクサリを頼りすぎないように登りますが、だんだんクサリ場の難易度が上がってきて(足場が小さい少ない、もしく無い)、いつの間にか頼りっぱなしになりますw灌木や木の根、草などもフル活用しました
枯れた沢を登ります。150mくらい登ると右手にピンクテープがあるので、そこで沢から離れます。枯れ沢の登りは尾瀬沼から燧ヶ岳登ったときの「ナデッ窪」を思い出すな〜。あれは滑りまくりで難路だった
この付近の鎖場で足を滑らせて登山道上を3mくらい滑落しました。安物のタイツが破れたくらいで大事に至らなかったのはラッキー。このあたりからは太ももが吊り始めて足が前に出ません。気力のみで進みます
千本檜小屋で大きめの休憩。ファミマで買ったパンを食べました。こういうところで山ご飯作る人ってホントスゴいと思います。漫画『山と食欲と私』の日々野鮎美27歳みたいに手の込んだ山ご飯作ってみたい気もしますが、荷物が重くなっちゃうのがなあ〜。それに私は日々野鮎美27歳ほど食いしん坊ではないですし、基本何でもいいんです。てかあいつ食いしん坊すぎだろ!?
私はこれまで岩峰っていったら剱岳、水晶岳、槍ヶ岳の穂先、鳥海山の新山くらいしか登ったことがないのですが、八海山の八ツ峰はそのどれよりもハードでした。まあこの四つは全部一般ルートなので当然といえば当然なのですけれども。とりあえず八ツ峰縦走無事に終わってホッとひと息。いくつか地味なピークは割愛
さああとは八海山最高峰の入道岳。ここは八ツ峰とは違っておだやかな普通の登山道です。
このあたりでもまた足が吊りはじめたので、水分と行動食のハイチュウ補給。そしたら少しマシに。なお本日の水分消費は3L。多めに持ってきてよかった
このあたりでもまた足が吊りはじめたので、水分と行動食のハイチュウ補給。そしたら少しマシに。なお本日の水分消費は3L。多めに持ってきてよかった
八海山最高峰入道岳(1778m)到着です。日没までの下山と最終バス、けっこう時間的に押してきてるので長居せず写真を撮って速やかに下ります。
とはいっても、ここで他の登山者さんと地元民同士で少しばかり登山談義しました。もちろんソーシャルディスタンスきっちり取って
とはいっても、ここで他の登山者さんと地元民同士で少しばかり登山談義しました。もちろんソーシャルディスタンスきっちり取って
手前の中ノ岳から奥に兎岳、平ヶ岳、燧ヶ岳。結局今年も中ノ岳兎岳丹後山日帰り周回、そして平ヶ岳登頂はできなかったか。銀山平の民宿でも泊まって平ヶ岳は登ってみたいけど、プリンスルートはイヤなんだよなあ。鷹ノ巣まで送迎してくれればいいのに。「じゃあ鷹ノ巣の清四郎小屋泊まれば?」と言われそうですが、鷹ノ巣は自力で行くまでが難易度高すぎる。特に今は公共交通機関限定なので
ずっと雲が取れなかった越後駒ヶ岳山頂がやっと顔を出してくれました。来月越後駒ヶ岳の登山ツアー申し込んだので、今から楽しみ〜。まあ何度も歩いてる枝折峠コースなので目新しさはまったく無いですがw
新開道の分岐まできました。ここからこのルートで下ります。って実際下った印象ですが、最上部は屏風道と変わらん。険しい鎖場とトラバースの連続。あとはひたすら急な下り(途中で緩くなるところもあるが)。屏風道ほどではないにしても難路には違いないです
新開道をだいぶ下ってきて、おや?お稲荷さん。
長丁場の下りは下っても下っても着かなくてうんざりしますね。それと同時に「下りでも辛いのに、よくこんなところ登ったよな〜」と思ってしまいます。ロングコースあるあるwww
長丁場の下りは下っても下っても着かなくてうんざりしますね。それと同時に「下りでも辛いのに、よくこんなところ登ったよな〜」と思ってしまいます。ロングコースあるあるwww
2合目登山口に戻ってきました。はぁ〜長かった。飯豊日帰りしたときに匹敵する疲れと安堵感。距離と標高差自体は飯豊より少ないから、やはり鎖場の集中で精神的に消耗したんでしょう。このルートは一回やれば十分。私には難しすぎます。しばらく封印かな?
感想
今回の山行ですが、予定の段階ではコロナ禍で越県しての登山は選択肢に入れられず、よって新潟県内の山を登り倒そうと考えていました。そして私は昨秋やった脳の手術のためクルマの運転がしばらくできず移動は公共交通機関に限定。さらにまだ登ったことのない山にしたい。という条件の下で検討を重ねた結果
・青田南葉山(上越市)
・妙高山(妙高市)
・火打山(妙高市)
・青海黒姫山(糸魚川市)
・八海山(南魚沼市)
・金北山(佐渡市)
あたりが候補に浮上しておりました。
この中で佐渡市は離島でコロナのこともあるし行きづらいから除外、上越妙高糸魚川は現地で前泊必須かつ早めに仕事終わった日じゃないと現地へ着ける電車に間に合わないのでまた今度ということにして、自動的に八海山が残ることになりました。
その八海山、挑戦するなら難路として名高い屏風道と八ツ峰縦走だろうとずっと思っていて、迷わずこのルートをチョイス。「当日始発の新幹線だとどうだろ?」ということも検討した結果八海山行きのバスに間に合わないことが判り、長岡でカラオケに前泊する予定を立てて決行。
で、八海山のこのコースを歩いてきましたが 、詳しくは写真とコメントの通りで、とにかく難しい、大変なコースで疲れました……。屏風道、八ツ峰縦走は噂に違わぬ危険で難しい道でしたが、意外と新開道も侮れません。他の山ならおそらく難路扱いだと思います。これを日帰りで歩ききれたら剱岳の早月尾根も余裕ですよ。それくらいのコースでした。
バス利用でこのコースは時間がかなりタイトなのであまりおすすめできないですね〜。クルマで来て早出するのがいいと思います。
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同じ日に登られたようですね(^_^)
屏風道〜八ツ峰〜新開道と岩場を歩かれたようで、
お疲れ様でした
八海山は、20年以上前の1998年に登りましたが、
ロープウェイ〜八ツ峰〜入道岳〜新開道〜ロープウェイP
でした。
屏風道は破線ルートだったので、全く考えもせず(ーー;)
八ツ峰の前半は登りましたが、後半は覚えていません
パートナーは、迂回路だったと記憶しています。
まだGPSなど無かったころで、デジカメにする前なので
写真も少なく、見直してもよくわかりませんでした。
写真を拝見して、もう無理っぽいと思いました(^^ゞ
コメントいただきありがとうございました!!
念願だった八海山屏風道、八ツ峰縦走をすることができたのはよかったですが、難路すぎて歩いているときは生きた心地がしなかったです。無事に帰ってくることができてホッとしています。
この日は好天だったのでロープウェイからもたくさん登山者が上がってきていましたが、ロープウェイ利用でもけっこう距離がありますし、それほど甘くない山という印象ですね。当分行くのは封印しておこうと思います(笑)
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