大朝日岳（古寺鉱泉~古寺山~小朝日岳~大朝日岳~巻道~古寺山~古寺鉱泉）

2020年09月05日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 16.0km
• 登り: 1,562m
• 下り: 1,561m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:23
• 休憩: 2:40
• 合計: 13:03

5:57 古寺鉱泉下駐車場
6:00 古寺鉱泉
7:15 7:35 倒木（標高1075m付近）
7:45 7:57 一服清水
8:05 ハナヌキ峰分岐
8:50 9:00 三沢清水
9:35 9:40 古寺山
10:38 10:43 小朝日岳
11:00 熊坂コル上 巻道分岐
12:05 12:13 銀玉水
12:42 12:46 大朝日岳山頂避難小屋
13:01 13:12 大朝日岳
13:22 大朝日岳山頂避難小屋
13:55 14:05 銀玉水
14:57 熊坂コル上 巻道分岐
15:30 15:40 古寺山
16:30 16:40 三沢清水
17:10 17:20 ハナヌキ峰分岐
17:25 17:45 一服清水
18:10 18:35 合体の樹
18:55 古寺鉱泉
19:00 古寺鉱泉下駐車場

・小朝日岳の巻道あたりから弱い雨が降り始め降ったりやんだりした。ハナヌキ峰分岐を過ぎ一服清水あたりからは本格的に降り出した。
・このため、一服清水のベンチや合体の樹の元で腰かけて雨宿りしながら下山した。特に合体の樹の元では、幾重にも重なる葉が強く打ちつける雨粒を遮ぎってくれ、ほとんど雨に濡れずに休息をとることができた。トトロの雨宿りを思い起こし、雨音を楽しみながら夕立雲の通り過ぎるのを待った。
・日没（18時22分）までには下山したいと予定していたが、ここまで下りてくれば道に迷うことはないと考え、むしろ雨に濡れた登山道に足を滑らさないように注意して下山した。

天候

【9月5日（土）】古寺鉱泉＞古寺山＞小朝日岳＞大朝日岳＞巻道＞古寺山＞古寺鉱泉

〇晴れときどき曇りのち雨

　早朝、標高550mにある古寺キャンプ場で起床。天気は曇り。テントが夜露に濡れる。風弱く、気温はやや低く感じられた。
　キャンプ場から古寺鉱泉まで自転車で移動。古寺鉱泉から徒歩でジグザクに登り尾根に取りつく。さらに尾根伝いにハナヌキ峰分岐、古寺山、小朝日岳へと高度を上げてゆく。陽射しが差し込むものの、木立の中を進むので汗ばむが暑さはさほど気にならなかった。
　小朝日岳を下ってから大朝日岳へと伝わる尾根筋では徐々に高木が少なくなり、陽射しを直接受けるようになる。しかし、この日は曇りがちで時折霧もかかり、暑さはある程度しのげた。
　大朝日岳からの帰り道、小朝日岳の巻道で小雨がぱらついてきた。古寺山からの下りでは断続的に降ったり止んだりする雨粒を高木の茂りが遮ってくれる。ハナヌキ峰分岐を過ぎてしばらく進むと雨脚が強くなる。合体の木のもとでしばし雨宿りした。小一時間、雨が強く降りつけたが、合体の木の下は木陰に隠れてほとんど濡れることなく雨をしのぐことができた。
　雨が弱まったころを見計らって下り、古寺鉱泉に着く頃には辺りは暗くなっていた。

（参考）気象庁【山形県大井沢】
　　9月4日（金）12時 気温摂氏27.6度 北北西の風　風速1.0m/s　　
　　9月4日（金）15時 気温摂氏28.4度 北北西の風　風速1.2m/s
　　9月4日（金）18時 気温摂氏25.5度 北西の風　　風速0.3m/s　
　　9月4日（金）21時 気温摂氏23.3度 南南西の風　風速1.0m/s
　　9月4日（金）24時 気温摂氏21.0度 南の風　　　風速0.5m/s
　　9月5日（土）03時 気温摂氏20.8度 南南東の風　風速0.9m/s
　　9月5日（土）06時 気温摂氏20.1度 南南東の風　風速0.7m/s
　　9月5日（土）09時 気温摂氏26.7度 東の風　　　風速2.2m/s
　　9月5日（土）12時 気温摂氏29.0度 南東の風　　風速1.8m/s　
　　9月5日（土）15時 気温摂氏29.4度 北北西の風　風速1.1m/s
　　9月5日（土）18時 気温摂氏24.6度 西南西の風　風速0.8m/s　
　　9月5日（土）21時 気温摂氏23.3度 南東の風　　風速0.4m/s
　　9月5日（土）24時 気温摂氏22.6度 南東の風　　風速0.8m/s
　　9月6日（日）03時 気温摂氏21.4度 東北東の風　風速0.6m/s
　　9月6日（日）06時 気温摂氏20.8度 東の風　　　風速0.7m/s
　　9月6日（日）09時 気温摂氏23.2度 北東の風　　風速1.0m/s
　　9月6日（日）12時 気温摂氏27.0度 南の風　　　風速2.2m/s　

