金山岩(無間地獄の鬼ラッセルで敗退)


- GPS
- 05:33
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 674m
- 下り
- 664m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:34
天候 | 猛吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
暗闇猛吹雪の林道はほぼ視界無しなのでGPSが頼り。 尾根は新雪が1m以上積もっており鬼ラッセル、滑降はトレースから外れるとアリの巣地獄になる。 ゲレンデで雪崩が発生する。 |
その他周辺情報 | 平湯の森600円 11時から営業開始 |
写真
感想
今日は水曜友の会、YSHR、大魔人、名人で深夜3時平湯スキー場スタートと約束。名人はようやく生活に余裕ができたようで昔のように今シーズンはガンガンスキーをやると言う。何度も騙されてきたが、本当だろうか?
五箇山を過ぎると雪となった。高山からドンドン雪が増えていく。平湯に着くと怖いくらい積もっていた。平湯スキー場は今シーズンまだオープンしていないので貸し切り確定、膝下ラッセルでガンガン高度を上げて行く。スキー場トップまで標高差で600m、大魔人がハイスピードで先頭を切る。激しい風雪の中後続でも良いペースで体がポカポカしてきた。名人もたまに先頭を変わるが体力作りをしていないのかしんどそうだった。
雪はドンドン増えていく。スキー場トップまで来るといよいよ稜線伝いに歩くが平坦地でも膝上から太腿になる。斜度が増すと腰からひどい場合は胸、板は皆スーパーファットのポンなのにもうあり得ない。昨日から一体どんだけ降ったんだ?もちろん板のトップはずっと沈んだまま、一歩進んで板を抜くのがもう大変、しかもズブズブ沈んでは板が笹に引っかかる。もう無間地獄の様相を呈してきた。
先頭は大変だが遅々として進まないから後続も辛い、吹雪の中立ち止まる時間が長くなり寒くて凍えてきた。このまま進んでもこの降雪じゃトレースも消えてしまい、帰りも無間地獄は確定になる。あまりにも費用対効果が悪すぎる。
協議、引き返すのが得策だろう。そう決まれば逃げ足は早い、とても滑れる雪ではなくシールのまま帰還、スキー場トップまでダッシュで帰ればようやくポカポカ、ここでシールを剥いだがトレースの上しか滑れない。トレースを外れると板は全く動かない、転べば板を抜くのも大変な作業だった。
スキー場をトレース通り戻り斜度が出ればパウが楽しめた。雪はたくさん降ってほしいが一度にこんだけ降ると災害である。
何とか無事駐車場に到着、時間はまだ8時過ぎだった。今日は早く帰って時間を有効に使おう。大魔人、名人お疲れさまでした。日曜にリベンジするしかない!
今日は水曜友の会、甲府の名人も参戦して金山岩を目指す。深夜2時15分に平湯温泉スキー場に到着、気温は-6度で積雪は50cmほどか。しばらくしてYSHRさんが到着、名人はまだ来ていなかった。準備ができたので先に出発しようとしていたらYSHRさんと同じハイブリッドが猛スピードで駐車場に入ってきた、名人の新車でした。先ラッセルしてます。
YSHRさんとゲレンデをラッセルしていく、しばらくして名人が追いつき機関銃のようにお喋りしだした。標高が上がると吹雪になり視界が無くなる、GPSを見ていないとどこを歩いているのか分からなくなる。今日は地獄のオンパレードになると直感した。
交代でラッセルしていくが林道上部からは早くも膝ラッセルとなり先が思いやられる、ゲレンデから尾根に入ると笹地獄、積もりたての雪に隠れて笹が立っているから足に絡みつき進むのが大変だった。
今日はトラバースは絶対に無理なのでアップダウンのある登山道を進む事にした。笹地獄が終わるとラッセル地獄が始まる、登山道はほぼ腿ラッセルで傾斜があると胸ラッセルになる。それでも頑張って3人でトレースを伸ばしていった。アップダウンの尾根を終えると登り一辺倒になるが既に名人の足が攣っているというではないか。ここは僕が鬼と戦おう。
戦いが始まると胸ラッセルになる、積もりたての雪は1m超でポンのトップが出ない。ツボラッセルと同じ要領でストックで雪を崩さないと進めなかった。ここまで凄い鬼ラッセルは初めてかも、時間だけが過ぎていき距離が全く稼げない。たまらず先頭を名人に替わってもらう。誰が先頭になっても進まない、先頭は地獄だが後ろも地獄、超寒いっす。まだ標高は1950mこの先も無限地獄なんだろう。雪はゴン降り、帰りもトレースを外せないし埋まっていたらラッセルですか。ここで作戦会議、ゲレンデでパウを楽しむ事にした。
シールのままゲレンデに向かう、逃げ足は早かった。シールを剥いで滑降開始するもパウダーマシンのポンも細板のように雪に埋もれて滑れない。トレースを探して滑るしかなかった。笹地獄地帯はアリ地獄のようにハマると這い上がれない、行きも帰りも地獄です。
ようやくゲレンデまで来ると激パウが楽しめた、しかし雪崩が発生しチビッた。欲張ってゲレンデトップから滑っていたらヤバかったかも。
終わってみれば無限地獄の敗退…鬼に勝てなかった。怪獣の呼吸の使い手パク治郎がいたら勝てたでしょうか、、、今日は厳しいな。。。
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