記録ID: 1752761
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ハイキング
東海
美濃路（垂井-大垣-墨俣）
2019年03月09日(土) [日帰り]
岐阜県
KBZ0126
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 07:41
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 0m
- 下り
- 20m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:42
距離 25.0km
登り 1m
下り 24m
7:49
462分
スタート地点
15:31
ゴール地点
07：45 垂井駅
10：30 奥の細道むすびの地記念館
11：45 大垣宿本陣跡
12：35 大垣城
14：00 揖斐川橋梁
15：15 墨俣一夜城
10：30 奥の細道むすびの地記念館
11：45 大垣宿本陣跡
12：35 大垣城
14：00 揖斐川橋梁
15：15 墨俣一夜城
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り：墨俣バス停 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
綾戸松並木の東は道路が狭く、交通量も多い。また揖斐川堤防も交通量が多く、大型車両もよく通行する。揖斐川の橋を渡る場合は堤防を一旦降りた方が良いと思います。 |
写真
JR垂井駅に到着。青春18きっぷのシーズンだからか車内は割りと混雑していました。けっこう寒い。
中山道（左）と美濃路（右）の分岐点。今回は美濃路を進み、大垣から墨俣を目指します。
垂井追分道標 「是より 右東海道大垣みち」「左木曽海道たにぐみみち」「宝永六年己丑十月 願主奥山氏末平」
綾戸の松並木。1キロくらい続きます。「美濃路」の看板が嬉しい。
綾戸古墳へ寄り道。古墳時代末期の円墳。石碑には武内宿禰公墳とあります。
綾戸古墳は熊坂長範という盗賊が旅人を物色するためにここから様子をうかがっていたと伝え「物見の松」というそうです。
なんとなく下の方は「せきが原 たる井」と書いてあるような…かなり読みずらいです。
左側は「ちかみち」とかいてあるような。わかりにくいけれど南宮大社への道標のようです。
「南宮神社道 昭和五年二月長松青年団」
こちらの道標は読みやすいです。
こちらの道標は読みやすいです。
久徳の一里塚。幹からポッキリ折れてしまっています。前に見た時は青々と茂っていたような記憶があります。
洪水時に住民を守るための陸閘。このあたりでの水害のニュースはよく耳にします。
塩田の常夜灯にはブルーシートが被っていました。途中でお会いした方によると前年（2018年）の台風で折れてしまったとか。
昔はここに赤坂と桑名の中継地として塩田湊があり舟運が盛んで、その灯台として常夜灯があったそうです。
大垣宿の南入口である船町に到着。
「南いせ くわなへ十り さいがうみち」
谷木因が詠んだ道標っぽい俳句だそうです。
「南いせ くわなへ十り さいがうみち」
谷木因が詠んだ道標っぽい俳句だそうです。
船町にある芭蕉翁と木因翁の像。「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」
奥のほそ道の旅を終えて皆との別れを惜しんで、この大垣で詠んだ芭蕉の句。
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3/9 10:29
船町にある芭蕉翁と木因翁の像。
「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」
奥のほそ道の旅を終えて皆との別れを惜しんで、この大垣で詠んだ芭蕉の句。
「蛤のふたみにわかれ行秋ぞ」
奥のほそ道の旅を終えて皆との別れを惜しんで、この大垣で詠んだ芭蕉の句。
無何有荘 大醒樹と鉄心門
奥の細道むすびの地記念館の敷地内にあります。
奥の細道むすびの地記念館の敷地内にあります。
水門川。大垣城のお堀でもあり、水運で桑名まで物資を送った輸送路でもありました。桜の名所でもあります。
金沢カレーの名前を聞いたことはあったけど、この大垣で食べられるとは思わなかった。黒いルーがまろやか。おいしかった。ごちそうさま。
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3/9 11:33
