裏銀座縦走(完遂:扇沢〜船窪〜野口五郎〜高天原〜双六〜新穂高温泉)


- GPS
- 104:00
- 距離
- 63.4km
- 登り
- 5,475m
- 下り
- 5,810m
コースタイム
2日め:5:30船窪小屋-6:35船窪岳-不動岳-12:40烏帽子岳-11:40烏帽子小屋-15:15野口五郎小屋
3日め:5:30野口五郎小屋-5:55野口五郎岳-7:20東沢乗越-水晶小屋-8:25-(水晶岳往復9:00)-10:10祖父岳-12:00雲ノ平山荘-14:20高天原山荘(夢の平往復1時間)
4日め:6:00高天原山荘-8:40ワリモ北分岐-9:40鷲羽岳-10:25三俣山荘(休憩〜11:20)-(三俣蓮華岳往復〜12:30)14:10双六山荘
5日め:6:00双六山荘-7:30鏡平-10:40新穂高温泉
行程:1日め9時間25分 2日め9時間25分 3日め8時間50分 4日め8時間10分 5日め4時間40分 (休憩時間含) ※ちょっと早歩きです。
天候 | 小雨・雨・晴れ・雨・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
新穂高温泉→平湯→新宿 バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
・針の木沢は、出合手前1時間ぐらいは道不明瞭 ・船窪小屋〜不動岳間は崖に沿って歩く箇所があり注意が必要。 ・高天原〜ワリモへの直登の道は歩き良かった。 |
写真
感想
昨年船窪小屋から撤退した裏銀座を再挑戦。小雨決行。
今年は扇沢から針ノ木雪渓を登り、針ノ木谷にそのまま降りて、船窪まで登りかえすという荒行実施。
コースタイムで言うと9時間50分。針ノ木谷の下りは最後のあたりは道が無く、ルートハンティングで大変だった。
崖を横切り谷を飛び越えやっと出会いに到着。そこから結局川を渡渉することになってしまい靴でじゃぶじゃぶ。
晴れ間も出たが、天気は良くない。船窪小屋では楽しい、そして美味しい夕食を頂いた。
囲炉裏端でランプの元で皆で歌って飲んで、ソーラー充電したPCで映像も見せてもらい、アットホームな小屋だった。
翌日、2日め
朝から雨。小雨決行。いや本格的雨。
船窪乗越から船窪岳、不動岳の山域は崩壊地が多く、崩壊している箇所の周りを道がついているので、
注意してないと危険。雨で登山者も少なく(前夜同宿のお客さんはほぼ七倉尾根を下山)、気が滅入る。
キイチゴをほおばりながら前進。烏帽子四十八池は水が増して全体が池の中。
でもそれまでの地獄のような崩壊地を制覇して辿りついたのでまさに天国のような心地良さ。
烏帽子岳も雨の中だったが制覇してなおも前進。結局この日は不動岳を出て野口五郎岳小屋まで、誰にも会わなかった。
3日め。
曇ってはいるが、3日目にして上々。
富士山も槍ヶ岳も穂高も水晶・赤牛・烏帽子・薬師・立山・白馬方面までぐるりと見渡すことが出来た。
晴れた日の登山はやっぱり快適。水晶岳からの雲ノ平と黒部五郎岳がまた天国のよう。
雲ノ平は、沢山池塘があって、青空も広がってきて気分爽快だった。
新しくなった山荘の前でビールを飲んでると、ヘリが一機降りてきて、ジブリアニメに出てくるような
おじいさんが杖を突きながら降りてきて山荘の中に入って行った。なんという贅沢!
あとで聞くと、雲ノ平山荘のオーナーさんとの事。どおりでヘリで来れるわけだ。すごい。
山荘からすぐのところで雷鳥の親子に遭遇。道の真ん中で食事中。母鳥と子が6羽。大家族だ。ほぼ親鳥に近い大きさ。
高天原へ行く途中でなんとカメラが充電切れ・・・・
高天原の草原の広がりも神々しい雰囲気で良くぞネイミングしたもんだ。
高天原山荘も新しくなっていて気持ちが良い。温泉に早速行く。河原の小さいほうも入る。
オープンの露天風呂で気持ちが良い。帰りに夢の平の竜晶池にも行ってみた。
静かだ。自分ひとりだ。池の周りにはトンボの群れ。ここでまたビールを飲む。北アルプスの奥座敷だ。
温泉があまりに気持ちが良いので、夜にもヘッドランプをつけて入りに行った。
ただこれは、怖かった。熊を予測した。出てこなかったが、温泉に浸かっている間に頭が蚊に刺された。
4日め
朝から雨。小雨決行。高天原から岩苔乗越まで水晶池経由で登り替えし、ワリモ、鷲羽岳へ。
稜線になったら大雨になってきた。頼んでもないのに風も強い。今日は何も見えないまま三俣山荘へ。
山荘で飯を食い、(なんとここはコーヒーも出す食堂があった)雨の中、三俣蓮華岳へ。
稜線通しで双六岳経由と思ったが断念してカールの中の道を。これは静かで良かった。
双六山荘に早めに到着して、小屋で知り合った方とビールを飲みつつ山談義。楽しかった。しこたま酔った。
5日め
下山。下山日も天気は曇りだったが降りるにしたがって晴れてきた。
長い下りを終り、途中知り合った方と意気投合し、平湯温泉に移動しそこで「平湯の森」なる温泉へ。
ここでも飲んで汗を流し最高の締めくくり。
誤算はカメラのバッテリーが切れたのと、雨でたたられたが、晴れた3日めは景色を満喫できて、最良。
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