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記録ID: 2254144
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

【近江百山】大君ヶ畑から道なき道を行く万野と大展望の茶野へ

2020年03月12日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:24
距離
10.0km
登り
905m
下り
895m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:06
休憩
0:19
合計
4:25
距離 10.0km 登り 905m 下り 909m
6:58
57
白山神社
7:55
7:57
27
鉄塔
8:24
8:31
15
8:46
33
9:19
37
9:56
13
10:09
10:18
21
10:39
36
P729
11:15
11:16
7
11:23
白山神社
天候 くもりのち晴れ☀️
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 鞍掛峠は未だ冬季通行止めなので、岐阜から彦根経由(国道21号線、国道8号線そして国道306号線)で多賀町大君ヶ畑地区へ。
 登山口にこれといった駐車場はなく、大君ヶ畑地区の白山神社横に停めさせていただきました。
 トイレは佐目地区の高室山の登山口にあるのをお借りしました。最近、トイレを使う人のマナーが悪いようで、苦情の張り紙がしてありました。清掃される方の気持ちを考えて利用しましょう。
コース状況/
危険箇所等
 大君ヶ畑から万野までは道なき道を進みます。GPS、コンパス、地図は必携です。余計なことかもしれませんが、必携だけではなく、きちんと使えることが必須です。
 万野からミノガ峠までもそれらの道具があった方がいいでしょう。
 白山神社にクルマを停めさせていただきました。
2020年03月12日 06:58撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 6:58
 白山神社にクルマを停めさせていただきました。
 万野へはこの橋をで犬上川を渡ります。
2020年03月12日 07:02撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 7:02
 万野へはこの橋をで犬上川を渡ります。
 出だしは谷筋の道です。
 この後行きすぎたことに気づき、適当に歩きやすいところをひたすら登りました。
 粘土質の土で、とにかくよく滑ります。手足をフルに使って四輪駆動で木や岩に掴まりながらやっとこさ登りました。
2020年03月12日 07:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 7:11
 出だしは谷筋の道です。
 この後行きすぎたことに気づき、適当に歩きやすいところをひたすら登りました。
 粘土質の土で、とにかくよく滑ります。手足をフルに使って四輪駆動で木や岩に掴まりながらやっとこさ登りました。
 標高550メートル付近を過ぎるとやや勾配が緩くなり気持ち歩きやすくなります。
 といっても傾斜がきつく、滑りやすい土壌に変わりはありません。
2020年03月12日 07:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 7:46
 標高550メートル付近を過ぎるとやや勾配が緩くなり気持ち歩きやすくなります。
 といっても傾斜がきつく、滑りやすい土壌に変わりはありません。
 急で滑る登りも鉄塔まで。鉄塔まで来れば万野までの高低差はほとんどありません。
2020年03月12日 07:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 7:55
 急で滑る登りも鉄塔まで。鉄塔まで来れば万野までの高低差はほとんどありません。
 目指す万野は正面の鉄塔のちょっと上。少し登って、トラバース気味に歩きます。
2020年03月12日 07:56撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 7:56
 目指す万野は正面の鉄塔のちょっと上。少し登って、トラバース気味に歩きます。
 やや雲はあるものの、霊仙山が微笑んでくれました。
2020年03月12日 07:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 7:57
 やや雲はあるものの、霊仙山が微笑んでくれました。
 鉄塔からしばらくは気持ちのいい道でした。
 葉っぱのない広葉樹の森はとても明るく開放的です。
2020年03月12日 08:03撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 8:03
 鉄塔からしばらくは気持ちのいい道でした。
 葉っぱのない広葉樹の森はとても明るく開放的です。
 万野の山頂。
 山頂周辺はスギの人工林で、薄暗い雰囲気です。
2020年03月12日 08:23撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 8:23
 万野の山頂。
 山頂周辺はスギの人工林で、薄暗い雰囲気です。
 山頂の周りはほとんどが樹林帯ですが、かろうじて木々の間から霊仙山が見えました。
2020年03月12日 08:29撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 8:29
 山頂の周りはほとんどが樹林帯ですが、かろうじて木々の間から霊仙山が見えました。
 今にも文字が消えてしまいそうなプレート。
 これはこれで、マイナーな山の雰囲気を醸し出してくれてます。なまじピカピカのプレートだと、マイナー感がないですね。
2020年03月12日 08:31撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 8:31
 今にも文字が消えてしまいそうなプレート。
 これはこれで、マイナーな山の雰囲気を醸し出してくれてます。なまじピカピカのプレートだと、マイナー感がないですね。
 万野から15分ほどで大見晴。
 鈴ヶ岳や茶野がかろうじて見える程度です。大見晴じゃなく小見晴じゃん。
2020年03月12日 08:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 8:46
 万野から15分ほどで大見晴。
 鈴ヶ岳や茶野がかろうじて見える程度です。大見晴じゃなく小見晴じゃん。
 万野と違って、大見晴のプレートはきれいでちゃんと読めます。
2020年03月12日 08:47撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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 万野と違って、大見晴のプレートはきれいでちゃんと読めます。
 大見晴は明るく広々とした空間なので、石灰岩に座りながら一休み。
