岡山県浅口市 丸山公園〜城山〜大石山〜遙照山〜木ノ山〜太老神社



- GPS
- 04:48
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 615m
- 下り
- 607m
コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 4:46
歩行距離11.5km、歩行時間4時間、歩行数20,400歩、消費カロリー2,340Kcal
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。一部、滑りやすい土道があるので、今回のように時計回りに周回したほうが歩きやすいです。 丸山公園<写真01〜07>から城山<写真08>を経て遙照山(ようしょうざん)<写真30>までは、一部、滑りやすい土道があります。 丸山公園<写真01〜07>を出てできたばかりのような広い土道に入りました。入り口には土嚢が積まれていますが、歩くのに支障はありません。西に辿っているとしまいに南東に下り始めました。加賀池に下るのかもしれません。引き返しピンクテープを見つけて木の間の細道に入ると、鉄塔のすぐ手前で以前からの登山道に合流しました。ここからは滑りやすい土道に落ち葉が積もっており、上りのほうが歩きやすいです。 城山頂上<写真08>には、南に加賀池への道標がありましたが、遙照山(ようしょうざん)への道標に従うことにしました。相変わらず滑りやすい土道から木野山神社<写真35〜39>方面に向かう舗装道路に出ると、工事中で通行止めでしたが、すぐ左(西)の登山道は大丈夫でした。ここは落ち葉はありませんが、やはり滑りやすく、ロープが設置されていました。 標高260mで道は左右に分かれ、右のササの間の細道を進むと、すぐに合流しました。大石山<写真12>へは、道から逸れると、ササの間になんとなく細い踏み跡がありました。藤波大池と藤波下池<写真15,16>への道からは歩きやすくなります。 藤波小池<写真22>の北東端から遙照山(ようしょうざん)<写真30>までは舗装道路です。 遙照山(ようしょうざん)<写真30>から木野山神社<写真35〜39>を経て丸山公園<写真01〜07>までは、一部、大量の落ち葉が積もっていますが、気を付ければ滑りません。 遙照山総合公園南のテニスコート脇のトイレからすぐに土道に入りしばらく南下、一ノ段上池を経て東に進みました。木ノ山頂上<写真37>へは、木野山神社の西側(向かって左側)を巻き、木々の間をぬう踏み跡を辿ります。 木ノ山頂上<写真37>からは別の土道に入り、地形図の破線の道に出合うと、そこからは大量の落ち葉が積もっていましたが、気を付ければ滑りません。標高135m辺りで急に落ち葉がなくなり、標高115m辺りから舗装道路でした。 |
その他周辺情報 | 遙照山の南東(地形図の温泉マークのすぐ南)に遙照山温泉があります。また、遙照山総合公園南西にある「Hotel the view 瀬戸内」内のレストランではランチが楽しめますが、不定休なので要問合せだそうです。 |
写真
金光町は「植木の町」と言われ、ユニークな植木剪定等を中心として新しい庭づくりの模範となる見本庭園が設けられています。借景としての城山<写真08>が庭園にマッチしていました。
南南西から南西方面
ベンチがあり、2,3人なら休憩できます。左に寄島竜王山、少し右にポコッと盛り上がった鉢山、中央に御嶽山(みたけさん)、その右に台形の四尋山(しびろやま)、大きな山塊の最高部の栂丸山(つがのまるやま)が見えました。
左に御嶽山(みたけさん)、その右に台形の四尋山(しびろやま)、中央に大きな山塊の最高部の栂丸山(つがのまるやま)が見えました。動画には沙美(さみ)アルプスや塩飽(しわく)諸島なども映っています。
南南東から南西方面
望遠鏡は撤去されています。左に沙美アルプスの山々と広島、手島などの塩飽(しわく)諸島の島々、中央手前に藤岩上池、右手前に藤波大池<写真15>、その背後に御嶽山(みたけさん)などの笠岡の山々が見えました。
「太老神社」へ
テレビアニメ・映画・小説などで展開された「天地無用!」シリーズに登場する柾木(まさき)神社のモデルとなっている神社です。聖地巡礼者は丸山公園<写真01〜07>よりアプローチをしたのでしょうか?
