横浜さんぽ（聖坂から港の見える丘公園：フランス山、イギリス山）

2020年09月19日(土) [日帰り]

• GPS: 04:38
• 距離: 5.0km
• 登り: 85m
• 下り: 79m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:49
• 休憩: 0:50
• 合計: 4:39

距離 5.0km 登り 85m 下り 85m

11:04 貯木場前バス停
11:08 新山下公園
11:15 見晴トンネル
11:23 聖坂
11:33 神奈川近代文学館
11:37 11:47 大佛次郎記念館
11:50 11:53 旧フランス領事館公邸遺構（フランス山）
12:01 横浜ボーリング発祥の地碑
14:43 15:00 横浜市イギリス館（イギリス山）
15:10 15:30 山手111番館
15:43 貯木場前バス停

港の見える丘公園周辺をのんびりと自由に歩き回り、山手丘陵の自然と横浜の歴史にふれます。

天候

曇りときどき晴れ間

アクセス

利用交通機関：

自家用車

起終点：貯木場前バス停

コース状況／危険箇所等

一般道と整備された公園内の散策路ですので危険な個所はありません。

その他周辺情報

横浜市イギリス館は、見学無料。第4水曜日が休館日（祝日にあたる場合は翌日）です。また、山手111番館は、見学無料。第2水曜日が休館日（祝日の場合は翌日）です。どちらも現在、コロナウィルス拡散防止のため、入館の際に「利用者申告書」の記載が必要です。

