岡山市東区 神崎梅園〜おくの細道アルプス西部 梅&桜&野鳥



- GPS
- 05:07
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 369m
- 下り
- 381m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 5:05
歩行距離12.5km、歩行時間4時間、歩行数20,200歩、消費カロリー2,010Kcal
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
神崎山公園の駐車場のほうは、8時過ぎに閉鎖されていましたが、もう少し遅くいけば開放されていたかもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ダンガメ山(点名:無常山)<写真41〜43>の南から登る「荒神谷雨乞道」以外はよく整備された登山道やアスファルト道です。ダンガメ山から見晴台<写真49,50>までの「おくの細道アルプス」は、分岐が多く、道標があってもうっかり予定外のコースに入ってしまうことがあります。東谷峠<写真45>は変形四辻分岐で、納岡山<写真46>方面へは右(北西)に延びている平坦道ではなく、その南に見えているやせ尾根を登ります。 「荒神谷雨乞道」は、基本、高さ40〜70cmのササやシダの間道で、崩れやすくなっています。雨天や雨後は避け、上りで利用した方が安全です。 標高90m辺りでステップのある木の間道から西に逸れてしまいましたが、木の間を適当に歩けました。むしろ、このほうが歩きやすく感じましたが、途中でコースアウトに気づいて東北東に進路変更しました。細踏み跡っぽいものがあり、ギリギリかき分けずにすみました。道に合流すると、そこからはほぼ北上でした。 荒神谷枯滝<写真38>からはササやシダが少なくなりましたが、ますます崩れやすくなりました。標高130〜160mは小石がゴロゴロしていましたが、あまり滑らずにすみました。標高175m辺りからは歩きやすくなり、ほどなく縦走路に出合いました。 その他、分岐やコバノミツバツツジロードなどコース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。なお、「おくの細道アルプス」の地図(2018年3月版)の写真を2018年12月16日の山行記録(以下リンク参照)に載せています。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1678816.html |
その他周辺情報 | 大雄山の北麓の千町(せんちょう)川沿いに「畠山(はたけやま)製菓」(通常営業時間9〜17時)があります。工場併設の直売店で、おいしい多種多様な米菓を販売しています(^^♪…「おくの細道アルプス」の地図をここでもらうことができます。 |
ファイル |
(更新時刻:2019/02/21 00:17)
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写真
この広場前で甘酒などがふるまわれるようです。菜の花は見頃でしたが、白梅はつぼみから6分咲きとかなりバラつきがありました。そのためか、常連のメジロたちがいませんでした。菜の花道を歩きながら動画を撮りました。
コンクリート製の部分は現代のものですが、新田地帯の悪水排水用に設置された貞享4年(1687)・享保20年(1735)製の花崗岩製の水門樋門石がまだ残っています。写真右端の石垣などがそうです。
顔が黒く、目の上に白い眉斑があります。正面から見たことがなかったので、逆三角形につながっているとは思いませんでした。2羽いたので、とりあえず1羽を動画に撮りました。一定の距離を保って並行に歩いているので、つがいだろうと思いきや・・・<写真17>へ
もう1羽は、顔が白いハクセキレイでした。こちらは目の上に黒い過眼線があるので、正面から見ると怖く見えます。動画も撮りました。セグロセキレイ<写真16>とハクセキレイはほぼ同じ場所に住んでいることも多いのですが、同時に見たのは初めてです。なわばり意識が強いのか、セグロセキレイ<写真16>と小競り合いしていました。
紅岸寺は、宇喜多能家ゆかりの真言宗の寺院でしたが、江戸時代に岡山藩主池田光政の寺社整理により廃寺になりました。ここに奉納されていた宇喜多能家と安心禅師(忠家)の画像は、現在は岡山県立博物館に収蔵され、前者は岡山県、後者は岡山市の重要文化財に指定されています。城があったかどうかは公式には確認されていないようです。
71番大師堂内部
邑久郡88ヶ所霊場南巡りでは、5月21日には御接待(おせったい)と呼ばれる行事が行われ、早朝6時頃から各大師堂でお菓子やジュースなどがふるまわれます。お遍路というよりも日本版ハロウィンのようです。
&稲荷神祠
神武天皇と、その長兄である五瀬命(いつせのみこと)をお祀りしています。この海で兵食を備蓄し舟櫂を修補し、東征したものの、五瀬命は河内国で戦死したため、ここに霊宮を造ったといわれています。
