草枕の旅[夏目漱石が歩いた道]


- GPS
- 05:06
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 286m
- 下り
- 499m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:06
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 湯:草枕温泉てんすい 農産物直売:郷〇市 |
写真
感想
[山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。]
冒頭の有名な文章で始まる夏目漱石[草枕]
モデルになった漱石が歩いた道[草枕の旅体験ウォーク]を歩くイベントに参加してみました。
総勢約80名 2台のバスでスタート地点の峠の茶屋公園へ移動します。
予想に反して肌寒い金峰山北麓の道を茶屋跡の井戸や馬子の源さんと出会った場所と出会いながら石畳みの路を目指します。
[家を出て師走の雨に合羽哉] -漱石
漱石が歩いたのは雨の日だった石畳みの路。
竹林の中の苔に覆われた切り石に杉の枯葉が積もって 110年前にタイムスリップしそうです。
更に石積の壁が心地よい路をスタッフの方と話しながら野出の茶屋跡へ。
[天草の後ろに寒き入日かな] -漱石
遠く有明海を眺め 皆さんと集合写真を撮り
ミカン畑の曲がりくねった道を のんびりと歩き 前田家墓所や八久保小学校跡を通過し 漱石が数日間滞在した前田家別邸へ辿り着きました。
[かんてらや 師走の宿に寝つかれず] -漱石
熊本の名士前田案山子が来客のために建てた別邸を巡り
漱石が過ごした奥の座敷や 小説の中で描かれる那美の幻想的な入浴シーンを生み出すモルタル造りの浴槽を見学します。
そろそろ草臥れ始めた足を気にしながら最後の目的地鏡ヶ池へ。
ミレーのオフィーリアをモチーフにしたと言われる鏡ヶ池。
小説の中で 画工と那美の刺激的な会話がなされる池をゆっくりと廻り草枕交流館へ戻ってきました。
振舞われた温かいレモネードで胃の中を温め
草枕温泉で冷え切った体を温め 草枕の旅を終えました。
漱石の体験に少しだけ触れたように感じたロングトレイル
スタッフの皆さん 大変お世話になりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する