赤坂山(メタセコイヤ紅葉堪能の後は恐怖の熊遭遇で緊急撤退!)


- GPS
- 01:51
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 361m
- 下り
- 348m
コースタイム
- 山行
- 1:19
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 1:41
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
雨が弱くなってきたので再び歩き出して20mほど進んだところで・・なんと熊と遭遇する恐怖を味わう!
(遭遇状況の詳細は後の感想のところで・・)
途中で今から登るご夫婦にお会いしたので熊の遭遇の話をして下山されるようお勧めしました。
管理事務所には事態を報告してやっとホッとしました。
感想
🔳メタセコイア並木
紅葉時期のメタセコイア並木は来たことが無かったので今年こそと思ってましたが、このところ日本海側は天気の愚図つきが続いて機会を逃してました。
紅葉としてはこの週末がラストチャンスなのにまたもや愚図つく予報ですが一か八かで来たら朝日に染まるメタセコイア並木の紅葉が見れてラッキーの思ってましたが・・
■熊との遭遇の状況
レコのように東屋のあるブナの木平まで到着し雨が強くなったので雨宿りをしたところからの続きです。
このルートは赤坂山へのメインルールで普段は登山者も多く整備も十分ですが天候も悪いため恐らくこの時に登っているのは私のみでは無かったかと思います。
雨が少し小降になったので取り敢えず赤坂山の頂上だけでも登ろうと東屋を出て、まだ20mほどしか歩いてないところで動物の荒い鼻息か唸り声のようなものが聞こえたので「えっ?イノシシか?」と思いそちらを見るとなんと7〜8mほど先に体長80cm位の真っ黒の熊が明らかに私に向かって唸りながら突進して来ているのが見えました。
気づいた時には既に出会い頭の臨戦態勢の「一番アカンやっちゃん・・!!」の最悪状態!
私に瞬時に冷静な判断と行動がとれるわけは無く、「おー」とか「わー」とか叫びながら尻餅をつく始末。「こりゃアカン・・やられる!」と無我夢中で両手のストックを熊に向かって突き出したらギリギリの所でストックを避けるように方向転換し、東屋の裏手のブッシュに逃げていきました。運良く命拾いして一瞬ホッとしたものの私の背後のブッシュからはまだガサゴソの音と唸り声が聞こえてきます!「えっもう一匹・・別にいる・?」
先ほどの熊が母親ならまだ子供熊がいる?もし先ほどが子供熊なら・・もっと大きな親親がいるのでは?とビビりまくり!
周りを警戒しながら後ろ歩きでその場から遠ざかり、十分離れたところまで来てから時々後ろを確認しながら足早に下山しました。
途中で登って来られたご夫婦に状況をお話して下山をお勧めし、下山後は管理事務所に状況を報告しました。
最近はバリコースやマイナーコースを歩くことが多いので熊鈴を付けて歩いていたのに赤坂山は何度か歩いているハイキングコースだから大丈夫と油断して今回は付けずにスタートしてしまいました。
また雨が降り出したので雨具を着てフードを被ることで極端に視界が狭くなり熊の認知や気配を感じることも遅れたと思います。
翌日に念のため高島市役所にも報告をしました。すると今年は明王の禿付近などでも複数の熊目撃の情報があるとの話しだったので、それならば「熊目撃情報あり!」の警告看板をその時点で出しとくべきではと指摘し、早急な対応を強く申し入れました。
今回は「メタセコイア並木では朝日に恵まれラッキーだったけど熊と遭遇はアンラッキーやった!」とその時は思ってましたが、一番危ないと言われる「熊との出会い頭!鉢合わせ!」の遭遇で無傷で終わったのは「滅茶苦茶ラッキーやった!」と思うようになっています。
これからはでヒル恐怖症に続いて熊恐怖症になりそうですが今後は熊鈴とラジオを目いっぱい鳴らしながら入山することに決めました。
コメント
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やっぱり尻餅ですね。
この間小仲坊の奥様が話しされた時も知り合いが熊に遭遇して尻餅をつき、熊のお腹を蹴ったはなしを聞きました。そのとたんに逃げたそうです。強く出れば逃げるそうです。よしまいさんのとっさの行動で、ストックで撃退できたようですね。熊さんも出会い頭にビックリしたのでしょうね。赤坂山は以前行く前に調べた時に熊に出会ったレコがありました。
臨場感のあるレコで皆様に注意を喚起出来たと思います。
ご無事で何よりです
naoandmiさん こんばんは!
新聞、ニュースの熊との遭遇事故を考えたらやっぱりラッキーだったですよね!
小仲坊さんのお話と同じでホンマにこんな場面で驚いたらドラマみたいに絶対腰抜かして(尻餅ついて)しまいますよ!