（参考）山形県山形市（9月5日（土））
　　日の出時刻　05:01　　日の入時刻　18:22

アクセス

利用交通機関：

電車 自転車

【9月4日（金）】青春18きっぷを活用して
04:28　大井町駅　　　発【電車で】
05:10　上野駅　　　　発（17分）
06:58　宇都宮駅　　　発（7分）
07:54　黒磯駅　　　　発（5分）
08:22　新白河駅　　　発（4分）
09:25　郡山駅　　　　発（22分）
10:39　福島駅　　　　発（28分）
12:11　仙台駅　　　　発（16分）
13:33　北山形駅　　　発（3分）
13:55　寒河江駅　　　着
14:15　寒河江駅　　　発　L00.0km　H097m
15:35　道の駅にしかわ着　L18.3km　H240m
15:50　道の駅にしかわ発
16:52　月山口　　　通過　L29.0km　H417m
17:20　大井沢　　　　着　L36.7km　H450m　
18:40　大井沢　　　　発　
19:40　地蔵峠　　　通貨　L44.7km　H650m
19:50　キャンプ場　　着　L46.7km　H550m

【9月5日（土）】
05:20　キャンプ場　　発　L00.0km　H550m
05:50　古寺鉱泉　　　着　L03.3km　H650m
（登山）
19:20　キャンプ場　　着　
19:35　キャンプ場　　着　　

【9月6日（日）】
07:00　キャンプ場　　発　
07:40　大井沢温泉　通過　　
08:06　月山口　　　通過　
08:35　道の駅にしかわ着　
10:25　道の駅にしかわ着　
11:29　寒河江駅　　　着　
11:54　寒河江駅　　　発　
12:56　山形駅　　　　発（34分）
15:02　仙台駅　　　　発（46分）
16:28　福島駅　　　　発（5分）
18:14　新白河駅　　　発（5分）
18:57　黒磯駅　　　　発（19分）
19:59　宇都宮駅　　　発（9分）
22:06　品川駅　　　　発（5分）
22:36　大井町駅　　　着

コース状況／危険箇所等

【全行程の休憩ポイントなど】
●キャンプ場休憩舎の水道は飲用不適。大井沢温泉ゆったり館利用者はここで水を補給させてもらうと便利。登山道では、一服清水、三沢清水、銀玉水の3か所に湧き水を補給することができる。
●古寺キャンプ場（ペーパー不明）、古寺案内センター駐車場（仮設トイレ、ペーパーなし）、大朝日岳避難小屋（ペーパーなし）にトイレがある。
●古寺案内センター駐車場、標高　m倒木、一服清水、小朝日岳、銀玉水、大朝日避難小屋、山頂に腰を下ろせる場所があり、休憩ポイントになる。

【危険ポイントなど】
特に危険個所はない。
《登山口~古寺山》
《古寺山~小朝日岳》
《小朝日岳〜大朝日岳》

その他周辺情報

【道の駅にしかわ　水沢温泉館】
料　　金：大人300円、子供100円
営業時間：＜4月〜11月＞6:00〜21:00
　　　　　＜12月〜3月＞8:00〜20:00
　　　　　ただし現在は短縮営業中で、HPで確認を
定休日：＜4月〜11月＞第二火曜日
　　　　＜12月〜3月＞第二火曜日
住 所：〒990-0742 山形県西村山郡西川町大字水沢2304
電 話：Tel: [phone]
ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ:http://www.gassan.co.jp/mizusawa/

【大井沢温泉　ゆったり館】
料　　金：大人300円、子供100円
営業時間：＜4月〜11月＞7:00〜21:00
　　　　　＜12月〜3月＞10:00〜19:00
　　　　　ただし現在は短縮営業中で、HPで確認を
定休日：＜4月〜11月＞第二木曜日
　　　　＜12月〜3月＞毎週木曜日
住 所：〒990-0721 山形県西村山郡西川町大字大井沢1177
電 話：Tel: [phone]
ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ:http://www.gassan.co.jp/oisawa/

