大日岳(飯豊連峰)手前で撤退&雪渓を滑落


- GPS
- 09:04
- 距離
- 30.5km
- 登り
- 2,227m
- 下り
- 2,223m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今週の土日は雨の天気予報だったため、あきらめていたが、日月にスライドしたため、また飯豊にでも行こうかと思っていたが、大日岳のレポがあったので、初めての大日岳へ。
登山道までの林道8kmを進み、その後のトレイルはなかなかの急勾配で自分好み。
天気は雨だったがそれほど強くなく気にはならなかった。
2箇所の雪渓。1箇所目の早川のつきあげも、高度感あり、軽アイゼンでは不安定も何とかよじ登ってクリア。2箇所目は頂上直下。こちらは軽アイゼンではどうにもならず。直下の急な藪こぎもと考えたが、難儀そうだったので、後ろ髪引かれながら、直下で撤退。
帰りは、緊張を強いられる早川のつきあげ。往路では選択ルートを間違えたので、果復路は慎重に慎重に。ピッケルの変わりになるかと、80cmほどの木の棒で3点で進もうとするも、それがあだになり、踏みこんだ足元が崩れ、滑落。
岩にぶつかるも、勢いとまらず。一瞬気を失いかけ、取り戻すも、止まらない状況に、死がよぎった。偶然だったか、意識してか忘れたが、もう一箇所の雪渓の隙間に挟まり、ストップ。35mぐらい。標高差25m。
意識はあったが、一番は体のこと。足が痛むが何とか動きそうと確認し、少し安堵。
しかし、今現実に起きたことを整理するため、心を落ちつかせ、深呼吸。
そして、ザックやウエアなどを確認。ジャケットやランパンはボロボロ。
キャップとペットボトルはなくなる。ザックの携帯や腕時計もどうやら無事。
そうやって、少しずつ状況を確認し落ち着いていった。
右足はどうやら骨は大丈夫。強い打撲っぽいが、ひざは上がらない。右手を右臀部に沿え補助しながら、下り13kmぐらい。幸い下りは足を上げずに進めるので、痛みありつつも、早く下山しなければ、の気持が強く、すごい集中していたきがする。
林道まで降りてきて、やっと自力下山の見通しが付き、安堵。リンドウは、蕗を取りながら。
残雪でも、急な勾配は軽アイゼンでは無理。山をなめすぎた。
今後は、雪渓の時期は行かないか途中撤退。
まあ、今回の件があるから、絶対に雪渓に対して恐怖心は払拭できないだろうな、一生。
1日たって、バファリンと貼るロキソニンで何とか歩ける状態。
しばらくは登山もランもできないな・・・。
コメント
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ホント、ご無事で何よりです!
今回は山の神様に助けてもらった、もしくは、お灸を据えられたと考えましょう。
恐らく次は只では済まないかも!
きっと、このレコをアップするか否かを迷われたと思いますが、カレーライス師匠でも滑落するんだという教訓として、閲覧者も肝に銘ずるはずですから、記録をアップされた勇気に感謝します。
とにかくご無事で何より!
早いとこ痛みがとれて山を走れるようになることをお祈りします。
自戒を込めて、、、今後は安全に楽しみましょう (´▽`)ノ
コメントありがとうございます。
今回は本当に、本当にラッキーでした。
打ちどころが悪ければ、死もしくは動けず衰弱死なんかも想像しました。
体が復活する頃には雪渓はなくなってしまっているかもですが、アイゼンやピッケルを使った登り方の習得をし、同じところでリベンジしないとなと思っています。
しばらくは大人しく座学で山の勉強をし直します。
curryrice2さん、初めまして。
今回の山行、大変でしたね…
おそらく事前に私のレコをご覧になられたのだろうと思います。
「早川の突き上げ」「牛が首から先の急斜面」の危険箇所を、もっと詳しく説明しておけばよかった…、そしてもっと強く注意喚起をしておけばよかった…と反省しております。
とにかく、遭難には至らず、ご無事に下山できたとのことでよかったです。
curryrice2さんのレコをしっかり記憶にとどめ、私自身も十分に注意しながら今後の登山を続けていきたいと思いますm(_ _)m
Forest21さん、はじめまして。
おっしゃる通り、事前にレコ拝見したのは事実です。しかしながら、今回滑落したのは、2万%自分の責任です。
むしろ、このようなコメントをいただくこと自体大変申し訳ないと感じてます。
幸い、火曜朝時点では、打撲のみで済みそうで、医者も不要っぽい状態です。
この療養期間に、もっと勉強し、安全な登山ができるようにしていきます。
(大日岳にはまた行きたいと思います。自分的にとても登りがいのある好きな山で、今回で思い入れは増しました。)
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