天の竜の背に乗って(7/109 天竜川水系・八ヶ岳連峰赤岳)
- GPS
- 08:14
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,949m
- 下り
- 1,931m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:26
天候 | 晴 後 霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:美濃戸口BS→アルピコ交通美濃戸口線→茅野駅西口/茅野駅→JR中央本線 |
写真
感想
昨年11月の最上川水系西吾妻山以来の一級水系源流完全制覇の旅。今回は第6夜、天竜川水系源流の八ヶ岳連峰主峰赤岳を目指し、そして太平洋に注ぐ天竜川水系と日本海に注ぐ信濃川水系の分水嶺をなす、まるで天の竜の背の如き南八ヶ岳主稜線の岩稜帯を歩く山旅へ出かけてきました。
天竜川は、長野県茅野市の八ヶ岳連峰に位置する赤岳(標高2,899m)を源とし、諏訪盆地の水を一旦諏訪湖に集めています。そして、諏訪湖の南西にある釜口水門から、途中三峰川(みぶがわ)、小渋川などの支流を合わせながら、西に中央アルプス、東に南アルプスに挟まれた伊那谷を南下、山岳地帯を流下して遠州平野から遠州灘に注ぐ、幹線流路延長213km、流域面積5,090km^2の河川です。
八ヶ岳東麓の山梨県清里から県界尾根を経て赤岳、そして横岳硫黄岳天狗岳などを経て蓼科山につながる八ヶ岳連峰の主稜線は、その稜線の東に降った雨は信濃川に集まり日本海へ、西に降った雨は諏訪湖に集まり天竜川を経て太平洋へ注ぐ、いわゆる大分水嶺でもあります。
長野県側の美濃戸口から赤岳に向かうコースは北沢も南沢もいずれも沢沿いで、源流に向かう感じが存分に堪能できました。
ところで、この八ヶ岳山行は今年のテーマ「岩と幕営」に沿って、もとは赤岳鉱泉でテント泊+ベースキャンプ型での周回縦走計画を立てていましたが、台風5号の接近とそれに伴う梅雨前線の活動活発化の予報で計画を変更し、日帰りで岩稜帯通過トレーニング的な山行計画にした次第です。結果的には、27日日曜日の天候も当初の予報より回復し、山行実施には問題ないレベルだったのですが、こればっかりは安全側に振るしかないので仕方ないですね…。赤岳鉱泉でのテント泊と夕食のステーキ堪能はいずれリベンジをしたいところです。今回は日帰りで歩いてしまいましたが、やはり八ヶ岳は泊付きの山行の方がより楽しめそうです。途中通った赤岳頂上山荘も赤岳天望荘も硫黄岳山荘も是非一度は泊まってみたいし、主稜線から眺める夕暮れや星空、御来光なんかにも憧れます。
岩稜帯トレーニングとしては、阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳のコースは鎖場、トラバース、梯子、急登、ナイフリッジと様々な表情で楽しませてくれました。赤岳天望荘さんの小冊子にも「プチ北アルプス大キレット」と紹介されるほど。今回は日帰り装備だったので、もう少しスピードを出してサクサク通過できるようになりたいですね。
この季節の南八ヶ岳主稜線は、残雪もなくなり高山植物の花が咲き誇る季節。色鮮やかな山肌に岩稜帯通過の疲れも癒されました。
裏テーマとして、高山植物の写真撮影と同定にも取り組んでみましたが、植物同定って本当に難しいですね(;´'-'`)詳しい方と一緒に植物同定を楽しむ山行なんかにも是非行ってみたいです。
詳細は以下のblogにて。今回は出発から阿弥陀岳経由で赤岳登頂までの前編と、赤岳横岳硫黄岳縦走から下山までの後編の2本立てです。
前編(美濃戸口〜南沢〜行者小屋〜阿弥陀岳〜赤岳)
https://ameblo.jp/pyonms/entry-12682922227.html
後編(赤岳〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜北沢〜美濃戸口)
https://ameblo.jp/pyonms/entry-12683388927.html
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