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Yamareco

記録ID: 1894856
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

知床岬 相泊から念仏岩ピストン 敗退

2018年08月17日(金) 〜 2018年08月20日(月)
 - 拍手
taanabe その他3人
GPS
80:00
距離
15.7km
登り
152m
下り
151m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
波が強いと命取り
ボルダリング初心者。
ボルダリング初心者。
観音岩の高巻き。落ちたらヒョエー。
観音岩の高巻き。落ちたらヒョエー。
トッカリ瀬(だと思われる)
トッカリ瀬(だと思われる)
どこかのヘツリ
どこかのヘツリ
どこかの岩塔

装備

共同装備
沢の装備に捨てザイル

感想

8/17
とてもとても強い冬型が前日まで決まっていたが、天気は回復に向かっていたので入山(海?)を決定。しかし雨は止まず、初っ端のクズレハマ川は増水していて渡りづらい。今日入山してもいいことはないと思い、そこで1日目は敗退。車に戻る。

8/18
天気はかなり回復した。しかしまだ波は高い状態だ。相泊橋の先の漁師の方に「まだまだ波は引いてないから気をつけろよ」と忠告をいただいた。カモイウンベ川には橋があるが、クズレハマ川には橋がない。しかし川の水量は前日から減っていたためなんてことなく渡渉成功。そこから観音岩までは石浜を飛び石。観音岩は高巻き。15メートルのfixロープ付きの高巻きで少し緊張するが全員突破成功。北側はなんてこともなかった。ウナキベツ川は橋が壊れている模様。しかし渡渉は楽々。その後トッカリ瀬へ。ここは最初湾のようなところをヘツリ、その後飛び石をして突破する。しかしメンバーが波に足を取られて滑った。足がついたため大事には至らなかったがひやっとする場面であった。化石浜では熊の子供に遭遇。こちらの存在をアピールすると森の方へ走っていった。壊れた番屋もあった。たけのこ岩はなんてこともないと聞いていたがこの日は波が強いためかへツルところまで波がかかり危険な状態。私ともう一人で偵察に行くが落ちたら死ぬ系でビビって引き返す。その日は手前の岩浜で沈。近くに新しい熊フンがあった。

8/19
波はだいぶおさまった。たけのこ岩のところも簡単に突破成功。その後ボルダーサイズの岩がゴロゴロしていた。ボルダリングをかじった者はとても楽しく軽快に通過できた。モイレウシ川の手前に一つ高巻きがある。ここはfixロープがあるが観音岩より少しシビアであった。モイレウシには釣り人がズラーっと並んでいた。そこを素通りし、剣岩、メガネ岩へ。ここは干潮時に行ったためなんてこともない。波も弱いので大体の時は通過可能と思われる。そのままペキン川へ。ここにも釣り人と熊さんがいた。ペキンノ鼻は草付きの高巻き踏み跡あり。熊さんは我々が近くとのそのそと去っていった。近藤が淵へ。ここはオーバーハング。ボルダリングを初めて3ヶ月の私が調子に乗ってヘツリで通過しようとするがドボン。擦りむいた。ここは普通に足がついたので海水の中をドボドボと通過。満潮だと泳がないと行けないかも。ここから滝の下までは核心はない。しかしひたすら石浜で飛び石続きで足の裏がほぐされて柔らかく健康的になった。滝川の水はびっくりするほど美味しかった。滝の下はかなり下界感が強い。とても整備されている。女滝男滝を眺めながら念仏岩へ。私は個人的にここの風景が好きだった。しかし泳いで突破しようとするが波が強いため思うように進まない。この日はここで行動をやめ、明日に備えることとする。この日の夜、ラジオの不調で天気図が取れず、翌日の天気がわからなかった。また前々日に波にさらわれて、行方不明の人がいるという心境で私はこの先を進めていく自信がなかった。なので不本意ではあるが翌日引き返すことを決定。合言葉は「生きて帰ること」。

8/20
この日も晴れた。(夕方から崩れたが)波の様子はあまり変わっていない。飯を食ってさっさと準備をする。帰りは行きでどんな様子か見ていたため、また波も落ち着いてきていたためすんなり通過。波がないとこんなにすんなり帰れるのかと感心した。15時ころ、相泊着。無事帰ってこれたことに感謝した。その後熊の湯へ行き、飯をくう。生きていることをまじまじと体感した。

今回は波の恐ろしさを身を持って体感できたよい経験となった。来年こそは必ず岬に立とうと心に誓った。to be continued.

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沢登り 道東・知床 [6日]
コタキ川〜知床岳〜知床沼〜モイレウシ川〜知床岬〜相泊
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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