写真

9/4 4:29

始発列車に乗込むため、早朝自転車で自宅から京浜東北線大井町駅へ向かう。写真は始発列車が入線する早朝の大井町駅ホーム。

9/4 14:15

電車を乗り継ぎ寒河江駅へ。自転車を組み立てて、寒河江駅（標高97m）から古寺キャンプ場に向かう。

9/4 16:39

道の駅にしかわ（標高240m）で休憩をとり、寒河江ダム（標高420m）を通過。

9/4 16:52

月山口（標高420m）を通過。この交差点を右折すれば月山へ。

9/4 16:55

月山口を直進し、ダム湖に架かる大暮橋を渡って左折し大井沢に入る。

9/4 17:20

古寺キャンプ場へ向かう途中、大井沢温泉ゆったり館（標高450m）に立ち寄り汗を流す。キャンプ場の水場は飲用不可のようなので、ゆったり館で飲み水を補給させてもらう。

9/5 5:21

ゆったり館で汗を流し、地蔵峠（標高650m）を越えて古寺キャンプ場（標高550m）に至る。朝5時過ぎに起床。

9/5 5:55

古寺キャンプ場（標高550m）から古寺案内センター（標高650m）に自転車で移動。このセンターにある駐車場は拡張工事中であった。

9/5 5:49

古寺案内センターに自転車をデポさせてもらう。

9/5 5:56

古寺案内センター横に登山口がある。

9/5 5:59

登山口から渓谷沿いを数分歩くと古寺鉱泉へ至る

9/5 6:00

古寺鉱泉は閉館。建物の横を抜けて渓谷に沿ってしばらく進み、山腹に取りついてジグザグに登山道を登っていく。

9/5 6:34

尾根に出ると緩やかな登山道を進む。しばらく歩くと合体の樹に至る。帰りにこの合体の樹にお世話になる。

9/5 7:18

標高1075m付近にある倒木。腰を下ろして一休みするのに丁度よい。

9/5 7:38

樹林帯の中の緩やかな登山口を進む。陽射しはあるが樹林にさえぎられて暑さはそれほど感じない。

9/5 7:46

標高1130m付近。一服清水。奥に腰掛ける木製椅子がある。

9/5 7:56

冷たい湧水。手ぬぐいを濡らして首筋を拭くと気持ち良い。

9/5 8:02

樹林帯が開けて夏空がのぞく。

9/5 8:05

花抜（ハナヌキ）分岐（標高1140m）を通過。

9/5 8:18

分岐から少し下って、やや急な登山道を登っていく。樹林帯が陽射しを遮ってくれる。

9/5 8:52

三沢清水（標高1280m）に到着。

9/5 8:52

三沢清水でも冷たい湧き水が滾々と（こんこんと）流れる。

9/5 9:21

三沢清水を過ぎて登っていくと、少し霧が出てきた。

9/5 9:38

古寺山（標高1501m）に到着。

9/5 10:20

小朝日岳の巻道への分岐。この標識の少し先を直進すると小朝日岳、右折すると巻道。

9/5 10:32

小朝日岳へ登る途中、山頂方面を望む。

9/5 10:35

振り返って、登ってきた登山道を見下ろす。

9/5 10:38

小朝日岳山頂に着くころには、霧が晴れて青空がのぞんできた。

9/5 10:39

小朝日岳山頂（標高1647m）に到着。

9/5 10:47

小朝日岳から大朝日岳へ続く登山道を見下ろす。

9/5 10:48

小朝日岳を下っていく途中、振り返って山頂方面を見上げる。

9/5 11:02

巻道からの合流点（標高1500m）まで下ってきた。

9/5 11:06

小朝日岳から下りきったところの鞍部を熊坂（標高1470m）と呼ぶらしい。鞍部から小朝日岳の山肌を望む。

9/5 11:06

熊坂の鞍部から南東方面の山並みを望む。

9/5 11:15

鞍部から登り返す途中、振り返って小朝日岳を見上げる。

9/5 11:16

登る途中、ロープが掛かる区間もある。

9/5 11:43

鞍部から登りきり尾根筋の道を進む。残念ながら大朝日岳方面は霧の中。

9/5 11:46

尾根を進んでいくと、大朝日岳方面の霧が少し晴れてきた。

9/5 11:47

登山道の道端には花が咲く。

9/5 11:47

花をズーム

9/5 11:50

振り返って、登ってきた尾根筋の道を望む。

9/5 12:12

銀玉水（標高1480m）に到着。

9/5 12:06

登山道から左に少し入ったところに湧き水が流れる。

9/5 12:12

この岩に腰を下ろして冷たい水でのどを潤す。

9/5 12:13

銀玉水から続く石畳の登山道。

9/5 12:13

登る途中、銀玉水辺りを見下ろす。

9/5 12:32

高度を上げていくと、霧の中に大朝日岳が見えてきた。

9/5 12:37

「霊山朝日嶽神社奥宮」の石塔を通過

9/5 12:42

霧の中に大朝日避難小屋が見えてきた。

