愛知/静岡県道1号大嵐駅〜中部天竜駅と秘境駅小和田・夏焼集落

2019年04月20日(土) [日帰り]

• GPS: 04:58
• 距離: 33.4km
• 登り: 1,700m
• 下り: 1,843m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:52
• 休憩: 0:06
• 合計: 4:58

距離 33.4km 登り 1,700m 下り 1,843m

14:01 大嵐駅（JR飯田線）
14:41 大嵐駅（JR飯田線）
14:55 豊根村富山
17:26 新豊根発電所
18:21 18:27 佐久間ダム
18:59 中部天竜駅（JR飯田線）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

窓口が混んでいて電車に間に合わなくなるので青空フリーパス（2570円）買えず
豊橋〜小和田：1660円
小和田〜大嵐：140円
中部天竜〜豊橋：1140円

コース状況／危険箇所等

県道の山側はほとんど防護ネットをかけてある崖、小さい岩でしたが初めてネットの中を落ちてくるのを見ました。始めはザーッと雨が降ってきた音かと勘違いした。ちょっと怖かったです。

写真

4/20 13:19

まずは秘境駅探訪
豊橋駅(10:42)から約2時間半かけて小和田駅(13:19)に到着

4/20 13:20

電車以外に来られる手段がないので秘境駅だが電車で来てしまえば秘境感はそれほど感じない
目の前の佐久間湖からは砂の浚渫船のエンジン音が響いてくる

4/20 13:22

雅子様のご成婚で一時話題になった時の名残でしょうか

4/20 13:23

駅から下ると2軒の廃屋、ここに住んでいた人がこの駅を使っていたのでしょうか

4/20 13:23

昔のレジが、お店だった？

4/20 13:26

不通になった県道にはミゼットの残骸

4/20 13:28

駅舎は風情あるたたずまい

4/20 13:29

三県県境の地でもある

4/20 13:37

実際の県境は湖の上

4/20 13:48

13:42小和田駅発に乗り隣の大嵐駅へ

4/20 13:52

県道1号に行く前に夏焼集落に向かう

4/20 14:07

夏焼隧道、佐久間ダムができるまでは飯田線が走っていたところ

4/20 14:21

集落の上にある神社あたりから

4/20 14:23

佐久間湖とその先に亀の甲山

4/20 14:26

無人と聞いていたが一軒の軒先に洗濯物が干してあった

4/20 14:42

大嵐駅に戻り県道1号に向かう、ここは静岡県浜松市

4/20 14:42

鷹巣橋を進んで1号線へ

4/20 14:43

橋の真ん中は県境、下流方面

4/20 14:44

こちらは上流方面

4/20 14:45

渡った先は愛知県豊根村

4/20 14:47

見えないがこの先に大嵐駅

4/20 14:55

以前は一番小さな村だった富山（とみやま）村

4/20 14:58

県道1号の標識

4/20 15:00

振り返って富山地区

4/20 15:12

今は湖の下に沈んでしまったがこの辺りに役場、郵便局もあったあたり

4/20 15:47

先ほど訪れた夏焼集落、それにしてもすごいところに住んでいたのですね

4/20 17:26

砂の浚渫船から砂を取り出すところとその先に新豊根発電所

4/20 18:21

日が暮れて佐久間ダムに到着

4/20 18:24

さすがに足がすくむ高さ

4/20 18:25

ダムの天端から佐久間湖

4/20 18:26

4/20 18:27

再び静岡県へ、県道は1号のまま

4/20 18:27

戦後復興、ダム建設技術のの礎となった佐久間ダム

4/20 18:28

展望台に登ればもっと全容を見ることが出来たのでしょうが日も暮れたので先を急ぐ

4/20 18:59

中部天竜駅に到着
19時台の電車はなく20:08まで1時間以上待つことに、駅の周りに商店も食堂もない
帰りは待ち合わせが少ないせいか豊橋駅までは1時間46分で到着

撮影機器：

iPhone 6s Apple

感想

nobuyuki0531

登山でよく使う飯田線を改めて感じるランニング
「飯田線ものがたり（新評論）」を買って読んでみると飯田線の建設にアイヌの川村カネトさんが壮絶な苦難の末に開通させたことや昔は賑わっていたであろう秘境駅、そしてその鉄路も佐久間ダムの建設により集落とともに湖を底に沈んでしまったことを知り考えたのが今回のルート。
まずは秘境駅ランキング3位の小和田駅へ。13:19着の電車で降りたのは私だけ。駅には先客女性2名。電車でしか来れないから秘境駅だがそれほど秘境感はないと感じた。
廃道になった西山林道支線で行った人のヤマレコの投稿もあるが私は約40分滞在して隣の大嵐駅へ電車で移動。大嵐駅からは飯田線の廃線の夏焼隧道を抜けて夏焼集落へ。失礼かもしれないがよくもこんな所に住んでいたと思う。しかしここからみる佐久間湖は絶景でした。
大嵐駅に戻り鷹巣橋を渡って県道1号のランニングをスタート。左側を常に佐久間湖の緑の湖面を見ながら走るもカーブばかりで思ったより進んでいない。そして下り基調かと思っていたら案外アップダウンがありペースは上がらない。
途中かつてそこに集落があったことを示す標識。また見つけることは出来なかったが飯田線のトンネル跡。高度成長やダム技術の礎となった佐久間ダムであるが苦難の末に切り拓いた土地や鉄道を飲み込んでしまったダム。そしてダム湖を避け長大なトンネルで迂回路の付け替え線を作ってしまう技術。ある意味日本人のすごさを感じてしまった。