写真

9/19 11:08

今日は愛車の6か月点検で横浜市中区の新山下に。ディーラさんに車を預けて、そのままランチ＆プチウサトレ（横浜さんぽ）へ出かけてみます。

9/19 11:08

ヤブランの咲き誇る新山下公園を過ぎると、街路樹はもう「小さい秋みつけた」状態。早いね〜

9/19 11:09

7月の横浜さんぽで登った、崖上の港の見える丘公園（霧笛橋）へ通じるこの階段。今回もここを登って・・・

9/19 11:09

おや、階段の登り口に左手に、この崖に沿って続く別の小径を発見。ここは・・・あ、ワンコを散歩させる地元の方も。ウサクマ興味フツフツ〜

9/19 11:11

緑に囲まれたいい雰囲気の緑道じゃないですか。今回はここを歩いて、適当なところで港の見える丘公園に登ってみます。

9/19 11:12

崖の斜面は、横浜市街地とは思えないような、鬱蒼とした深緑に覆われています。

9/19 11:12

緑道沿線には小さな公園も点在。さすが新山下、ちょっとした公園の遊具も、なんとなくお洒落ですね〜

9/19 11:13

あ、白ネコタ発見！とカメラを向けたら、ヤバいって顔して車の下に。頭隠して尻隠さず〜〜

9/19 11:13

さっき小さい秋みつけた〜ばかりでしたが、ここは夏の最後の盛り上がり〜ツクツクボウシではなくミンミンゼミも鳴いてます。

9/19 11:15

緑道を5分ちょっと歩くと、見晴トンネルがぽっかり口を開けていました。へぇ〜ここに出てくるんだ。公園に上がるには、トンネルを抜けて聖坂を登るのがよさそうです。

9/19 11:18

山手の丘を貫くこのトンネルは昭和7年に完成し、海側の新山下から千代崎や本牧への買物が容易になり、市民の利便性が高まったそうです。出口右手の階段を登ります。

9/19 11:19

聖坂に出るとすぐに、公園らしき石段がありました。あら、もうこれで公園に直結？楽勝じゃん〜

9/19 11:20

ありゃま、そんなに甘くないのね。この聖坂公園、この先も小径はあるようですが、しっかりとゲートが施錠されていました。

9/19 11:21

でも、この公園内でも「小さい秋」みつけました。ドングリがいっぱい〜

9/19 11:23

さて公園から戻って、ふたたび聖坂を登っていきます。坂の左手にある日本水上学園の創立者さんが、この坂を「聖坂」と呼びならわしたのが通称になったそうです。

9/19 11:24

路傍に紫のお花。ヤブラン？アキノタムラソウ？違いそうですね、Googleレンズでは「サルビア・ファリナセア」と出ました。栽培種の種が飛んで根差したのかな？

9/19 11:26

かなり急こう配の聖坂を登り切ると、見晴トンネルでくぐってきた山下の丘の上に。道沿いには瀟洒な住宅が並びます。

9/19 11:29

山手ロイストン教会というらしい。蔦の絡まる〜ではないですが、緑に囲まれた厳かな雰囲気です。

9/19 11:29

そして、厳格な中にも融和な表情を浮かべる警備員さんが門前を固める駐横浜大韓民国総領事館の前を通過します。

9/19 11:30

港の見える丘公園の石標とレトロな門扉が出てきました。どうやら神奈川近代文学館の裏手口のようですね。

9/19 11:30

市街地の公園とは思えないような巨木が迎えてくれました〜

9/19 11:32

静かな小径を歩くと、木立の隙間から新山下の町並みと横浜の港が見えました。

9/19 11:33

神奈川近代文学館の周囲をグルリと歩き、素敵な雰囲気のUntei Cafe （芸亭茶房）の脇を抜けると、霧笛橋が見えてきました。

9/19 11:35

霧笛橋を渡ると霧笛橋前広場。ここからは横浜ベイブリッジがよく見えます。ここからベイブリッジを眺めるときは、なぜがいつも曇天のような気がします。

9/19 11:35

日本初のワルツ「港」の作曲碑。碑に刻まれた楽譜を読んで、ウサさんがその場で歌ってくれました〜さすが。聞いたことありますね、この歌。

9/19 11:37

大佛次郎記念館のティールーム「霧笛」の前に立つ青色リボンのブロンズ猫ちゃんに再会できました〜

9/19 11:38

港の見える丘公園の沈床花壇を抜けていきます。7月に歩いたときよりも、一段と緑濃くなっていますね。

9/19 11:40

花壇には多種多様な草花が咲きまくっています〜どれが何という花なのか・・・うう〜ん、センニチソウ、ヒャクニチソウ、ハナウリクサかな〜さっきのサルビア・ファリナセアもありますね。

9/19 11:40

沈床花壇中央では、噴水が気持ちよさそうに迸っています。

9/19 11:43

港の見える丘公園の展望台の入口には、横浜を舞台にしたスタジオジブリのアニメ映画「コクリコ坂から」の記念スポット。前から知ってはいましたが、ベイブリッジを背景に、ようやく写真に収められました。

9/19 11:44

展望台からは横浜港が一望です。写真2枚でパノラマ風に。ベイブリッジの右手には本牧ふ頭のキリンさん（ガントリークレーン）、左手には、おお〜ガンダム（RX-78F00）だーーー！

9/19 11:47

ズーームイン！コロナ禍の影響でオープンが延期となっている「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」。全長約18mの実物大「動くガンダム」いつ公開になるのかな〜（楽しみ）♪

