青川峡から治田峠へ上がり、遠足尾根から大鉢山へ下る
三重県
滋賀県
onetotani
その他6人 
体力度について
- GPS
- 10:13
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,188m
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- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 10:00
| 天候 | 晴れ 【気温】 駐車場：23℃ 治田峠：18℃ 遠足尾根TOP:18℃ 駐車場：21℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
青川峡キャンピングパークへ。入口ゲートを左折した無料駐車場を利用。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【青川から治田峠へ】 �仝綯�橋を過ぎ、林道が左へ逸れる辺りで青川へ降ります。 1時間ほど河原を歩くと大きな二股となり左股が銚子谷、本流は僅かに 右へ向きます。 ここで本流右岸寄りの茂みをくぐり小尾根を上がり、日ノ岡稲荷を経て 再び谷へ降りると、支流の桧谷に変わり土砂に埋もれた河原ではなく 荒れた伏流の谷になります。 ��谷筋を遡り、左岸の大岩を目印にして右岸へ移ると、治田峠を示す 道標を見て山腹へ上がります。この辺りから従来の登山道になるのか 時々道標が現れ、やがて左に谷筋を意識する斜面を登りますが しばらく使われていないため踏み跡も薄くルートが判然としません。 慎重にテープを探して山腹から尾根に乗るとしっかりと残る道形が 治田峠まで導いてくれます。 道標『コ』が立つ脇に中尾地蔵があります。 【遠足尾根から大鉢山へ】 �‘酖譴鳳笋咾詒�根下の道が尾根を乗り越し、大きく右へ下るように ロープで仕切られた地点で遠足尾根を離れ、大鉢山へ向かいます。 初めは茂みの切り開き？を選んで進みます。 �▲襦璽箸麓‖茲防毀昔討砲覆辰討�ます。踏み跡の無い深い茂みが 見通しを遮り、尾根地形の判別はむつかしいと思います。 頼りのテープを見逃さず慎重に下ります。やがて尾根筋を実感する頃 最低鞍部となり、残るは大鉢山までは約20mほどの登りです。 �４笋�密集するピークは木が少なく東〜南側の展望に恵まれています。 【大鉢山から林道へ】 �．圈璽�から岩場をすり抜け北西向きに降下すると、尾根のラインが 見えてきます。 登りもなかなか苦しいだろうなと感じる下りが続き、やがて尾根筋が 北向きに変わり露岩から岩尾根に変わると、ルートは直進を避けて 左(西側)の山腹へ逃げる様に変わり、小さな尾根を目指すように 急斜面を一気に下ります。 �∪沈邏�を示す道標に従って右折し、小尾根を尾根下から乗り越すと 樹間に林道を捉え、僅かな踏み跡に従って山腹を下ります。 |
| その他周辺情報 | 《ヒルの被害》 日の岡稲荷から中尾地蔵の間はヒルに警戒してください。 この日は気温が低めでしたが、落ち葉に埋もれた山道でメンバー二人が 被害にあいました。 《誤解しやすい看板》 大鉢山登山口に北勢町観光協会製の写真入り看板がありますが、 これを見てハイキング気分で安易に踏み込む方が出てこないか 心配になりました。 |
写真
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装備
| 備考 | 日ノ岡稲荷の由来 「徳川幕府統治時代、金銀銅鉱の産出で隆盛を極めた治田鉱山において 此の地に鉱山事務所を置き当時1,000人程の下財と呼ばれた鉱夫たちが 食べ物を司る神・宇迦之御魂神を祭神とし信仰をした。」 |
|---|
感想
onetotani
やっと天気に恵まれた週末になりそうだ。
久しぶりにSさんやAACのメンバーとの山行に参加し、
青川峡から県境稜線に上がって、大鉢山へ下る計画だ。
初めて目にする青川キャンピングパークは立派な設備だった。
駐車スペースを備えたテントサイトに溢れるテントを横目に
林道・新町線に入る。
2008年の鈴鹿一帯を襲った豪雨によって土砂に埋め尽くされ、
長く通行止めだった治田峠に通じるルートは一度は歩いてみたかった。
林道から青川に降りると大きく蛇行しながら広がる河原の中を
申し訳なさそうに水が流れる眺めは茶屋川を広くしたような感じだった。
土砂の上に転がる不安定な岩を踏みながら約1時間ほど進むと
土砂が高く盛り上がった地点に出た。やっと銚子谷の出合だ。
左から合流する大きな銚子谷が大量の土砂を押し出したのだろうか。
出合の右岸辺りに素掘りのトンネルが有るそうだが見つける事は
できなかった。
盛り上がりを少し下がった右股・本流寄りに下がるテープから
樹林をくぐり丘のような尾根へ出ると赤い鳥居が目に入った。
日ノ岡稲荷だ。謂れを読んだり、足元の銀杏を拾い集めたりしての
小休止をとり、丘を下り再び本流に出て上流へ向かう。
荒れた谷筋で目印となる大岩で右岸山腹へ上がると初めて道標が
現れたが次第に踏み跡は怪しくなる。時々道標が現れるので正規の
登山道だったのだろうが、久しく歩かれていないせいだろう。