あの時はすでに相手が攻撃態勢だったので無我夢中でストック使いましたが、膠着状態だったら強気にでるのは躊躇しますよね!
今回は弱気の熊で助かりました!
こんにちは yoshimaiさん!
表題見てびっくりですよ。何はともあれご無事で良かったです。まだ冬眠時期ではないのですね。やはりいるところにいるのですね。
出会い頭が一番危ないと言われますが、まさにそのパターンで。やはりどこでも熊鈴が必要なのはよく分かりました。
それにしても一瞬の判断でストックで対応されたのは流石ですね。ということはストックなかったら、と考えるとゾッとしますね。
そういう山域にはストックも必要ということを感じました。
自分は熊に遭遇したことはありませんが、羅臼の時は流石に熊鈴と携帯ラジオ大音量で熊頻出エリアを駆け抜けたことを想い出します。
何時も基本の装備は万全に、ということでしょうか。
しかし雨の日や沢沿いのルートでは熊鈴や人声も掻き消されて要注意レベルが上がりますよね。
早朝の見事な紅いセコイアからは予期せぬ出来事だったかと。
後続の方や役所にも届けるところは流石ですね。役所ももっと事前情報を発信してほしいものです。
ソロ山行の怖さはそういうことにもあるかも知れませんが、ヒル・クマがトラウマにならないよう準備万端で山行を続けてくださいね。
天国と地獄が凝縮した濃すぎる内容の一日、大変お疲れ様でした。
kojicoonさん こんばんは!
最近は熊被害のニュースが多いですよね!
という私が熊遭遇のレコをアップするとは思ってもいませんでしたし、一歩間違えばニュースに取り上げられるほうになっていたかも・・
熊が冬眠しなくなったとか人の生活圏に入り込んできてるとか言われてますけどちゃんと寝て、外出自粛してほしいものですよね!
雨具のフードはホントに視界が狭くなるし、周りの音も聞こえにくくなるので熊出没エリアでは要注意ですね!今回もフード被ってなかったら出合頭になる前に見つけられていたじゃないかと思います。
ストックは咄嗟に判断したなんてカッコええもんじゃなくてパニック状態の防御反応ですよ!
やっぱり手には何か持っているのが良いのがよく判りました(笑)
暫くはヒル、ダニのトラウマが休止期なのに熊のトラウマが付きまといそうですが防御を強化して山に行ってきます。
yoshimaiさん、こんばんは〜
あの武奈の木平の東屋は行ったことのある場所だけにレコを読んでるだけの私もビビってしまいました
しかもクマが突進してきたなんてぇ
yamaotocoさん こんばんはぁ〜!
ホントにあの武奈の木平で熊が出るなんて信じられないでしょう!
気持ちも体も全く無防備状態で突然黒い塊が突進してこられたら腰抜かしますよね!
熊が襲ってくるところは今でも鮮明に残っててTVで良く見るドキュメンタリーの場面みたいで暫くは頭から離れないでしょうね!
今回はストックが鬼滅の刃、水の呼吸で助かりましたが今後のために全集中の呼吸をマスターしておこうかな・・
yoshimaiさん、こんばんは。
遅コメ失礼します。
ビックリ…。
やっぱりあそこらへん、熊いるんですね。
私は昨年の10月にブナの木平経由で赤坂山〜大谷山まで歩きましたが、熊は一応気にしていたものの、その日はトレランさんや団体さんなどたくさんの人が登っていたので、次第に警戒心が薄れてのんきに歩いていました。
天気の悪い日、その日のトップバッターはやはり危険が伴いますね。
それにしても咄嗟の判断、私にはできるだろうかと思いながら読んでいました。
熊の危険がある山では、ストック持ち歩こう…。
ご無事で何よりでした(><)
riepicoさん おはようございます!
コメントありがとうございます。
私も今回の件があるまでは赤坂山で熊なんて・・と思っていましたが、高島市役所に連絡を入れた後、高島市のHPを見たら今年も頻繁に生活圏や国道にも出没していて市民に注意を促していましたし、「高島市、熊」で検索すると過去の熊目撃情報がいっぱい出てきてびっくりしました!
それならば県外、市外から来る登山者にも「熊注意!」の看板は登山口に出しておいて欲しいものですね!
ストックは咄嗟の判断なんてカッコ良いものじゃ無くて、気が動転しての必死の防衛反応でしたが、持ってなかったらホントに襲われていたと思います。因みにストックは振り回さず突進してくる熊の顔に向かって突き出したのが良かったように思います。
riepicoさんが熊と遭遇しないようお祈りしておりますが、万が一の時はご参考までに・・(笑)
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