 この後、急にガスが湧いてきた。
2020年03月12日 08:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 8:48
 大見晴は明るく広々とした空間なので、石灰岩に座りながら一休み。
 この後、急にガスが湧いてきた。
 ミノガ峠に到着。万野から45分でした。
 一服しようと思ったけれど小雨が降ってきたので、休むことなく桜峠へ進みます。
2020年03月12日 09:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 9:18
 ミノガ峠に到着。万野から45分でした。
 一服しようと思ったけれど小雨が降ってきたので、休むことなく桜峠へ進みます。
 ミノガ峠から桜峠まではピンクテープや「鈴鹿十座」のテープが豊富で、今日唯一安心して歩ける区間です。
2020年03月12日 09:32撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 9:32
 ミノガ峠から桜峠まではピンクテープや「鈴鹿十座」のテープが豊富で、今日唯一安心して歩ける区間です。
 マスコットキャラクターの「すずかちゃん」
 何とも言えないデザインだな・・・。
2020年03月12日 09:33撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
3/12 9:33
 マスコットキャラクターの「すずかちゃん」
 何とも言えないデザインだな・・・。
 一部ザレたところや、崩壊地の上にはロープが設置されています。ミノガ峠から桜峠までの区間には、こうした配慮があります。
2020年03月12日 09:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 9:51
 一部ザレたところや、崩壊地の上にはロープが設置されています。ミノガ峠から桜峠までの区間には、こうした配慮があります。
 桜峠に到着。視界に三国岳と焼尾山が飛び込んできました!
頑張って歩いてきたご褒美ですね。
 ぐにゃぐにゃした道は国道306号線。全線開通はいつかな?
2020年03月12日 09:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 9:54
 桜峠に到着。視界に三国岳と焼尾山が飛び込んできました!
頑張って歩いてきたご褒美ですね。
 ぐにゃぐにゃした道は国道306号線。全線開通はいつかな?
 本日の目的地の茶野は目と鼻の先です。
 茶野付近は開放的で本当に気持ちのいいところです。
 その代わり、ガスが出ると方向が分からなくなり、最悪の場所になりそうです。
2020年03月12日 10:06撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 10:06
 本日の目的地の茶野は目と鼻の先です。
 茶野付近は開放的で本当に気持ちのいいところです。
 その代わり、ガスが出ると方向が分からなくなり、最悪の場所になりそうです。
 霊仙山とご対面!
2020年03月12日 10:06撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 10:06
 霊仙山とご対面!
 三国岳と焼尾山。
2020年03月12日 10:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 10:07
 三国岳と焼尾山。
 茶野の山頂です。大君ヶ畑から万野経由で3時間ちょっとで来ることができました。
 こんなに見晴らしのいいところだとは思っていなかったので、テンションは上がりまくり。
2020年03月12日 10:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 10:09
 茶野の山頂です。大君ヶ畑から万野経由で3時間ちょっとで来ることができました。
 こんなに見晴らしのいいところだとは思っていなかったので、テンションは上がりまくり。
 雪化粧の鈴ヶ岳と鈴北岳。茶野との高低差は200メートルちょっと。地味な山だと思っていましたが、意外や意外、存在感のある山ですね。
2020年03月12日 10:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 10:09
 雪化粧の鈴ヶ岳と鈴北岳。茶野との高低差は200メートルちょっと。地味な山だと思っていましたが、意外や意外、存在感のある山ですね。
 万野や大見晴方面ですが、特徴のない山容なのでわかりにくい・・・。
2020年03月12日 10:13撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 10:13
 万野や大見晴方面ですが、特徴のない山容なのでわかりにくい・・・。
 こちらは鍋尻山や高室山ですね。どちらの山もフクジュソウ目当てのハイカーでに賑わっていることでしょう。
2020年03月12日 10:16撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 10:16
 こちらは鍋尻山や高室山ですね。どちらの山もフクジュソウ目当てのハイカーでに賑わっていることでしょう。
 霊仙山と鍋尻山。
2020年03月12日 10:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 10:19
 霊仙山と鍋尻山。
 P729までは気持ちのいい明るい道です。
2020年03月12日 10:35撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 10:35
 P729までは気持ちのいい明るい道です。
 P729の鉄塔から。万野と大見晴です。
2020年03月12日 10:39撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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3/12 10:39
 P729の鉄塔から。万野と大見晴です。
 霊仙山ともこれでお別れ。
 これから大君ヶ畑地区へ向かって急降下です。
2020年03月12日 10:40撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 10:40
 霊仙山ともこれでお別れ。
 これから大君ヶ畑地区へ向かって急降下です。
 何度も滑りながらも、無事に国道306号線に下山することができました。
2020年03月12日 11:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 11:15
 何度も滑りながらも、無事に国道306号線に下山することができました。
 大君ヶ畑からの万野は本当に壁の上ですね・・・。
2020年03月12日 11:16撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3/12 11:16
 大君ヶ畑からの万野は本当に壁の上ですね・・・。
撮影機器:

感想

 休みがもらえたので念願の万野、茶野を歩いてきました。特に難関は万野です。万野のレポートは、数は少ないうえに、皆さんのトレースは千差万別。多くの人が道に迷ったとコメントされています。おかげで登る前から不安感MAXでしたが、ダメなら引き返せばいいと割り切って出撃です。

〇大君ヶ畑〜万野
 出だし5分は作業道歩き。作業道の終点からピンクテープを確認しながら谷筋を進みますが、GPSを見ると行きすぎです。要するにピンクテープを当てにしてはいけないということ。この後、鉄塔に向かって適当に登りますが、とにかく滑るのなんの。1歩進んで2歩下がるといった感じ。木の幹や枝、岩など掴めるモノは何でも掴みながら、手足をフルに使って4駆状態で登りました。冷静に考えると皆さんのトレースがバラバラなのは、道迷いというより歩けるところ、歩きやすいところを歩いた結果なんじゃないだろうか・・・。
 鉄塔まで来ればあとは楽勝です。山頂周辺はなだらかな人工林ですが、適度にテープがあります(当てにしても大丈夫です)。

〇万野〜大見晴〜ミノガ峠
 万野から大見晴までは途中からテープがなくなりますが、基本的に高いところへ向かって歩けば大丈夫です。
 この間で一番やっかいなのは、大見晴からミノガ峠までの尾根道の確認です。誤って隣に支尾根に入ってしまいました。その選択さえ誤らなければ、あとは尾根道を歩くだけ。

〇ミノガ峠〜桜峠
 今回、唯一?の一般向けのルートです。道は明瞭だし、こまめにピンクテープや「鈴鹿十座」のテープがあって安心して歩けます。歩くピッチも上がります。ザレたところにはロープも設置してあります。

〇桜峠〜茶野〜大君ヶ畑
 桜峠から茶野まではカレンフェルトの気持ちのいい道です。開放的な分だけ、荒天時、ガスガスの時は道が分かりにくくなるので要注意です。
 そして今回もう一つの難関は、大君ヶ畑への下り坂。万野への道と違って、ピンクテープは適度にあるし、勾配も多少緩いですが、こちらもよく滑ります。標高600メートルを過ぎたあたりからは、土質が安定してきて歩きやすくなります。

〇最後に
 大君ヶ畑から万野へ行かれる方は、登り坂にしないと大変な目に遭うと思います。下りだと滑るので、1歩で10歩くらい進める気がします。

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