9/5 12:44

避難小屋内部1階の様子。

9/5 12:46

避難小屋の北側を回り込んで大朝日岳山頂へ向かう。途中、中岳、西朝日岳への分岐がある。

9/5 12:56

最後の登りを進む途中、大朝日岳山頂方面を望む。

9/5 13:02

大朝日岳山頂に到着。

9/5 13:03

山頂の標識。

9/5 13:12

残念ながら、山頂の周りは霧の中。周辺を見渡すことはできない。

9/5 13:21

山頂から大朝日避難小屋まで下ってきた。

9/5 13:22

大朝日避難小屋を通過。

9/5 13:22

大朝日避難小屋から山頂方面を望む。

9/5 13:23

大朝日避難小屋から山頂方面を望む。

9/5 13:24

大朝日避難小屋から西岳方面を望む。

9/5 13:24

大朝日避難小屋からこれから辿る小朝日岳方面を望む。

9/5 13:24

大朝日避難小屋に別れを告げて帰路につく。

9/5 13:27

下っていく途中、振り返って大朝日岳方面を望む。

9/5 13:28

下っていく途中、左手に西岳方面を望む。

9/5 13:30

「霊山朝日嶽神社奥宮」の石塔まで戻ってきた。

9/5 13:30

下っていく途中、西岳方面を望む。

9/5 13:38

振り返って、大朝日岳を望む。

9/5 13:39

小朝日岳方面を望む。

9/5 13:42

小朝日岳へ続く登山道を見下ろす。

9/5 13:54

銀玉水まで戻ってくる

9/5 14:16

振り返って、大朝日岳方面を望む。

9/5 14:18

これから向かう小朝日岳方面が曇ってきた。

9/5 14:30

尾根筋の一部区間には岩が露出している区間があるので雨天時などは要注意。

9/5 14:30

岩が露出している区間の片側は急傾斜になっている。

9/5 14:32

振り返ると大朝日岳方面も霧に包まれる。

9/5 14:39

熊坂のコルから小朝日岳を見上げる。

9/5 14:57

小朝日岳の巻道へ入る。

9/5 15:30

小朝日岳からの下り道に合流する。

9/5 15:32

岩が露出して、足元に注意したい区間がある。

9/5 17:37

一服清水まで戻ってきた。

9/5 17:50

標高1075m付近にある倒木を通過。

9/5 19:10

古寺案内センター（標高650m）へ戻ってきた。

9/6 6:58

朝の古寺キャンプ場。テントを撤収して帰路に。

9/6 6:58

古寺キャンプ場の四阿。朝急に水が出なくなった。キャンプ場での水補給は要注意。飲用でなければ川でも水は汲める。

9/6 7:00

古寺キャンプ場のトイレ。

9/6 7:18

古寺キャンプ場から約100m標高を上げ、地蔵峠を通過。

9/6 7:19

今日の天候は晴れそうだ。

9/6 7:23

大井沢へ下っていく。道路わきにはススキが目立つようになってきている。

9/6 7:29

大江町への分岐。大江町への道は通行止めになっている。

9/6 7:40

大井沢温泉ゆったり館を通過。

9/6 7:52

月山口に下る途中、月山方面を望む。空は夏空だ。

9/6 8:03

大井沢を国道112号まで下ってきた。この交差点を右折して寒河江方面に進む。

9/6 8:06

国道112号の月山口を通過。

9/6 10:25

道の駅西川で水沢温泉館に浸かり汗を流す。道の駅で遅い朝食となるかき揚げそばをいただく。

9/6 11:01

寒河江駅に向かう途中、振り返って月山方面を望む。

9/6 11:29

寒河江駅に到着。

9/6 11:52

寒河江駅から電車に乗り込み、帰路に就く。

撮影機器：

Canon PowerShot S90 Canon

装備

個人装備

登山靴：Sirio P.F.630 26.0cm Giant Glide

備考

・虫よけスプレーが途中で切れてしまった。そのため、ハッカ油を結構使用してしまった。

感想

hakodate

・雄大な朝日連峰の山並み
　本や雑誌で朝日連峰の魅力を紹介する記事には触れていたが、銀玉水から山頂へ向かう尾根から見渡す山並みはすばらしかった。特に大朝日避難小屋から中岳に通じる登山道を眺めながら、次回はぜひ朝日連峰を縦走してみたいという気持ちに駆られた。
・コロナ禍からのリハビリ
　コロナ自粛で7kg体重が増えてしまった。古寺鉱泉から大朝日岳への道のりはアップダウンがあり、思っていたより時間を要した。
・合体の樹のもと、雨音を楽しむ
　天気予報通り夕方から雨に見舞われた。山中で葉に落ちる雨音を聞くのも一興。特に合体の樹の元では雨に打たれずに、暗闇の中、腰を下ろして雨音を楽しむことができた。