9/19 11:48

さて、高架の木道を歩いて、フランス山に向かいます。

9/19 11:49

こちらは7月にも合掌した「愛の母子像」。米軍機墜落事故で亡くなった母子の慰霊碑です。

9/19 11:53

その先にはフランス山の象徴。旧フランス領事館公邸跡に立つ風車です。晩夏の少し湿った風に、ゆっくりと羽根車が回っています。

9/19 11:58

よく整備された木段で、森の中をフランス橋に向かって下っていきます。

9/19 12:00

広場に出ると、なにかしらの遺構がありましたが、説明版を見てもよく分かりません。なんか、大海賊時代の「ポーネグリフ」みたいですね〜

9/19 12:01

横浜ボーリング発祥の地の記念碑もありました。あくまで「横浜での」発祥地らしく、解説にも「長崎に次ぐ」と明記されています。

9/19 12:02

フランス橋が上に架かる広場には「フランス領事館時代」という解説がありました。さきほどのフランス山に建っていたフランス領事館公邸は、関東大震災で倒壊したそうです。

9/19 12:02

かつて、ここからは港ヨコハマの歴史薫るアンティークなBAND HOTELが見えたのですが、今は大型量販店。時世の流れとはいえ、寂しいですね。

9/19 12:03

フランス山から延びるフランス橋。ここを歩くと人形の館や山下公園へ行くことができます。左上にはマリンタワーも顔を出しています。

9/19 12:04

ウサクマはフランス橋は渡らずに川沿いに山下橋へ向かいます。なぜなら・・・

9/19 12:05

ここの大型量販店の店頭にある大きな水槽の主、ウツボ君にご挨拶するためです〜こちらの綺麗なヒョウ柄はニセゴイシウツボ君。実は2匹います。

9/19 12:07

そして、さらに大きなラスボスのドクウツボさんです。最大で全長3 m、体重30 kgにもなる、食物連鎖の頂点です。

9/19 14:29

量販店内でのんびりランチをいただいて、そろそろディーラーさんへ戻らなければ。フランス橋をくぐって、ふたたび港の見える丘公園へ。

9/19 14:30

さっきとは別のルートでフランス山に登り返します。

9/19 14:32

この階段の散策路も、市街地らしからぬ良い雰囲気の森歩きを楽しめますね〜惜しむらくは短いのですが。

9/19 14:33

ほら、3分ほどで旧フランス領事館公邸遺構の風車に辿り着いてしまいました。少し青空も出てきて、風が気持ちいいいです。

9/19 14:36

こちらも遺構の一つで、明治29年のフランス領事館公邸建設時に掘られた井戸の遺構です。当時はまだ山手に水道が敷設されていませんでした。

9/19 14:41

展望広場に戻って、ガーデンネックレス横浜というイベントのマスコット、ガーデンベア君にご挨拶。春イベントはコロナ禍で中止になったけど、秋イベントでは会いに行きますよ〜♪

9/19 14:41

谷戸坂と山手本通りの交差点にある港の見える丘公園正面入口近くには、こんな立派でオシャレな公衆トイレがあります。

9/19 14:42

今回も横浜市イギリス館に立ち寄ってみます。ウサクマはこのあたりを「イギリス山」と呼んでいます。

9/19 14:42

赤レンガの遺構を利用したと思われる英国風のローズガーデンを抜けていくと〜

9/19 14:43

横浜市イギリス館。昭和12（1937）年に英国総領事公邸として、現在地に建てられた鉄筋コンクリート2階建てで、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けられていたそうです。

9/19 14:43

横浜市イギリス館の標識。とりあえずウサトレ的には、これをイギリス山の山頂碑とすることにします。

9/19 14:44

現在のイギリス館は横浜市が管理し、歴史建造物としての管理や展示のほか、集会所やコンサートホールとしての市民への貸し出しも。今日はコロナ拡大予防のための利用者申告書を記入して、館内を見学させていただきました（館内は撮影禁止です）。

9/19 15:02

イギリス館の裏手に廻ります。このあたりがこの丘陵地としては一番標高が高そうですね。この背の高い棕櫚の木がシンボルツリーのようで、イラストなどにも必ず描かれています。

9/19 15:02

噴水広場に出ました。この噴水の周りは、観光バス「赤い靴号」の転回場にもなっています。この美しい意匠の噴水、どこかで見た噴水だな〜と思ったら、横浜水道みちウサトレ（昨年3月）で訪れた横浜水道記念館にあった水道創設記念噴水塔のレプリカだそうです。

9/19 15:04

庭園内には階段状の水流も。この左右にあるつづら折れの階段道を下り、右手に歩くと

9/19 15:09

山手111番館のカフェ側が見えました。山手111番館は1926年（大正15年）に横浜で両替商を営んでいたラフィンの居宅として現在地に建築された建物で、1999年（平成11年）の公園再整備に伴って一般公開されたスパニッシュ風の瀟洒な洋館です。

9/19 15:10

カフェと反対側の展示入口に廻り、ここでも利用者申告書を記入して、靴を脱ぎます。靴袋は可愛い「のげやまどうぶつえん」のイラストで、お持ち帰りくださいとのこと。ラッキー♪

9/19 15:33

山手111番館（（館内は撮影禁止です）では自然写真を中心としたグループ展が開催されていて、山に登るウサクマと主催者さんでかなり盛り上がりました。退館のあとは庭園内を散策。

