記録ID: 3171439
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ハイキング
奥多摩・高尾
相模川遡行の旅 (2) 初夏の湖水に花 津久井湖〜相模湖
2021年05月10日(月) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:29
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 507m
- 下り
- 461m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 6:29
距離 20.6km
登り 526m
下り 461m
6:44
22分
久保沢バス停
7:06
7:19
3分
城山ダム展望台
7:56
7:59
4分
城山ダム東詰
8:38
28分
三井大橋
9:06
9:07
16分
県道515号線・三井側バリケード
9:23
9:33
12分
県道515号線・名手側バリケード
10:53
10:56
7分
道志橋
11:12
15分
阿津交差点
11:27
11:35
20分
桂橋
11:55
11:58
9分
牛鞍神社
12:32
12:34
11分
相模ダム
12:45
13:00
13分
相模湖公園
13:13
表示されているアップダウンの数字は、ダムの谷底や、地形図とGPSとのズレなどの影響を受けていると思われます。グラフを丁寧に拾い、歩いた感覚を加味しますと、実際の登りは350〜400mくらい、下りは290〜300mくらい?
天候 | 晴れ。黄砂がまだ残っている感じ……(T_T)。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
橋本駅北口から出るバスは混みますが、橋本駅南口から出る「橋08」若葉台団地行きは空いています。 城山ダムから先に行く場合には「橋01」三ヶ木行きがメインです。 三井地区および、名手地区への入口にあたる尾崎萼堂記念館BSへは、「橋09」が便利。 GOAL……JR中央線・相模湖駅から乗車。 ……と記したいところですが、今回は東京都内緊急事態宣言中につき、Stay Kanagawaの方針を徹底しつつ、今日歩いた一帯を車内から振り返るため、相模湖から三ヶ木行きバスに乗車、三ヶ木乗り換えで橋本に出ました。三ヶ木での乗り換えがそこそこスムーズなら、所要1時間10分程度。運賃合計750円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三井〜名手間の「険道」こと県道515号線は、昨年から通行止となっています(帰宅後キーワード検索し、相模原市の公式HPで確認)。 とはいえ今回は、三井側の住宅街で現れる「この先全面通行止」という看板を、名手〜千木良間の廃道区間のことと思い込み、さらに三井側のバリケードでは「車両通行止」となっていたことから、歩行者はバリケードの僅かな隙間を通って進めるものと思ってそのまま進んでしまいました。 名手側のバリケードでは「全面通行止」とされています。 今のところ、落石箇所をはじめとして支障になるような場所はなく、名出側のバリケードも脇の狭い足場を通過できます。 もちろん、この区間に進むことは決して推奨しません。あくまで「勘違いで通ってしまった」記録として紹介するにとどめます。 県道515号線の名手〜千木良間は廃道となって久しく、だいぶ前のネット記事を見ても極めて危険で、その後さらに荒廃が進んでいるものと思われます。絶対に入らないよう! 他に危険なところはありません。 |
写真
02. 橋本駅から前回ゴールの久保沢バス停までは、南口から出る若葉台団地行きを利用。北口から出る三ヶ木行きは、津久井方面への通勤通学客で混み合いますので……。若葉台団地行きは予想通りスッカスカで、快適な10分少々の乗車を経て久保沢に到着しました。
04. 谷ヶ原浄水場の前を経て、城山高校の南へと回り込む道に入りますと、樹間から新小倉橋が見えました。小倉橋も奥に小さく見えています。河口からあそこまでは、丹沢ビューを楽しみながら2日かけて歩きましたが、頑張れば早朝発・夕方着という感じです。
05. 城山高校の南を過ぎると、城山ダム展望台に到着!