金沢カレーの名前を聞いたことはあったけど、この大垣で食べられるとは思わなかった。黒いルーがまろやか。おいしかった。ごちそうさま。
市街地のバス停には芭蕉の句が載っています。全部（かどうか知らないけど）違ってたので、見るのも楽しい。
大垣宿本陣跡を見学。大垣祭りの山車のことや参勤交代で大名が泊まった上段の間などがあり、詳しく説明をして下さいました。
本町通り。田中屋煎餅総本家。ここから左が大垣宿の大手門跡。ちょっとお城の方へ寄り道します。
大垣城のすぐ横にあるビリヤードエグロ。色んな建物が混在しているのも味わいあり。
大垣城天守。国宝だった天守は昭和20年の空襲で焼け落ちてしまいました。現在の天守は戦後に建てられた復元のものです。
今宿の枡形。この辺はほとんど街道の名残は無い道でしたが、このクランクは旧街道っぽいです。
そこに美濃路の看板がありました。まだ街道歩きが今ほどメジャーになる前に作られたものでしょう。
佐渡常夜灯（嘉永年間）。揖斐川の堤防沿いにあります。昔はここに対岸への渡船場がありました。
本来なら佐渡常夜灯のすぐ上流にある新揖斐川橋を渡ればいいのですが、明治20年に架橋された旧・揖斐川橋梁を渡るため少し遠回り。
現在は橋の塗り替え中。塗装中にお邪魔して申し訳ない。でも貴重な今だけのツートンカラーを楽しめました。
明治43年まではこの橋を東海道本線が通っていたそうです。現在はすぐ隣にある橋梁を列車が通過していきます。
安八町結地区へ入ります。歩いていたら突如現れた水防車庫のすごいアート壁画にビックリ。
西の墨俣へ向う道は輪中堤の上を歩きます。水害から人家を守るために江戸時代に築かれたものの名残です。
またまたオシャレな水防車庫。題材はベネチア？ これは歩き旅の楽しみにもなりますね。
東結の一里塚跡。隣に馬頭観音さんがいます。今日初めて出会ったの馬頭さんかも。
また大垣市に入ります。以前は墨俣町でしたが、平成の大合併で大垣市の飛び地となりました。
墨俣宿脇本陣。つりびな祭りというイベントをやっていて賑わっていました。
墨俣宿本陣跡と常夜灯。ここが墨俣宿の東端で、ここから長良川を渡っていました。
今回の目的地である墨俣一夜城に到着。何回か見ているから内部はスルーします。
撮影機器：
感想
美濃路は東海道と中山道をつなぐ脇往還という江戸時代の官道でした。東海道の熱田の渡しが荒天で船が出ない時に東海道から中山道へ迂回するルートとして利用されたり、朝鮮通信使が往来するルートとしても知られています。
旧街道歩きを知るきっかけになったのが古本屋さんの旅行関係の書棚にあった「美濃路（日下英之著）」と書かれた本を何気なく読んだことでした。その内容に興味を惹かれて思わず購入。せっかくだからこのルートを歩いてみようと思いました。東海道や中山道の名前だけは知っている程度で、その道を歩くという発想は全くなかったために新鮮な体験でした。曲がりくねった道や土地の高低差、お地蔵さんや神社や道標。土の色、花の香り、水の流れ。歩いてみて初めて分かる楽しさでした。
美濃路沿いを歩くのはそれ以来17年ぶりになりましたが、懐かしさや新しい発見をしつつ楽しく歩くことができました。特に水防車庫アートには驚きです。
ただひとつ、揖斐川の堤防は怖かった。やっぱり歩道のない堤防は歩行者は避けた方が無難です。
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namu-san さん
8年前に折畳自転車🚲で友達と2人で美濃路（関ヶ原〜宮の渡し）を走りました。ほとんどアップダウンのない尾張平野を約90�卅�り続けました。途中尾西の歴史民俗資料館に立ち寄り、美濃路の小冊子を旅の記念に購入したのを思い出しました。懐かしい沿道風景をお見せいただきありがとうございました。
折り畳み自転車で関ケ原から宮の渡しまで走られたとは凄いですね！ 平坦な濃尾平野とはいえ木曽三川を全て超え、名古屋まで超えるハードな行程ですね。尾西の歴史民俗資料館は私が３年前に歩いた時は一時閉館していましたが、２０年前（もうそんなになるのか…）の時は立ち寄りました。長良川に船橋を架けてゾウを渡らせた話などが印象に残ってます。
美濃路は私がウォーキングを始めるきっかけになった街道ですので感慨深いです。東海道などと比べると宿場町の観光整備などは少ないですが、街道そのものは緩いカーブが当時のままで一里塚があったり今もその名残を感じられるいい歩きができました。
お越し下さりありがとうございました。munerinrinさんもお気をつけて街道歩き頑張ってください😊
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