微かな踏み跡やテープを探しながら山腹から何とか尾根に乗ると、
意外にしっかりした道形が残っていた。中尾地蔵を過ぎるとますます
幅広いしっかりした道になってきた。牛を連れても充分歩けそうだ。
時々現れる紛らわしい踏み跡は見送ってしっかりした道を辿り、
やがて樹林を透かして明るさが感じられるようになると治田峠に出た。
幸い北側の空も晴れ間が広がり藤原岳も御池岳もスッキリと
眺められるようになってきた。風は少し強くなってきたが久しぶりに
歩く県境稜線はやっぱりいい気分だ。
銚子岳を往復後分岐で食事を摂り、時間を見ると少し遅れ気味だ。
どうやら静ヶ岳も竜ヶ岳もパスになりそうだが、皆それなりに
楽しみ方を分っているメンバーばかりなので先を急ごう。
上空の雲は多めで御嶽や乗鞍などの遠望が叶わないのは残念だが
今年の夏山や、他山域の情報など思い思いに会話を楽しみながら
遠足尾根のTOPを越え大鉢山の分岐で小休止をとり、ロープをくぐり
北東へ延びる尾根に踏み込む。
展望の無い茂みの切り開きと短いピッチで捲かれたテープ。
わかりやすいルートに思えたが次第に不明瞭なルートに変わってきた。
踏み跡もなくテープが示すルートを外すと途端に茂みに隠れて
方向感覚を失いそうだ。尾根形状の薄れた斜面の茂みをぬうように下る
場面が多いので慎重に先のテープを追い、やっと尾根形状を認識できる
下りになるとそこが最低鞍部だった。
岩場のピーク：大鉢山からの下山ルートは尾根を直進するものも
有るようだがザレ場で危険との情報から西ルートを下る事にする。
岩尾根の突端から尾根筋を離れ、急な山腹を一気に下りルートに
戸惑いながら小さな尾根を乗越すと林道が見えてきた。
【青川峡から治田峠に至るルートには歴史を感じさせる場所が
随所に有った。豪雨により寸断された登山道、峠を越えて往来した
往時を偲ばせる立派な道。そして遠足尾根から大鉢山に至る茂みに
囲まれた紛らわしいルート。かつての道とバリエーションルートを
組み合わせて歩く興味深い山行だった。】
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こんばんは。
青川峡をからめた良いルートですね。
青川峡は、通行止めが続いていたので、歩いたことがありません。
10年以上前の豪雨が原因とは、相当な大雨だったのでしょう。
鈴鹿の三重県側は、どこも急峻で雨量も多いので、災害には厳しい地域のように感じています。
都市部直近の立地にもかかわらず、鈴鹿山脈は険しく迫力のある山地ですね
変化に富んだ山歩きが楽しめます。
険しいだけでなく、優しい森も多く、セキオノコバの静かな雰囲気は、かなり気に入っています。
いよいよ鈴鹿の季節も到来ですね
totokさん 今晩は。
天気に恵まれない週末続きで悶々とした日を送っていましたが、
久しぶりに鈴鹿の空気を吸った事もあり、いろいろな事を感じながら
新鮮な気持ちで歩く事ができました。
開放的でありながら今だに土砂災害の残る青川、久しぶりに歩いた快適な
県境稜線、大好きな景色を横目に歩く遠足尾根。
やっぱり鈴鹿は良いですね。
久しぶりに歩いたおかげで少し筋肉痛ですが・・・。
追伸：
totokさんも落ち着かれたようですね。
久しぶりにご夫妻で山を楽しまれたご様子を拝見しました。
11年前の豪雨の破壊力は、すさまじかったのですね。
雰囲気良さそうな道が、ほぼ、廃道となってる箇所など
残念なところです。
県境稜線の、この辺りの雰囲気は
開放的な眺め、しっとりした池など
いい雰囲気ですね。
komakiさん 今晩は。
鈴鹿一帯を襲った豪雨災害の復旧が最後まで残ったのがこのコースで、
林道のゲートや治田峠には今でも通行を禁止する看板が残っています。
復旧を待てずに山に入られた方も多かったと思います。
そんな青川を辿って乗った尾根には立派な道が残り、往時は治田峠を越えて
茨川〜新町の往来が盛んだった事が偲ばれました。
そんな道や山仕事の作業道として残った道を登山道として歩く。
それが鈴鹿の魅力でもあると思っています。
こんにちはonetotaniさん
青川峡からのロングコースは歩き応えがあって、充実したハイクが楽しめそうですね。ここ２年くらい鈴鹿歩きは滋賀県側からばかりなので、いづれ試してみたいです。
セキオノコバの先の二重山稜にある２つの池は雰囲気が良いですよね、名前が無いのが不思議なくらい大きいです。onetotaniさんが名付け親になってみてはどうでしょうか？
teppanさん 今晩は。
今回のコースは以前から気になっていたんです。
（そんな所が多くて困りますけど・・・）
岩ゴロの河原歩きに思ったより時間がかかり、結果（想定通り？）静ヶ岳も
竜ヶ岳もパスしましたが、欲張っていたら日没を迎えていたと思います。
マイナーとメジャーを組み合わせたコースは変化に富んで、難易度も感じる
楽しい山行でした。
そんなコースのなかで目印なる岩や景色を記憶するために、
自分なりに名前を付けておくと、より印象に強く残りますね。
縦走路で見える親子の池もその一つです。
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