2019年の台風豪雨の際には、城山ダムが完成以来初の緊急放流を行い、緊迫した場面がニュースでも放送されたのは記憶に新しいところです。この緊急放流は絶妙な加減で、津久井湖から上流を溢水から救っただけでなく、下流の決壊・氾濫も防ぎました。
2019年の台風豪雨の際には、城山ダムが完成以来初の緊急放流を行い、緊迫した場面がニュースでも放送されたのは記憶に新しいところです。この緊急放流は絶妙な加減で、津久井湖から上流を溢水から救っただけでなく、下流の決壊・氾濫も防ぎました。
27. 石老山方面が見えて来ました。
この日は前日の黄砂の影響が残り、薄黄色くモヤっているのですが (泣)、Photoshop Elementsの「かすみを取る」機能の威力は偉大です!
この日は前日の黄砂の影響が残り、薄黄色くモヤっているのですが (泣)、Photoshop Elementsの「かすみを取る」機能の威力は偉大です!
32. 「険道」マニアの間で有名らしい県道515号線のうち、名手〜千木良間は廃道となって久しく、10年以上前の記録でも突破は危険ですので、名手〜千木良間の遡行は三ヶ木・道志橋経由の相当な迂回を強いられるのですが、三井〜名手間は地図上現役で、今回是非通ろうと思ってやって参りました。すると……三井側の住宅が途切れた先に「車両通行止」の掲示とともに厳重なバリケードが……。「でもこれ、車両通行止めだよな」というわけで、右側に辛うじて人が通れる隙間があったこともあり、そのまま進んでしまいました。後で名手側のバリケードに出て来ると「全面通行止」の掲示が……(滝汗)。
そういえば、三井界隈を歩く途中、「この先全面通行止」という掲示があったよな……。しかしそれは、名手〜千木良間のことだと早合点していました (爆汗)。
というわけで、県道515号線・三井〜名手間の通行は、県の公式見解では崖崩れの可能性につき不可となっています。今回の時点では全く問題なく可能でしたが、決しておすすめ致しません。
そういえば、三井界隈を歩く途中、「この先全面通行止」という掲示があったよな……。しかしそれは、名手〜千木良間のことだと早合点していました (爆汗)。
というわけで、県道515号線・三井〜名手間の通行は、県の公式見解では崖崩れの可能性につき不可となっています。今回の時点では全く問題なく可能でしたが、決しておすすめ致しません。
42. 「憲政の神様」尾崎咢堂の記念館……ですが、月曜は休み。寄ると相当時間がかかりますので、また来ます (^^;
ちなみに、山梨県内の多摩川源流部の保全に東京都が全面的にコミットしているのは、尾崎行雄が東京市長を務めていたときの功績です。多摩川の水量が不安定で、洪水時に暴れ川と化す原因を探るために上流部・源流部を視察し、伐採・開墾で荒れた源流部にカラマツを植林することになったほか、源流部の登山道が東京都によって補修されてもいます。
ちなみに、山梨県内の多摩川源流部の保全に東京都が全面的にコミットしているのは、尾崎行雄が東京市長を務めていたときの功績です。多摩川の水量が不安定で、洪水時に暴れ川と化す原因を探るために上流部・源流部を視察し、伐採・開墾で荒れた源流部にカラマツを植林することになったほか、源流部の登山道が東京都によって補修されてもいます。
71. さて次回は……画面奥の吉野宿・勝瀬橋を過ぎて、藤野界隈を過ぎ、上野原、四方津まで歩きたいのですが、山梨県の皆様は当面、神奈川県民の不要不急の越境に良い気分ではないですよね……。さてどうすんべか。日本を訪れる外国人観光客が復活して忍野八海が再びカオスになる前に遡行を済ませておきたいのですが。
75. 海老名から相鉄線に乗って帰宅し、たまったリモート仕事に復帰しました (^^;)。
海老名経由にしても余り遠回りではないのでまぁ良いのですが、「Stay Kanagawaごっこ」も、どうもモヤモヤとしたものがありますね……。ぼっち旅・ぼっちハイクなら飛沫を飛ばし合うことはないですし、どうせ仕事で都内にも行きますし。
海老名経由にしても余り遠回りではないのでまぁ良いのですが、「Stay Kanagawaごっこ」も、どうもモヤモヤとしたものがありますね……。ぼっち旅・ぼっちハイクなら飛沫を飛ばし合うことはないですし、どうせ仕事で都内にも行きますし。
