記録ID: 1984616
全員に公開
ハイキング
オセアニア
キングス・キャニオン (オーストラリア中央部)身がすくむ大峡谷
2019年08月07日(水) [日帰り]

- GPS
- --:--
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 238m
- 下り
- 225m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:25
11:35
70分
駐車場
12:45
0:00
135分
展望台
15:00
駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●エアーズ・ロックの観光拠点ユララからは約320Km、レンタカー利用でおよそ4時間。ラセター・ハイウェイ(Lasseter HWY / 州道4)を東へ向かう。 ●キャンプ場やホテルのあるカーテンスプリングス (Curtain Springs) やマウント・コナー (Mount Connor) 展望台を経てしばらく、分岐 (Red Centre Way) を北へ、ルリジャ・ロード (Luritja RD / 州道3)に入る。ラセター・ハイウェイに比べ舗装も悪く、路肩に注意。ラクダなど野生動物が横切るので、スピードには注意(ものすごく足が遅く、急ブレーキを踏んでスリップしそうになる。舗装も悪いので、パンクや小石でフロントガラスを破損する等の事態になる。レンタカーには十分な保険をかけておいたほうがいいです)。 ●約160キロ程走るとキングス・キャニオンウォークへの道が右に分かれ、4Kmほど走ると駐車場。スペースは十分にある。 ●最寄りの宿泊可能地であるキングス・キャニオンリゾートは、ルリジャ・ロードをさらに北へ5Km程走ったところにあり、レストラン、売店、ガソリンスタンドがある。ガソリンはユララより若干高め。 【参考: アリス・スプリングスからは約450Km】 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●キングス・キャニオンがあるのはワタルカ (Watarrka) 国立公園。アボリジニのルリジャ族が呼んだアンブレラ・ブッシュの名前が由来。以前はそのまま「キングスキャニオン国立公園」と呼ばれていました。 ●予想気温が36°を超える場合は午前9時にウォーキングトラックゲートが閉鎖されます。水場はありません。 ●いきなりの急登以外はアップダウンはそれほどありません。ヘリ着陸地やAEDまでコース上にあります(公園マップに記載あり)。 ●断崖絶壁からは2m以上離れる事、とガイドマップに記載あります。安全柵などは設置されていません。 ●30年前、「エデンの園」で泳ぎました。現在は遊泳禁止です。 ●ウルル(エアーズ・ロック)周辺と比較して訪問者が少ないうえ、より人里離れています。ゲート付近には駐車場と、水飲み用設備(口を潤す程度)とトイレしかありません。 ●飲み水は十分な量を準備ください。コースには日陰はほとんどありません。ゲート側の水は硬水で決して美味しくはありません。 ●ウルル周辺よりも心なしかハエが多い気がします。モスキートネットはキングス・キャニオンリゾートの売店では売り切れていました。日本から持参する事をお勧めします。 ●登山靴までの装備は不要、ただし赤い砂漠の砂地を歩くため、間違いなく汚れます。靴下も赤くなり洗濯で色落ちしない事もあります。 ●2004年のTV「世界の中心で愛を叫ぶ」のラストシーンロケ地。 |
その他周辺情報 | ●キングス・キャニオンリゾートは付近唯一の宿泊地。 ●リムウォークからは、キングス・キャニオンのあるジョージ・ジル山脈 (George Gil の稜線を1泊2日かけてキャスリーン・スプリングス (Cathleen Springs) へ歩く全長22Kmの ジャイルズ・トラック (Giles Track) が分岐する。 |
写真
マウント・コナーは30年前に一度登っています。山頂部は残念ながらブッシュが茂り展望はありませんでした。広大なカーテン・スプリングスの牧場内にあり、現在はヘリツアーで着陸する以外は近寄れないようです。標高859m、ウルル(エアーズロック)より高く、見間違える人も。
15分ほど平坦なコースを歩くとあらわれるゲート。渓谷の断崖上を周回するリム・ウォークと、渓谷の底を往復するキングス・クリーク・ウォークの分岐、ゲートがあります。リム・ウォークは左手に見える急坂にある石段を登ります。その数500段!
左手奥に見えてきたのは、西オーストラリア州にあるバングル・バングルと同じような風化した砂岩のドーム。”失われた街" ロスト・シティ (Lost City) として知られている風景。
連なる風化した砂岩のドーム (Sandstone Domes)。何万年もの風化で出来た奇妙な自然の造形が延々と連なる。1泊2日かけてキャスリーン・スプリングス (Cathleen Springs) に向かうジャイルズ・トラック (Giles Track) はこの写真のさらに右奥へ向かう尾根を辿る。
そう、スピニフェックス。「世界で一番 ”硬い草”」ともいわれます。アウトバックのブッシュを歩くとき、難儀するのがスピニフェックス帯。まぁ、日本のハイマツ帯みたいなもの? チクチクして痛い事このうえない。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
カメラ
|
---|
感想
ウルル(エアーズロック)は確かにオーストラリアのアウトバックを象徴する名所。
▶ ブログ「エアーズロック山頂 もうすぐいけなくなる地球のヘソの上から」
https://kenny3.jp/archives/191
ですが、キングスキャニオンは訪れてよし、眺めてよし、そして歩いてよし、登山好きにはこちらの方が魅力的ではないでしょうか。
荒涼とした不毛の台地に現れる摩訶不思議な光景は、風化した砂岩が作る魔法空間。迷路のような「ロスト・シティ」を抜けて現れる断崖は足もすくむスケール。
面白い。実に面白いトレイルが、オーストラリアのど真ん中、「レッド・センター」には集まっています。
キングス・キャニオンはその中でもよく知られ、ツーリストにも楽しめるショートトレックがいくつかありますが、この大スケールの眺望を存分に楽しめるリム・ウォークを是非歩いてみてください。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1182人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する