9/19 15:34

神奈川近代文学館と港の見える丘公園をつなぐ霧笛橋が見えてきました。

9/19 15:35

霧笛橋の下をくぐると新山下の町並みと本牧ふ頭方面の展望が広がります。車を預けているディーラーさんも、写真中央に見えていますね。すみませ〜ん、すぐに戻ります〜m(__)m

9/19 15:37

階段の下に、今回のウサトレで初めて歩いた聖坂への遊歩道の入口が見えています。これで循環しました〜

9/19 15:42

ディーラーさんの店頭すぐ前にある貯木場前バス停に帰還しました。自然と歴史の両方を楽しめた、良質の横浜さんぽでした♪

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

hadzuki

7月の梅雨明け前に横浜さんぽで歩いた神奈川県横浜市の港の見える丘公園。2か月たって晩夏の様子を見てきました〜ホントは、愛車の点検で近くのディーラーに来たついでなんですけどね。

いつもこのディーラーさんや、その近くの量販店に買い物に来るたびに気になっていた、山手丘陵の断崖を登る急階段。その先がどうなっているのかが見たくて、7月の横浜さんぽが「買い物ついで」に勃発したわけですが、今回は、その階段の登り口に、別の遊歩道らしき入口を見つけてしまいました。なので今回の横浜さんぽでは、こちらのウサトレ的新道の偵察から「点検ついで」の横浜さんぽを開始します〜

新しくみつけた道は、山手丘陵の崖下に沿うように設置されていました。地元の児童公園とかの延長線にあるような遊歩道ですが、道の周囲は市街地とは思えないような深い緑で覆われていました。

この新道を抜けると山手丘陵の下をブチ抜く見晴トンネル。横浜市民のウサクマ的には、あらま、ここに出るんだ〜って感じです。地図を見ると、ここから港の見える丘公園に登るには、トンネルを抜けた先で「聖坂」という坂道を上るのが近道のようですね。で、聖坂を登り始めると、すぐに公園らしき入口。おや、もうここから港も見える丘公園に入れるのかな？と進んでみると、そんなに甘くはないようで、しっかり施錠されていました。でも、この小さな公園でたくさんのドングリを見ることができたので、小さい秋見つけた〜と満足なウサクマでした。

聖坂を登り切ると、まもなく神奈川近代文学館の赤レンガが見えてきて、今度こそ港の見える丘公園の入口です。文学館と公園をつなぐ霧笛橋を渡っていくと、公園から見える横浜ベイブリッジは、今回もやっぱりどんより雲の下。どうもウサクマが、ここからベイブリッジの見るときは、曇天になるようです。

でも、雲の観察が大好きなウサクマは、曇天だってカッコいいと思ってしまう輩。眼前に広がる横浜港のパノラマをつぶさに堪能していると、ちょっと見慣れないものが左手の方に見えた気が・・・ああ！ガンダムだ！　コロナ禍で公開が延期されたままになっている動く実物大ガンダムプロジェクト「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の全長18mのガンダム（RX-78F00）を、図らずも垣間見ることができました〜

前回と同様に、旧フランス領事館公邸遺構（フランス山）の風車を見上げ、前回はヤマユリが満開だったな〜などと思い出しながら園内を散策した後は、やっぱりおなかが空いた〜ということで、旧BAND HOTEL跡地にできた大型量販店さんへ。ランチとは別に、ここの海水魚水槽に居るウツボ君のゴキゲン伺いも大きな目的。ニセゴイシウツボ君もドクウツボ君も元気いっぱいで一安心でした。

前回はコロナ禍で閉館していた横浜市イギリス館が、今回は見学可能とのこと。ここと山手111番館を合わせて、今回は館内の見学もさせていただきました。どちらも歴史的建造物として保存しながらも、一部を集会所やコンサートホール、ギャラリーなどとして横浜市民に開放しているところに、とても親近感を持ちました。

そんなこんなで、けっこうのんびりと楽しんでしまった今回の横浜さんぽ。車を預けたディーラーさんからは随分前に「点検終わりました〜」の電話連絡が入っています。すみませーーーん、急いで戻ります〜〜