感想
不要不急の都県境越えをすることかなかれ、というお上の要請と世間体のからみにより、ヤマレコ活動も基本的に「Stay Kanagawa」にせざるを得なくなった中、少しでも非日常・未体験の旅気分を味わいつつ、神奈川県民としての宿題を片付けるような体験は何かないのか……というわけで始めた相模川遡行の旅ですが、あっという間に相模湖に着いてしまいました (笑)。
今回は、津久井湖と相模湖をめぐりながら、『山と高原地図・高尾&陣馬』に載っている山々を麓から眺めるということで、新緑〜初夏に変わり行く中、山座同定と季節の花を楽しむ遡行となりましたが、「険道」こと県道515号線を歩いたあとで「全面通行止」を掲げたバリケードを見たときだけは「ヤバい」という気分がハンパなかったですね……。とはいえ、本当にこの「険道」が崖崩れ等の進行により通れなくなってしまったとしたら、相模川遡行において名手橋の前後を組みこむのは相当の寄り道になってしまいますので、ある意味「良いタイミングで歩いたな」という気がしなくもないです。
さて、次回はもう藤野の先、境川橋で川の名前が相模川から桂川に変わり、山梨県に入ってしまうわけですが、世の中の雰囲気と合わせてどうしたものでしょうか??
以上、アップダウンはあれど山には登らず眺めるだけのレコではございますが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
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コメント
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bobandouさん、こんばんは。
別にちょっとぐらい都県境越えたからと言って、そんなのどうでも良いのですが、
こう何回も中味のない緊急事態宣言やられると、こちらも意地になってしまって、
ゲーム感覚でウォーキングしないとやってられないですよね。
「絶対に県境越えないで遊んでやる」ってな感じでしょうか。
今年1月に町田からスタートするのに、小田急線で行くと神奈川通ってしまう、
じゃあ、横浜線だ!とひらめいたものの、結局、通っちゃったじゃない。
都民にとっても県民にとっても町田はクセモノですね。
そんなわけで、丹沢にシロヤシオ見に行きたいのですが、
意地になって、奥多摩駆けずり回っています。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
町田や八王子は半分神奈川県みたいなものですし、もとより他人と会話しない単独行ハイキングですので、都県境越えは全く差し支えないものと私も思うのですが、かといって「よくよく注意する人なら都県境を越えてもお構いなし」という宣伝がなされたり、そういう雰囲気が一般的になってしまいますと、全然注意などしていない「自称・注意してる人間」がますます気軽に都県境を越えて、感染が一気に拡大ということもありうると思います。
というわけで、ヤマレコでは既に都県境越えが一般的になっており、それはまぁ個々人の自己責任で、と思いますが、私自身は万が一の時の世間体も考えざるを得ず、やはりそういう気軽な雰囲気からは一歩引いて、意地でもStay Kanagawaごっこしている……という感じです
もっとも、一昨日は都内のど真ん中で対面の仕事をして、初対面の方々とマスクをしながらかなり近い距離で会話してしまったりもしています
来週も2回ほど、山手線内で初対面の方々との対面仕事があります
というわけで、ますますStay Kanagawaごっこに意味はないです w
あとあとで「こんな時代もあったね、と」とネタにするような感じでしょうか。
緊急事態やら蔓延防止やらが終わり次第、速効で都県境越えヤマレコ活動したいですけど……(爆)。
とくに、新緑がかなり高いところに行ってしまった中、ホントは奥多摩とかも久しぶりに行きたいです……。
まぁ、仕事が詰まりすぎてヒマもなく、午後には帰宅出来るような神奈川県内の近場で歩くことにします。丹沢はそろそろヒル本番シーズンなのが困ったものですが……。
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