「展望台」と書かれた道標のある分岐に白梅が1本あり、ほぼ満開でした。神崎梅園<写真01〜13>にはいなかったメジロが1羽だけで蜜を吸っていました。ちょこまかよく動くので動画に撮るのも一苦労。でも、とてもかわいいです(*^^*)
展望台より西方面展望
藤棚のある所が展望台のようです。西方面には、中央の神崎梅園<写真01〜13>越しに右奥に乙子城跡のある城山が見えました。2016年2月28日に訪問したのを思い出しました。
岡山県の埋蔵文化財地図によれば、古墳を薬師堂にしたものがあるとのことでした。アスファルト道からこれが見えたので、下の道の入口まで戻って草地に下りてみました。古墳の天井石を三角屋根形に削ったのでしょうか(*_*;
天御中主(あめのみなかぬし)をお祀りしている神社は珍しいようです。『古事記』では最初に登場するものの、業績が記されていない謎の神様で、近世に妙見菩薩と習合されるようになりました。神社の裏からまわり、鳥居をくぐって外に出て振り返ってみました。
西方面展望
両サイドにコバノミツバツツジが生えたツツジロードがここまで続きました。周辺もツツジだらけです。西方面には、これから向かう納岡山<写真46>の南尾根や神崎梅園<写真01〜13>、乙子城跡のある城山が見えました。
ここは変形四辻分岐になっており、納岡山<写真46>へは、右(北西)に延びる平坦道ではなく、そのすぐ南に見えているやせ尾根を登ります。この道標が目印です。シジュウカラがよく鳴いていたので動画を撮りました。
北北東方面展望
納岡山頂上は北方面が少し伐採されて景色が見えるようになっていました。北北東には左手前に2017年1月29日に訪問した我城山(がきやま)、中央に同日訪問の甲山(こうやま)、最奥には熊山山系東部が見えました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
【見頃の梅の花とこれから見頃を迎える梅の花】
神崎梅園の梅まつりが2月17日(日)より開催と聞きつけ、この日(18日)は、まだ人がいない午前8時頃に訪問しました。
多種多様な梅がありましたが、概ね、紅梅は傷み始めでギリギリ満開、白梅はつぼみから7分咲き、しだれ梅は3〜8分咲きといったところです。
主だったものは写真や動画でも紹介しています。2月末頃には、白梅がもっとも見頃を迎えそうです。もちろん、梅園以外でもこの地域一帯に梅の花が咲いており、訪問する先々でいくつもの梅の花を観賞することができました。
【春の訪れを告げる花も開花】
春の風物詩の一つである菜の花がいくつかの場所で見られました。あたり一面に広がる鮮やかな黄色は、元気のパワーをくれます。そういえば、菜の花の花言葉の中に、「元気いっぱい」「活発」などがあります。4月上旬には赤磐(あかいわ)市の「ドイツの森」で約200万本もの菜の花畑を観賞できます。
そして、おくの細道アルプスを下りてきた所で桜の花が開花し始めているのに気が付きました。例年だと2月末頃に満開近くなる早咲きの桜で、河津桜よりも淡い色合いです。
同じ日に同じエリアで梅と桜の花を観賞できる貴重なスポットです。こうしたサプライズな体験は季節の変わり目のタイミングならではです。今年は少し早めに訪問したので桜はギリギリでしたが、得した気分でした(^_^)
【花が咲けば、鳥も寄ってくる】
メジロ、ヒヨドリ、シジュウカラなどの野鳥はツバキや梅、桜などの花の蜜が大好物です。この日は珍しく、神崎梅園では野鳥がほとんど見られませんでしたが、写真や動画でも一部紹介していますように、人気のない所に密かに咲いているこれらの花に、何羽か群れていました。
メジロは、木の枝にギュウギュウに詰めて止まり、そこから1羽が飛び立つと、隣り合わせのメジロが外側から押すように詰めていきます。この習性から、混雑している様子や物事が連続して続くことを “目白(メジロ)押し”といいます。この日に動画撮影したメジロは珍しく単独で行動をしていました。
一方、水路近くを歩いていると、セキレイをよく見かけました。ハクセキレイとセグロセキレイ、そしてキセキレイと、セキレイを代表する3種が珍しく近い場所にいました。だいたい、上流にキセキレイ、中流にセグロセキレイ、下流にハクセキレイと棲み分けするようですが、たまに下流でもキセキレイが見られます。なわばり争いをしているのか、ハクセキレイとセグロセキレイは一定の距離を保って並行して歩いていましたが、小競り合いをして飛び去りました。こうした別種同士の絡みもおもしろいのですが、何よりもセキレイ特有のお尻を上下に振りながら歩くシーン(動画撮影)に癒されました。
これらの旬の鳥たちを観察しているだけでも、心が和みます。今回は、山よりも麓の動植物観察が目的の山行になりましたが、たまにはのんびりと歩くのもいいものです(*^^*)
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