まだまだ石段が続きます。参道入口から境内まで距離にして約300m('ω')途中に黄色く色づいたモミジの大木がありましたが、石段のてっぺんから見下ろして撮ろうとしたら、見えなくなっていました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
“アメニティゾーン丸山公園”
出発点は浅口市金光町占見(うらみ)新田にある丸山公園です。金光町は昭和61年度に環境庁から岡山県下で唯一の「アメニティタウン」に指定されたことに伴い、金光町特産の植木を活かした憩いとふれあいの場「アメニティ体験ふれあいパーク丸山公園」を建設しました。親水ゾーン(幸水池)には、水上テラス、流れ落ちる滝や池にはカモやコイが泳いでいます。野鳥の森には、鳥たちの巣箱を作り、野鳥の観察ができます。また、長いローラー滑り台(63.7m)、アスレチックなどの遊具があります。
このため、地元在住と思しき方々が3,4組、ゆっくりと園内を散策したり、くつろいだりしておられました。まさに、居心地の良いアメニティ公園でした。
“4つの三角点峰巡り”
丸山公園を出て最初に向かったのは城山<199.7m三角点峰>です。岡山県埋蔵文化財地図によれば、頂上周辺には室町時代に加賀山城があったとされています。特にそれらしき遺構や地形が確認できず、樹間からわずかに遙照山が見えるのみでした。
次に向かったのは大石山<306.9m三角点峰>です。遙照山南の5つの池の南に位置します。道から逸れると、ササの間になんとなく細い踏み跡がありました。ここも展望が効かず、すぐ北にある分岐を西へ、藤波大池と藤波下池を経て夫婦松展望台に向かいました。ここは文字通り、素晴らしい展望<写真19>が楽しめました。そのシーンは動画でも紹介しています。
次に向かったのはメインスポットの遙照山<405.0m三角点峰>です。藤波小池の北東端から舗装道路で、駐車場とトイレがあるためかここだけ人が多く、十人近くとすれ違いました。頂上には両面薬師堂<写真26,27>があり、その少し西側の目立たない所に三角点が設置されていました。頂上からの展望はあまり効きませんが、頂上の南東にある遙照山観光望遠鏡台(望遠鏡は撤去済み)からは遠く四国の島や山までパノラマ展望を楽しむことができました。そのシーンは動画でも紹介しています。
そして、最後に向かったのは木ノ山<261.5m三角点峰>です。頂上付近には岩屋に木野山神社<写真35>がありました。この神社の西側(向かって左側)を巻き、木々の間をぬってさらに奥に進むと、三角点がありました。
今回巡った4つの三角点のうち、コース(登山道)上に設置されていたのは城山だけでした。
“元気な野鳥が棲む池巡り”
出発点の丸山公園内ある幸水(こうずい)池ではまだ人が少ない午前9時ごろだったこともあり、池畔でヨシガモ、オオバン、カルガモなど<写真01〜05>の活発な動きが見られました。
その後、藤波大池<写真13〜15>や藤波下池<写真16>でも野鳥が見られましたが、圧巻は太老神社北参道入口<写真46>の北東にある切戸(きれと)池のハシビロガモのメスのシンクロ?シーン<写真41〜43>です。カモたちはクリスマスが近いのでローストチキンになりたかったわけではありません(+_+)また、岡山県が横溝正史ゆかりの地だからといって、「犬神家の一族」の有名シーンを演じているわけでもありません(*_*)きっと水中においしいものがあるのでしょう。カモたちのもぐもぐタイムに出くわし、楽しげなシーンを見て癒されました(^^♪当然、動画にも撮り、後でゆっくり見て楽しみました(*^^*)
ちなみに現在、シンクロナイズドスイミング(通称シンクロ)はアーティスティックスイミングに名称が変更になっているそうです。
“アニメの聖地&パワースポット巡り”
今回のコース上、4つのパワースポットを巡りました。
最初に訪問したのは遙照山(ようしょうざん)の南にある「三穂の郷 日月水火(ひつききび)神社」<写真24,25>です。比較的新しい宗教法人のようで、建物は撮影禁止でした。手水舎周辺が小さな池になっており、竜、亀、鶴、兎と縁起物が設置されていました。
この神社の北にある舗装道路を登っていくと、遙照山頂上に辿り着きました。頂上には両面薬師堂<写真26,27>がありました。平安前期、慈覚大師の開山と伝えられています。本尊の石仏が南面は薬師如来、北面は釈迦如来という二仏一体の珍しい像であるため両面薬師と呼ばれており、お堂も南北両方から拝むことができるようになっています。
遙照山総合公園を経て、土道を南東に下っていくと途中、木ノ山に向かう道に入りました。木ノ山頂上近くの岩屋に木野山神社<写真35>がありました。規模は小さいものの、ここがもっとも神秘的なパワーを感じました。周囲の巨岩も含め、辺り一帯がパワースポットのようでした。詳細は不明ですが、元々、木野山神社は山の神様をお祀りしたもののようです。磐座(いわくら)が多いのも、聖なる山に神様が降臨なさったとするためでしょうか。山の神をお祀りする木野山神社と、山に君臨するオオカミの信仰との関係は深かったようです。ちなみに、オオカミ信仰で有名な高梁市の木野山神社がコレラ封じにご利益があると流行ったのは、コレラを「虎列刺」と書くことから、「狼は虎より強い」のでご利益があるだろうと考えられたためだそうです。コロナにも効くかどうかはわかりませんが、終息を祈願しておきました。
そして、最後に訪問したのは切戸(きれと)池の南に位置する太老神社<写真46〜50>です。この神社は1992年にシリーズが始まったアニメ「天地無用!」に登場した主人公征木天地(まさきてんち)の家だった征木神社のモデルになった神社です。登場人物の名前などにも岡山県内の地名が散りばめられており、ファンの人たちがその由来になった場所を訪れるという、現在の聖地巡礼の走りとなった作品とも言われています。銀河系すべてに及ぶその世界観はまさに最強のパワースポットです。
4つのパワースポットを巡り、英気を養えた気がします(^_-)-☆
今年も残りわずか。野鳥に癒され、神社を巡り、無事に一年過ごせそうです。来年は気兼ねなく山行を楽しみたいものです。
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