八内岳(登り三角山ルート、下り木無山ルート)
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- GPS
- 08:06
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,160m
- 下り
- 1,164m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:06
天候 | 晴れ時々曇り(終始微風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ全線春雪です。今回はアイゼンだけで行きましたが、標高500m以下は踏み抜きが多く(最大腰まで)、標高500m以上は10cm程度沈みました。シューがあった方が無難です。 八内岳から木無山へ向かう最初の急斜面は、一部表面だけ軟らかいところがあり滑り落ちそうになりました。シューではとても下りられません。アイゼン、ピッケルの準備をお願いします。 |
その他周辺情報 | 岩内温泉まで移動しました。いつものグリーンホテルが日帰り入浴で14:00〜17:00が入れなくなりました(前からだったのかな?)。なので、手前のサンサンの湯に入りました。500円でシャンプー・ボディソープ付き。お湯がめちゃくちゃ熱いですが、とっても気持ちが良かった!なお露天はありません。 |
写真
装備
個人装備 |
アウター(厚)
フリース
長袖インナー
ズボン
靴下
キネシオロジーテープ
グローブ
アウター手袋
予備手袋
雨具(下のみ)
薄手ダウンジャケット
ザック
登山靴(冬)
ゲイター(厚)
アイゼン
スノーシュー
ピッケル
ストック
昼ご飯
行動食(チョコ
塩キャラメル
柿ピー等)
飲料(500mℓペット)
サーモス(900mℓ)
シート
地形図
筆記用具
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
保険証
JRO登録証
携帯
高度計付き腕時計
温度計
サングラスorゴーグル
タオル
ビニール袋数枚
カメラ(SDカード)
替Tシャツ
携帯トイレ
ティッシュ3つ
ウェットティッシュ1つ
ツェルト
細引き
エマージェンシーシート
痛み止め
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感想
【お山紹介】
今回は八内岳。共和町、古平町、仁木町にまたがるお山です。標高は登った順に三角山(標高478.9m)、八内岳(標高943.6m)、木無山(標高725.1m)です。
登山道がないため、冬限定のお山です。レコも何件か上がってますが、冬季だけですね。登っている人も非常に少ないです。
稜線沿いに木々がないため非常に展望がいいお山です。ただ低山にもかかわらず累積標高差が1100m越えと案外とあるので、その辺を考えて登山に挑んでください。
【地質】
三角山が古第三紀漸新世のデイサイト、流紋岩溶岩、火成岩とあります。古い火山ですね。八内岳、木無山は、新第三紀中新世の砂岩(海成)とあります。海の底だったようです。また山体の一部で中生代白亜紀の花崗閃緑岩、トーナル岩、新第三紀中新世のデイサイト、流紋岩溶岩、火成岩が見られるようです。どのみち古い時代の堆積物と思われます。
↓地質図Navi
https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php#13,43.06605,140.60993
【移動】
高速が余市まで延び、小樽の町を抜けなくても良くなったので、とにかく便利になりました。
余市ICまでは高速を利用しています。フルーツ街道に入り、その後国道5号に合流。国富から国道276号に入り、途中で道道269号に右折。しばし進んで三角山と木無山の間の沢に向かう道路に右折です。砂利道に入って100mほど進んだところの除雪されたスペースに駐めました。2台駐められますが、他は農場や企業局の道路のため、駐車は難しいかもしれません。
【山行】
週末の天気予報がとても良く、頭の中は山モード全開。平日残業と土曜日にガンバって日曜日に山へ行く時間を作るという「働き方改革」で今回のお山の時間を作りました(笑)。
シューが入院中のため、また疲れが残っていたので、ツボorアイゼンで行けそうで、且つ近場の山をチョイス。先週の赤井川カルデラで気にもなっていたので、高速で簡単に行けるようになった八内岳に決定です。
山行は6:00スタート。若干寒さを感じる-2℃でしたが、風がなくすぐに暑くなる、との判断で、春の服装にアウターという格好で山行開始です。
最初は農地横の道歩き。砂利が敷かれ、しっかり整備されており、歩くのに全く問題は無い。そのうちイチナイ林道に接続し、そこから雪道となりました。
途中でイチナイ林道を離れ三角山の斜面に取り付くが、雪が少なく大苦戦。踏み抜きばかりでなかなか登れず、ヒーコラいいながら何とか稜線に。シューがないため、この時点でかなり諦めモード。まあ三角山だけ登って帰路についてもいいかな、なんて思ってました。
ズボズボはまりながらゆっくりとしたスピードで登って行き、なんとか三角山登頂。時間も早いしもう少し先まで行って見ようかな、となり先を進む。
踏み抜きは無くなるものの、終始10cm程度沈み込む。ううむ、山頂までいけるかな?まあもう少し行って見よう、ということで更に前進。
視界が開けることが多く、都度八内岳がこんにちは。沈み込みがツラいが、山頂が呼んでいるため、結局諦めから頑張りモードに(笑)。
775ピークの急斜面を登り切ると、目の前に八内岳がどーんっ。標高1000m以下なのにこの風貌、他の山に負けない容姿を持っている。一気に気に入ってしまった。
山頂稜線に出ると雪庇の細尾根をトレース。少し緊張しながら歩を進め、最後の斜面を登って、祝、八内岳登頂!景色はあるものの、頭上には雲が広がりちょっと残念。見える範囲でレリーズモードに。ニセコ連山が見えなかったのが心残りである。
お昼ご飯を食べ(いつものショット撮り忘れ)、後から来たお二人と少し山話に。またどこかでお会いしましょう!
帰路は木無山ルートへ。ここの急斜面がなかなかスリリング。雪が緩いためアイゼンに付着し効きが悪い。しかも表層だけ軟らかいところもあり、何回か滑り落ちかける。あっぶね〜。慎重に下りていく。
稜線に下りたあとは大きく崩れた雪庇地帯を進む。これまた危ないな。可能な限り離れて歩く。
そうこうしているうちに木無山がどんどん近くなり、青空に映えてくる。今日来て正解だったね。すぐに祝、木無山登頂!木無山は景色が抜群!ニセコ連山も見え始め、岩内湾も見える。しばしレリーズモードに。
あとは稜線沿いを淡々と下っていく。途中、小熊の足跡を発見。多分夜中に歩き回ったんだな。それでも笛を吹きまくるビビリのyo-sha(涙)。
その後はどんどん下り、送電線をくぐって無事下山となりました。最後の林道→車道歩きはちょっとツラかった。。。
仕事が忙しく、今週末はかなり諦めていましたが、「働き方改革(と言うのか?)」が進み、今回の山行となりました。いやあ、仕事頑張ったよ〜。誰も褒めてくれないのが悲しいですが。
来週は本当に行けそうもない。行けても近場の低山だね。年度末、仕方ないね。ちょっとした時間に次回のお山を考えよう。さてさて、次回は何処に〜。
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